DCカードの種類と評判、審査基準は?おすすめポイントやポイント還元率を徹底解説
銀行大手の三菱東京UFJ銀行と深く関係のある「DCカード」ですが、堅実さや「銀行系」ならではの安心感を求めて利用しているという方も多いのではないでしょうか。
今回は、DCカードについて、カードの歴史や特徴、審査難易度などを解説していきます。興味はあるけどまだ作っていない方、既にユーザーの方にも参考になる内容ですので、ぜひ今まで以上に上手にDCカードを活用できるように理解を深めましょう。
DCカードとは
DCカードとは、銀行系クレジットカード会社の代表格である「三菱UFJニコス」から発行されているクレジットカードで、三菱UFJニコスの発行している「MUFGカード」、「NICOSカード」と並ぶ三大カードブランドの1つです。
日本のカード業界の老舗カードブランド
DCカードの前身は、ダイヤモンドクレジット株式会社が発行する「ダイヤモンドカード」で、日本のカード業界の黎明期(れいめいき)でもある1967年から続く、日本屈指の老舗カードブランドです。
選べる国際ブランドは「VISAカード」もしくは「MasterCard」の2種類ですが、日本で最も早くMasterCardを取り入れたカード会社ということもあり(VISAは銀行系では2番目の導入)、今では「MasterCard」の方が主流になっています。
目立った特徴があるカードブランドではありませんが、老舗の「銀行系カード」という安心感と堅実なサービスが魅力です。
DCカード一覧
-
- 年会費無料
- 高還元率
- 即日発行
- 初めての1枚
- 高ステータス
- マイル重視
- 家族カード
- キャンペーン
- 旅行保険
- ETC発行
年会費
初年度永年無料 年会費
2年目永年無料 還元率 1.2%〜1.5% 発行日数 最短1週間 DCカード Jizile(ジザイル)は、年会費永年無料!還元率はいつでも1.5%、AmazonやYahoo!ショッピング、楽天では2.0%とポイント還元率の高さが最大の魅力!最高1,000万円の海外旅行傷害保険、最高100万円のショッピング保険付帯。渡航先では、海外カードデスクが日本語でサポート。リボ払い払い専用カードだが、金利・手数料はゼロにできるので安心!
DCカードの特徴
DCカード4つの特徴
- プロパーカードは3種類、提携カードと合わせて18種類
- ポイントプログラムはDCハッピープレゼント
- リボ払いはポイント還元率が2倍に!
- DCカード Jizile はポイント高還元の定番カード
1.プロパーカードは3種類、提携カードと合わせて18種類
DCカードブランドとして発行されているプロパーカードは「DCカード(一般カード)」、「DCゴールドカード」、「DCカード Jizile 」の3種類あり、それぞれ特徴が異なります。また、公式ページで確認できる提携カードが他に15枚ありますので、全部で18枚のカードラインナップから選ぶことができます。
JALカードもDCの提携カード!
15枚ある提携カードの中でも特徴的、かつ人気が高いのが「JALカード」で、JALと提携しているクレジットカードのうち「VISA」もしくは「MasterCard」ブランドを選べば、DCカードから発行されることになります。
JALカードはJALの「マイル」を効率良く貯めたい方におすすめのクレジットカードで、ショッピングだけではなく、「フライトマイル」も貯めることができます。普段からJALを利用する方、貯めたマイルで特典航空券や商品に交換したい方の多くは「JALカード」を選んでいます。
2.ポイントプログラムはDCハッピープレゼント
DCカード共通で採用しているポイントプログラムは、「DCハッピープレゼント」です(JALカードなど特殊な提携カードを除く)。
普段のショッピングや携帯電話、水道代、電気代などの「公共料金」に利用するだけで利用金額1,000円ごとに1ポイント貯まり、貯まったポイントは交換し、商品や他社ポイント、ギフトカードなどに利用できます。
還元率は0.5%!工夫次第でもっと還元率はアップすることも
基本的には1,000円ごとに1ポイント貯まっていくので、DCカードの還元率は「0.5%」です。
この数字はクレジットカードとしては標準的ですが、支払い方法を工夫するか、もしくは選ぶカードの種類によっては常時1.0%〜1.5%のポイント還元率のカードにもなります。
高還元率の利用方法は共通ポイントへの交換
DCハッピープレゼントは通常1ポイント=5円相当で利用できますが、できるだけ還元率を下げずにポイントを利用したい方は、商品などに交換するよりも、「nanacoポイント」や「楽天スーパーポイント」、「ヨドバシポイント」などの他社ポイント・共通ポイントへの移行がおすすめです。
他にもキャッシュバック(1ポイント=4円相当)、Vポイント(1ポイント=4.5円相当)など多数の使い道・移行先がありますが、移行先や交換商品によって実質の還元率は変わってきますので、利用するときは慎重に検討しましょう。
3.リボ払いはポイント還元率が2倍に!
DCカードのポイント還元率である「0.5%」は、クレジットカードのポイント還元率としては標準的な数字ですが、DCカードは支払い方法をリボ払い(リボルビング払い)に設定すれば通常の2倍、つまり1.0%の高還元率カードになります
DCカードのリボ払いは初回引き落とし時の手数料は免除されるので、上手に活用すれば手数料をほとんど支払わずに「1.0%」のポイント還元率を受けることができます。
支払額を調節して活用すれば、少し手間はかかりますが、よりお得にショッピングを楽しめますね。
4.DCカード Jizile はポイント高還元の定番カード
リボ払いを上手に活用できる方に特にオススメしたいのが、「DCカード Jizile」です。
Jizileはリボ払い「専用」のクレジットカードで、常時ポイントが3倍、つまり1.5%の還元率を誇るポイント高還元率カードです。
あらかじめ決めておけるリボ払いの返済金額を「5万円」など多めに設定しておき、一括払い専用のカードとして利用することで「手数料なし」でポイント高還元率のメリットを受けることが可能です。
DCカード Jizileは残高一括払い活用がおすすめ!
毎月の返済金額を上限いっぱいの「5万円」に設定していても、使い方によってはその金額を超えてしまうことも考えられます。
その場合は、そのまま放っておくと5万円を超えた金額だけ高い金利手数料を支払うことになってしまいますので、Webまたは電話で残高の一括払いを申し込むようにしましょう。
そうすれば、無駄に手数料を支払わずにポイントだけを受け取ることができます。
リボ払いで手数料が発生しないようにする調節が面倒というデメリットもありますが、メインカードというよりも「サブカード」として優秀ですので、高還元率のサブカードを探している方には最適な1枚です。
DCカードの審査は厳しい?
DCカードの審査は、発行会社である「三菱UFJニコス」が銀行系(ルーツを辿って信販系とすることもありますが、現在は銀行に深く関わっているのでここでは銀行系としています)クレジットカード会社ということもあり、一般的には審査難易度は「やや厳しい」と言えます。
例えば、本人に安定収入があることが条件となっている場合には、安定収入かどうかを判断する基準として「勤続年数」などをしっかり見られる傾向がありますので、勤続年数が1年など少ない方は少し注意が必要です。
審査に通るには優良なクレヒスと安定収入が必要!
DCカードの審査に通るためには、優良なクレヒスと安定収入が必須になります。
逆に言えば、クレヒスが良く、ある程度の安定収入さえあれば基本的には落ちる心配はしなくて良いということですね。
収入に関してはクレジットカードの審査のために自力ですぐにどうにかするのは難しいので、ここではクレヒスについて絞ってお話しします。
クレヒス(クレジットヒストリー、信用情報)は、クレジットカードの審査において必ず参照される、クレジットやローンなどの「信用取引」に関する記録で、日本に3つしかない「信用情報機関」で管理されています。
過去に長期延滞や債務整理などの「金融事故」を起こしている記録のある方は、信用力ゼロですのでもちろん審査には通りません。
良いクレヒスを育てるには、金融事故を起こさないだけではなく、クレジットカードや割賦支払いなどをコツコツ利用し、滞りなく返済していくことが近道です。
審査に自信がない方は、DCカードに申し込む前に流通系などの審査が厳しくないものを先に発行し、「クレヒス磨き」をしておくのがおすすめです。
おすすめのDCカード3選
DCカードは提携カードを含め18枚のカードがありますが、その中でもおすすめのクレジットカードを3枚ご紹介します。
DCカードブランドに興味のある方はカード選びの参考にしてくださいね。
DCカードJizile
年会費 (初年度) |
永年無料 | 年会費 (2年目) |
永年無料 |
---|---|---|---|
還元率 | 1.2%〜1.5% | 発行日数 | 最短1週間 |
DCカードJizileは、DCカードの中でも特徴的な「ポイント高還元率」カードです。
気になる年会費は「無料」で、2年目以降も年会費を取られることはありません。
還元率は通常カードの3倍、常時1.5%というクレジットカード業界の中でも珍しいほどの数字で、しかもリボ払いの初回手数料は無料です。
設定金額を超えてしまった場合も電話やWebで「残高一括支払い」を申し込むなどして、翌月1回払いカードとして活用していけば、リボ払い手数料を全く支払わなくてもメリットを受けることができます。
また、年会費無料のクレジットカードとしては非常に珍しく、「海外旅行傷害保険」が1,000万円まで「自動付帯」します。
持っているだけで保険が適用されますので、年会費無料でも「持っているだけで価値がある」、サブカードとしておすすめのカードです。
DCゴールドカード
DCゴールドカードは、DCカードブランドの中で最もステータスの高いクレジットカードです。
国際ブランドは他カードと同じくVISAまたはMasterCardから選ぶことができ、年会費は10,000円(税抜)です。
家族会員が1名まで無料ですので、ほとんど同じ特典を実質10,000円で二人も受けられるのが嬉しいですね。
ゴールドカード以上のカードランクでよく付帯するサービスである「対象の空港ラウンジ」を無料で使える特典ももちろんついており、日本国内の主要空港ラウンジだけではなく、ホノルルのラウンジまで利用することができます。
海外旅行傷害保険は最高5,000万円までが「自動付帯」になっており、事前に旅行代金を決済するのにカード利用していなくても保険が適用されます。一般カードではまず受けられない「家族特約」もありますので、旅行の時は文字通り持っているだけで価値のあるカードです。
また、海外旅行では、「ハローデスク」と呼ばれる海外アシスタントサービスを利用することができ、レストランの予約や緊急時の相談など、日本語で対応してもらえて安心です。
海外旅行によく行く方、ワンランク上の堅実なサービスを求める方にぴったりのゴールドカードです。
DCカード(一般カード)
DCカード(一般カード)は、DCカードブランドの中で最もスタンダードなカードで、初年度年会費無料、2年目以降は1,250円(税抜)と年会費も持ちやすい設定になっています。
ポイント還元率は0.5%が基本ですが、リボ払いを利用すればポイントが2倍、つまり1.0%になります。
1.0%のポイント還元率はカード業界の中でも「高還元率」と言えますので、できるだけ金利手数料を支払わなくてもいいように調節しながらリボ払いを活用すれば、とてもお得なカードになります。
ただし、リボ払いを上手に活用して高還元率を狙うのであれば、年会費無料で海外旅行傷害保険も自動付帯の「DCカードJizile」の方がメリットも多くおすすめです。
DCカードのメリットは、スタンダードで使い勝手が良い(支払い方法を選べる)ほか、DCカードブランド共通の海外「ハローデスク」を始めとする、老舗カードブランドのサービスが利用できることです。
DCカードブランドが気になっており、スタンダードで使い易い1枚が欲しい方におすすめです。
まとめ|堅実なブランドのカードを持ちたいならDCカードはおすすめ!
DCカードは日本国内のクレジットカードブランドの中でも「老舗」となっている、歴史あるブランドです。
発行会社が三菱UFJニコスですので、銀行系カードとしての面が強く、堅実かつ安心感があるため根強い支持を受けています。
カードブランドとしての大きな特徴はありませんが、その分汎用性が高く使い易いカードとも言えます。スタンダードな銀行系のカードが欲しい方は、ぜひ一度検討してみてくださいね。
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