JAL普通カードの評判と特徴、審査基準を徹底解説
JAL普通カードの特徴
JAL普通カードは、JALマイレージバンクにクレジット機能を搭載したカードです。フライトだけでなく日常のショッピングでもマイルを貯めることができ、より効率よくマイルを貯めたいマイラーにおすすめのクレジットカードです。
JAL普通カードはJALカードのスタンダードタイプでもあり、特に初めてJALカードを持つ初心者におすすめできます。その理由も含め、JAL普通カードの特徴についてご紹介します。
初年度年会費無料の初心者向けJALカード
JALカードの券種には、
JAL普通カード | JALカードでもっともスタンダードなタイプ。陸マイラー向け |
---|---|
JAL CLUB-Aカード | JAL普通カードよりも搭乗ボーナスマイルが充実 |
JAL CLUB-Aゴールドカード | JALのゴールドカード。飛行機の利用頻度が高い人向け |
JALカード プラチナ | JALカードの最高位カード。海外旅行好きな人向け |
JALカード navi | 学生専用のJALカード。18歳から30歳未満の学生だけが申し込める |
JAL CLUB EST | 20代限定のJALカード。プレミアムな優遇サービスが魅力 (普通カード/CLUB-A/CLUB-Aゴールド/プラチナの各カードに付帯できる) |
以上の6種類があります。このうち、JAL普通カードはスタンダードなタイプとして発行されています。
年会費は初年度無料なので、JALカードとはどのようなものか試してみたい人におすすめの、初心者向けJALカードです。
ショッピングでJALマイルが貯まる
通常、JALマイレージバンクの会員であれば、マイルを貯めるにはフライトがメインとなります。ショッピングでは、JALのネット通販サイトや、JALマイレージバンク会員向けに発行されている「JMB WAONカード」を使ってWAON加盟店で利用するなどしないとマイルが貯まりません。
一方、JAL普通カードなら日常のショッピングでクレジット決済するだけで直接マイルを貯めることができます。もちろん、JALマイレージバンクの機能が搭載されているのでJALマイレージバンク会員のサービスも利用できます。
毎年ボーナスマイルを獲得できる
JAL普通カードなら、「JALカード限定ボーナスマイル」を獲得できます。ボーナスマイルには、「入会搭乗ボーナス」・「毎年初回搭乗ボーナス」・「搭乗ごとのボーナス」の3種類があります。
入会搭乗ボーナス | 1,000マイル |
---|---|
毎年初回搭乗ボーナス | 1,000マイル |
搭乗ごとのボーナス | フライトマイルの10%プラス |
「入会搭乗ボーナス」は、入会後に初めて搭乗した際にしか付与されないボーナスですが、2年目以降は「毎年初回搭乗ボーナス」が付与されますので、毎年1,000マイルのボーナスを獲得することができます。さらに、搭乗のたびに通常のフライトマイルに加えて10%分のボーナスが加算されます。
JALカード会員限定優待でお得なサービスが付帯
JAL普通カードには、JALカード会員だけが利用できる限定の優待得点も付帯しています。
空港店舗・免税店 | 対象の空港店舗で5%~10%OFF、空港免税店で5%OFF |
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機内販売 | JAL/JTAの機内販売が10%OFF |
ホテルニッコー&JALシティ | レイトチェックアウトなどの優待 |
空港パーキング | 成田空港のサンパーキング成田店にて割引等の優待 |
おみやげパック | 世界中のおみやげを予約宅配できる |
JALビジネスきっぷ | お得な割引運賃で航空券を購入できる。当日の購入・予約・変更もOK |
会員専用国内線予約 | JALカード会員専用のフリーダイヤルからスピーディーな予約が可能で空席状況などの案内もしてくれる |
JALカード会員限定 パッケージツアー割引 |
JALカード国内・海外の旅行が、参加者全員3~5%OFF |
パッケージツアー 取消料安心サポート |
Poreia(ポレイア)・Poreia Neoの各コースに参加する際、 急なケガや病気、親族の入院など、突発的アクシデントでツアーをキャンセルする場合は、 最大20万円までの取消料を次回の旅行に充当できる |
イベント | JALカード会員限定の様々なイベントを開催 |
家事代行・お掃除サービス | ダスキンの「家事代行サービス」・「害虫獣駆除サービス」・「庭木のお手入れサービス」を無料見積りで利用できるほか、その他優待あり |
結婚情報サービス 「キューピッドクラブ」 |
メンバーシップ制の結婚情報サービス「キューピッドクラブ」でのJALカード決済でシステム利用費用5%OFF |
PET検診・人間ドック | 特約先の診療所やクリニックで人間ドックなどの料金が割引 |
有楽町 JALプラザ TABITUS+ STATION 割引サービス |
JALカードの提示で5%OFF |
清水エスパルスファンクラブ 入会金無料・年会費優待 |
清水エスパルスファンクラブの入会金が無料 通常8,000円(税込)の年会費が5,000円(税込)に割引 その他、サポーターサンクスデーへの無料参加、イヤーブックプレゼント、「チケット・商品引換ポイント」のプレゼントなど特典多数 |
JALカード会員限定特典の中には「JALカード特約店」も含まれているので、特典を利用しつつマイルも2倍になるので非常にお得です。JALカード特約店などポイントについての詳細は後述します。
JAL普通カードは、こんな人におすすめ
JAL普通カードは、JALカードの入門カードとして利用価値が高いです。初めてJALカードを利用する人はもちろんのこと、たまにしかフライトを利用しない陸マイラーにおすすめです。
JALマイラーでたまにしかフライトを利用しない人
JAL普通カードは、JALのマイルを貯めている人の中でもフライトを利用する機会の少ない人におすすめのカードです。その理由はボーナスマイルの内容です。先述しましたとおり、JAL普通カードでは入会・搭乗ボーナスとして1,000マイル、搭乗ごとのボーナスマイルとしてフライトマイルの10%分が加算されます。
しかし、フライトの利用機会が多いなら、JAL普通カードよりもボーナスマイルが充実しているJAL CLUB-AカードやJAL CLUB-A ゴールドカードを選んだ方がお得です。
入会搭乗ボーナス | 5,000マイル |
---|---|
毎年初回搭乗ボーナス | 2,000マイル |
搭乗ごとのボーナス | フライトマイルの25% |
以上のように、フライトで得られるボーナスマイルには大きな差があります。CLUB-AカードやCLUB-A ゴールドカードは、フライトを利用する機会の多いユーザー向けのJALカードとして人気です。
ほとんどフライトを利用することのない人は敢えてCLUB-AやCLUB-Aゴールドといった上位カードを持つ必要はなく、JAL普通カードだけで十分です。それが、陸マイラー向けのJALカードとしておすすめする理由です。
JALマイルが貯まるカードを探している初心者マイラーの人
JAL普通カードは、初めてJALカードを利用する人におすすめです。年会費が初年度無料なので、「まずはお試し感覚で利用してみたい」という人には最適だからです。1年間無料で使ってみて、マイルの貯まり具合や優待特典の利用価値を計ることができるのが魅力です。
1年間使ってみた結果、陸マイラーとしてマイルを貯めていくのであればそのままJAL普通カードを継続すればいいですし、フライトを利用することが多いなら上位カードのCLUB-AカードやCLUB-Aゴールドに切り替えるという選択肢もあります。
JAL普通カードのメリット
ここからはJAL普通カードのメリットについて解説します。
- ショッピングでマイルが貯まる
- JALカード会員限定優待でお得
- 旅行傷害保険が付帯
- JALカードショッピングマイル・プレミアム
- JALカード ツアープレミアム
メリットとしては以上のような点が挙げられます。
以下、順にご説明します。
日常のショッピングでJALマイルを貯められる
JAL普通カードでは、毎日のショッピングでマイルを貯めることができます。JALカードには様々なメリットがありますが、この点が最大のメリットにして最大の強みとなっています。
単にJALマイレージバンクの会員になっているだけでは普段のショッピングでマイルを貯めることはできませんが、JAL普通カードならショッピングで決済するたびに200円につき1マイルを獲得できます。
日常的にマイルを効率よく貯めていきたいマイラーにとっては必携のクレジットカードなのです。
機内販売や空港内店舗などでお得な優待
JAL普通カードがあれば、機内販売や空港内店舗・免税店などで割引などの優待を受けられます。JALカードの会員限定の優待となっているので、JALマイレージバンクの会員になっているだけでは利用できない特別な特典です。
そのほか、ホテルニッコー&JALシティでや空港パーキングでの優待など、旅行やビジネスなどに嬉しい魅力的な優待特典を利用することができます。
最高1,000万円の海外・国内旅行傷害保険が付帯する
JAL普通カードには、最高1,000万円の海外旅行傷害保険と国内旅行傷害保険が付帯しています。補償としては低めですが、旅先での万が一のアクシデントに備えることができるのはメリットです。付帯保険についての詳細な内容については、後ほど詳述します。
JALカードショッピングマイル・プレミアムで還元率2倍
JAL普通カードの還元率は0.5%ですが、「JALカードショッピングマイル・プレミアム」というオプションサービスに加入すると還元率が2倍の1.0%にアップします。
ただし、JALカードショッピングマイル・プレミアムへの加入には3,300円(税込)のサービス年会費が別途必要になりますので、損益分岐点にも注意しましょう。
JALカード ツアープレミアムで区間マイルの100%を獲得
JAL普通カードには、「JALカード ツアープレミアム」というオプションサービスもあります。このサービスに加入すると、対象割引運賃で搭乗した際のフライトマイルが、区間マイルの100%分を獲得することができるようになります。
通常獲得できるフライトマイルは対象割引運賃によって異なるものの、概ね区間マイルの50%~75%です。しかし、JALカード ツアープレミアムに加入すると「ツアープレミアムボーナスマイル」が50%~25%分加算されるため、必ず区間マイルの100%を獲得できます。
JAL普通カードのデメリット
JAL普通カードには、
- 付帯保険の補償内容が乏しい
- 空マイラーにはメリットがない
- オプションサービスには別途年会費が必要
以上のようなデメリットがあります。
付帯補償が乏しいので海外旅行のメインカードには不向き
JAL普通カードには、最高1,000万円の海外旅行傷害保険と国内旅行傷害保険が付帯していますが、内訳はまったく期待できない内容です。
海外旅行傷害保険で補償されるのは、「傷害死亡・後遺障害」の最高1,000万円と「救援者費用」の100万円だけで、もっとも重要な「傷害治療費」や「疾病治療費」については付帯していません。
国内はともかく、海外の治療費は高額になりますので、補償面にこだわっておくことはとても大切です。特に、急なケガや病気などに備えておくことが最重要であり、「傷害治療費」や「疾病治療費」の付帯は必須です。
海外旅行を計画される場合は、JAL普通カードだけでなく、海外旅行傷害保険の充実しているクレジットカードも所持していくか、保険会社で提供している旅行保険などに加入するなどした方が安心です。
JAL便のフライト頻度が高い人にはメリットが低い
お伝えしていますように、JAL普通カードは陸マイラー向けのJALカードです。フライトボーナスマイルも少ないので、JALのフライトを利用する頻度の多い人にはあまりおすすめできません。搭乗を中心にマイルを貯める空マイラーなら、上位カードのCLUB-AカードやCLUB-Aゴールドがおすすめです。
JALカードのオプションサービスには別途年会費が発生する
JAL普通カードには、オプションサービスとして「JALカードショッピングマイル・プレミアム」と「JALカード ツアープレミアム」へ登録できます。前者はマイル還元率が2倍になり、後者はフライトで区間マイルの100%が貯まるお得なサービスです。
しかし、「JALカードショッピングマイル・プレミアム」で3,300円(税込)、「JALカード ツアープレミアム」で2,200円(税込)のサービス年会費が発生します。2つのサービスに加入すれば、カード年会費に加えて5,500円(税込)を負担する必要があります。
むやみやたらと加入しても、そのサービスに見合うだけの利用がなければ無駄が発生してしまう可能性もあります。陸マイラーなら「JALカードショッピングマイル・プレミアム」に加入する価値はありますが、ほとんどフライトを利用しないなら「JALカード ツアープレミアム」へは加入しないなど、利用シーンに合わせて加入を検討するようにしましょう。
JAL普通カードの評判
JAL普通カードを実際に利用しているユーザーからの声も、比較的上々です。ショッピングでマイルを貯められる点がもっとも高い評価を獲得しています。
JALマイルを貯めたい陸マイラーからの評価が高め
JALのマイルを効率よく貯めたいのであれば、JALカードの存在を無視することはできません。特にJAL普通カードは、JALカード初心者や陸マイラーにおすすめのカードとして人気があります。
普段のショッピングで利用するだけでマイルを貯めることができますし、先にご説明した「JALカードショッピングマイル・プレミアム」に加入していれば2倍のマイルを獲得できる点を評価する声が多いです。
JALマイレージバンクに加入しているだけでは、ほぼフライトでしかマイルをた貯めることができませんが、JAL普通カードならショッピングで手軽にマイルを獲得できるため、ハイペースでマイルを貯めていけるのが魅力です。
JAL普通カードの審査
JAL普通カードの入会を検討する際、もっとも気になるのが審査難易度です。一般的に、航空系クレジットカードの審査難易度は、通常のクレジットカードに比べて高めだと言われています。
ただし、JALカードにも種類があるため、ステータスの違いによって審査難易度が異なりますし、付帯する国際ブランドによって発行会社が異なるため、その点でも審査難易度に違いがあります。
一般カードなのでJALカードの中でもっとも審査難易度が低い
JAL普通カードは、JALカードの中でもっともスタンダードな位置付けです。言い換えれば、「JALカードの一般カード」として発行されているため、JALカードの中で一番審査難易度が低いです。原則として、「日本に生活基盤のある満18歳以上」という条件さえ満たしてれば申し込めるカードです。
審査が厳しいか優しいかどうかは申込資格にも反映されていますので、そこから判断する限りは「申し込みがしやすく審査難易度も優しめのクレジットカード」です。航空系クレジットカードの審査難易度がやや高めだというのは事実だとしても、JAL普通カードの審査難易度に関しては、決して驚くほど高くはありません。個人信用情報に問題がなければ十分に審査通過の可能性があります。
JAL普通カードの還元率
JAL普通カードの還元率は0.5%で、クレジットカードとしては非常に平凡な還元率です。しかし、特約店やオプションサービスを利用すれば高還元率でマイルを貯めることができます。ここでは、JAL普通カードの還元率についての詳細をご説明します。
基本還元率0.5%でマイルが貯まる
JAL普通カードは、カード利用200円ごとに1マイルが貯まります。1マイルあたりの価値は、貯めたマイルを何に交換するのかによっても異なります。例えば、海外特典航空券などに交換するなら、1マイルあたり2円以上の価値になるとも言われています。
1マイルあたりの価値は交換先によって流動的なので、詳細な価値を見出すことは難しいのが本当のところですが、還元率を計算する場合は1マイル=1円として計算するのが一般的です。そうすると、JAL普通カードのマイル還元率は0.5%になります。
JALカード特約店なら高還元率でマイルを獲得
JAL普通カードなら、「JALカード特約店」でショッピングすれば還元率が2倍になります。通常は200円ごとに1マイルを獲得できますが、JALカード特約店なら100円ごとに1マイルを獲得できます。還元率は1.0%です。
JALカード会員だけが高還元率でマイルを貯められるのが「JALカード特約店」の魅力で、通常のJALマイレージバンク会員では利用できない特別なサービスです。イオンやファミリーマート、エネオスなど、日常的に利用できる企業も特約店となっているので、積極的に活用すればより効率的にマイルを貯められます。
JALカードショッピングマイル・プレミアムで還元率1.0%
「JALカードショッピングマイル・プレミアム」というオプションサービスに加入すると、どこでショッピングをしても100円ごとに1マイルが貯まり、マイル還元率が2倍の1.0%になります。
上述のとおり、JALカード特約店でショッピングをすると還元率が2倍になりますが、JALカードショッピングマイル・プレミアムに加入していれば両方のメリットが合算されるので、100円ごとに2マイルを獲得できます。還元率は通常の4倍となる2.0%です。
JALカードショッピングマイル・プレミアムは別途年会費が必要
先にも触れましたが、JALカードショッピングマイル・プレミアムに加入すると、別途3,300円(税込)のサービス年会費がかかります。ポイント還元率が倍になるサービスではありますが、サービス年会費分の負担を無視して加入してしまうと損をすることもあるので、損益分岐点を意識した加入がおすすめです。
JALカードショッピングマイル・プレミアムに加入するなら、サービス年会費3,300円(税込)を支払ってでもマイルをお得に貯められるような使い方をする必要があります。ほとんどカードを使用しないのに、JALカードショッピングマイル・プレミアムに加入してしまうと3,300(税込)をドブに捨ててしまっているようなものです。
3,300円を3,300マイル分(1マイル=1円)と仮定した場合、通常のマイル還元率で計算すると、カード利用額660,000円に匹敵します。ただし、貯めたマイルを特典航空券に交換する目的があるなら1マイル=2円以上になるので、そうなると損益分岐点は半分の330,000円です。もしすべてJALカード特約店でショッピングをするならさらに半分の150,000円が損益分岐点です。少なくとも、年間330,000円以上のカード利用が見込めれば、サービス年会費分の元を取ることができる考えていいでしょう。
JALマイレージモールならネットショッピングが高還元率
JALの運営するオンラインモール「JALマイレージモール」を経由してネットショッピングをすると、利用ショップによっては通常よりもお得にマイルを獲得できます。期間限定でマイルアップを行っているショップもあるので、常時チェックしておくと思わぬ高還元率で利用できることもあります。
JAL普通カードのポイント
JAL普通カードは航空系クレジットカードなので、通常のクレジットカードのようにポイントが貯まるのではなく、直接マイルを貯めることができます。日常のショッピングでマイルを獲得できるカードなので、効率よくマイルを貯めていける便利な1枚です。
ポイントプログラムはJALマイレージバンク
JAL普通カードのポイントプログラムは「JALマイレージバンク(JMB)」で、マイルの有効期限は、獲得した日の翌月から数えて36カ月後の月末です。
同じ航空系クレジットカードとしてJALカードと双璧をなすANAカードは、国際ブランドごとの発行会社によってポイントプログラムが異なり、貯めたポイントをマイルに移行するシステムになっていますが、JALカードにはそうした煩わしさがなく、カードのポイントプログラムとして直接マイルを貯められるメリットがあります。
カード名 | JALカード | ANAカード |
---|---|---|
ポイントプログラム | JALマイレージバンク | 発行会社のポイントプログラムで貯めたポイントをマイルへ移行 |
メリット | 直接マイルが貯まるのでマイル移行の煩わしさがない | ポイント有効期限ギリギリまで貯めてからマイルに移行できるので 実質的にマイルの有効期限が伸びる (例:ポイント有効期限2年+マイル有効期限3年=実質5年間) |
デメリット | ANAカードとは異なりマイルが直接貯まってしまうので実質的な有効期限は短い (マイルを獲得した翌月から36カ月) |
コースによってマイルの移行レートが異なる(5マイルor10マイル) ボーナスとして獲得したポイントはマイル移行レートが低い(1ポイント=3マイル) 1ポイント=10マイルのコースはマイル移行に手数料がかかるため損益分岐点を意識しないと逆に損をすることもある |
どちらにもメリットやデメリットは存在します。上記以外でも、例えばANAカードはフライトを利用しなくても毎年ボーナスマイルを獲得できるのに対して、JALカードは搭乗しなければボーナスマイルを獲得できなどの違いがあったりします。JALカードとしては、ポイントからマイルに移行する手間のないことが特徴的なメリットです。
貯めたマイルは特典航空券や座席アップグレードに使える
特典航空券に交換したり座席のアップグレードに利用することが、マイルを貯める最大の醍醐味です。日常のショッピングでもどんどんマイルを貯められるJAL普通カードなら、より特典交換への道が短縮されます。
貯めたマイルは、以下のようなサービスに交換できます。
国内特典航空券 | 片道6,000マイル~交換可能 |
---|---|
国際線特典航空券 | 片道7,500マイル~交換可能 |
提携航空会社特典航空券 | 航空アライアンス「ワンワールド」に加盟する航空会社や提携航空会社の航空券に交換可能 |
JAL国際線アップグレード特典 | JALグループ国際線にてお持ちの航空券よりひとつ上のクラスにアップグレードできる |
e JALポイント特典 | JALホームページから航空券やツアーの購入が可能なe JALポイントに5,000マイルから交換できる。 レートは1マイル=1円相当 |
ZIPAIRポイント特典 | ZIPAIR Point Clubに入会するとマイルをZIPAIRポイントと相互交換できる |
特典航空券など、価値の高いサービスへの交換であれば1マイルあたりの価値は2円以上、場合によっては3円以上にもなります。
クーポンや提携先ポイントへの交換もできる
その他、貯めたマイルでクーポンや提携ポイントなどに交換することもできます。
JALクーポン特典 | 10,000マイルを12,000円相当のクーポンに交換できる クーポンは航空券やツアー、ホテル宿泊などの支払いに充当可 |
---|---|
JAL Global WALLETマイルチャージ (JGWマイルチャージ) |
10,000マイルを11,000JGWポイントに交換できる 1ポイント=1円でMastercard加盟店でのショッピングに充当可 海外ATMでの現地通貨引き出し分としても利用できる |
JALとっておきの逸品 | 選りすぐりのグルメなど多彩なラインナップから好きな商品と交換できる |
JALふるさとからの贈りもの | 日本各地の名産品・名品と交換できるほか、体験クーポンなどへの交換も可 |
JAL ミニマイル特典 | 少ないマイル数でも楽しめる特典。ショッピングで使えるクーポンなどに交換できる |
電子マネー特典「WAON」 | JMB WAON会員限定の特典 3,000マイルからWAONに交換できる |
パートナー特典 | Suica、Ponta、dポイントなど提携先のポイントに交換できる |
自治体ポイント特典 | 地域経済応援ポイントに2,000マイルから交換できる |
JMBワールドマーケットプレイス (ホテル・レンタカー予約) |
国内外の対象ホテルやレンタカーを、マイルで予約できる |
JMBワールドマーケットプレイス (おすすめの商品) |
マイルを、アクセサリーや電化製品などの商品に交換できる |
JALチャリティ・マイル | 被災支援や環境保全、啓蒙活動などに取り組む団体へ寄付 |
JALネクストアスリートマイル | マイルで次世代アスリートの活躍を応援できる |
以上のように、マイルには豊富な交換先が用意されています。
JAL普通カードと電子マネー
JAL普通カードには、カードと一体となった電子マネーは搭載されていませんが、「JMB WAON」というサービスが利用できます。全体的に電子マネーとの相性はあまりよくありませんが、WAONの利用頻度が高い人は「JMB WAON」に登録すると便利です。
追加でJMB WAONカードを発行できる
「JMB WAON」はJAL普通カードに搭載することはできませんが、専用のWAONカードが別途発行されます。
「JMB WAON」は通常のWAONとは異なり、WAONで決済すると直接マイルが貯まるサービスです。イオングループはもちろん、ファミリーマートやローソン、マクドナルドなど、全国66万ヶ所以上のWAON加盟店ならどこでも利用できます。
プリペイド式電子マネーにもチャージOK
JAL普通カードでは、以下のプリペイド式電子マネーにチャージすることができます。
- モバイルSuica
- PASMO
- モバイルPASMO
- SMART ICOCA
- SAPICA
- nanaco(2020年3月11日以前に登録したもの)
- 楽天Edy
ただし、これらの電子マネーにチャージしても、チャージ利用額分についてはマイル付与の対象外ですので注意してください。
JAL普通カードの付帯保険
JAL普通カードには、海外旅行傷害保険と国内旅行傷害保険が付帯しています。それぞれ最高1,000万円の補償を受けることができますが、その他の詳細な補償内容について解説します。
最高1,000万円の海外・国内旅行傷害保険が付帯
まずは、海外旅行傷害保険と国内旅行傷害の内容を見てみましょう。
海外旅行傷害保険 | 傷害死亡・後遺障害 | 最高1,000万円 |
---|---|---|
傷害治療費 | ― | |
疾病治療費 | ― | |
賠償責任 | ― | |
携行品損害 | ― | |
救援者費用 | 100万円 | |
国内旅行傷害 | 傷害死亡・後遺障害 | 最高1,000万円 |
入院保険金 | ― | |
手術保険金 | ― | |
通院保険金 | ― |
デメリットの章でもお伝えしましたとおり、JAL普通カードに付帯する旅行傷害保険は内容が乏しいため充実度の低い補償になっています。
一般カードクラスということを鑑みれば保険が付帯しているだけでもメリットではありますが、特に海外旅行へ出かける際はJAL普通カードの付帯保険を頼りにしてしまうのはおすすめできません。
繰り返しになりますが、海外へ渡航される場合は付帯保険が充実している他のクレジットカードを所持していくか、保険会社の旅行保険などへの加入は忘れないようにしてください。
JAL普通カードの追加カード|家族カードやETCカード
JAL普通カードので追加カードとして発行可能なのは、家族カードとETCカード、それに「JMB WAON」カードです。気になる家族カードやETCカードの年会費などについての詳細をご説明します。
家族カードは年会費1,100円(税込)で発行できる
JAL普通カードの家族カードは、年会費1,100円(税込)で発行できます。もちろん、本会員のカード年会費は初年度無料なので、家族カードも年会費は初年度無料です。
カードの機能も本会員と同等で、かつ本会員が「JALショッピングマイル・プレミアム」に加入していれば家族カード会員も自動的にマイル還元率が2倍になります。
家族プログラムで家族間のマイルを合算できる
家族カード会員がいれば、家族間でマイルを合算して貯められる「家族プログラム」が便利です。それぞれで貯めたマイルをまとめて特典に交換できるのが魅力で、手数料無料で登録できます。
ETCカードは新規発行手数料が発生する
ETCカードは、年会費無料で発行できます。ただし、新規発行手数料として1枚につき1,100円(税込)が必要です。
クレジットカードによってはETC利用分のポイント付与が対象外となっているものも少なくありませんが、JALカードのETCカードは、ETC利用分についてもマイルが貯まる点がメリットです。
高速道路を利用することの多いマイラーなら、加入しておいて損はありません。
JAL普通カードの締め日と支払日
JAL普通カードの締め日と支払日は、「毎月15日締め/翌月10日支払い」です。カード利用代金の遅延や延滞などを起こさないように、締め日や支払日をしっかりと把握して計画的で賢い利用を心がけましょう。
JAL普通カードは毎月15日締めで翌月10日支払い
JAL普通カードの利用代金は、毎月16日~翌月15日までを1カ月として計算されます。1日~月末までの計算ではないので注意が必要です。そのさらに翌月の10日がカード利用代金の支払日となりますが、金融機関の休業日にあたる場合は翌営業日が支払日です。請求が確定した時点で、口座には早めに準備しておくと安心です。
JAL普通カードの紹介まとめ
JAL普通カードの魅力をご紹介してきました。
主な魅力をまとめますと、
- 初年度年会費無料
- JALカードのスタンダードタイプで初心者や陸マイラーにおすすめ
- ショッピングで直接マイルが貯まる
- JALカード会員限定優待
- 最高1,000万円の旅行傷害保険
JAL普通カードは初年度年会費無料で、2年目以降は2,200円(税込)、家族カード会員は1,100円(税込)とリーズナブルに設定されています。スタンダードなタイプですが、最低限の優待サービスが付帯しているので、JALユーザーの利用価値は高めです。
JALカードのボーナスマイルはフライトを利用しないと付与されません。そのため、ボーナスマイルの少ないJAL普通カードはほとんどフライトを利用しない陸マイラーにおすすめです。
逆にフライトの利用機会が多いユーザーは、よりボーナスマイルが充実したJAL CLUB-AやJAL CLUB-Aゴールドなどへの加入を検討しましょう。
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