dカードでキャッシングするには?使い方やメリット・デメリットも解説
dカードはポイント還元率が高く普段使いに最適なクレジットカードです。普段から持ち歩き、活用している中で「キャッシング」を利用したいシーンもあると思いますが、dカードでキャッシングをしたことがない方は、実際にできるのか、デメリットは何かなどが気になってきますよね。
今回は、dカードでキャッシングをする際の使い方やメリット・デメリットを解説します。dカードでキャッシング利用を検討している方は参考にしてくださいね。
dカードでキャッシングをするには「キャッシング枠」が必要
dカードでキャッシングをするには、当然ながら「キャッシング枠」がなくてはできませんので、最初の申し込み時点でキャッシング枠を設定する必要があります。キャッシング枠は最初のカード申し込み時点で「申し込まない」選択もできますので、人によってはそもそも設定されていないこともあります。
すでにdカードは持っていてもキャッシングの申し込みをしていない、キャッシング枠を設定していないという方は、dカード公式ページのトップページにある「特典・サービス」から、「リボ・分割・キャッシング」のタブをクリックし、「キャッシングリボとは?」と書かれているところから、「キャッシングリボご利用枠の設定」が申し込み可能です。海外で役立つ海外キャッシングが必要な方は、「海外キャッシュサービス」から資料を申し込めます。
キャッシングは、支払い方式として翌月一括返済タイプとキャッシングリボ払いタイプの2種類が多いですが、dカードは基本的に「キャッシングリボ」払いとなっています。
dカードは「キャッシングリボ」払いが基本!
dカードはキャッシングリボ払いが基本と解説しましたが、キャッシングリボとは、全国のコンビニや提携金融機関ATMなどで、あらかじめ設定された利用枠の範囲内であれば何回でもくりかえし「現金」を借りられるサービスのことです。
コンビニ利用のほかに、申し込みから3営業日かかってしまいますが、dカードのWEBサイト、dカードセンターへの電話などからも、振込申し込みができます。ちなみに、ショッピング枠のリボ払いとは異なり、手数料は一回で返済してもかかりますのでご注意ください。
dカードでキャッシングをする手順は?
dカードでキャッシングをする方法は、次の2通りです。それぞれについて、手順を解説します。ちなみに、利率はdカードで18.00%、dカードゴールドで15.00%となっており、dカードゴールドの方がやや優遇されています。利用枠の上限はdカードで5万円〜90万円、dカードゴールドで5万円〜100万円で、実際の利用枠はカードホルダーによって異なります。
dカードでキャッシングをするための手順
- CD、ATMでのキャッシング利用方法
- 振込でのキャッシング利用方法
1.CD、ATMでのキャッシング利用方法
https://d-card.jp/st/services/installments/revodetail.html#anc03
キャッシュディスペンサーやATMなど、金融機関や近くのコンビニエンスストアなどで簡単にキャッシングを利用できる方法です。
キャッシングを利用するために、「暗証番号」と「dカード」を用意しておき、ATMやCDにdカードを挿入後、「お借入」を選択肢、暗証番号を入力します。その後、「キャッシング」を選択すれば」、お金が払い出されて借りることができます。非常に短時間に手続きがすむため、急な出費には便利です。
2.振込でのキャッシング利用方法
振込でキャッシングを利用するときには、dカードのWEBサイトから、もしくはdカードセンターへの電話で受付がされます。申し込みの3営業日後に、普段dカードの利用分を引き落としている「お支払い口座」に振り込んでもらえますので、あらかじめお金が必要だとわかっている時などは振込を利用するのがいいでしょう。
dカードでキャッシングを利用するメリット・デメリット
dカードでキャッシングを利用する際は、メリットはもちろんですが、デメリットもあります。ここでは、dカードでキャッシングを利用する時のメリット、デメリットを解説します。
dカードでキャッシングを利用するメリット
- 手持ちがない時にさっと借りられる
- 支払いは毎月ほぼ一定で資金計画がたてやすい
- 近くのコンビニなどですぐに利用できる
1.手持ちがない時にさっと借りられる
キャッシングのメリットのひとつが、現金の手持ちがなく、キャッシュカードも持ち歩いていないというときに「コンビニ」などですぐに現金が借りられるということです。
非常に気に入った商品があっても、「現金で今日中の支払いなら安くします」と言われた時に、すぐに現金が用意できなければ残念な結果になってしまいます。そんなときに、さっと借りてさっと返せば、実質的に手数料もそれほど高額にはなりませんので、ここぞという時の利用は絶大なメリットがあります。
2.支払いは毎月ほぼ一定で資金計画がたてやすい
dカードの場合は「キャッシングリボ」という形ですので、基本的には毎月自分が決めた金額とほぼ変わらない額を返済することになります。
例えば、5万円借りて毎月1万円ずつの支払いに設定すれば、5か月かけて1万円+利息を返すことになります。実際には少額であれば繰上げ返済などを利用する方もいるとは思いますが、「自分が決めた金額だけ」、つまり自分で「返済できる」金額だけ設定しておけば資金計画が立てやすくなります。
3.近くのコンビニなどですぐに利用できる
dカードのキャッシングに限らず、基本的にクレジットカードのキャッシングサービスは提携しているATM、CDが多く、使う場所に困りません。むしろ、借りる日と返す日、返済額によっては、わざわざ銀行からコンビニのATMを利用してお金を下ろすよりも、手数料を支払ってお金を借りた方が安くつくことだってあります。
すぐに利用できる、早期返済すればそれほど利息も大きくならないのはキャッシングを利用するメリットです。
dカードでキャッシングを利用するデメリット
- 気軽に使えるため、つい借金してしまう
- 返済額が一定で、全体の借入額を意識しにくい
- ポイント還元は受けられない
- 金利手数料が高い
1.気軽に使えるため、つい借金してしまう
キャッシングは、メリットについてのお話で触れた通り、かなり「気軽」に使えてしまいます。そのため、逆に「気軽すぎて危ない」という面ももっています。
最初のうちはなんとなく利用しづらいと思っていたキャッシングが、回数を重ねるごとに「ちょっと足りないから借りよう」という気持ちになってしまい、簡単にお金を借りて借金が日常化することだって十分に考えられます。いくら気軽に使いやすいとはいっても、自分の中でルールを設けて使えないようであれば、はじめから枠自体をなくしておいた方が安全です。
2.返済額が一定で、全体の借入額を意識しにくい
dカードでのキャッシングは「キャッシングリボ」ですので、自分が決めたほぼ一定の金額を返済していく形になります。いくら借金をしても、毎月の支払い額が大きくかわらないのであれば、ついつい「全体でいくら借りているのか」ということに意識が向かなくなってしまいます。
それが原因で、借金を繰り返してしまい、気がついたら利用限度額ぎりぎり、支払いも厳しくなるという方もいます。一度利用限度額に達してしまっても浪費グセが抜けずに、複数のクレジットカードで借金を繰り返した挙句に自己破産する方も少なくありません。いわゆる「カード破産」というものですね。
先にも述べたように、カードでいくら借りているのかをきちんと認識できない、ついついお金を借りてしまうような方は「キャッシング」自体を使わない方がいいでしょう。不便に感じるかもしれませんが、自制できなければそれほど「危険」です。くれぐれも常に利用明細をチェックし、自分がどれくらい使っているのかを把握しておくことが大切です。
3.ポイント還元は受けられない
ショッピングでdカードを利用すると、1.0%という高い還元率でdポイントがたまります。キャッシングは直接ドコモからお金を借りるのと同じで、ショッピング利用のように「加盟店料」つまりお店からの儲けが入りませんので、カードの手数料から回収するしかありません。
そのため、プラスアルファのお得な要素である「ポイント還元」は、キャッシングではもちろん利用できません。クレジットカードを使える店では、断然ショッピング枠でカード決済をするのがお得ですから、ポイント還元が受けられないのが嫌だという方はできるだけキャッシングは利用しないようにしましょう。
4.金利手数料が高い
ショッピング枠は翌月一括返済であれば「手数料」は無料で、しかもポイントまでたまります。一方でキャッシング枠は「現金」を借りることになりますので、金利手数料がその分高く、年利で行くと通常のdカードで18.00%程度です。
1か月になおすと1.5%/月ですが、例えば20万円をキャッシングリボで借りたとすると、1月で返したとしても3,000円も金利手数料(利息)が発生してしまいます。3,000円で一体何が買えるかを考えると、なんども繰り返すのは恐ろしくなる金額ですよね。
もちろん、早期に返済すれば手数料はかなり圧縮できますので、無駄なお金を支払わないためにも、できるだけ早め、返せる時に返済するように心がけてくださいね。
dカードでキャッシングを利用した後の返済方法は?
dカードでキャッシングを利用した後は、「返済」が待っています。ここでは、dカードでキャッシング利用した時にどんな支払い方法があるのか、3種類をご紹介いたします。
- クレジットカードの請求と同時に「リボ払い」で支払い
- ATMなどから一括返済
- ボーナス付き元金増額返済併用・リボ払い
1.クレジットカードの請求と同時に「リボ払い」で支払い
基本的には、何もしなければこの「リボ払い」方式での支払いになります。リボ払い方式ですと、自分で設定した月々の返済額+金利手数料(利息)の支払いです。返済回数によっては、最も手数料が割高になる支払い方法ですが、毎月一定額を支払うという意味では資金計画を立てやすく、好んで利用する方もいます。
2.ATMなどから一括返済
ATMなどから、余裕が出た時に一括、もしくは随時返済をする方法です。ATMから借りている残りの金額を全て返した時には、翌月のクレジットカード請求で残りの「手数料」のみが請求されます。借りてすぐにこの方法で返すのが、最も手数料がかからずに済むため、おすすめの返済パターンです。
3.ボーナス月元金増額返済併用・リボ払い
通常のリボ払いに加えて、ボーナス月にはさらに返済額を増やして支払うという方法です。リボ払いをコツコツとして行くよりも、ボーナス併用で大きな金額を返した方が返済日数を減らせるため、リボ払いだけをするよりも効率的です。
dカードでキャッシングは便利!使いすぎには注意しよう
dカードは普段使いにも向いており、持ち歩くのに最適と言えるカードですので、キャッシング機能をつけておけばいざという時に現金を用意したくなってもすぐに対処可能です。すぐに返せば利率も低く抑えられますので便利なサービスではありますが、ついつい「リボ払い」方式ですと使いすぎてしまうというデメリットもあります。
キャッシングを利用する際は、「借金をしている」という意識を忘れずに、できるだけ早く返すように心がけましょう。うまく活用すれば資金計画が立てやすく、便利な面も大きいので、使いすぎには注意をしながら賢く利用してみてくださいね。
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