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Google Pay(旧Android Pay)の使い方、登録クレジットカードのおすすめは?

更新:2022年5月10日

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Google Pay(旧Android Pay)という言葉を聞いたことがあるという方は少なくないですが、実際には使ったことがない、もしくは使ってみたいけれどどんなものか分からず使えないというケースもありますよね。

今回は、Google Pay(旧Android Pay) について、概要や使える電子マネー、実際のクレジットカード登録方法や使い方などを網羅的に解説します。これからGoogle Payを使ってみたい方、アプリは落としたけれどどうしたら良いか分からない方は、ぜひ参考にしてくださいね。

Google Pay(旧Android Pay)とは?クレジットカードとどう違う?

Google Pay(旧Android Pay)は2016年の12月から利用がスタートしたGoogleから提供されているおさいふツールです。基本的には一部機種を除き、FeliCaに対応しているAndroidスマートフォン、つまりおサイフケータイに対応している機種であれば使えます。イメージとしては、Google Pay=電子マネーではなく、「電子マネーを複数管理できるツール」というものです。そのため、決済時に「Google Payで」と言っても通じません。必ずどの電子マネーを利用するかを聞かれます。

比較するとおサイフケータイよりも使える電子マネーはスタバカードのみ少ないですが、ほぼ同等。dポイントカード、Vポイントカードが使えるなどメリットもあります。

Google Pay(旧Android Pay)で使える電子マネーの種類と特徴

Google Payで使える電子マネーの種類は2018年7月時点では4種類で、今後は「QUICPay」なども順次対応していく予定となっています。ここでは、現段階(2018年7月)でGoogle Payにて使える4種類の電子マネーの特徴を解説します。

POINT

  • 楽天Edy
  • nanaco
  • Suica
  • WAON

楽天Edy

楽天Edyは、楽天が運営するプリペイド式(チャージ式)電子マネーです。日本国内では最も普及している電子マネーの一つで、チャージ式の電子マネーとしての使い勝手や知名度は抜群です。大手スーパーやコンビニはもちろん、中には他の電子マネーは取り扱っていなくても「楽天Edy」なら使えるという加盟店もあります。

おサイフケータイの場合はEdyチャージアプリを使えばクレジットカードでのチャージも可能ですが、Edyへのチャージ、利用時の「ポイント二重取り」をしようと思うと、クレジットカードの種類が限定されます。Edy利用時に0.5%のポイント還元が受けられますが、せっかく使うなら相性の良いカードと組み合わせるのがお得です。

nanaco

nanacoは、セブン&アイグループのお店を中心に、30万店以上のお店で使えるチャージ式電子マネーです。基本的にはセブン&アイグループのお店で利用すれば、100円につき1ポイント、つまり1.0%の還元率でポイントが付与されます。

新たに加盟店となった店舗では、nanaco支払いが使えずにお店の利用金額に応じてポイントが「たまるだけ」のケースもあり、その場合は200円につき1ポイント、0.5%の還元率となっている店舗が多数です。

nanacoの最大の特徴は、一部のクレジットカードではnanacoチャージでもクレジットカードのポイントが付与されることを利用して、税金支払いをnanacoで行い、間接的に「チャージ時のカード利用ポイント分だけ節税」できることです。この特徴をうまく活かし、税金支払いだけにnanacoを積極利用する方もいることで有名です。

Suica

Suicaは言わずと知れた、JR東日本が運営する交通系電子マネー(チャージ式)のひとつです。Suicaチャージをしっかりしておけば、改札口で止まることも、乗り過ごして精算することもなく、電車・バスを快適に利用できます。全国の交通系ICカードと提携しているため、相互利用できて、これ1枚あれば大抵の交通系電子マネー対応交通機関で困らないのが特徴です。

Suicaではコンビニやスーパーなどで一般的な電子マネーと同じように利用できますので、普通の電子マネー+交通機関でも使えるという2種類の使い方があるという認識でいればいいでしょう。Google Payアプリだけでは普通にSuicaとして利用するしかできませんが、モバイルSuicaアプリを組み合わせれば定期券、Suicaグリーン券などの利用も可能ですので、通勤や通学でSuica定期券を使いたい方はモバイルSuicaアプリが必須です。

WAON

WAONは、イオングループを中心に利用できるチャージ式電子マネーです。決済音が「ワオン♪」と可愛らしく、イオングループをよく利用する方にとっては使いやすいと言えます。利用時には200円につき1ポイントの「WAONポイント」がたまるほか、イオンカードセレクトでチャージすると、チャージポイントも貯められます。

汎用性は楽天Edyなどと比較すれば高くはありませんが、全国に展開している大手ショッピングモールで使えるというのは大きな強みです。

Google Pay(旧Android Pay)の使い方・クレジットカード登録方法

クレジットカードのポイント解説

Google Payを初めて使う方は、まずアプリのダウンロードから利用までの流れがどうなるかを知りたいですよね。この章では、ダウンロードからクレジットカードの登録、決済までの流れを簡単に解説します。なお、基本的なカード登録の流れはどの電子マネーでもほとんど同じですが、今回は使い勝手の良い「楽天Edy」を利用すると仮定した流れで解説します。

POINT

Google Pay(旧Android Pay)の使い方・手順

  • アプリをダウンロードする
  • Google Payを起動し、クレジットカードを登録する
  • お店で支払い方法を伝える
  • かざして決済する

1.アプリをダウンロードする

手元に「おサイフケータイ」対応のAndroidスマホ端末を用意し、Google Playから「Google Pay(旧Android Pay)」のアプリを検索、ダウンロードします。

アプリのダウンロードがされていなければ、設定や利用ができませんので、下準備として時間があるときにアプリダウンロードをしておくと、スムーズにクレジットカード登録などもできます。

2.Google Payを起動し、電子マネー設定・クレジットカードを登録する

Google Payアプリを起動し、クレジットカードを追加するために「+」ボタンをタップし、「電子マネーを追加」を選びます。そこで、希望の電子マネー(今回は楽天Edy)を選択します。次に、クレジットカードを追加するために次の手順を踏みます。

  1. Google Payアプリでお支払い方法から「楽天Edy」選択
  2. 「チャージ」を選ぶ
  3. 金額を設定し、続けて「クレジットカード情報」を入力する(初回)
  4. 案内に従い正しく入力が完了すると、チャージ完了

基本的には表示の手順に従っていけば、楽天Edyにチャージするためのクレジットカードの設定はかんたんです。一度設定してしまえば、次回からは入力の必要はなくなりますので、簡単にチャージが可能です。

3.お店で支払い方法を伝える

電子マネーの登録からチャージまでを済ませたら、あとはお店で使うだけです。電子マネーが使えるお店でGoogle Pay決済をしたいときは、レジでどの電子マネーを使うかを伝えましょう。今回は楽天Edyの登録をしたので、「楽天Edyで」と伝えれば店員さんが決済用端末を操作してくれます。

4.かざして決済する

支払い方法を選んだら、Google Payアプリを開く必要はなく、決済用のリーダー端末の準備ができて光ったら、Androidスマホをかざします。これで、決済音が鳴ったら支払いは完了です。おそらく多くの方が思っていたよりも簡単に使えるので、ぜひ利用してみましょう。

Google Pay(旧Android Pay)はポイントカード・クーポン機能も搭載!

Google Payは4種類の電子マネーを利用する以外にも、ポイントカードやクーポンをまとめておくための機能も重宝します。Tカードやdポイントカード、楽天スーパーポイントカードなどはいずれも「共通ポイント」として加盟店数も多く、加盟店を利用すればポイントがたまりやすくなっていますが、いちいちプラスチックカードを持ち歩くのは面倒ですよね。

Google Payアプリは、それらのポイントカード類を一括でアプリ内管理できるため、カードをカバンの中から探したり、ポイント専用のアプリを探したりすることがなくなります。これからは、「Google Pay」アプリを起動し、使いたいポイントカードを選ぶだけという簡単さになりますので、ポイントカードを持ち歩くのが嫌で全くためようとしていなかったという方でも、気軽にポイントをためることができます。

中には、電子マネー関係はおサイフケータイ機能を使い、会員証やポイントカードの管理はGoogle Payといったように分けている方もいるようです。

Google Pay(旧Android Pay)に登録できるおすすめクレジットカードは?

複数のクレカを持つ女性

Google Payに登録できるクレジットカードのうち、特に「おすすめ」と言えるカードは、どの電子マネーを使うかによって異なります。ここでは、Google Payで利用できる4種類の電子マネーを利用するときにお得なクレジットカードを、それぞれ1枚ずつ簡単にご紹介します。

1.Edy機能つき楽天カード

年会費
(初年度)
永年無料 年会費
(2年目)
永年無料
還元率 1.0%〜4.0% 発行日数 最短3日


楽天カードは、楽天Edyへのチャージでチャージ額に対して0.5%のポイントが獲得できるクレジットカードです。楽天Edyは決済でさらに0.5%のポイントが還元されますので、合計で「1.0%」のポイント還元率になります。

1

年会費は無料で、通常還元率1.0%と高い水準の「楽天ユーザーのためのカード」という表現がぴったりです。このカード以外にも「エポスカード」などは楽天Edyのチャージポイントが獲得できますが、それらと楽天カードの決定的な違いが「オートチャージ」に対応しているかどうかです。現段階で、楽天Edyへのオートチャージに対応しているのは楽天カードのみです。

オートチャージに興味のない方は、他のチャージポイントが得られるカードを検討する価値がありますが、頻繁に楽天Edyを利用する、オートチャージしたい方は楽天カード一択となります。

2.イオンカードセレクト

年会費
(初年度)
永年無料 年会費
(2年目)
永年無料
還元率 0.5%~1% 発行日数 2週間程度


イオンカードセレクトは、年会費無料、WAONへのオートチャージでポイント還元が受けられる唯一のクレジットカードです。イオン銀行の口座開設が必要ですが、それほど手間ではありません。

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基本還元率は0.5%とそれほど高くはありませんが、WAONでのオートチャージでも0.5%以上の還元率を誇る歌女、WAON決済で得られる0.5%のポイント還元を合わせると合計「1.0%」が還元されます。

さらに、利用額に応じて毎月5のつく日(5、15、25日)のオートチャージがシア大1.5%になるのも見逃せません。イオンをメインのスーパー、生活雑貨調達先として活用している方なら、WAONと組み合わせることで、WAONチャージ&利用で合計最大2.0%の破格のポイント還元が受けられます。

イオンのお客様感謝デーなどの優待も受けられますので、イオンのヘビーユーザーなら持っておきたいカードです。

3.リクルートカード

年会費
(初年度)
永年無料 年会費
(2年目)
永年無料
還元率 1.2%〜2.2% 発行日数 約3週間程度


nanacoにはオートチャージに使える「セブンカードプラス」というクレジットカードも存在しますが、単純なお得度で比較すれば「リクルートカード」一択と言えます。ルクルートカードは常時還元率1.2%と驚異のポイント還元率を叩き出しており、nanacoチャージでも同様に1.2%のポイントが付与されますので、Google Payでnanacoを使うなら登録しておきたいですよね。

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年会費は無料、かつ付帯保険が無料とは思えないほどついているのも魅力の一つです。欠点は、毎月3万円を超える金額までしかnanacoチャージのポイントが得られないことですが、それ以上nanacoにチャージしておきたい場合は月をまたいでコツコツとチャージを繰り返すという手段もあります。

nanacoチャージでお得度が最も高いため、迷ったときにはこちらをおすすめします。

4.ビュー・スイカカード

年会費
(初年度)
524円(税込) 年会費
(2年目)
524円(税込)
還元率 0.50%~1.84% 発行日数 最短1週間


ビューカードはJR東日本の交通系電子マネー「Suica」と最も相性が良いクレジットカードです。年会費は524円(税込)かかりますが、普段から通勤・通学などでSuica利用のある方はすぐに元がとれます。

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ビューカードはSuicaのオートチャージに対応しており、オートチャージごとに通常の「3倍」、つまり1.5%の還元率でポイントが貯まります。オートチャージを利用するにはGoogle PayだけではなくモバイルSuicaと併用する必要がありますが、ビューカード・スイカカードはSuicaを利用するならこれ、という定番カードです。モバイルSuicaで各種きっぷ等購入時は最高5%還元になるのも見逃せません。

改札で止められずに、スムーズにSuicaを利用するならビューカードで決まりですね。

Apple Pay、おサイフケータイとはどう違うの?

Google Payとおサイフケータイ、Apple Payはどれも似ているサービスです。それぞれ、どんな違いがあるかを簡単に解説します。

Apple PayとGoogle Pay(旧Android Pay) の違い

Apple PayとGoogle Payはどちらも非接触通信で決済ができるという「しくみ」の面や、複数の電子マネーなどをまとめておける「お財布機能」という面が共通しています。どちらも最終的な目的である「おさいふがわりになる」アプリという意味では同じようなもので、違いはセキュリティ面・登録できる電子マネーといったところですね。ちなみに、セキュリティはApple Payの方が堅牢だと言われています。

2018年7月現在では、Apple Payは電子マネーとして「iD」、「QUICPay」、「Suica」のみの対応です。一方で、Google Payは先述の通り「Suica」、「nanaco」、「WAON」、「楽天Edy」の4種類です。どちらも使える電子マネーはSuica以外重複していませんので、どちらがより使いやすいかは一概にいえません。

結局は、Apple PayはiPhoneでしか使えず、Google PayはAndroidでしか使えませんので、最終的にはどちらの端末を選ぶかという話になってしまいます。

おサイフケータイとGoogle Pay(旧Android Pay) の違い

おサイフケータイとGoogle Payは使用できる端末もほぼ同じ、「おさいふアプリ」という点も同じで非常に似ており、違いは「登録できる電子マネー」や「ポイントカード」といったところですね。現状は電子マネー決済という点においてはおサイフケータイが優っており、これまでおサイフケータイユーザーだった方がGoogle Payに乗り換えるというのはあまり現実的には賢い選択とは言いづらい面があります。

Google Payの優位性としては、「楽天ポイントカード」などのポイントカードをまとめるのに強みがあるという点ですね。もしも使い分けするとすれば、電子マネー関係はおサイフケータイ、ポイントカードはGoogle Payといった形に落ち着きそうです。

Google Pay(旧Android Pay)はクレジットカード次第でお得になる!

おサイフケータイ対応端末で利用できるGoogleの決済アプリ「Google Pay(旧Android Pay)」は、4種類の電子マネーと各種ポイントカードが利用できる便利なサービスです。

Google Payで利用できる電子マネー「Suica」、「nanaco」、「WAON」、「楽天Edy」はいずれも相性の良いクレジットカードは全く異なりますので、それぞれの電子マネーを最大限にお得に活用したければクレジットカード選びは非常に重要です。

今回ご紹介したおすすめカードのほかにも、Google Pay対応カードは多数ありますので、最終的に自分が持っていて便利だと感じられるクレジットカードを選び、ぜひ賢くショッピングを楽しんでくださいね。

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