三井住友カードのデュアル発行~VISA・マスターカードをダブルで発行!
現在発行されているクレジットカードの多くは、申し込みの際に国際ブランドを1つ選択しますよね。しかし、中には1枚のクレジットカードから同時に2つの国際ブランドの発行できる「デュアル発行」に対応しているものもあります。
日本を代表するカード会社であり、高い信頼と歴史を持つ「三井住友カード」も、このデュアル発行に対応。VISAとマスターカードの両方の三井住友カードを利用できるようになる優秀なサービスです。
この記事では、三井住友カードのデュアル発行について詳しく解説しています。
三井住友カードのデュアル発行についてメリットや注意点、おすすめカード等を知りたい、という方は、ぜひ参考にしてみてください。
三井住友カードの「デュアル発行サービス」とは?
三井住友カードの「デュアル発行サービス」の特徴は、以下の通りです。
三井住友カードの「デュアル発行サービス」の特徴
- VISA・マスターカードブランドを両方発行できるサービス!申し込みも簡単
- デュアル発行に必要な費用はカードランクによって異なる
1.VISA・マスターカードブランドを両方発行できるサービス!申し込みも簡単
三井住友カードのデュアル発行は、三井住友カードでVISA・マスターカードブランドの両国際ブランドのカードを発行できるサービスです。
申し込み時にデュアル発行できるのはもちろん、すでに三井住友カードをお持ちの方でも、後から追加カードとしてデュアル発行の手続きをすることも可能。同一カードで両ブランドを保有できるようになります。
また、デュアル発行サービスは、本会員だけでなく家族会員も利用できます。申し込み方は簡単。後の章で解説します。
2.デュアル発行に必要な費用はカードランクによって異なる
デュアル発行は無料でできるものではありません。同一カードからクレジットカードが2枚発行されるデュアル発行では、通常必要となる1枚目のカード年会費に加え、2枚目カードにも年会費が必要となります。
しかし、2枚目の年会費は、優遇が受けられるため、1枚目と同額ではなく、通常より安く持つことができます。なお、2枚目の年会費はカードランクにより異なります。三井住友カードの主力カードについて、デュアル発行した場合の2枚目の年会費を表にまとめました。
デュアル発行した場合の2枚目の年会費一覧(税抜)
カード名 | 本会員 | 家族会員 | ||
---|---|---|---|---|
通常年会費 | デュアル発行 年会費 |
通常年会費(税込) | デュアル発行 年会費(税込) |
|
プラチナ | 55,000円 | 5,500円 | 無料 | 無料 |
ゴールド | 11,000円 | 2,200円 | 1人目無料 2人目以降1,100円 |
1人目無料 2人目以降1,100円 |
クラシック | 1,375円(税込) | 275円 | 440円 1人目初年度無料 |
275円 1人目初年度無料 |
通常年会費と比較した場合、デュアル発行による2枚目年会費がお得になっているものが多いことがわかります。
多くのカードが通常の半額以下の年会費で同一カードを保有できますね。ステータスカードであれば、お得感はより高くなるでしょう。
参考リンク:三井住友カード|年会費(VisaとMastercardを2枚お申し込みの場合)
カードランクによっては2枚目年会費を無料にすることもできる!
三井住友カードには、年会費の割引システムがあります。
・WEB明細サービス
・マイ・ペイすリボ登録+年1回以上の利用
の2つのサービスの登録・利用で年会費の割引が受けられます。ちなみに、すべての条件を満たすと、
・ゴールド
・プライムゴールド
・エグゼクティブ
上記3枚のカードは、年会費が半額になります。そのほかのカードでは、年会費が無料になりますよ。
なお、三井住友カード(プラチナ)は、マイ・ペイすリボの登録・利用による割引の対象外となります。ご注意ください。
三井住友カードのデュアル発行サービスへの申込方法
ここでは、申し込み方法やデュアル発行を利用できないケースについて簡単に解説します。
三井住友カードのデュアル発行サービスへの申込について
- 新規でデュアル発行を申し込む場合
- すでに三井住友カードをお持ちの場合
- デュアル発行を利用できないケース
1.新規でデュアル発行を申し込む場合
新規でのカード申し込み時に、デュアル発行を申し込みたい場合は、希望カードブランドを選択する欄にて「VISAカードとマスターカード(2枚)」選択して、申し込みをすればOK。チェックするだけなので簡単です。
2.すでに三井住友カードをお持ちの場合
すでに三井住友カードを持っている場合は、持っているカードと同一カード名で、異なる国際ブランド「VISAカード(1枚)」または「マスターカード(1枚)」を選択して新規での申し込みをすればOKです。
自動的に、デュアル発行扱いになります。不安な方は、今持っている三井住友カード裏面のカードデスクに詳細を確認してみましょう。
3.デュアル発行を利用できないケース
多くの三井住友カードがデュアル発行に対応している状況ではありますが、申し込みおよび追加手続きの際、希望カードブランド欄にVISAまたはMasterCardの一方しか無い場合には、デュアル発行には対応していません。
デュアル発行希望で三井住友カードを持ちたい場合には、申し込みたいカードがデュアル発行可能かを必ず確認しておいてくださいね。
デュアル発行に対応している三井住友カード一覧
現在デュアル発行サービスに対応している主な三井住友カードは、以下の通りです。
- 三井住友カード プラチナ
- 三井住友カード ゴールド
- 三井住友カード(クラシックカード)
- 三井住友カード (NL)
- 三井住友カード (CL)
- 三井住友カード ゴールド(NL)
三井住友カードが発行する多くのクレジットカードでデュアル発行サービスが利用できますので、すでにお持ちの方も、ぜひこのサービスをためしてみてください。
三井住友カードのデュアル発行を利用するメリット
ここでは、三井住友カードのデュアル発行を利用するメリットをご紹介します。
デュアル発行を検討している方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
三井住友カードのデュアル発行を利用するメリット
- 国際ブランドごとに使い分けができる
- 別のクレジットカードにわざわざ申し込まなくても2枚持ちが可能
- 海外旅行時には非常に安心(VISA・マスターがあれば大抵乗り切れる)
- 予備のカードが持てる
- VISA・マスターカードの特典をそれぞれ利用できる
1.国際ブランドごとに使い分けができる
三井住友カードでデュアル発行できるのは、VISAとMasterCardの2つの国際ブランドです。どちらも普及率は高くなっているものの、一方しか使えないお店もあります。
例えば、人気の倉庫型量販店「コストコ」では、日本国内における店舗ではMasterCardのみ対応となっており、VISAカードで決済することはできません。VISAのみ発行している場合には、クレジットカード決済ができませんが、デュアル発行していれば、コストコでもクレジットカード決済が可能になります。
2枚持ちでお店によって使い分けができるのは、通常の1枚のクレジットカードではできない、魅力的な活用方法ですね。
2.別のクレジットカードにわざわざ申し込まなくても2枚持ちが可能
通常クレジットカードを2枚持ちしようとした場合、2社のクレジットカードに申し込みをする必要があります。しかし、デュアル発行なら三井住友カードへの申し込みだけでOK。
三井住友カードのデュアル発行なら、1度の申し込み・審査で2枚の発行ができるため、個人情報入力の手間が省けるだけでなく、多重申し込みによる審査落ちのリスクなどを回避できますよ。
スムーズなクレジットカード発行は、嬉しいポイントですね。
3.海外旅行時には非常に安心(VISA・マスターがあれば大抵乗り切れる)
三井住友カードで発行できる国際ブランドは、VISAとMasterCardの2ブランド。VISAは世界1位のシェア率56%、2位のマスターカードは23%と高いシェア率を誇っています。
2枚合計で79%と約8割をVISAとマスターカードが占めており、多くの地域で利用できることがわかります。
国内においては、VISA・マスターカードの両方に対応しているお店が多くありますが、海外ではマスターカードしか使えない、というお店もあるため、海外ではデュアル発行での2ブランド持ちは大変重宝します。
4.予備のカードが持てる
デュアル発行により、VISA・マスターカードの2枚のクレジットカードを保有していれば、トラブルによる手元にカードがない状態を避けられます。
例えば、クレジットカードを1枚しか持っていなかった場合、トラブルによりカードが使用不可になると、一切クレジットカードを使うことができず、大変不便ですよね。
デュアル発行カードは番号が違うため一方が使えなくなっても安心!
しかし、デュアル発行していれば、2枚のカードはそれぞれカード番号が異なるため、手元のカードが利用停止となることはなく、クレジットカードの利用が続けられます
デュアル発行は、メインカードとして活用するのはもちろん、一方を予備カードとしてトラブルに備えておくこともできる便利な発行方法です。
5.VISA・マスターカードの特典をそれぞれ利用できる
通常クレジットカードを発行する際、国際ブランドは1つしか選べないため、1つのブランドの特典の利用しかできません。
VISA・マスターカードの両方を発行できる、三井住友カードのデュアル発行では、それぞれのカードに付帯する特典も利用できます。
デュアル発行なら、VISAとマスターカード独自のサービスの両方を利用できるため、よりお得かつ便利になりますね。
三井住友カードで「デュアル発行」を利用する際の審査は?
デュアル発行の申し込みをする場合の審査難易度は、通常の1枚発行の時と変わりません。
デュアル発行は、カードの発行は2枚ですが、カード利用枠は2枚それぞれに与えられるものではなく、共通であり分け合う形になります。
そのため、返済能力や収入などのハードルが高くならないため、審査難易度・内容は変わりません。
審査難易度は1枚発行するときと同じ!利用枠を分け合うので難易度は上がらない
2枚のクレジットカードを同時に申し込めるにも関わらず、難易度が上がらないのは、嬉しいポイントですね。
とはいえ、デュアル発行が理由で難易度が上がることはありませんが、カードランクに応じた審査難易度になりますので、ステータスカードに申し込む場合には、難易度は高くなります。
審査難易度が気になるかたは、デュアル発行の申し込み前に、希望するカードの審査難易度をチェックしてみてくださいね。
三井住友カード「デュアル発行サービス」を利用するのにおすすめな人
三井住友カード「デュアル発行サービス」の利用がおすすめな人は、以下のような条件に当てはまる方です。
三井住友カード「デュアル発行サービス」を利用するのにおすすめな人
- よく海外に行く
- 国際ブランドは複数持っていたい
- 予備のカードを保有していたい
- 別カード会社のクレジットカードを複数持つのは抵抗がある
三井住友カードは海外の利用にも強いと言われており、国内のみならず、世界各国で便利に使えるカード。
三井住友カードのデュアル発行は、海外でもクレジットカードを快適に使いたい人はもちろん、カード利用におけるトラブルを回避したいという方にもおすすめです。
また、デュアル発行サービスなら、2枚のカードの締め日/支払日、ポイントシステムが統一されるため、管理もしやすく、ポイントも無駄なく貯められますよ。
海外へ行く方や国際ブランドを複数持っていたい、ストレスなく快適・便利にクレジットカードを利用したいという方は、ぜひ、三井住友カードのデュアル発行サービスの利用を検討してみてくださいね。
三井住友カードのデュアル発行を利用する際の注意点
三井住友カードのデュアル発行を利用する際には、気をつけておきたい注意点があります。
ここでは、三井住友カードのデュアル発行を利用する際の注意点を解説しています。便利なサービスをより快適に利用するために、事前に注意点も把握しておきましょう。
三井住友カードのデュアル発行を利用する際の注意点
- 利用可能枠は分けあう形になっている
- どちらか1枚でも紛失したらすぐにカード会社に連絡を
- 2枚目以降も年会費が発生する
- 2枚を常に一緒に持ち歩くと、1枚よりも当然かさばる
1.利用可能枠は分けあう形になっている
先にも解説しましたが、デュアル発行したカード2枚は、利用可能枠は共通となっており、それぞれに設けられるものではありません。
そのため、一方のカードを使いすぎてしまうと、いざ2枚目を使おうとしたときに、可能枠が残っておらず利用できない、ということになりかねません。
利用可能枠を分け合っているということを忘れずに、把握・管理をして利用しましょう。
2.どちらか1枚でも紛失したらすぐにカード会社に連絡を
先の項目で、トラブルの際に予備カードになるため便利である、と解説しましたが、不便なく使えるからと言って、そのままにしておいてはいけません。
紛失や盗難にあった場合に、カード会社への連絡が遅くなればなるほど、高額な不正利用被害に合うなど、大きなトラブルになりやすくなります。
どちらか1枚でも紛失したら、気が付いた時点で即座にカード会社に連絡をして、カードの利用停止手続きを行ってくださいね。
しっかり管理しておくことはもちろんですが、万が一の時には、素早い連絡が大切です。
3.2枚目以降も年会費が発生する
デュアル発行サービスにより、カード発行をする場合、
・審査難易度は通常申し込みと変わらない
・利用可能枠は2枚で分け合う
となっていますが、年会費は1枚分ではなく2枚目以降にも必要となります。
そのため、デュアル発行をする場合、通常に比べて安いとはいえ、維持コストが上がってしまいます。
年会費割引を活用して、2枚目の年会費を無料にできるケースもありますが、必ずしも無料にできるわけではありません。覚えておきましょう。
4.2枚を常に一緒に持ち歩くと、1枚よりも当然かさばる
デュアル発行した2枚を常に持ち歩くと、当然ながらかさばってしまいます。お財布もスマートにさせたいのであれば、メインカードとサブカードを決め、片方だけ持ち歩くのがベター。
また、使わないカードの持ち出しは、紛失・盗難などのリスクも高まります。1枚はお財布に、もう1枚は自宅で保管するなどして、自分に合う方法で管理しましょう。
デュアル発行ができる!三井住友おすすめクレジットカード
ここでは、2つの国際ブランドを同時申し込みができる、便利なデュアル発行が可能なおすすめの三井住友カード 「三井住友カード クラシック」をご紹介します。
三井住友カード (クラシック)
年会費 (初年度) |
無料 | 年会費 (2年目) |
1,375円(税込) |
---|---|---|---|
還元率 | 0.4%~1.0% | 発行日数 | 最短3営業日 |
三井住友カード(クラシック)は、日本で初めてVISAカードを発行した老舗である三井住友カードが発行する、日本で最も有名なクレジットカードです。
年会費は、オンライン入会で年度無料、次年度以降1,375円(税込)ですが、「マイ・ペイすリボ」の登録+年に1度利用または年間300万円以上の利用で年会費は無料に。
また、年間100円利用で半額、WEB明細サービスの利用で500円割引が受けられますよ。
ポイント還元率は0.5%と一般的ではありますが、ココイコ!へのエントリーやポイントUPモールの活用で最大20倍のポイント獲得が可能。
デュアル発行に対応しているスタンダードな三井住友カード!メインカードにも
三井住友カード(クラシック)は、デュアル発行に対応しており、VISAカードとマスターカードの両国際ブランドの2枚持ちが叶います。
2枚目にも年会費が必要ですが、三井住友カード(クラシック)の場合、年会費は275円(税込)と低コストで負担は大きくありません。
両国際ブランドの特典の利用や、利用可能店舗が増えるのは大きなメリットとなります。また、海外旅行でもデュアル発行は役立ちます。
世界シェア率の高いVISA・マスターカードを持って行けば、海外でカードが使えないトラブルになることも少なく、海外旅行をより楽しめますよ。
三井住友カードは、デュアル発行を試してみたい、という方はもちろん、デュアル発行して海外で使い倒したい!と言う方にもおすすめできる1枚です。
三井住友カードのデュアル発行はVISAとマスターカードがW発行できる優秀なサービス!
三井住友カードのデュアル発行は、国際ブランドの中でもシェア率の1位、2位を誇るVISAとマスターカードブランドのカードを同時に発行できる、秀逸なサービスです。
新規申し込み時はもちろん、すでに三井住友カードを持っている方でも、追加カードとして発行ができます。なお、デュアル発行による2枚目のカードにも年会費が必要となります。
条件次第では無料にすることもできますが、全ての三井住友カードが無料でデュアル発行可能なわけではない点は、覚えておきましょう。
デュアル発行の審査難易度は、通常1枚のクレジットカードを申し込む場合と同じ難易度となっているため、特別難しく考える必要はありません。
日々不自由なくクレジットカードが使いたいという方はもちろん、海外でも快適にカードを使いたい!という方は、三井住友カードのデュアル発行サービスの利用を検討してみてくださいね。
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