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オリコカードの金利手数料はいくら?注意点も知っておこう

更新:2020年8月3日

金利手数料

オリコカードでショッピングを楽しもうと思った時、「金利手数料」がどのくらいになるのか気になったことはないでしょうか。あまりにも高額な手数料だと、なかなか使ってみようという気にはなれませんよね。

今回は、オリコカードの金利手数料が実際に高めなのか、具体的な数字や実例はどうなのかを解説します。あわせて金利が発生する支払いを利用する時に注意しておきたいこともお伝えしますので、分割払いを利用する時の参考にしてくださいね。

オリコカードの金利手数料は高い?安い?

オリコカードの基本的な金利手数料は、一般的なクレジットカードと比べて決して「高くない」と言えるでしょう。分割払いは支払い回数によって実質年率は異なりますが、多くの会社で15〜18%程度に設定されており、オリコカードも基本は支払い回数が多くても実質年率「15%」程度となっています。

また、リボ払いに関しても同じように、最高18%程度の実質年率を設定している大手クレジットカード会社が多い中で、オリコカードは一般カードの一つである「オリコカード ザ ポイント」で実質年率15%となっているなど、やや抑えられています。総合的に判断すれば、オリコカードの金利手数料は極端に安いというわけではありませんが、「ごく一般的」で高すぎることもないと言えますね。

金利手数料が発生する支払い方法(分割・リボ)を選べば、一度に手元からお金がなくならない、資金計画が立てやすくなるというメリットもありますが、利用の際は手数料にも注目し、支払い計画に無理のないよう活用していくのがおすすめです。

オリコカードの金利手数料はいくら?支払い回数別で計算してみた

オリコカードの金利手数料について、今回は「Orico Card THE POINT(オリコカード ザ ポイント)」を基準に解説いたします。

基本的な金利・利息は「支払い回数」や「支払い方法」によって異なります。リボ払いの場合は、Orico Card THE POINT(オリコカード ザ ポイント)を含めた一般カードでは実質年率「15%」程度に設定されていますが、上位カードになるにつれて金利手数料が優遇されることもあります。

一方、1回払い、2回払い、ボーナス一括払いなら「手数料無料」で、3回〜24回払いでは回数に応じた利率が決まります。次に、オリコカードの基本の分割手数料を記載しておきます。この利率をもとに、実際にお金を借りた時にどのくらいの手数料を支払うのかを4パターン計算してみました。

オリコカードの回数別分割払い手数料

支払回数(回) 実質年率(%) 100円あたりの
手数料(円)
1 0.0 0.0
2 0.0 0.0
3 12.2 2.04
6 13.9 4.08
10 14.6 6.80
12 14.8 8.16
15 14.9 10.20
18 15.0 12.24
20 15.0 13.60
24 15.0 16.32
POINT

オリコカードで20万円借りたら?4つの返済パターン実例

  • 3回払いで20万円借りた場合
  • 10回払いで20 万円借りた場合
  • 24回払いで20万円借りた場合
  • リボ払いで20万円借りた場合

パターン1.「3回払い」で20万円借りた場合

3回払いでお金を借りた時、表を見ると100円あたりの手数料は2.04円となっています。オリコカードで20万円を3回払いで借りた時の金利手数料は、単純に計算すると次のようになります。

20万円×2.04円/100円=4,080円

20万円にプラスして、最終的に4,080円の手数料を上乗せして支払います。金利だけで4,080円というと高額に感じますが、これが5万円なら約1,000円の手数料ですから、お金を借りていることを考えるとそこまで高額な印象ではありません。

パターン2.「10回払い」で20 万円借りた場合

10回払いで20万円借りた場合、表を見ると100円あたりの手数料は6.80円となっています。オリコカードで20万円を10回払いで借りた時の金利手数料は、単純に計算すると次のようになります。

20万円×6.80円/100円=13,600円

さすがに10か月もかけて返済しようとすると、金利手数料だけで1万円以上の大台になってしまいます。それでも、1か月あたりは1,360ですから、それほど支払っていない感覚になってしまいそうですね。

パターン3.「24回払い」で20万円借りた場合

24回払いで20万円借りた場合、表から数字を拾っていくと、100円あたりの金利手数料は「16.32円」です。計算してみると、次の通りです。

20万円×16.32円/100円=32,640円

20万円を2年間もかけて返済するというのはあまり現実的ではないですが、実にこれだけの金利手数料がかかると思うと恐ろしいですね。3万円もあれば、ちょっとした家電の買い替えなんかもできてしまうのではないでしょうか。

パターン4.「リボ払い」で20万円借りた場合

リボ払いで20万円借りた場合、オリコカードは「支払い金額」を一定にして、その中で手数料率を変えていく支払い方式ですので、ここでは仮に「毎月の弁済額を1万円」と設定します。毎月1万円ずつ返済していくと、手数料(実質年利15%)の金額など、返済シミュレーションとしては次のようになります。

支払い回数 支払い残高 支払い額 手数料 元金返済額
1 200000 10000 2500 7500
2 192500 10000 2406 7594
3 184906 10000 2311 7689
4 177218 10000 2215 7785
5 169433 10000 2118 7882
6 161551 10000 2019 7981
7 153570 10000 1920 8080
8 145490 10000 1819 8181
9 137308 10000 1716 8284
10 129025 10000 1613 8387
11 120638 10000 1508 8492
12 112145 10000 1402 8598
13 103547 10000 1294 8706
14 94842 10000 1186 8814
15 86027 10000 1075 8925
16 77102 10000 964 9036
17 68066 10000 851 9149
18 58917 10000 736 9264
19 49654 10000 621 9379
20 40274 10000 503 9497
21 30778 10000 385 9615
22 21162 10000 265 9735
23 11427 10000 143 9857
24 1570 1589 20 1570

※小数点以下四捨五入

実際の支払額とは異なるかもしれませんが、ざっと計算するとこのようになります。

支払い総額は231,589円、純粋な手数料は合計で「31,589円」です。24回払いの分割よりも手数料が安いのですから、一見、普通の分割払いよりも手数料が安く感じますよね。

オリコカードの場合は普通に分割するよりも、リボ払いの方が結果的に手数料は安くなることもありますが、毎月の弁済額(返済金額)を少額にして長期間支払うことになれば、最終的に24回までしかできない「分割払い」よりも高額な手数料を支払うことになることもあるため、注意が必要です。

また、基本的に「分割払い」は分割回数が多いほど年利がやすくなるため、3回などで返済を終了する場合は「分割払い」がお得です。

オリコカードの金利手数料の支払いで注意したいこと

キャッシング・カードローン

オリコカードの「金利手数料」が発生する支払い方法を利用する際に注意しておきたいことが3つあります。ここでは、注意点を解説いたします。

POINT

  • むやみに分割回数を増やさない
  • リボ払いは利率が高いことを知っておく
  • 手数料が発生する支払い方法は「計画的に」利用する

1.むやみに分割回数を増やさない

分割払いやリボ払いは、資金計画がたてやすくなり一度に手元からお金がなくならないということで非常に「便利」な支払い方法です。しかし、便利なものには対価がつきもので、先に解説したように、分割回数が増えれば、それだけ金利手数料の総額は大きくなります。

お金に少々困っているけれどどうしても買わなくてはいけないものがあるときや、損をしてでも分割支払いをしたい理由があるときは仕方がないですが、「なんとなく毎月の負担が少ないから」という理由でむやみに分割回数を増やすことはやめましょう。借りるお金の額にもよりますが、場合によっては数万円以上も損になることもあります。数万円あれば何ができるかを冷静に考え、「無駄」なことはしないように注意が必要です。

2.リボ払いは利率が高いことを知っておく

先に解説したように、長期の分解払いであれば実質年率はリボ払いとそれほど代わらず、むしろ分割支払いよりもリボ払いの方が金利は安くなるケースもあります。しかし、リボ払いは一見非常に便利に見えて、毎月の弁済額をごく少額に設定してしまった場合などは「ずっと金利だけを払い続けている」状態にもなりかねません。

例えば、「20万円」を借りて毎月の返済額を「6,000円」に設定したとき、何がおこるかをシミュレーションしてみると、次のようになります。

リボ払いで20万円を6,000円ずつ返済するシミュレーション表

支払い回数 支払い残高 支払い額 手数料 元金返済額
1 200000 6000 2500 3500
2 196500 6000 2456 3544
3 192956 6000 2412 3588
4 189368 6000 2367 3633
5 185735 6000 2322 3678
6 182057 6000 2276 3724
7 178333 6000 2229 3771
8 174562 6000 2182 3818
9 170744 6000 2134 3866
10 166878 6000 2086 3914
11 162964 6000 2037 3963
・・・   中略   ・・・
36 47502 6000 594 5406
37 42096 6000 526 5474
38 36622 6000 458 5542
39 31080 6000 388 5612
40 25468 6000 318 5682
41 19787 6000 247 5753
42 14034 6000 175 5825
43 8209 6000 103 5897
44 2312 2341 29 2312

※小数点以下四捨五入

44回、つまり3年以上もかけて支払いを行い、その間に支払った手数料はなんと累計「60,341円」にもなります。当初、借りた金額の30%以上の金額が手数料として徴収されてしまうのには驚きますよね。

このように、支払い方法だけではなく「回数」も考えておかなければ、リボ払いは「最終的な手数料が高くなりやすい」支払い手段だということを覚えておいてくださいね。

3.手数料が発生する支払い方法は「計画的に」利用する

最後の注意点として、月並みなお話になってしまいますが、くれぐれも分割やリボ払いなどを利用するときは「計画的」に活用しましょう。

お金がないけれどこれがほしい、といった具合に短絡的かつ無計画な使い方をしていると、分割支払いやリボ払いを利用している分自分が「実際にどのくらい借金をしているのか」が分かりづらくなってしまい、気がついたら借金の利息ばかりを支払っている生活になりかねません。

そうならないためにも、毎月の負担額が少なくなりやすい支払い方法は「事前によく考えて」使うようにすれば、失敗が少なくなります。利用明細をこまめにチェックし、自分の借金を把握しておくのもいいですね。くれぐれも、支払い能力がないのに気分のままに高額な買い物を繰り返し、分割・リボ払いに頼りきりになることだけはないように気をつけましょう。

オリコカードの分割・リボは金利がどの程度か把握した上で活用しよう!

オリコカードの金利手数料は、一般的なクレジットカードと比較してみて高すぎたり逆に低かったりすることはありませんが、基本的にクレジットカードの「分割払い」には3回以上の支払いになってくると手数料が発生します。

分割やリボ払いを頻繁に利用していると感覚が麻痺してしまいがちですが、長い目で見れば金利手数料を支払っていることで一括払いよりも「損」をしてしまうことになりますから、利用には注意が必要です。

特に、リボ払いは「自分が設定した金額」だけを支払っていけば良い、という資金計画の立てやすさでついつい使ってしまいがちですが、長期になればなるほど金利手数料の総額は増えてしまいます。手数料が発生する支払い方法は「計画的」に活用し、むやみに使ってしまうことのないようにしてくださいね。

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