JCBの個人向けETCカード「ETCスルーカード」のメリットと申込方法などを解説!
JCBカードをメインカードとして使っていきたい方は、JCBのETCカードがどんなものなのか、気になりますよね。JCBが発行する個人向けETCカード「ETCスルーカード」は、メリット多数でお得なカードです。
今回は、JCBが発行するETCスルーカードの申し込み方法からメリットなどを解説していきます。これからJCBカードのETCカードを使っていきたい方は、ぜひ参考にしてくださいね。
JCBカード発行の「ETCカード」は2種類
JCBカードが発行するETCカードは、大きく分けると2種類あります。
- ETCスルーカード
- ETCスルーカードN
1.ETCスルーカード
ETCスルーカードは、個人向けのJCB発行ETCカードのことです。基本的にはクレジットカードとは別に発行される「専用カード」が主流ですが、一部カードのみ「一体型」も発行されています。
他社ではほとんど一体型は見ませんので、1枚でETC、クレジットを兼ねられるカードに興味がある方は、JCBのETC一体型カードがおすすめです。発行は無料、年会費は無料ですからお得にETCカードを持ちたい方におすすめです。
2.ETCスルーカードN
ETCスルーカードNは、法人向けのETCカードです。個人クレジットカードしか使わない方には関係があまりありませんが、個人事業主や中小企業、大企業向けにも発行されています。
個人カードの場合はクレジットカード1枚につきETCカード1枚が原則です。ですが、法人向けETCカードは「クレジットカードの発行枚数」にかかわらず複数枚発行でき、請求先は一括にできるのがメリットです。もちろん、ETCカードごとにいつ、どこで使ったかも一目瞭然です。
法人向けのETCカードにも強いので、無料で複数発行したい会社はJCBブランドがおすすめです。
ETCカードを利用するためには「車載器」が必要!
ETCカードを発行したはいいけど、使い方がわからない!カードだけで使えるの? という疑問を持つ方もいると思います。
ETCカードは、車に設置する「車載器」がなくては使うことができません。あらかじめETCを使いたい車に、ディーラーやカーショップで車載器をセットアップしておきましょう。利用時は、車載器に挿入し、きちんと挿入できていることを確認してから走行してください。
また、マイレージサービスはETCカードと車載器の両方の情報がなくては登録できません。手元にETCカードが届き次第、すぐに登録しておきましょう。
JCBが発行するETCカードを利用するメリット
JCBカードが発行するETCカードを利用するメリットは、次の通りです。
- 年会費無料
- ポイントが貯まる
- ETCマイレージサービスが利用できる
- 各種ETC割引が適用される
- ETC一体型クレジットカードを持てる
1.年会費無料
ETCカードの発行手数料や年会費が高めだと、持つのに少し抵抗がありますよね。JCBカードのETCなら、年会費は完全無料です。家族カードでETCカードを発行しても無料ですから、安心して家族で複数枚持つことができますね。
2.ポイントが貯まる
ETCカードの利用分はポイント還元なし、というカードもあるようですが、JCBカードの場合はしっかりポイント還元が受けられます。
ポイント還元率は0.5〜1.0%程度ですが、例えば年間20万円をETCカードで利用したとすると、1,000円~2,000円相当のポイントが貯まります。ちょっとした買い物やランチ代になる金額ですから、貯めない手はないですよね。
ちょっとでもお得にETCカードを使いたいなら、ポイントが貯まるJCBカードはオススメです。
3.ETCマイレージサービスが利用できる
どのETCカードでも同様に利用できますが、「ETCカード」そのもののメリットとして、ETCマイレージサービスが使えることがあります。ETCマイレージサービスに登録すると、道路事業者や利用道路ごとにマイレージポイントがどんどん貯まっていきます。
事業者によっては10%ポイントバックしてくれるところもありますから、まさに「使わないと損」な無料サービスですね。
4.各種ETC割引が適用される
各種ETC割引が適用されるのは、ETCカードを使う最大のメリットです。条件さえ満たせば、30%オフになるケースもあります。
とにかくお得に高速道路・有料道路を利用したいなら「ETCカード」を持っていることは大前提です。
5.ETC一体型クレジットカードを持てる
JCBカードブランドでは、先に少し触れたように「ETC一体型クレジットカード」を取り扱っています。
常にETCカードを使っている方にとっては、カードと一体にしておくことでお財布に入れてもかさばりませんので、重宝します。他社ブランドではほとんど取り扱いがありませんので、気になった方はぜひチェックしてみてくださいね。
JCBのETCカード「ETCスルーカード」の申し込み方法
ここでは、JCBのETCカード「ETCスルーカード」に申し込む方法を「すでにJCBカードを持っている」場合と「持っていない」場合に分けて解説します。
1.JCBカードをすでにもっている場合
JCBカードをすでに持っている場合は、無料で申し込みが可能です。方法は3パターンあります。
- ・インターネットで申し込む
- ・入会申込書で申し込む
- ・電話で申し込む
インターネットで申し込む
インターネットでの申し込みは、ETCカード発行方法の中で最も手間が少なく、スピーディでおすすめです。
- 会員専用サービス「My JCB」にログイン。
- 「各種お申し込み・購入」内の「カードに関するお申し込み」欄にある、希望のカード(今回はETCカード)を選んでクリック。
- 規約を読んで同意し、チェックボックスにチェック。申し込み確認画面へ。
- 申し込み確認画面で間違いがなければ、申し込むをクリック。
申し込み手順は以上です。この方法では、およそ1週間程度でETCカードが手元に届きます。急いでいるときは、インターネット経由での申し込みにしておきましょう。
入会申込書で申し込む
入会申込書で申し込むときは、まず申込書の請求が必要です。請求はインターネット経由で行えますが、こちらも「My JCB」へのログインや情報入力が必要になるため、かえって複雑で時間もかかり、おすすめできません。
資料請求後、入会申込書が届くのに約1週間、さらに返送してからETCカードが届くのに2週間かかります。実際にETCカードが手元に届くまでに1か月近くかかる計算ですから、それなら最初からインターネットでの申し込みのほうが賢い選択です。
電話で申し込む
インターネット経由での申し込みが面倒な方は、電話での申し込みもアリですね。受付後、約2週間で発送されます。基本的に案内に従ってカード情報や個人情報を伝え、ETCカード発行希望ということを伝えればOKです。
ETCスルーカード入会専用ダイヤル:0120-1104-55
携帯電話からのダイヤル:0570-0010-55(有料)
営業時間/9:00AM~5:00PM 日・祝・年末年始休
https://www.jcb.co.jp/ordercard/add/etc/through-card.html
2.JCBカードをまだ持っていない場合
JCBカードをまだ持っていない場合は、申し込みと同時にETCカードへ申し込むのが一般的です。
まずは気に入るJCBカードに申し込み、その際に「追加カードの希望」でETCカードを希望しておきましょう。クレジットカードが実際に届いてからの申し込みを希望する場合は、「すでにJCBカードを持っている場合」の申し込み方法を参考にしてください。
ちなみに、新たにJCBカードを申し込む際は、断然「WEB申し込み(インターネット申し込み)」がおすすめです。理由はスピーディで面倒が少なく、特典も多い傾向があるからです。特別な理由がない限り、カードは原則インターネット経由で申し込みましょう。
JCBでETCカードを作る時の注意点
JCBのクレジットカードからETCカードを作ろうと思った時には、次のことに注意しておきましょう。
- カードの種類によってポイント還元率が異なる
- カード自体の年会費もチェック
- 発行に時間がかかるケースも
1.カードの種類によってポイント還元率が異なる
JCBカードはプロパーカードを含め、種類豊富となっています。そのため、一言で「JCBカード」と言っても、ポイント還元率や還元の方法は異なります。
年会費無料でもポイント還元率が高いクレジットカードもありますが、高額な年会費で0.5%程度の還元率、というカードもあります。付帯カードであるETCカードは、親カードとなるクレジットカードの還元率と同じになります。つまり、親カード選びはETCカードのお得度と直結するため、重要だということです。
プロパーカードであれば、年間利用額に応じてポイント還元率が優遇されるプログラムも用意されているため全体で見ると決して還元率は悪くありません。クレジットカードの内容とポイント還元率のバランスを見て、ETCカードを発行する親カードとしてふさわしい、好みのカードを選ぶようにしましょう。
2.カード自体の年会費もチェック
JCBのETCカードは、年会費無料となっていますが、親カードであるクレジットカード自体の年会費はもちろんかかってきます。中には年会費無料というものもありますが、親カードのステータス性やサービス内容の充実を狙うのであれば、年会費は高くなってきます。
基本的にはJCBカードのETCカード自体の機能・サービスはかわらないため、親カードの年会費・スペックをチェックすることは、せっかく発行したクレジットカード・ETCカードを「きちんと活用する」という意味で重要です。
3.発行に時間がかかるケースも
JCBのETCカードは、すでにJCBカードを持っている方が申し込んでも、オンラインからの申し込みで発送までに「約1週間」かかります。オンラインでの申し込みが簡単・最速なのはいうまでもありませんが、電話や入会申込書ですと、申し込みが受理されてから発送までに2週間かかるといった具合で、とてもスピーディとは言えません。
クレジットカードから申し込もうと思うと、やはりETCカード到着までに1週間以上はかかってしまうと考えられますから、明日すぐに欲しい、3日以内に欲しいといった緊急性がある場合には、JCBのETCカードは向いていないと言えるでしょう。
JCBでETCカード発行するのに最適なクレジットカード
JCBのETCカード、お得度で選ぶなら断然「JCB CARD W」!
JCBブランドでETCカードを発行しようと思った時にまずチェックしてもらいたいのが「JCB CARD W」と「JCB CARD W plus L」です。
後者は女性向け特典がついている違いしかないので詳しくは割愛しますが、JCB CARD Wは年会費無料、ポイント還元率常時1.0%以上の高還元率カードです。もちろんETCカード発行も無料で、お得にETCが利用できます。
海外旅行傷害保険、ショッピング保険も付帯するという破格のサービスで、カードとして持つだけでも魅力十分です。JCBブランドでETCカード検討するなら、まずはこの1枚を候補に入れてみてくださいね。
年会費 (初年度) |
永年無料 | 年会費 (2年目) |
永年無料 |
---|---|---|---|
還元率 | 1.0%〜5.5%※最大還元率はJCB PREMO(or nanacoポイント)に交換した場合 | 発行日数 | 最短3日 通常1週間 |
「ETC/JCBカード」はETCカードとクレカが一体で便利
ETC/JCB一般カードは、年会費1,250円で発行されているドライバー向けのクレジットカードです。ETCカードとクレジットカードが一体になっているので、別々で持ち歩くのが煩わしい方に向いています。
ポイントプラグラムは、ガソリンスタンドや高速道路での利用金額に応じたきゃシュバックコースと、普通のポイントコールが選べます。
他社ではなかなか見られない「一体型クレジットカード」に興味がある方は、ご検討くださいね。ただ、単純なお得度や付帯保険などはJCB CARD Wのほうが圧倒的に高いので、迷ったらJCB CARD Wがおすすめです。
JCBのETCカードに関するよくある質問
JCBのETCカードについて、ここではよくある質問をまとめてみました。興味のある方はぜひご覧ください。
- JCBの「ETCスルーカード」は利用明細にどう反映される?
- ETCカードとETCスルーカードの違いは?
- JCBのETCカードを解約したくなったらどうする?
1.JCBの「ETCスルーカード」は利用明細にどう反映される?
JCBのETCスルーカードは、利用明細に通常のクレジットカード利用とは分けて表記されます。
いつ、どこで、いくら利用したかが分かりやすく記入されていますので、旅行の後に複数人で交通費を折半するときでも大丈夫ですよ。
2.ETCカードとETCスルーカードの違いは?
ETCカードとETCスルーカードは、名称が違うだけで、どちらも「ETCカード」です。
強いて言えば、大きな「ETCカード」カテゴリの中に「ETCスルーカード」という名称のカードが入っているイメージですね。JCBカードがクレジットカードのいちブランド名、という感覚に似ています。
よって、ETCスルーカードさえあれば普通のETCカードとして使えますので、ご安心ください。
3.JCBのETCカードを解約したくなったらどうする?
JCBのETCカードを解約したくなった時は、カード券面の裏にある「カードデスク」に問い合わせましょう。
基本的に解約関係は電話連絡が最も手っ取り早いので、いらないと感じた時は電話一本でOKです。
まとめ|JCBブランドのETCカードでお得に使おう
JCBブランドのETCカードは、年会費やポイント還元、選択肢の豊富さなどメリット多数です。
ETCカードを発行する親カードとなるクレジットカードも種類豊富でメインカードにふさわしい良質なカードが多いので、JCBのETCカードに興味のある方は、ぜひ実際のクレジットカードをチェックしてみてくださいね。
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