PASMO一体型クレジットカードを紛失した際の対処法
PASMO一体型クレジットカードを紛失してしまった際は、まずは「PASMO」の利用停止手続きを行う必要があります。
今回は、PASMO一体型クレジットカードを紛失した際の対処法や注意点をご紹介していきますね。
すでにPASMO一体型クレジットカードを紛失してしまった方、今後に備えて知っておきたい方はぜひ参考にしてください。
PASMO一体型クレジットカードを紛失した際の対処法
PASMO一体型クレジットカードを紛失した際は、まずは「悪用」を防ぐために迅速に対応していく必要があります。
特に、電子マネー「PASMO」は使われてしまった金額に対しては補償がききませんので、すぐに利用停止手続きをしましょう。紛失時の対応手順は、次の通りです。
PASMO一体型クレジットカード紛失時の対処手順
- 東京メトロの駅など「PASMO取扱事業者」で紛失再発行の手続きを行う
- クレジットカード会社の盗難・紛失専用ダイヤルに連絡をする
- 再発行されたクレジットカード、案内状を受け取る
- 案内状、新カードを持ってPASMO取扱事業者の駅でPASMOを再発行する
1.東京メトロの駅など「PASMO取扱事業者」で紛失再発行の手続きを行う
PASMO一体型クレジットカードを紛失した際に、優先度が高いのは「PASMOの利用停止」「再発行」の手続きです。
クレジットカードの方は、悪用されても60日前まで遡って補償を受けられますが、PASMOはそうはいきません。万が一、手続きが遅れてオートチャージをどんどんされてしまったり、使われてしまったりしても、補償の対象外です。よって、迅速な対応が必要です。
まずは、東京メトロの駅窓口や「PASMO・Suicaエリアの駅窓口、バス営業所」などのPASMO取扱事業者に向かいましょう。ここで、紛失再発行の申し出・手続きを行います。種類の記入などが少々面倒ですが、やっておかないと損をしてしまう可能性があるのですぐに対応してくださいね。
また、定期券の利用がある場合は、再発行までの間「定期券」として利用できる「定期券代用証」を発行してもらいましょう。これがないと、定期券が再発行されるまでの間、運賃を支払うはめになってしまいます。
2.クレジットカード会社の盗難・紛失専用ダイヤルに連絡をする
無事にPASMOの利用手続きを停止できたら、今度はクレジットカード会社の盗難・紛失専用ダイヤルに連絡をします。
基本的に、クレジットカードの不正利用に関しては60日前までさかのぼって補償を受けられますので、ご安心ください。ここで、PASMO一体型クレジットカードの再発行手続きを行います。
3.再発行されたクレジットカード、案内状を受け取る
クレジットカード会社から新しい「PASMO一体型クレジットカード」と「案内状」が届きます。案内状はあとから必要になるので、大切に保管しておいてくださいね。
4.案内状、新カード等を持ってPASMO取扱事業者の駅でPASMOを再発行する
無事にクレジットカード会社から新しいPASMO一体型クレジットカードを受け取ったら、再びPASMO取扱事業者にて「PASMO」の再発行手続きをします。手続きには、以下のものが必要ですので、忘れないようにしましょう。
- 新しいPASMO一体型クレジットカード
- クレジットカードと一緒に届いた案内状
- 再発行整理票(再発行手続き時にもらえる)
- 定期券代用証(受け取った場合のみ)
- 本人確認書類
- 再発行手数料(520円)
PASMOの再発行(移行)には必要書類が多いので、窓口に持っていくのを忘れないようにご注意ください。手続き後、定期券情報などを引き継いだPASMO機能が正常に利用できるようになります。
PASMO一体型クレジットカード紛失時の注意点
PASMO一体型クレジットカードを紛失した際は、注意しておきたい、知っておきたいことが4つあります。
PASMO一体型クレジットカード紛失時の注意点
- 残額は「利用停止」時点の残額のみ保証される
- 手続きには1ヶ月ほどかかるケースも
- すぐに駅に行けない場合はクレジットカードだけでも止めておく
- 定期券つきPASMOなら定期券代用証をもらっておく
1.残額は「利用停止」時点の残額のみ保証される
なんどもお伝えしているように、PASMOを紛失し、使われてしまった場合は、その分の補償はききません。
保証されるのは、「利用停止」手続きが完了した時点での残額のみ。それまでに、払い戻しや利用をされてしまった場合は全く補償がうけられません。
このことを知っておかないと、クレジットカードだけを停止してPASMO停止はあとまわし……ということをしてしまいかねません。覚えておきましょう。
2.手続きには1ヶ月ほどかかるケースも
クレジットカードの再発行に時間がかかってしまうため、手続きには最大1ヶ月ほどかかるケースも。
それまでの間、不便ですが、あらかじめどのくらいかかるのかだけでも知っておきましょう。不安な方は、クレジットカード会社に直接問い合わせてみてくださいね。
場合によっては、少しだけ早めてもらうことも可能かもしれません。
3.すぐに駅に行けない場合はクレジットカードだけでも止めておく
すぐに駅へと向かえない場合は、クレジットカードだけでも止めておきましょう。ただし、利用停止手続きをしていなくて「不正利用」にあったとき、困るのは「PASMO」の方です。
できるだけ迅速に駅へと向かい、紛失・再発行手続きを行うべきです。
4.定期券つきPASMOなら定期券代用証をもらっておく
記事中でもお伝えしたことですが、定期券を利用していた場合は、紛失・再発行手続きの際に「定期券代用証」をもらっておきましょう。
PASMO一体型クレジットカードは、再発行までに1ヶ月近くかかることがあります。その間、ずっと現金で定期区間を利用するのは難しいですよね。
PASMO事業者に申し出をして、定期券の代わりになる「定期券代用証」は必ずもらっておきましょう。
詳しくは、窓口にてご確認ください。
PASMO一体型クレジットカードを紛失したら、すぐに駅へ向かおう
PASMO一体型クレジットカードを紛失してしまった場合は、すぐに駅へ向かいましょう。
PASMOは、クレジットカードとは異なり「さかのぼっての補償」はありません。できるのは、利用停止手続き時点での残高・定期券の再発行です。
再発行には所定の手続きが必要。新しいPASMO一体型クレジットカードなど、次の書類を揃える必要があります。
・新しいPASMO一体型クレジットカード
・クレジットカードと一緒に届いた案内状
・再発行整理票(再発行手続き時にもらえる)
・定期券代用証(受け取った場合のみ)
・本人確認書類
・再発行手数料(520円)
万が一PASMO一体型クレジットカードをなくしてしまった場合は、焦らずに「PASMO取扱の駅」へと行く。これを徹底すれば、被害は最小限に食い止められるはずです。
まずは無くさないのが一番ですが、なくしてしまった際は迅速に対応しましょう。
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