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クレジットカードの弁護士費用特約とは?

更新:2022年9月13日

弁護士

大きなトラブルの被害にあってしまったときや、人権侵害にあったときなどは「弁護士」のサポートがあると安心です。ですが、実費で支払うと金額が大きくなってしまうもの。

そんなとき、クレジットカードの弁護士費用特約があれば、自己負担を軽くすることができます。

今回は、クレジットカードの「弁護士費用特約」について、どんな保険なのか、どのカード会社の保険をどんな条件でつけられるのかを解説します。

クレジットカードで弁護士費用を負担してもらえる保険を利用したいと考えている方は、参考にしてくださいね。

クレジットカード保険の「弁護士費用特約」とは?

クレジットカード保険の弁護士費用特約とは、所定の条件を満たす法的トラブルにあってしまったときに、弁護士費用を一定額まであなたの代わりに支払ってくれるものです。

正確にいうと、弁護士費用「特約」は一般的に言えば自動車保険などの保険にオプションでつけるものです。クレジットカード会社の弁護士費用サポートは、特約ではなく「弁護士サポートが受けられる個別の保険」として扱われています。

弁護士費用特約とは、自分の自動車保険につけておく特約の1種で、交通事故でかかった弁護士費用を自分の保険会社が負担してくれるものです。弁護士費用特約をつけておくと、交通事故問題で弁護士に相談したときの相談料や示談交渉にかかる費用、裁判にかかる費用などを保険会社が支払ってくれるので、被害者が自分でお金を払って弁護士に依頼する必要がなくなります。万が一の場合につけておくと非常に安心です。

参考リンク:https://www.jicobengo.com/lawyer/lawyer-rider.html

特約を利用しないと、弁護士の費用はいくらかかる?

特約を利用しないと、弁護士の費用負担はおおよそ以下の通りです。

相談料 5,000〜1万円(1時間あたり)
着手金 10万円〜
手数料 数万円〜数十万円
報酬金 案件による。得た利益が大きいと数十万円〜のことも。

この数字を参考にしますと、弁護士に相談から依頼まで行うと、おおよそ数十万円もの費用を自己負担しなくてはいけなくなってしまいます。

自分が何かしらの被害にあい、弁護士を頼むときにここまで大きな金額が動くとなると、苦しいものがありますよね。

適用条件は決まっているものの、自分が被害者となるトラブル時に費用負担が軽く済むのは非常に助かるはずです。

クレジットカードの弁護士費用特約はこんな人におすすめ!

案内する女性

クレジットカードの弁護士費用特約(弁護士サポートが受けられる保険)は、次の条件に当てはまる方におすすめです。

・自転車で被害にあった時のためにそなえておきたい
・こどものいじめがあったときには、弁護士に相談したい
・自宅の壁などに落書き被害や破損被害があったときにそなえたい
・その他万が一のトラブル(自分が被害者)の際にそなえたい

とにかく「自分が被害者」となる事故や人権侵害などの法的トラブルにあったときのためにそなえられるのが「弁護士費用特約」がついた保険です。

全て自己負担だと躊躇してしまう弁護士への依頼ですが、月々のちょっとした負担でトラブル時にそなえられるのが魅力ですね。

弁護士費用特約を取り扱っているクレジットカード会社は「JCB」

審査落ちしないためのポイント

弁護士費用特約に相当するカード保険を取り扱っているクレジットカード会社は、現在のところ非常に少なく、代表例が「JCBカード」です。

ここでは、JCBトッピング保険の「弁護士費用サポートプラン」についてみていきましょう。

1.JCBトッピング保険「弁護士費用サポートプラン」

JCBトッピング保険「弁護士費用サポートプラン」は、月々330円の安い保険料で、法的トラブルにあった際の「弁護士費用」を補償してくれる保険。

自分が被害者となる「被害事故」、人格権侵害に関するトラブルについて、弁護士への「法律相談」もしくは「委任」を行なった場合の費用をほとんど負担してもらえます。

例えば、以下のトラブル時に弁護士費用をサポートしてくれます。ちなみに、対象となるのは被保険者本人だけではなく、その「お子様」も範囲になっています。

・路上歩行中に他人が運転する自転車に追突され、怪我をした
・画廊から本物と偽ってニセモノの絵画を売られた
・こどもがいじめにあい、登校拒否の状態になった
・いわれもない誹謗中傷に会い、精神的苦痛をうけた など

ここでご紹介したものは一例ですが、自分が被害者となる事故やトラブルでは適用できる可能性がありますので、まずは保険会社に相談してみましょう。

2.こんなトラブルでは適用外

便利な弁護士費用サポートですが、以下のトラブルでは保険金の支払い対象から外れてしまいます。

・自動車または原動機付自転車による被害事故に関するトラブル
・借金の利息の過払い金請求に関するトラブル
・医療ミスによる被害事故に関するトラブル
・職務遂行におけるトラブル
・騒音、振動、悪臭、日照不足による被害事故または人格権侵害に関するトラブル など

特に自動車関連の交通事故被害は、適用されると間違えやすいですので、適用されないということをよく覚えておきましょう。

3.弁護士費用はいくらまで負担してもらえる?

気になる弁護士費用についてですが、法的トラブルにあった際は次の2項目について、以下のように支払われます。

1.法律相談費用保険金

弁護士へ法律相談を行うときに負担した法律相談費用。保険期間1年につき、通算10万円限度で支払われます。

自己負担金は、1つのトラブルに関する法律相談にかかった費用のうち、1,000円です。

例えば、法律相談をして費用が1万円かかった場合は、1,000円の自己負担金額を除いた「9,000円」が保険金として支払われます。

2.弁護士委任費用保険金

弁護士へのトラブル解決の委任を行うときに負担した弁護士委任費用を補償します。保険金額は、保険期間1年間につき通算200万円限度です。

自己負担(免責)は、10%。例えば、弁護士委任に通算50万円かかったとすると、保険金は50万円×(100%-10%)=45万円 支払われます。

自己負担金は5万円ということですね。10分の1で済むのですから、保険料を考えるとお得感があります。

弁護士費用特約に加入できるおすすめクレジットカード

弁護士費用特約に相当する保険に加入できるおすすめのクレジットカードは、JCBブランドの以下の2枚です。

1.JCB一般カード

年会費
(初年度)
無料 年会費
(2年目)
1,375円(税込)
還元率 0.5%〜5.0%※最大還元率はJCB PREMO(or nanacoポイント)に交換した場合 発行日数 約1週間でお届け

JCB一般カードは、日本が誇る国際ブランド「JCB」が発行する最もスタンダードなカード。

年会費負担は少なく、JCBが提供する各種サービスや付帯保険が使えます。

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ポイント還元率は0.5%と低めですが、提携店である「JCBオリジナルパートナーズ」や「ポイントモール」を利用する事で、高い還元率を実現できます。

保険目的で加入しても損のない、総合力の高いクレジットカードです。

2.JCBゴールド

年会費
(初年度)
無料 年会費
(2年目)
11,000円(税込)
還元率 0.5%〜5.0%※最大還元率はJCB PREMO(or nanacoポイント)に交換した場合 発行日数 約1週間でお届け

JCBゴールドは、JCBブランドが発行する「正統派ゴールドカード」。ステータス性、サービス共にゴールドカードの代表格といってもいい、高水準のクレジットカードです。

海外旅行・国内旅行傷害保険はゴールドカード中最高の水準で、ショッピングガード保険も最高500万円までと非常に手厚い内容です。

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もちろん、その他付帯サービスも充実しており、まさに「ゴールドカードらしいゴールドカード」と言えるでしょう。

保険重視、かつせっかく作るならハイステータスなタイプが欲しい、という方におすすめの1枚です。

まとめ|クレカ保険で弁護士費用特約がつけられるのはごく一部!

クレジットカードにつけられる「カード保険」で弁護士費用特約がつけられるタイプのカード会社はごく一部。有名どころですと、JCBのみです。

自分が被害者となる被害事故や人権侵害といったトラブル時には非常に役立つ弁護士サポートですが、条件にあわないと適用できないことも。

そうならないためにも、保険への申し込み前に、条件はよく確認しておきましょう。条件さえ合えば役立つ保険ですので、カードを作る必要はありますが、ぜひご検討くださいね。

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