60代でも作れるクレジットカード|高齢者は作りづらい?シニア世代OKのカードは?
60歳は人生のひとつの区切りとなる年齢で、一般的には60〜65歳で定年退職を迎える方が多いと言えます。
少子高齢化にともない定年延長が進む中、60歳自体は単なる通過点と考える方も増えていますが、定年退職というライフイベントを前に、誰しもがそれまでの生活を見つめ直し、これからの生活を考える機会に直面するタイミングと言えるでしょう。
今回は、これからのライフスタイルをどうしていくかを考えるきっかけとなる「60代でのカード選び」について焦点を当てていきます。
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2024-09-02~2024-12-01
60代におすすめのカードを選ぶポイントや、具体的なカード紹介まで解説していきますので、これからクレジットカードを作ろうと考えている方はぜひ参考にして、これからのパートナーとしてぴったりの1枚を見つけてくださいね。
60代はクレジットカードを作りづらい?
一般に60代になるとクレジットカードを作りづらくなると言われていますが、実は60歳になったとたんにすぐカード発行が難しくなるという訳ではありません。
もちろん、発行の難易度は申し込みをする際の本人の属性や環境にもより、今では60代でも定年時期が遅れている傾向もあるので、しっかり働いている60〜65歳くらいまでの方であればそれほど急に審査が厳しくなるということはありません。
ただし、多くの方が定年退職をする65歳を超えてくると、年金生活に突入し現役で働いていた頃よりも収入が減るケースがほとんどのため、クレジットカードの審査には年齢を重ねるにつれて通りづらくなってくると言えます。
自営業などで定年退職がなく、生涯現役という場合には年金生活者よりも審査難易度は下がりますが、一般的には70歳近くなると60歳になりたてのころよりも格段に審査は厳しくなります。
そうなってしまう背景には、収入面などの属性が変化するということももちろんありますが、年齢が上がるにつれて大きな消費をしてくれない可能性が高まること、また突然亡くなってしまい貸し倒れが発生するリスクがあることが大きな要因として挙げられます。
在職中〜65歳前に必ず1枚はクレジットカードを作っておくこと
60代になると定年退職後の生活も視野に入ってくる時期で、退職してから年金だけに頼った状態でクレジットカードを作ろうと思うと、現役でバリバリ働いているころよりも確実に審査が厳しくなります。
そのため、同じ60代でもしっかり働いている「定年退職前」に希望のクレジットカードを作り、長く使いたい・使えるカードを持っておくと安心です。
もちろん本人の環境や支払い能力によっては退職後もカード審査に通るというケースもありますが、一般的にはハイステータスなカードなどは年金生活で作るのは厳しいと考えておきましょう。
「作りにくい」カードであればあるほど、審査に通りやすい現役のうちに1枚作っておくのがおすすめです。
60歳以上〜高齢者のクレジットカードの審査基準
年齢を問わず、クレジットカードの審査では3Cと呼ばれる審査基準を重要視して行われます。
3Cとは、次の項目のことを指しています。
クレジットカード審査の「3C」とは?
- <Capacity(資力)>継続して返済を続けるために一定の収入が定期的にあるか
- <Character(性格)>(お金に関しての)性格、きちんと返済できるかどうか等のまじめさ・信頼性
- <Capital(資産)>不動産・車・有価証券・貯蓄など、担保になりうる資産があるか
3Cのうち最も重視されるのは Capacity(資力) と言われています。
高齢者向けの再雇用への切り替えや定年退職などによる「資力」、つまり返済能力の低下が、60代がクレジットカードをつくりにくくなると言われる最も大きな原因でしょう。とは言っても、定年退職後の方でも年金収入は安定した収入の1つとみなされるので、年金額だけの返済能力は「ある」と判断されます。
カードごとに収入面での基準をクリアしていれば、あとは「性格」面も重要になります。性格に関しては、60代までに積んできたローンやクレジットカードなどの「信用取引」に関する記録がしっかりとしていれば「信用ができる人物」と判断されやすくなるので、それほど問題はなく審査に通るでしょう。
持ち家の有無や資産の有無は、若い時には支払い能力や性格に比べるとそれほど重要視されない傾向にありますが、それでも収入が少なく資産もないよりは、収入が少なくても持ち家や貯蓄などの資産をもっていたほうが当然審査には有利になります。
高齢になると「年金」か「資産」からの支払いが前提になりやすい
高齢になってくると、自営業の方を除き一般的には現役のころほどの安定収入は見込めないため、クレジットカード会社としてはカードの利用分の支払いは次の2パターンを想定します。
年金収入を原資にお金を使ってもらう
資産や貯蓄を原資にお金を使ってもらう
60歳以上で年金生活が前提になっている方であれば、若い方よりも資産を持っていることが大きく評価される可能性もありますが、基本的にはどの年齢層でも3Cをカバーできる方であればクレジットカードは発行できますので、ご安心ください。
60代が持つべきクレジットカード
60代で新たにクレジットカードを持つ、もしくは今後長く使うことを想定してカードの見直しをしたいという方は、ぜひ「どんな目的でカードを発行するか」を頭に置いて選ぶようにしましょう。
ここでは、60代の方全般におすすめできるクレジットカードを、選ぶ際の目的やポイントを交えてご紹介していきます。
60代でクレジットカードを作る理由は?
- ステータスカードでゆとりある生活を過ごしたい
- 普段使いで活用しやすい1枚を使いたい
ステータスカードでゆとりある生活を過ごしたい
60代になると、定年退職後のゆったりとした生活も視野に入るようになり、気ままでゆとりある生活をしたいという希望も出てくると思います。
ゆったりとした優雅な生活を送りたい方には、ステータス性、サービスの質の高いカードがおすすめです。
ステータス性の高いカードの多くに当てはまる特徴として、トラベルやエンターテイメントなどの「余暇の楽しみ」を強力にサポートしてくれるサービスが豊富に用意されているということがあります。
例えば、ゴールドカード以上の多くのカードでは指定の空港ラウンジを無料で利用できる、旅行傷害保険が充実している、提携レストランや宿泊施設の優待を受けられるなどの様々なメリットが受けられます。シニア世代となりゆとりある生活を楽しみたいのであれば、そういったサービスや特典を重視してライフスタイルをより豊かにしてくれるカードを選ぶようにしましょう。
ダイナースクラブカード
年会費 (初年度) |
24,200円(税込) | 年会費 (2年目) |
24,200円(税込) |
---|---|---|---|
還元率 | 0.40%〜0.416% | 発行日数 | カード到着まで2~3週間ほど |
ダイナースクラブカードは、日本のクレジットカード業界の先駆けとして「日本で初めて」発行されたクレジットカードです。
サービスの本拠地はアメリカですが、富裕層向けクレジットカードとして長い歴史を持ち、国際的にも最高のステータス性を誇るカードブランドとして有名です。
年会費は決して安くはありませんが、一般的なプラチナカード以上のステータス性、独自のサービが魅力の「持っているだけで価値がある」1枚と言えます。
サービスの一例としては、旅行傷害保険が国内外問わず最高1億円まで補償されるほか、空港ラウンジの独自サービスも「世界1,000ヵ所」もの指定ラウンジが無料で利用できるなど、トラベル関連のサービスも他社とは一線を画した内容になっています。
提携の宿泊施設では特別な割引が受けられたり、優待サービスが受けられるほか、ダイナースクラブが厳選したレストランのコースを2名以上で利用すると1名分のコース料金が無料になったりするなど、非日常の体験を楽しむのに役立つサービスが盛り込まれていますので、人とは異なるラグジュアリーな1枚を持ちたい方におすすめです。
アメリカン・エキスプレス・ゴールドカード
年会費 (初年度) |
31,900円(税込) | 年会費 (2年目) |
31,900円(税込) |
---|---|---|---|
還元率 | 0.33%〜0.40% | 発行日数 | 約3週間 |
アメリカン・エキスプレス・ゴールドカードは、国際ブランドの1つである「アメリカン・エキスプレス」が発行するクレジットカードです。
ゴールドカードと言えばアメックス、というほど知名度の高い「ゴールドカードの代表格」とも言える存在で、名称はゴールドカードと言いつつも一般的なレベルでは「プラチナカード」相当の価値があります。
アメックスブランドの特徴でもある「トラベル&エンターテイメント」に強いということで、老後の余暇をより充実させるには最も適したカードの1つと言えるでしょう。
具体的には、最高1億円(フル活用には利用付帯が必要)の旅行傷害保険のほか、カード会員専用の旅行予約サイトが使える、空港ラウンジサービスとして優秀な「プライオリティ・パス」の会員権がついてくるなど、旅行好きな方には嬉しいサービスが多く盛り込まれています。
そのほかにも、条件次第でレストランの1名分のコースが無料になる「ゴールド・ダイニングby 招待日和」やゴールドカード会員専用イベントに招待されるといった普通では受けられない待遇を受けられるのも魅力です。
ゆとりある生活に役立つ、トラベルやエンターテイメントを楽しみたい方にぴったりのカードです。
ダイナースとアメックス、どちらを選ぶべき?
ダイナースとアメックスはどちらも厳しい審査基準を持つ、世界中で通用する高い信頼性を誇る国際ブランドです。
サービス内容はそれぞれ特徴や強みが異なるので、一概に「どちらが良い」とは言えません。
どちらのサービスも内容や活用シーンをしっかり理解した上で、自分の理想とするライフスタイルが遅れそうな方を選ぶのが最も良いでしょう。
普段使いで活用しやすい1枚を使いたい
60代後半となると定年退職を迎え年金生活を始める方も多く、トラベルやエンターテイメントなどにはお金をかけつつも、日常生活でできるだけ節約志向でいきたいという方も少なくありません。
普段使いでお得にカードを活用したいなら、どこのお店で使っても良い汎用性の高い「ポイント還元率」の高いクレジットカード、または特定のグループのお店やサービスを利用する時にお得になるカードを所有するのがおすすめです。
例えば、買い物は近くにあるショッピングモールでほとんど済ませてしまうタイプの方であれば、そのショッピングモールが発行、もしくは提携しているカードを作れば、カード会員限定のおトクなサービスや割引を受けられることが多いでしょう。
クレジットカードの種類によっては、特定のデパートやスーパーで利用するとタイミングによって5%〜10%ほどの割引が受けられるものもあり、節約に効果的です。
非日常を楽しめる特典や優待目的よりも、「普段使い」で活用したいカードは、ぜひ「頻繁に利用するか、本当にお得になるか」を基準に選んでみてください。
イオンカード
年会費 (初年度) |
永年無料 | 年会費 (2年目) |
永年無料 |
---|---|---|---|
還元率 | 0.5%~1% | 発行日数 | 約2週間 |
イオンカードはイオングループから発行されている「年会費無料」のクレジットカードで、イオングループで利用するなら「最も割引率が高い」お得なカードです。
毎月20日、30日は「お客様感謝デー」としてイオングループの対象店舗でのお買い物代金の合計から「5%オフ」になるというイベントが行われており、一般的なポイント還元率の高いカードで買い物をしても還元率は1.0%程度のものが多いことを考えると、イオンで使うならこれ以上お得なカードはありません。
そのほかにも、イオンユーザーには嬉しいおトクなサービスが受けられるほか、イオンでの特典だけではなく、「旅行」や「レジャー」で役立つサービスも用意されています。
提携旅行会社のお得な旅行検索ができる会員サービスのほか、世界15ヵ国にある「イオンワールドデスク」は、旅行先での困ったに答えてくれる嬉しいサービスです。
イオンシネマで受けられる特別価格の優待など、イオンでの「お買い物」以外でも様々なメリットがありますので、イオンユーザーかつ少しでもお得なカードが欲しい方は一度検討してみてください。
楽天カード
年会費 (初年度) |
永年無料 | 年会費 (2年目) |
永年無料 |
---|---|---|---|
還元率 | 1.0%〜4.0% | 発行日数 | 最短3日 |
楽天カードは、楽天グループから発行されている年会費無料のクレジットカードで、普段使いのポイント還元率の高さと、楽天関連サービスがとてもお得になるという点が人気を集めています。
楽天カードの最大のメリットである「ポイント還元」は、どんなお店で使っても基本的には1.0%以上のポイント還元率を誇るというものです。
採用している「楽天ポイント」は共通ポイントとして提携店も多く、街の「ミスタードーナツ」や「マクドナルド」、「くら寿司」といった誰もが知っている有名店をはじめとする店舗で「カード利用でのポイント」以外に「お店の利用金額に応じたポイント」を貯めることができるので、上手に活用すれば普段使いでも「2.0%」以上のポイント還元率になります。
楽天市場の利用では常時3.0%以上の還元率など、普段使いに加え楽天グループでのお得度は随一です。
重いものは配送までしてもらえるネットショッピングで済ませてしまうという使い方もできるので、できるだけ荷物を持ちたくない時には特に助かるかもしれませんね。
普段から効率良くポイントを貯めて、お店やネットショップでのお買い物にどんどん使っていきたい「お得志向」の方にぴったりです。
発行しやすい流通系カードは狙い目
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流通系カードとは、スーパー、ショッピングモールなどのいわゆる「流通系の会社」から発行されている、もしくは流通系の会社と提携しているカードの総称ですが、一般的な特徴として「審査が柔軟」であると言えます。
流通系のカードはそもそも発行元のサービスやお店がお得になる特典付きで発行することで、さらに顧客を増やそうという目的があります。
メインターゲットとなるのはよく買い物をする主婦や若年層といったケースも多く、とにかく審査が比較的柔軟で発行しやすいため、60代となりカード審査に自信がない方でもチャレンジしやすい「狙い目」のカテゴリです。
60代が使える最強のハイステータスカードは
60代となり、ローンも完済し十分な貯蓄もあるなど経済的に余裕がある方は、生活をより楽しむために「ハイステータス」なカードにこだわる方もいるでしょう。
先にもダイナースクラブカードやアメックスゴールド・カードなどハイステータスなカードを紹介しましたが、ここではそれ以上にステータス性が高く、特別なサービスを特徴としているカードをご紹介します。
お金で買えない、価値あるサービスにこだわるなら
60代は金銭的なゆとりから「お金では買えない体験」や「価値あるサービス」を堪能したいというニーズが出てくる世代でもあります。
価値あるサービスや体験にこだわりを持とうと思うと、やはり一般的なクレジットカードではサービスに限界がありますので、普通のカードではなかなか体験できない「特別感」を売りにしているハイステータスなカードが役立つようになっていきます。
そういったカードはステータス性もさることながら「年会費」も高くなっていきますので誰にでも持てるカードではなくなってしまいますが、逆に言えば年会費を支払うだけの価値を持っており、上手に使いこなせば普通の人では体験できないようなことも楽しむことができるきっかけになるとも言えます。
ゴールドカードなどのステータス・サービスでは満足できない方は、よりハイステータスでぜひ自分に合った「価値ある1枚」を探してみましょう。
ラグジュアリーカードMastercard Black Card
年会費 (初年度) |
110,000円(税込) | 年会費 (2年目) |
110,000円(税込) |
---|---|---|---|
還元率 | 0.5%〜1.0% | 発行日数 | 3週間程度 |
ラグジュアリーカードMastercard Black Cardは、日本では2016年に発行が始まった比較的新しいクレジットカードですが、海外ではすでに「最高のステータスを誇るカード」として有名になっています。
選べる国際ブランドは「MasterCard」一択ですが、MasterCardブランドのカードの中でも最高のステータス性・サービス力を誇ります。
Black Cardは3種類あるラグジュアリーカードの中で中間に位置するカードですが、サービスの内容・ステータス性からすると一般的なプラチナカード以上です。
年会費はクレジットカードとしてはかなり高額な部類に入りますが、「価値ある体験」を売りにしているだけあって、他のカードでは受けられないサービスが用意されています。
旅行傷害保険を始めとする各種付帯保険が充実しコンシェルジュサービス、提携先の航空会社やホテルなどの上級会員資格を得られるなどトラベル関連のサービスが充実しています。
特徴的なのが、予約困難なお店を優先的に予約してくれる「Luxury Table」に、厳選された東京23区内のレストランから自宅までの往路、もしくは復路どちらかをリムジンで送迎してくれる「Luxury Limousine」というサービスです。
この2つを組み合わせれば、帰りのタクシーを心配することも、予約ができずにあちこちに電話をかけることもなく「ラグジュアリーカード」の専用デスクにコールするだけで話が済んでしまいます。
会員専用イベントなど、非日常を味わえる価値あるサービスが盛りだくさんですので、こだわり派の方でも満足できる1枚と言えるでしょう。
60歳以上歓迎!シニア世代のためのクレジットカードがある?
60歳以上になると徐々にクレジットカードは作りにくくなる可能性がある、というお話を先の章でしましたが、中にはむしろ「60代以上限定」というシニア世代だけをターゲットにした特殊なカードもあります。
ここでは、ミドル世代から作ることができる、シニア世代でも活躍するカードについてご紹介します。
64歳まで申し込みOK!旅行代金が割引になるカード!
交通系クレジットカードとして有名な「ビューカード」シリーズには、64歳まで申し込みができる「満50歳以上限定」という特殊なカードもあります。
シニア世代、ミドル世代となるとお金の使い方も変化があり、旅行を楽しみたいという方も増えてきます。
そういった方には、旅行専用のカードとして「旅行代金」が安くなるようなカードを作っておくと、毎回の旅行代金を抑えて楽しむことができます。
大人の休日倶楽部ミドルカード
大人の休日倶楽部ミドルカードは、ビューカードから発行されているSuica一体型のクレジットカードで、男性であれば50歳〜64歳、女性は満50歳~59歳まで入会資格のある「ミドル・シニア歓迎」のクレジットカードです。
特徴としては、JR東日本・JR北海道線を片道・往復問わず連続で201キロ以上利用すると一律で運賃・料金が5%オフ、またびゅう国内旅行商品が同行者も一律5%オフになるというものです。
そのほかにも大人の休日倶楽部限定のお得な割引切符が購入できるなど、「JR東日本」をメインに旅するユーザー必携のカードと言えます。
同じシリーズの高齢用クレジットカードとして男性65歳以上・女性60歳以上向けの「大人の休日倶楽部ジパングカード」があり、JR東日本・JR北海道線を片道・往復問わず連続で201キロ以上利用すると最大30%も割引がされるなど、「ミドルカード」以上の特典内容です。
ミドルカードから申し込むことが先々まで使える1枚を持つことにつながりますので、先を見据えて旅行をお得に楽しめるカードが欲しい方におすすめです。
60代ではじめてクレジットカードをつくりたい場合
60代ではじめてクレジットカードを持ちたいと思っても、普通のカードは「クレヒス」を重視することからなかなか発行に至らないというケースも少なくありません。
カードによっては、「60代までクレヒスが全くないから」という理由だけでカード審査に落とされてしまうことも考えられますので、クレヒスに審査落ちの記録を作らないためにも、60代での初めてのカード選びには注意が必要です。
クレジットカードを持ちたい!を叶えてくれるカード
60代で初めてクレジットカードを持ちたいと思った時、支払い能力に問題がなければ問題は「クレヒスがないこと」です。
クレヒス、つまり信用情報(クレジットヒストリー)は、ローンやクレジットカードなどの申し込み、返済、利用などに関連する様々な情報が記載されているもので、クレジットカードの審査の際は必ずチェックされます。
クレヒスが全くないというのは、主に「今まで現金主義」だったか「過去に金融事故を起こして長期間信用取引ができない状態」だったかの2パターンと判断されます。
60歳になるまで現金主義を貫くということも珍しいので、カード会社は「金融事故」を起こした可能性を考慮して審査に落としてしまう可能性が高いと言えます。
こうした審査落ちパターンを防ぐためには、最初の1枚としてクレヒスよりも「現在の状況」を見て判断してくれるクレジットカードを選ぶのがコツです。
クレヒスが厳しい場合は、デビットカードという方法もあります。こちらでクレヒスを積むのもおすすめです。その後、消費者金融発行のクレジットカードなどでさらに実績を積みましょう。
アコムACマスターカード
年会費 (初年度) |
永年無料 | 年会費 (2年目) |
永年無料 |
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還元率 | - | 発行日数 | 最短即日発行 |
アコムACマスターカードは、消費者金融系の「アコム」から発行されているクレジットカードで、独自の審査基準と発行スピードが特徴です。
普通のクレジットカードとして使えるキャッシング機能に強みがありますが、それ以外の「ポイント還元」や「付帯保険」などの特典類は一切ありません。
まだ60代になりたての方であれば、初めてのカードとして本カードにチャレンジし、発行されたらコツコツと利用履歴を積んでクレヒス修行することで、65歳までによりステータスの高いクレジットカードが持てる可能性も高まります。
今までカードを持っていなかったけれど、これからは便利なカードライフを楽しみたい、という方はぜひトライしてみてください。
まとめ
60代のカード選びは「余暇の過ごし方」と「長く活用できる実用性」が大切!
60代となると定年退職も目前で、どんなシニアライフを送るかも考える年齢となります。
60代で新たなクレジットカードを発行しようと思った際は、できるだけ現役を離れない、年金生活が始まる前に希望のカードを見つけ、発行しておくのが最もスムーズです。
今後の豊かなシニアライフを想定して「ステータス性」や「サービス」が良いカードを選ぶのも非常におすすめですが、それよりも日頃からお得に活用できるカードが欲しいと考える方は、スーパーや特定のお店で特典が受けられるカードや、ポイントが貯めやすいカードなども使いやすいでしょう。
60代と言っても選択肢は様々で、特殊カードとして「シニア専用」のお得なカードなどもありますので、ぜひ今後のライフスタイルを見据えながらじっくり「長く付き合える1枚」を選んでくださいね。
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