クレジットカードのキャッシングと消費者金融の違いを解説!
クレジットカードでお金を借りられる「キャッシング機能」と消費者金融でのキャッシングは、同じキャッシングでも利子や借りられる金額、申し込み方法など細かい点が異なります。
今回は、クレジットカードのキャッシングと消費者金融の違いを解説します。両者の特徴を知って、必要な時に上手に使い分けできるようにしましょう。
クレジットカードのキャッシングと消費者金融の違い
クレジットカードのキャッシングと消費者金融の違いは、まずクレジットカードのキャッシング機能はあくまで「ショッピング枠」がメインのクレジットカードの機能の一部という位置付けであり、キャッシングがメインのサービスではないということです。
一方で消費者金融は「キャッシング」そのものがメインのサービスであり、「現金を貸す」ということにより特化しています。
あくまで「サービスの一部」であるクレジットカードのキャッシングに対し、消費者金融の方が「メインサービス」として優れている部分もありますので、消費者金融と聞くとあまり良いイメージを持たないかもしれませんが、実はキャッシングよりも使い所さえ間違えなければ金利が安めで済むというメリットがあります。
また、消費者金融はカードローンにすでに申し込んでいる場合は別ですが、基本的には融資を受けたいと思った時に、まずカードローンの審査を受ける必要があり、借りるまでに早くても数十分〜数時間必要ですが、キャッシング機能がついているクレジットカードがあれば、コンビニATMなどで即座に借りられるので、スピーディさではクレジットカードキャッシングの方が良いと言えるでしょう。
どちらもメリット・デメリットは異なりますので、上手に使いこなせるように、本記事では「融資の(手間の)簡単さ・申し込み方法の違い」、「金利や限度額の比較」、「返済方法の違い」などをメインに解説していきますね。
クレジットカードのキャッシングと消費者金融ではどちらが簡単に借りられる?
クレジットカードのキャッシングと消費者金融、どちらが手順・スピード共に簡単かというと、すでにクレジットカードを所持しているという前提であればクレジットカードのキャッシングのほうが手順・スピードともに勝ります。
先に解説した通り、クレジットカードのキャッシングはカードさえあれば即時借入が可能で、非常にスピーディに融資が受けられます。
消費者金融は、まだローンカードを持ってないという条件であれば、まずは申し込みから始めなくてはいけないので、審査が発生するので、最短でも1時間以上はかかります。
また、業者によっては数時間以上かかってしまったり、来店が必要などの手間がかかったりすることもあるので、注意が必要です。
どちらも一から始めなくてはいけない場合は、消費者金融のほうが融資スピードは早いのですが、クレジットカードのキャッシング機能は、機能をつけていない場合をのぞき、数万円は枠があることが多いため、お金を借りたいと思った時には「クレジットカードのキャッシング」が早いといっても過言ではないでしょう。
クレジットカードのキャッシングと消費者金融の申し込み方法の違い
クレジットカードのキャッシングと消費者金融のキャッシングの申し込み方法の違いは、次の通りです。
- クレジットカードキャッシングの申し込み方法
- 消費者金融のキャッシングの申し込み方法
1.クレジットカードキャッシングの申し込み方法
クレジットカードのキャッシングの申し込みは、基本的にすでにカードにキャッシング枠が付帯している場合は新たな申し込みは不要です。
キャッシング枠を申し込んでいない場合は、専用デスクに連絡をするか、会員ページからの申し込みが必要になり、この場合は新たに「キャッシング枠」に対しての審査が必要になるので、使えるようになるまでに数日間要することも可能性としてあります。
2.消費者金融のキャッシングの申し込み方法
消費者金融のキャッシングの申し込み方法は、対人店舗の来店契約が必要な場合もたまにありますが、基本的には「WEB上で完結」するパターンと、「無人契約機」を使うパターンがあります。
WEBで完結するパターンでは、クレジットカードのオンライン申し込みと同様に、契約したい消費者金融のホームページに悪性寿司、申し込みを済ませ、審査に通ればそのまま契約ができます。
無人契約機で契約するパターンは、直接無人契約機に行って審査を受け、その場で契約するか、もしくは申し込みのみWEB、もしくは電話上でやっておき、契約は自動契約機を利用するといった手順になります。
スピーディなのは直接無人契約機に行くパターンですが、万が一審査にひっかかってしまうと「無駄足」になりますから、審査に自信がなければWEBや電話申し込みで先に審査を受けてからにしましょう。
クレジットカードのキャッシングと消費者金融の限度額・金利比較
さて、クレジットカードのキャッシングと消費者金融を比較する上で、「実際いくら借りられるのか」、「金利はどちらが安いのか」というのは気になるポイントですよね。
基本利率はさほど変わらない!無利子期間活用で消費者金融がお得
結論から言うと、金利の上限はクレジットカードであっても消費者金融であっても、おおよそ「18%」となっているケースが多く、下限を比較すればクレジットカードが12〜15%程度が多いのに対し、消費者金融は4%前後となっており、消費者金融のほうが安く感じますよね。
ですが、実際には借りる金額や支払い方法、審査によって金利は変動しますので、上限に近い金利が採用されることも多いことを考えると、一概にどちらがお得とは言えないでしょう。
とはいっても、消費者金融の一部では「無利子期間」というものを採用している会社もありますので、そういった「利子が発生しない期間」をうまく使えた場合は、当然消費者金融の方が金利は安くなりますので覚えておいてくださいね。
融資限度額は消費者金融が高い場合も
借入時の限度額を比較すると、クレジットカードのキャッシングはそもそも短期でちょっと現金が必要な時に利用することが多いことから「最高100〜300万円」程度の会社が多いですが、消費者金融の方は300万円〜800万円と、かなり高額でも審査状況によっては融資が受けられると言えます。
ただし、上限はあくまで上限ですので、800万円の最高限度額を持つ消費者金融で審査を受けても、実際には「100万円」までしか貸してもらえないということももちろんあります。
十分に融資可能な状況で、年収も高額の方であれば、上限を比較して消費者金融の方が融資限度額が高いと言えますね。
お互いに「総量規制」で影響し合うことも
さて、どちらの限度額が多いかという議論からは少し外れてしまいますが、キャッシングには「総量規制」というものがあり、簡単に言うと「年収の3分の1」を超える金額は、この法律によって借りる(貸す)ことができません。
このことから、消費者金融の方が、クレジットカードよりも融資限度額が高いからそっちで借りようと思っても、年収でひっかかってしまい借りられる額はクレジットカードのキャッシングと実際それほど変わらないこともあります。
この総量規制は1社だけの話ではなく、持っているクレジットカードや消費者金融のローンカードすべてのキャッシング額の合計を表しますので、すでに持っているクレジットカードのキャッシング合計額が年収の3分の1相当であれば、いくら利用限度額が高い消費者金融に申し込んでも借りることはできません。
また、消費者金融のキャッシング枠のせいでクレジットカードのキャッシング枠が圧迫されてしまったり、そもそも枠が設けられなかったりと言うことも考えられますので、思った金額が借りられないと思ったら、実は他のキャッシングの枠が邪魔しているかもしれませんね。
クレジットカードのキャッシングと消費者金融の返済方法はどう違う?
クレジットカードのキャッシングと消費者金融の返済方法としては、基本的にそれほど違いはなく、口座振替、ATM、銀行振込などがメインの返済方法です。
ですが、クレジットカードのキャッシングは基本的に「翌月一括払い」で、リボ払いも選択できるのに対し、消費者金融は「リボ払い」が基本で、返したければ一括でもOKとなっていることが多いです。
そのため、短期で借りて短期で返すならキャッシング、少し長めに借りたいなら消費者金融といった選び方になるでしょう。
まとめ
スピードならキャッシング、お得さなら消費者金融
クレジットカードのキャッシングと消費者金融のキャッシングは、「お金を借りる」という点は同じですが、申し込み方法や利用手順、金利や限度額などの細かな点は異なります。
総合すると、スピーディに借りたい場合はクレジットカードのキャッシングがおすすめで、できるだけ金利を低めにしたいなら「無利息期間」などを活用すれば消費者金融が良いでしょう。
どちらも使い方によってはとても便利ですが、使いすぎないようにこころがけ、状況に応じてうまく使い分けてくださいね。
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