電子マネー利用でマイルが貯まるおすすめのクレジットカードは?
電子マネーとクレジットカードの併用でマイルを貯めるのは、陸マイラーの王道パターン。
ですが、どんな電子マネーで効率よくマイルが貯められるのか知らないと損をしてしまいます。
今回は、電子マネー利用で効率よくマイルを貯められるクレジットカードや、どの電子マネーでどのマイルが貯められるかの解説をします。
電子マネーを活用してマイルをどんどん貯めていきたい方は、ぜひ参考にしてくださいね。
マイルが貯められる電子マネー・マイルの組み合わせを知っておこう
まず、知っておかなくては損をしてしまうのが「どの電子マネーでどのマイルが貯められるか」というポイント。
国内主要マイルであるANA、JALマイルを貯められる電子マネーの組み合わせは、以下の通りです。それぞれの電子マネーについて簡単にマイルとの関係性を解説します。
電子マネー利用で貯まる!電子マネー、マイルの組み合わせ
- ANAマイルが貯まる電子マネー……nanaco、iD、QUICPay、楽天Edy
- JALマイルが貯まる電子マネー……WAON、iD、QUICPay
ANAマイルが貯まる電子マネー
ANAマイルが貯まる電子マネーは、以下の通りです。それぞれについて、簡単に解説します。
- 楽天Edy
- iD
- QUICPay
- nanaco
1.楽天Edy
楽天Edyは、ANAマイルを貯めるのに最も適した電子マネー。以下のカードでEdyアプリからEdyにチャージをすると、200円につき1マイルが貯まります。
・ANA JCBワイドゴールドカード
・ANAダイナースカード
・ANAカードプレミアム
さらに、楽天Edy利用時のポイントを「ANAマイル」に設定しておけば、200円につき1マイル、合計で1.0%の還元率でマイルが貯まるのです。
とにかく効率重視でANAマイルを貯めたい方は、ぜひ楽天Edyの利用を検討しましょう。
Edyの利用でマイルが3倍貯まる!ANAマイレージクラブモバイルプラス
楽天Edyをより効率よく活用したいなら、おすすめは「ANAマイレージクラブモバイルプラス」。ANA関連のちょっとお得な特典や優待が受けられる会員制サービスです。
こちらに加入しておくと、なんと楽天Edy200円の利用につきマイルが3マイルもたまります。チャージのマイルと組み合わせると、200円につき4マイル。驚異の2.0%還元です。
月々300円の年会費はかかりますが、効率よく楽天Edyでマイルを貯めるならとてもおすすめです。
2.iD
電子マネーiDは、ポストペイ型(後払い式)電子マネーの代表格。QUICPayと同様に、使えるお店が非常に多いのが特徴です。
iDは基本的に「クレジットカード機能」が電子マネー化したもの。ですから、利用するクレジットカードによっては、ためたポイントをANAマイルに交換できるのです。
1.0%のポイント還元率なら、多くの場合2ポイントにつき1マイルの交換率。最終的にはマイル還元率0.5%ですね。
ANAカードの公式でも、普通カードなら0.5%のマイル還元率ということを考えると、悪くない数字です。
3.QUICPay
QUICPayは、JCB系のクレジットカードに搭載されているポストペイ型(後払い式)電子マネー。
iDと同様に、クレジットカード機能のひとつとして付帯します。クレジットカードの種類により、貯めたポイントをANAマイルに交換が可能。
高還元率なカードなら、最終的には0.5%程度の還元率でマイルへ交換できます。200円利用につき1マイルということですね。
すでにQUICPayを利用していて、電子マネーを使った時でもマイルを貯めたい方におすすめです。
4.nanaco
電子マネーnanacoは、セブンイレブンやイトーヨーカードといったお店で利用できる万能電子マネー。税金支払いもできてしまう優れものです。
nanacoでマイルを貯めるには、nanaco利用時に貯められるポイント(200円につき1ポイント)を、ANAマイルに交換する必要があります。
500nanacoポイントが貯まれば、250ANAマイルに交換可能です。
nanacoはポイント還元率が2019年7月より100円につき1ポイント→200円につき1ポイントに改悪されてしまいましたので、マイル還元率は0.25%。低い数字です。
ですが、nanacoの強みはチャージでのクレジットポイントも付与されるカードがあること。
うまく使えば、チャージと利用の合計で0.85%のマイル還元率も実現できますので、チャージ用のクレジットカードを吟味しましょう。おすすめはリクルートカードですよ。
JALマイルが貯まる電子マネー
JALマイルが貯まる電子マネーは、次の通りです。それぞれについて、簡単に解説します。
- WAON
- iD
- QUICPay
1.WAON
電子マネー「WAON」は、イオングループの店舗を中心に、様々な場所で使える電子マネー。
WAONには種類があり、「JMBWAONカード」を活用することでJALマイルが貯まります。オートチャージ、利用時にそれぞれ次の還元率でマイルが付与される仕組みですね。
・JALカードからのオートチャージ(0.5%)
・JMB WAONカード利用時のマイル(0.5%)
合計で1.0%の還元率でマイルが貯められるのは、効率的。JALカードでもゴールドカード以上、もしくは年会費のかかるショッピングマイルプレミアムに加入しないと1.0%の還元率は実現できません。
できるだけコストをかけずに効率よくマイルを貯めたい方は、ぜひWAONを活用しましょう。
2.iD
ANAマイルだけではなく、JALマイルも貯められる電子マネー「iD」。先述のとおり、クレジットカードに付帯する、クレジットカード機能の一部のような「後払い式電子マネー」です。
紐付けがされているクレジットカードの種類によっては、iD利用で貯めたクレジットカードのポイントを「JALマイル」に交換可能。高めの還元率のカードなら、0.5%程度の還元率でJALマイルがたまるようになっています。
クレジットカードがマイルへのポイント交換に対応していれば設定・チャージ不要な電子マネーです。
気軽にマイルを貯めたい方の選択肢として覚えておきましょう。
3.QUICPay
電子マネーiDと同様に、後払い式電子マネーとして便利なQUICPay。こちらも、ANAマイルの項でも説明したように、クレジットカードの種類によって、貯めたポイントをJALマイルに交換できます。
高還元率なカードなら、0.5%程度の還元率。クレジットカード付帯でチャージ不要の電子マネーを活用して「マイル」を貯めたい方は、ぜひご検討ください。
電子マネー利用でマイルが貯まる!チャージにおすすめのクレジットカード
ここでは、マイルが貯められる電子マネーの「チャージ」におすすめのお得なクレジットカードをご紹介します。
ANAマイルを電子マネーで貯めたい場合
ANAマイルを電子マネーで貯めたい場合、チャージにおすすめのクレジットカードは次の2枚です。
ANAマイルを貯める電子マネーと相性の良いクレジットカード
- ANA JCB ワイドゴールドカード(楽天Edy)
- リクルートカード(nanaco)
ANA JCB ワイドゴールドカード(楽天Edy)
年会費 (初年度) |
15,400円(税込) | 年会費 (2年目) |
15,400円(税込) |
---|---|---|---|
還元率 | 0.5% | 発行日数 | 1~2週間 |
ANA JCBワイドゴールドカードは、楽天Edyと相性の良いクレジットカード。
ANA公式でもアナウンスがありますが、こちらのカードから「楽天Edy」へチャージをすると、200円につき1マイルが貯まります。
さらに、チャージした楽天Edyをお店で利用すれば、楽天Edy200円利用につき1マイル。合計、200円につき2マイル(還元率1.0%)が貯まる計算です。
ANAマイレージクラブモバイルプラスに加入すれば、さらに高還元率で合計「2.0%」も実現可能。とにかく効率重視でANAマイルを貯めたい方におすすめのカードです。
リクルートカード(nanaco)
年会費 (初年度) |
永年無料 | 年会費 (2年目) |
永年無料 |
---|---|---|---|
還元率 | 1.2%〜2.2% | 発行日数 | 約3週間程度 |
リクルートカードは、電子マネーnanacoを活用してANAマイルを貯めたい方におすすめの、高還元率クレジットカード。アップルペイのnanacoチャージにのみ対応しています。
nanacoチャージでも1.2%の還元率、nanaco利用で0.5%の還元率です。
貯められる「リクルートポイント」は、Pontaポイントを経由すれば0.6%の還元率でANA、JALマイルに交換可能。
nanacoをANAマイルに交換すると0.25%の還元率ですので、合計0.85%の還元率でANAマイルを貯められる計算です。
単純にiDやQUICPayを利用してマイルを貯めるよりは高還元率ですので、nanacoユーザーはこの貯め方を検討してみてください。
JALマイルを電子マネーで貯めたい場合
JALマイルを電子マネーで貯めたい場合、おすすめなのは次の2枚です。
JALマイルを貯める電子マネーと相性の良いクレジットカード
- JALカード(VISA、MasterCArd、JCB)
- JAL TOKYU POINT ClubQ
JALカード(VISA、MasterCArd、JCB)
年会費 (初年度) |
無料 | 年会費 (2年目) |
2,200円(税込) |
---|---|---|---|
還元率 | 0.5%~1.0% | 発行日数 | 約4週間 |
JALカードは、JMB WAONカードへの紐付け、オートチャージ設定で200円チャージにつき1マイルのJALマイルが貯められるクレジットカード。
チャージしたJMB WAONは、200円の利用につき1マイルが貯まりますので、貯められるマイルは合計で200円につき2マイル、1.0%の還元率です。
年会費は必要ですが、効率よくJALマイルを電子マネーで貯めるには最もオススメ。
JALの関連優待特典やフライトマイルのボーナスもありますので、JALマイルを総合して貯めたい方にぴったりと言えるでしょう。
JAL TOKYU POINT ClubQ
年会費 (初年度) |
無料 | 年会費 (2年目) |
2,200円(税込) |
---|---|---|---|
還元率 | 0.5%~ | 発行日数 | 3週間程度 |
JAL TOKYU POINT ClubQカードは、JALカードの内容に加え、東急グループでのお得な特典も利用できるクレジットカード。
こちらも、JMBWAONカードへの紐付けで200円オートチャージにつき1マイル。さらにWAON利用時に200円につき1マイル(合計1.0%還元率)でマイルが貯まります。
このカードでは、JALマイルだけではなく、TOKYU POINT加盟店での利用でTOKYU POINTも貯められるのが魅力。
陸マイラーとしてWAONでマイルを貯めながら、TOKYU POINTOも貯めたいよくばりな要望に応えるカードです。
JAL、ANAマイルを自由に電子マネーで貯めたい場合
JALマイル、ANAマイル、どちらも自由に、好きなタイミングで貯めていきたいという方におすすめなのは「iD」や「QUICPay」利用でクレジットポイントを貯めて、そのポイントをマイルへ交換する方法。
おすすめの電子マネーつきクレジットカードは、以下の2枚です。
ANA・JALマイル両方を貯める電子マネーと相性の良いクレジットカード
- JCB CARD W/W plus L
- Orico Card THE POINT(オリコカード ザ ポイント)
JCB CARD W/W plus L
年会費 (初年度) |
永年無料 | 年会費 (2年目) |
永年無料 |
---|---|---|---|
還元率 | 1.0%〜5.5%※最大還元率はJCB PREMO(or nanacoポイント)に交換した場合 | 発行日数 | 最短3日 通常1週間 |
JCB CARD W/W plus Lは、JCBカードが発行するお得なクレジットカード。電子マネーQUICPayに対応しています。
ポイント還元率は1.0%で、Oki Dokiポイントが貯まります。
貯めたOkiDokiポイント:マイル=2:1の割合でJAL、ANAマイルに交換が可能。実質のマイル還元率は0.5%です。
面倒な電子マネーのチャージ手続きや紐付けは無しで、気軽に電子マネーを利用したい方におすすめのクレジットカードです。
Orico Card THE POINT(オリコカード ザ ポイント)
年会費 (初年度) |
永年無料 | 年会費 (2年目) |
永年無料 |
---|---|---|---|
還元率 | 1.0〜2.0% | 発行日数 | 最短8営業日 |
Orico Card THE POINT(オリコカード ザ ポイント)は、オリコカードから発行されている、高還元率で有名なクレジットカード。貯められるのは「オリコポイント」です。
基本還元率は1.0%。iD、QUICPayどちらにも対応しています。マイルへの交換は、オリコポイント2ポイントにつき1マイル。実質マイル還元率は0.5%です。もちろん、JAL、ANAどちらのマイルにも対応しています。
付帯特典などはありませんが、シンプルで高還元率なカードが欲しい方にこそおすすめできる1枚です。
電子マネーで効率よくマイルを貯める方法
電子マネーの利用で効率よくマイルを貯めるなら、次の方法がおすすめです。
電子マネー利用で効率よくマイルを貯める方法
- キャンペーンを利用する
- クレジットカードチャージでマイル・ポイント二重取り
- 加盟店を利用する
1.キャンペーンを利用する
電子マネーは、各社顧客を集めるべく「キャンペーン」を実施していることがあります。
例えば、期間中はマイル還元率や交換率アップ、というキャンペーンも。それ以外にも、店舗限定で「この店舗を利用したら還元率アップ」ということもあります。
効率よく電子マネーでマイルを貯めたいなら、キャンペーン情報は欠かさずチェックしましょう。
2.クレジットカードチャージでマイル・ポイント二重取り
クレジットカードでのチャージポイント、電子マネー利用時の利用ポイント・マイルの二重取りは、電子マネーでマイルを貯める際の「基本」です。
例えば、ANAマイルは楽天Edyの利用+特定のカードでのチャージで1.0%の還元率。チャージのマイルがなければ、マイル還元率は半減の0.5%です。
マイルの二重取りができてこそ、電子マネーの価値が上がるのです。自分のライフスタイルや貯めたいマイルにあわせ、効率よく貯められそうな電子マネー+クレジットカードの組み合わせを選びましょう。
3.加盟店を利用する
ANAマイルには、ANAカードマイルプラス加盟店という制度があります。マイル加盟店を利用すれば、通常よりも効率よくマイルが貯められるように。
ANAカードマイルプラス加盟店は、一般の店舗と比較して、電子マネー利用時のANAマイルが多く付与されるのが特徴。注意したいのは、ANAマイルに強い「楽天Edy」ではなく、電子マネー「iD」利用時にお得になるという点。
ANAカードに付帯の電子マネー「iD」利用時に、マイル還元率がUPするお店・サービスは、次の通り。200円につき2〜3マイル(1.0〜1.5%)が貯まるようになるしくみです。
・ENEOS
・セブン-イレブン
・紳士服コナカ
・紳士服のフタタ
・SUIT SELECT
・DIFFERENCE
・KONAKA THE FLAG
・FUTATA THE FLAG
・西鉄ホテルズ(一部店舗を除く)
・大和自動車交通
・東京無線タクシー
楽天Edy利用時には、特定のカードであれば、条件次第でチャージ・利用にて1.0%〜2.0%還元率。加盟店は、楽天Edyを使っていない、ANAカードの電子マネーにiDを採用している方向けのサービスと言えるでしょう。
iDを使っているけど効率よくマイルを貯めたい方は、ぜひ加盟店を活用してくださいね。
電子マネーでマイルを貯める注意点!クレジットカードをうまく使おう
電子マネーでマイルを貯める際は、次のことに注意しましょう。
電子マネーでマイルを貯める注意点
- マイル・ポイントの有効期限には注意
- 電子マネーチャージでポイントが貯まらないカードも
1. マイル・ポイントの有効期限には注意
マイルやポイントには、有効期限があります。例えば、JALやANAといった主要な国内航空会社の電子マネーは3年が基本。
また、マイルへ交換するまえの「ポイント」でも、有効期限が1年といった短いものもあります。
そういったマイル・ポイントは有効期限が過ぎてしまえば失効し、せっかく貯めても全く意味がありません。失効前にしっかり目標まで貯められるかどうか、という点も考慮して、利用する電子マネー・クレジットカードを選んでくださいね。
2.電子マネーチャージでポイントが貯まらないカードも
電子マネーで効率よくマイルを貯める基本は、ポイント・マイルの「二重取り」です。
となると、チャージでポイントが貯まらないクレジットカードを使わないのはもったいないですよね。
クレジットカードと電子マネーの組み合わせによっては、チャージはできてもポイントの付与がないというケースがあります。
マイル・ポイントの二重取りを狙うなら、チャージができるだけではなく、ポイント還元までしっかり受けられるクレジットカードを選んでくださいね。
電子マネーでマイルを貯めるなら「クレジットカード選び」が重要!
電子マネーでマイルを効率よく貯めるなら、まずはその電子マネーのチャージや利用と相性のよい「クレジットカード選び」が重要です。
いくらマイルと相性が良い電子マネーでも、チャージでポイントが貯まらないクレジットカードや、効率の悪いクレジットカードを選んでは効果は半減。効率が悪くなります。
こだわりがなく、とにかく効率重視でマイルを貯めるなら、おすすめのクレジットカード・電子マネーの組み合わせは以下の通り。
・JALマイル……WAON/JALカード
・ANAマイル……楽天Edy/ ANA JCBワイドゴールドカード
最後の決め手となるのは、自分のライフスタイルに合った使い勝手・貯めやすさです。
毎日使いやすく、貯めやすい電子マネーを選び、どんどんマイルを貯めていきましょう。
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