ゴールドカード審査に通る年収の目安や条件を解説!年収別のおすすめ5枚も紹介
高いステータス性と、充実の付帯サービスが利用できる「ゴールドカード」。今後発行を考える際に気になるのは「審査」についてではないでしょうか。
この記事では、ゴールドカード取得に必要とされる年収水準の解説に加え、年収別のおすすめゴールドカードを紹介しています。
ゴールドカードを取得したい、検討しているという方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
ゴールドカード取得に必要な年収の目安
ゴールドカードを取得する際には、年会費・限度額が高いことや充実したサービスが付帯しているため、スタンダードカードに比べやや高めの年収が必要となります。
ゴールドカードが持てる目安とされる年収は以下の通りです。
ゴールドカードが取得できる年収の目安
- 20代……200万円〜300万円
- 30代……300万円〜450万円
しかし、上記の通り全員が共通した目安年収ではなく、年齢や職業などの個人情報や、申し込みをするゴールドカードにより、基準となる年収は大きく前後します。
昔に比べると年収の基準は下がっている
1990年代ではゴールドカードの価値が高く、年収500万円程度が基準とされていました。
しかし、近年ゴールドカード以上のランクとなる「プラチナカード 」や「ブラックカード」の登場もあり、年収基準そのものは全体的に低下傾向にあるといえます。
そのため、以前に比べ、ゴールドカード取得に必要となる年収がそこまで高くなくても、持ちやすくなってきていると言えるでしょう。
安定した収入で300万円程度の年収がひとつの指標
ステータス性抜群で、今でもゴールドカードとしての価値が高い「アメリカン・エキスプレス・ゴールドカード」であっても、安定した収入があれば300万円程度の年収で審査通過したという方もいるため、ある程度「安定した」職に就いている方ならゴールドカード審査に通るのは難しくないと言えるでしょう。
また、ゴールドカード取得の目安となる年収は、年齢が上がるにつれて高くなる傾向があります。ゴールドカードを持ちたい!というのであれば、若いうちに取得しておく、というのも一つの方法です。
最近流行りの「格安ゴールドカード」なら、年会費は2,000円〜で安い上に、一般ゴールドカードよりもさらに年収の基準がやさしくなっているものもあり、専業主婦や年収200万円程度のフリーターでも作れるケースもあります。
年収別のおすすめゴールドカード5選!
ここでは、年収別のおすすめゴールドカードを5枚ご紹介します。
年収別おすすめゴールドカード
年収200万円代〜の方におすすめ「MUFGカードゴールド」
MUFGカードゴールドは、三菱UFJニコスが発行する、リーズナブルに持てる、いわゆる格安ゴールドカード。
年会費は、初年度無料、次年度以降2,095円(税込)と破格となっており、低コストで手軽に持てます。
銀行系ゴールドカードの中では審査難易度は高くない
MUFGカードゴールドは、審査難易度が高いとされる銀行系カード。
ですが、審査難易度はさほど高くはなく、申し込み基準が「学生を除く18歳以上の安定した収入のある方」となっており、取得しやすいと言えるでしょう。
正社員じゃなくても発行可能
正社員であるに越したことはありませんが、フリーターでも、継続した収入があり、返済能力がしっかりあれば発行できたケースもあるようです。年収が高くなくてもゴールドカードを持ちたい方にぴったりですね。
MUFGカード・ゴールドは、低コストで手軽にゴールドカードを持ちたい、と言う方におすすめの1枚です。
年収200万円代〜の方におすすめ「dカードゴールド」
年会費 (初年度) |
11,000円(税込) | 年会費 (2年目) |
11,000円(税込) |
---|---|---|---|
還元率 | 1.00%〜10.0% | 発行日数 | 最短5営業日 |
dカードゴールドは、NTTドコモが発行するお得なゴールドカード。
年会費は11,000円(税込)となっており、ゴールドカードとしては、リーズナブルに持てる1枚です。
dカードGOLDは審査が柔軟で取得しやすい
dカードGOLDは、通信系(キャリア)系クレジットカードであり、銀行系などに比べ審査が柔軟であり、取得しやすくなっています。
申し込み条件は、学生を除く20歳以上の安定した継続収入があること、となっており、パート・アルバイトの方でも申し込みは可能。イメージとしては、dカードの「社会人向けカード」と言ったところでしょう。
お得な特典満載!ゴールドカードとしてのサービスは充実
ステータス性はさほど高くはない「流通系カード」のdカードゴールドですが、ドコモが発行しているカードというだけあって、ドコモユーザーのほか、dポイントユーザーにとっては非常にお得な特典満載のクレジットカードです。もちろん、ゴールドカードにふさわしい「空港ラウンジサービス」等のラグジュアリーな特典も付帯。
dカードGOLDは、ステータス性よりもゴールドカードの特典・サービスを使いたい、という方におすすめできる、優秀な1枚です。
年収300万円代〜の方におすすめ「JCBゴールド」
年会費 (初年度) |
無料 | 年会費 (2年目) |
11,000円(税込) |
---|---|---|---|
還元率 | 0.5%〜5.0%※最大還元率はJCB PREMO(or nanacoポイント)に交換した場合 | 発行日数 | 約1週間でお届け |
JCBゴールドは、国内発唯一の国際ブランドであるJCBが発行するプロパーゴールドカード。
年会費はオンライン入会で初年度無料、次年度以降11,000円(税込)となっており、ゴールドカードとしては、比較的リーズナブルな価格設定となっています。
JCBゴールドの審査基準・難易度はやや高め
JCBゴールドの申し込み資格は学生を除く20歳以上の安定した収入のある方、となっているため、働いてさえいれば申し込みは可能。
とはいえ、フリーターやアルバイトでは審査通過は厳しいでしょう。JCBゴールドに申し込む場合には、相応の属性が必要です。職業でいえば、会社員や公務員などの安定した職業の方が、高い審査通過率となっています。
また、審査通過の基準は年収350万円以上と言われていますので、ある程度まとまった安定収入は必須と言えます。
20代後半〜30代以降の方で、安定した職業に就いている方であれば、審査に通過しやすいと考えられます。
上位の「JCBゴールドザ・プレミア」や「THE CLASS」の足がかりにも!
JCBゴールドで利用実績をしっかり積み上げていけば、「JCBカードザ・プレミア」や最上位カードである「THE CLASS」のインビテーションが届く場合があります。
より高いステータスカードを目指す方にとっても、利用価値の高いカードと言えるでしょう。
JCBゴールドは、人生のパートナーとしてハイステータスカードを持ちたい、という方におすすめの1枚です。
年収400万円代〜の方におすすめ「アメリカン・エキスプレス・ゴールドカード」
年会費 (初年度) |
31,900円(税込) | 年会費 (2年目) |
31,900円(税込) |
---|---|---|---|
還元率 | 0.33%〜0.40% | 発行日数 | 約3週間 |
アメリカン・エキスプレス・ゴールドカードは、世界的に高いステータス性を認められている、アメリカン・エキスプレスが発行しているゴールドカードです。
年会費は31,900円(税込)と高額ではありますが、国内外でワンランク上の上質なサービスが受けられる年会費以上の価値のある1枚です。
審査難易度はそれほど高くない!独自の審査基準で柔軟な対応
アメリカン・エキスプレス・ゴールドカードの審査難易度は、実はそれほど難しいものではありません。入会条件は、20歳以上で安定した収入があること、となっています。
アメックスの審査は、過去より現在にフォーカスした柔軟な審査となっており、年収がしっかりあれば、審査に通過できる可能性は高くなる、と考えられます。
アメックス・ゴールドの審査で最も重視されるのは年収
以前は年収500万円以上などと言われていた時代もありましたが、現在はそれほどの年収は必要ないとも言われており、年収300万円〜400万円程度が審査通過の目安とされています。
とはいえ、年収が全てではないため、申込者の属性やクレヒス(個人信用情報)が関係ない、というわけではないことは言うまでもありません。
アメリカン・エキスプレス・ゴールドは、年会費こそやや高額ではありますが、審査難易度はそれほど高くなく、ワンランク上の上質なサービスが受けられる、おすすめのゴールドカードです。
年収500万円代〜の方におすすめ「ダイナースクラブカード」
年会費 (初年度) |
24,200円(税込) | 年会費 (2年目) |
24,200円(税込) |
---|---|---|---|
還元率 | 0.40%〜0.416% | 発行日数 | カード到着まで2~3週間ほど |
ダイナースクラブカードは、富裕層に高い人気を持ち、アメックスと並ぶハイステータスカードの1枚です。
年会費は、24,200円(税込)と一般的なクレジットカードに比べやや高額ではありますが、付帯特典やサービスはプラチナカードクラス。価値あるラグジュアリーなサービスが数多く付帯しており、年会費以上の魅力あるカードと言えます。
必要年収は550万円が目安
ダイナースクラブカードの、審査通過の目安となる平均年収は550万円とされています。しかし、中には年収400万円代でも審査に通過した、と言う情報もあるため、一概に年収だけが重要であるとも言い切れません。
先述の通り年収だけでなく、申込者の属性ももちろん審査に影響しますので、年収だけで判断されるわけではない、とも捉えられます。
とはいえ、いくらクレヒスが良好であっても、相応の年収は必要となりますので、安易な申し込みは審査落ちとなるだけの厳しさはある、ということを覚えておきましょう。
年収以外にゴールドカード取得で重視される審査基準や条件
ゴールドカードの取得審査は年収だけでは決まらない
ゴールドカードを取得するためには、年収が大切と解説してきました。しかし、審査では年収以外の項目も、もちろん関係してきます。
ゴールドカード審査に影響する項目
- クレジットヒストリー
- 職業や勤続年数
- 家族構成や住居情報
- キャッシング枠の有無
- 多重申し込みの有無
これらの項目が総合的に判断され、審査の可否が決まります。
クレジットヒストリー
クレジットヒストリーは、これまでのカード利用履歴や返済履歴の情報のことで、カード審査において大きな影響力を持っています。
遅延や延滞が多かったり、極端に利用が少なかったりする場合は、カード会社からの信頼が得られにくく審査に通りにくくなってしまいますので、トラブルのない利用を徹底しましょう。
職業や勤続年数
クレジットカード審査では、「返済能力がない」と判断されてしまうと審査落ちとなり、カード発行ができません。職業や勤続年数は、返済能力があるかどうかの重要な判断材料となります。
公務員や会社員などの安定した職業や、勤続年数の長い方は取得しやすくなっていますが、収入の変動があり得る個人事業主の方は不利となってしまうケースもあります。
そのほか、転職したばかりであったり、転職回数が多かったりする場合も、審査は難しくなってしまいやすい傾向にあります。
家族構成・住居情報
さほど重要な項目ではありませんが、家族構成や住居情報も審査に影響がないわけではありません。
親と同居している方は、万が一の場合には、両親に負担してもらえる可能性がありますし、住居が持ち家であれば、賃貸に住んでいる方と比べ借り逃げのリスクが少ないと判断され、審査に通りやすくなる可能性があります。
また、扶養家族の有無や世帯所得では、個人が利用できる金額を把握する一つの目安として審査の際にチェックされます。
キャッシング枠
キャッシング枠の有無や、その設定金額については、金額が大きくなればなるほど「お金に困っている」と言う印象を与えやすくなります。
キャッシング枠はゼロ、もしくは、低い金額設定にしておくほうが審査に通りやすいため、不要であれば外しておくようにしましょう。
また、ゴールドカード申し込み以前に、他にもクレジットカードを複数枚持っている場合には、「総量規制(借り入れは年収の3分の1まで)」に引っかかる恐れがありますので、申し込み前にキャッシング枠の確認がある場合は、枠を下げておくと良いでしょう。
多重申し込みの有無
多重申し込みとは、6ヶ月以内に複数枚のクレジットカード申し込みをすることを指します。
カードの申し込み履歴は、個人信用情報機関に6ヶ月間残るため、短期間に何枚もカード申し込みをしている場合もキャッシング枠同様に「お金に困っている」もしくは「発行しても使ってもらえない」という印象を与える可能性が高くなります。
ゴールドカードを取得したい、と言う方は、余計な申し込みはせず、本命カードだけに絞っておくと良いでしょう。
年収が多少低くてもゴールドカード発行の希望はある
目安となる年収300〜400万円を多少下回っていても、個人信用情報や属性などがしっかりしていれば、カードの種類によってはゴールドカード取得も夢ではありません。
クレジットカードの審査全体に言えることとして、単純に年収が多いことよりも、その収入が「安定していること」の方が重視される傾向があります。
実際に、年収が200万円台でも、審査に通過できるケースもありますので、あきらめずにチャレンジしてみましょう。
年収が足らなくてもゴールドカードを入手する3つの方法
ゴールドカード=高年収、というイメージは強いですが、その一方で年収が足らなくともゴールドカードを取得する方法もあります。
年収が足らなくともゴールドカードを入手する方法の一例は以下の通りです。
年収が足らなくてもゴールドカードを入手する方法
- 格安ゴールドカードや若者向けヤングゴールドカードを使う
- 一般カードからクレヒスを積みゴールドカードへグレードアップをする
- カード会社からのインビテーション(招待)を待つ
格安ゴールドカードを活用する
格安ゴールドカードは、名称通り年会費が抑えられており、年収がさほど多くない方でも持ちやすいゴールドカード。
一般的には年収200万円~でも狙えることが多く、サービス面は年会費が抑えられている分「一般的なゴールドカード」よりは劣るものの、サービス面にこだわらずゴールドカードを持ちたい、というニーズには応えています。ゴールドカードの入り口として活用するのも一つの手段です。
若者ならヤングゴールドカードも狙い目
若者向けに発行されている「ヤングゴールドカード」であれば、若年層でも発行しやすく、年会費も安いためおすすめです。
若者向けといっても、将来しっかりカードを使ってくれる層を確保するためのクレジットカードでもありますので、サービス面は充実。ステータス性もしっかりとしています。
将来的に、若者向けではない王道の「ゴールドカード」を狙いたい場合も、利用実績が有利になりますので、申し込み対象であれば、狙い目のゴールドカードと言えます。
カード会社からのインビテーションを待つ
一般カードをしっかりと利用して利用実績を積み、カード会社からの信頼を勝ち取ると、いずれゴールドカードの招待状、いわゆる「インビテーション」が届くケースも多々あります。カード会社からの招待ですので、申し込み後の審査にも通りやすくなっています。
また、利用実績をコツコツと積み、長期で同じカードを使っていれば、多くのカードではインビテーションが届かずとも、申し込みすればゴールドカードへのアップグレードが可能。
長く同じカードを使い続ける必要はありますが、最も堅実に「ゴールドカード」を取得できるルートです。
年収が下がるとゴールドカードは使えなくなる?
結論から言うと、年収が下がることにより、すぐにゴールドカードが使えなくなる、ということはありません。
カードがすぐに使えなくなることはない
カード会社は常にカード保有者の年収を把握しているわけではないため、申請をしなければランクダウンされることは基本的にありません。
年収が下がることにより利用限度額が引き下がるケースがある
ただし、年収が下がったことで、すぐに使えなくなることはありませんが、カードの利用限度額が引き下げられる可能性はあります。
そうなると、申告するのをやめておこう、と考える方もいるとは思いますが、クレジットカードの利用は「信用」が最も重要。年収の低下を隠すのではなく、支払いが難しいレベルまで年収が落ち込んだ場合は、しっかりとカード会社に継続が可能かを相談しましょう。
まとめ
年収の心配よりクレカをきちんと使うことが近道
ゴールドカードと言うと、高額な年収がなければ……と年収を気にしてしまったり、審査難易度に身構えてしまう方も多いかもしれません。
しかし、年収はもちろん重要な項目ではありますが、年収さえ超えていれば良いかといえば、そうとも限りません。クレジットカードの保有・利用は「信用」が最も大切。
ゴールドカードを取得したい、と言う方は、年収や属性を良くすることはもちろんですが、遅延や延滞のないよう、いつものクレジットカードをきちんと使い、良好なクレヒスを積み上げて行くことが近道、となります。
目標となるゴールドカードを目指して、現在保有しているカードをきちんと使い、申し込み時にはスムーズに取得できるようにしてきましょう。
編集部のピックアップ記事
記事がお役に立ちましたらシェアお願いします
この記事が役に立ったら
いいね!をお願いします
最新情報をお届けします