クレジットカードを解約すると電子マネーはどうなる?
電子マネーを利用している方の多くは、クレジットカードチャージや、オートチャージ機能を活用している方もみえると思います。
しかし、毎年必要となる年会費が負担になっているなど様々な理由により、クレジットカードを解約したい場合もありますよね。
この記事では、これまで電子マネーに紐づけて使っていたクレジットカードを解約した場合、電子マネーの利用はどうなるのか、また、カード解約をして電子マネーが使えなくなった方のために、無料で電子マネーが使えておすすめのクレジットカードの紹介もしていきます。
注意点もあわせて解説していきますので、電子マネーのクレジットチャージやオートチャージ機能に登録しているクレジットカードの解約を検討している方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
クレジットカードを解約すると電子マネーはどうなる?
電子マネーには、後払い式の「ポストペイ型電子マネー」と事前に残高をチャージして利用する「チャージ型電子マネー」の2種類があります。
ポストペイ型とチャージ型では、利用金額の決済方法が異なるため、クレジットカードの解約後にどう不便になるのかに違いが出てきます。
- ポストペイ型電子マネーの場合
- チャージ型電子マネーの場合
ポストペイ型電子マネーの場合
ポストペイ型電子マネーはクレジットカードの登録が必須。クレジットカードと紐付けされていないと利用することができません。そのため、登録しているクレジットカードを解約した場合、電子マネーは完全に「使用不可」となります。
ポストペイ型電子マネーを使い続けたいのであれば、解約は見送るか、より負担なく持てる「ポストペイ型電子マネー対応クレジットカード」に申し込む必要があります。
チャージ型電子マネーの場合
チャージ型電子マネーは、クレジットカードの登録が必須ではありません。現金チャージにすれば、継続して利用が可能。
しかし、クレジットカードの登録が必要となるオートチャージ機能などの一部機能は使えなくなります。電子マネーとしての利用は可能、ということになりますね。
オートチャージ機能を使いたいのであれば、対応するクレジットカードの解約は控えたほうがいいでしょう。もしくは、チャージ不要で使える「ポストペイ型電子マネー」に対応したクレジットカードを持つというのもおすすめです。
カード解約して電子マネーが使えない!負担なく電子マネーが使えるおすすめのクレジットカードは?
クレジットカードを解約して使っていた電子マネーが使えなくなってしまった場合、やっぱり不便を感じることもありますよね。そんなときには、年会費が安く持ち続けるのに負担の少ないクレジットカードの利用がおすすめ。
ここでは、年会費の負担が少なく、電子マネーを利用できるおすすめのクレジットカードを3枚ご紹介します。
負担なく電子マネーが使える!おすすめクレジットカード
1.dカード
年会費 (初年度) |
永年無料 | 年会費 (2年目) |
永年無料 |
---|---|---|---|
還元率 | 1.0%〜5.0% | 発行日数 | 最短5営業日 |
dカードは、NTTドコモが提供するクレジットカード。ドコモユーザー以外も発行可能なお得なカードです。
100円(税込)の利用につき1ポイントの割合でdポイントが獲得可能で、ポイント還元率は1%~とクレジットカードの中でも高い還元率となっています。
dカードは、ポストペイ型電子マネー「iD」が付帯。サイン・チャージ不要でサクサク利用できます。
iDは、コンビニやスーパーはもちろん、ドラッグストアやガソリンスタンド、家電量販店、空港・交通施設など、日本全国様々なお店で利用可能。さらに、iD特約店で利用すると、100円で1ポイント貯まるdポイントに加え、利用金額に応じたポイントが貯まったり、割引を受けることができたりと、お得度が高いのも大きな魅力です。
貯めたdポイントは、ローソンやマクドナルドなどdポイント加盟店で、1ポイント1円としてお買い物時に利用可能、さらに2,000ポイントで2,000円分の値引きが可能なiDキャッシュバックも可能なので、電子マネーをお得に使えるようになります。
年会費無料で高還元率、電子マネーiDをお得に使うことができる、コスパの良いおすすめの1枚です。
2.JCB CARD W
年会費 (初年度) |
永年無料 | 年会費 (2年目) |
永年無料 |
---|---|---|---|
還元率 | 1.0%〜5.5%※最大還元率はJCB PREMO(or nanacoポイント)に交換した場合 | 発行日数 | 最短3日 通常1週間 |
JCB CARD Wは、信頼と実績の高い国際ブランドであるJCBが発行するプロパーカード。WEB入会限定、39歳以下対象のクレジットカードのため、オンラインから発行申し込みをする必要があります。
年会費は永年無料で、常時ポイント還元率1.0%で利用できるお得度の高いカードです。
JCB CARD Wが対応しているのはポストペイ型電子マネーの「QUICPay」。チャージ残高を気にする必要もなく、いつでもスマートな決済が可能です。QUICPayの利用でもカードと同じ還元率1%でポイントが付与されます。
QUICPayは利用可能店舗も多岐にわたるため、多くのシーンで活用できる電子マネーです。コンビニはもちろん、スーパーやドラッグストア、ファミリーレストラン、ガソリンスタンド、マクドナルドなど日常的に利用する機会の多いお店で利用できますよ。
貯めたOkiDokiポイントは、JCBギフトカードへの交換やマイルへの以降も可能。nanacoやWAON、Ponta、T-POINT、楽天スーパーポイントなど他社ポイントへの移行も可能となっており、とても便利に利用することができます。
維持費の負担なくQUICPayを利用したい方は、ぜひご検討ください。
3.ビュースイカカード
年会費 (初年度) |
524円(税込) | 年会費 (2年目) |
524円(税込) |
---|---|---|---|
還元率 | 0.50%~1.84% | 発行日数 | 最短1週間 |
ビュースイカカードは、年会費524円(税込)で利用できる格安なクレジットカード。電子マネーSuicaが付帯しており、Suicaチャージや定期券の利用が便利・お得な1枚です。
年会費はかかるものの、モバイルsuica経由で定期券などを購入することで、金額によって「年会費以上」のポイント付与が得られるのが魅力。実質無料です。
Suicaチャージ(オートチャージ)、定期券購入のポイント還元率は1.5%~5.0%と破格の数字です。常時1.5%還元でSuicaが使えれば、非常に心強いですよね。
Suicaは全国の交通系電子マネーと相互利用が可能で、使える範囲が多いのが特徴。電子マネーが使える店舗なら、ほぼ対応しているケースが多いでしょう。
貯めたJREポイントは、商品交換のほか、Suicaチャージにも利用できますので、使い道には困りません。交通系電子マネーをお得・便利に使いたい方におすすめします。
電子マネーと紐付けされたクレジットカードを解約したい時の注意点
ここでは、電子マネーと紐付けされたクレジットカードを解約する際の注意点を解説します。
電子マネーと紐付けされたクレジットカードを解約したいときの注意点
- 後払い式電子マネーの場合は完全に使えなくなる
- クレジットカード一体型の場合使えなくなることも
- できるだけポイントは使い切っておく
1.後払い式電子マネーの場合は完全に使えなくなる
先述の通り、後払い式電子マネー「ポストペイ型電子マネー」を利用するには、クレジットカードの登録が必須となっています。
iDやQUICPayなどのクレジットカードと連動している電子マネーは、カードの解約と同時に完全に使用不可に。
おサイフケータイやApple Payで電子マネーを利用している方は注意が必要です。
2.クレジットカード一体型の場合使えなくなることも
電子マネーを利用してる方の中で、クレジットカード一体型を利用している方もいますよね。クレジットカードを解約してしまうと、一体となっている電子マネーも使えなくなってしまうケースもあります。
PASMO系列のクレジットカードは、特にその傾向が強いため、利用しているクレジットカードの解約により、利用中の電子マネーがどうなるのか、一度確認してから解約手続きをしましょう。
3.できるだけポイントは使い切っておく
貯めたポイントはクレジットカードの解約と同時に失効となり、使えなくなるケースがほとんど。たくさん貯めていたことを忘れ解約してしまうと勿体無いですよね。
クレジットカードの解約を考えたときには、必ず保有ポイントを確認し、無駄のないようにできるだけ使い切る、または移行可能であれば移行してからクレジットカードを解約しましょう。
電子マネーのタイプ別にクレジットカード解約後どうなるかは異なる!確認しておこう
電子マネーのタイプによって、紐付けしているクレジットカードを解約した際にどうなるかは異なります。
・ポストペイ型クレジットカード……完全に使えなくなる
・チャージ型クレジットカード……オートチャージ機能など一部機能が使えなくなる
どちらも、これまで通りに利用することはできなくなりますので、注意が必要です。
電子マネーに紐付けしていたクレジットカードの代わりに、よりコスパが良く、電子マネーをお得に利用できるクレジットカードの利用もオススメです。
解約する際には注意点にも気をつけて、電子マネーに紐付けられたクレジットカードの解約をしてくださいね。
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