セゾンカードの種類と評判、審査基準は?年会費やポイント還元率も解説
アウトレットなどでよくお買い物をする方なら聞いたことがある「セゾンカード」は、発行スピードや特殊なポイントシステムなどで人気のクレジットカード会社です。
今回は、セゾンカードについて、その魅力や種類、審査難易度についてなどを解説いたします。
セゾンカードに興味がある方は、ぜひカード選びの参考にしてくださいね。
セゾンカードとは
セゾンカードとは、株式会社クレディセゾンから発行されているクレジットカードの総称です。カードブランドそのものを指して「セゾンカード」と呼ばれることもあります。
選べる国際ブランドはVISA、MasterCard、JCB、アメリカン・エキスプレスとバリエーションに富んでおり、メインカードとしても、サブカードとしても好きなブランドを選べるのは嬉しいところです。
特徴である「永久不滅ポイント」や「発行スピードの早さ」は、他社カードと比較して優れているポイントでもありますので、そういったメリット面を重視してセゾンカードを選ぶ方もいます。
西武グループが前身のため、百貨店や西武グループ関連、アウトレットなどの「お店」の提携カードを多数発行しており、オリジナルカードである「セゾンカードインターナショナル」をはじめとした魅力あるカードも多くあります。
気軽に使える年会費の安いクレジットカードから、プレミアムなサービスがついたカードまでありますので、様々な需要に応えてくれるカードブランドです。
セゾンカードを持つべき理由
ここでは、セゾンカードをもつべき理由・メリットを解説します。
もちろんここに書いたところ以外にもセゾンカードを作るメリットはありますが、特に良い部分を4つご紹介します。
セゾンカードを持つべきと言えるメリット
- 貯めやすい!永久不滅ポイント
- セゾングループのお店で便利なサービスが受けられる
- とにかく審査・発行スピードが早い
- 年会費のコストパフォーマンスが良い
1.貯めやすい!永久不滅ポイント
セゾンカードの特徴の一つが「永久不滅ポイント」です。
永久不滅ポイントとは、セゾンカード独自のポイントプログラムで、名称通りポイントの有効期限がない、「永久不滅」のポイントが貯められます。
一部のカードではマイルやそのカード独自のポイントが貯まりますが、ポイント還元率は特殊なカードを除き基本的に0.5%ですので、一般的なクレジットカードとそれほど変わりません。
ですが、ネット予約サービスやネットショッピングなどは「セゾンポイントモール」経由で利用することで還元率が大幅にアップしますので、上手に使えば高還元率カードとしても活用可能です。
永久不滅ポイントの利用先としては、請求から割り引いてもらえるキャッシュバックのほか、Amazonギフト券や他社ポイントへの交換など使い道も豊富です。
こまめにポイントをチェックするのが面倒な方や、じっくりとポイントを貯めたい方にはぴったりのカードです。
2.セゾングループのお店で便利なサービスが受けられる
セゾンカードの特典として、西友やLIVIN(リヴィン)などのスーパーで毎月5、20日に5%オフの特典を受けられるほか、カードによっては提携先のお買い物が常時お得になるなどのサービスが受けられます。
サービス内容や割引、ボーナスポイントのつきかたは選ぶカードによりますので、カードごとの特徴やサービス内容などを比較した上でぴったりのカードを選ぶとよいでしょう。
3.とにかく審査・発行スピードが早い
セゾンカードは他社と比較して、特に「審査・発行スピード」が早いという特徴があります。
セゾンは即日発行カウンターが全国に設置されていますので、ネット申し込みで店頭受け取りを選択すれば、セゾンカードインターナショナルをはじめ、一部アメックスカードも含めて「即日発行」も可能です。
さらに、発行カウンターでカードを受け取る際に「ETCカード」も申し込みをすれば、ETCカードも即日受け取れます。
店頭発行、即日発行のクレジットカードは他にもありますが、セゾンカードは「ETCカード」まで即日発行に対応している唯一のクレジットカードです。
4.年会費のコストパフォーマンスが良い
セゾンカードを作るもう一つのメリットは、「年会費」のコストパフォーマンスの良さです。
例えば、即日発行のセゾンカードインターナショナルは年会費無料で持つことが可能ですし、セゾン・アメックスシリーズは「ゴールドカード」であっても年会費1万円、しかもサービスは非常に充実しているという内容になっています。
アメックス本家のゴールドカードを作ろうと思うと、年会費が3万円程度必要になることを考えると、ステータス性はやや本家に軍杯があがるものの、サービス力を加味すると非常に優秀なカードと言えます。
セゾンカードの永久不滅ポイントとは?
セゾンカードを作るべき理由のところでポイントについて簡単に解説いたしましたが、ここではセゾンカードの最大の魅力の一つである「永久不滅ポイント」について、さらに掘り下げて解説していきます。おさらいになる部分もありますので、より「永久不滅ポイント」のメリット・デメリットについて知りたい方はぜひご覧ください。
有効期限は無期限でためやすい!還元率は「0.5%」
おさらいになってしまいますが、永久不滅ポイントの特徴は「有効期限がない」、つまり好きな期間、じっくりと自分のペースでポイントが貯められるということです。
カード会社の傾向としては、ポイント還元率が良ければ有効期限が短く、還元率が普通であれば長めになりやすいということがありますので、セゾンカードも例に漏れず「長い有効期限」のかわりに、還元率は0.5%とそれほど高くない数字になっています。
一部カードでは「永久不滅ポイント」はたまらない
永久不滅ポイントは、一部カード、特に提携カードでは「独自ポイント」がたまるケースもあるため、すべてのカードで永久不滅ポイントがためられるわけではありません。
中には設定次第でマイルを非常にお得にためられるカードや、提携カードで店舗利用時にポイント還元率が良かったり、割引があったりと「永久不滅ポイント」以外のところでお得が高いものもあります。
汎用性の高いポイントがたまるカードを希望する方は永久不滅ポイントがいいですが、自分のライフスタイルを見直して「よく利用するお店」で安くなるカードなどをチョイスするのもおすすめです。
使い道豊富!Amazonギフト券がおすすめ
永久不滅ポイントの交換先としては、各種カタログ商品やギフト券、他社ポイントなど幅広く設定されていますが、その中でもおすすめなのが「Amazonギフト券」です。
Amazonギフト券は1ポイント=5円で交換できますので、交換時のレートが良く、ためたポイントを無駄なく使えます。
しかも、多くの商品は店頭で購入するよりもAmazonで買ったほうが安いケースが多いため、商品数豊富なAmazonギフト券にかえておけば「安く」、「好きなものが手に入る」可能性が高くなります。
もちろんほかの交換先でもレートが良いものもありますので、最終的には自分が使いやすいものに交換するのが一番です。
セゾンカードの種類
セゾンカードが発行するクレジットカードは、カード種類の多彩さも大きな特徴です。
セゾングループのお店はもちろん、それ以外のお店やカードブランド、メーカーなどの提携カードも充実しています。
ここでは、そのなかのごく一部を簡単にご紹介します。
セゾンカードの一例
- セゾンカード インターナショナル
- セゾンアメックス各種(パール、ブルー、ゴールド、プラチナ)
- セゾンパール・アメリカン・エキスプレス・カード(法人カード)
- 無印良品MUJIカード《セゾン》
- LoFtロフトカード《セゾン》
- PARCOパルコカード《セゾン》
- Francfrancフランフランカード《セゾン》
- クラブ・オン/ミレニアムカード セゾン
- マツダm’z PLUSカード《セゾン》
- マイレージプラス(MileagePlus)セゾンカード
セゾンカード インターナショナル
言わずと知れた、セゾンカードオリジナルの定番カードです。
年会費無料で、VISA、MasterCard、JCBから国際ブランドを選択でき、もちろん「永久不滅ポイント」にも対応しています。
西友やリヴィンなどでも優待が受けられてお得な、セゾンカードで迷ったらこれ、と言えるスタンダードタイプのカードです。
セゾンアメックス各種(パール、ブルー、ゴールド、プラチナ)
セゾンカードは「アメックスブランド」にも力を入れており、セゾンパールアメックス(スタンダード)、ブルーアメックス(若者向け)、ゴールドアメックス(ゴールド)、プラチナアメックス(プラチナ)とラインナップも豊富です。
いずれも本家アメックスのプロパーカードよりも「審査難易度」がやさしく、かつ「年会費」が抑えた設定になっており、コストパフォーマンス抜群の良カード揃いです。
アメックスに憧れているけれど敷居が高い、年会費が高すぎると悩む方にはおすすめです。
年会費 (初年度) |
無料 | 年会費 (2年目) |
11,000円(税込) |
---|---|---|---|
還元率 | 0.75%〜1.08% | 発行日数 | 最短当日発行 |
年会費 (初年度) |
22,000円(税込) | 年会費 (2年目) |
22,000円(税込) |
---|---|---|---|
還元率 | 0.5%〜1.0% | 発行日数 | 最短3営業日 |
セゾンパール・アメリカン・エキスプレス・カード(法人カード)
セゾンパール・アメリカン・エキスプレス・カード(法人カード)は実質年会費無料で利用できる法人カードです。法人カードであるにもセゾンカウンターでの受け取りなら最短即日発行もOKなので急ぎの際は助かりますね。また、永久不滅ポイントでしっかりとポイントを貯められるほか、セゾンカードとAMEXの特典をWで利用できるので重宝します。
無印良品MUJIカード《セゾン》
無印良品との提携カードで、VISAブランドを選べば年会費無料です。
無印良品の利用で永久不滅ポイント還元率1.8〜3.0%と驚異のお得さの上、毎年無料のショッピングポイントが500ポイントもらえるため、無印良品ユーザーなら持っておいて損はありません。
LoFtロフトカード《セゾン》
LoFtロフトカードはロフトとセゾンカードの提携カードです。
年会費はアメックス以外の国際ブランドを選べば無料で、全国のロフトのお買い物で毎月末の金、土、日曜日に10%オフの優待が受けられます。
PARCOパルコカード《セゾン》
PARCOパルコカードは基本年会費無料で発行される、セゾンカードとパルコの提携カードです。
発行から1年はパルコでのお買い物が常時5%となり、さらにPARCOの施設内での優待が受けられます。
Francfrancフランフランカード《セゾン》
Francfrancフランフランカードはセゾンカードとフランフランの提携カードです。年会費は無料で、フランフランポイントが1.5%の非常に高い還元率で貯められます。
ポイントはフランフラングループ専用の「バルスギフトカード」に交換して使うことになりますが、還元率が非常に高いため、フランフラングループユーザーにぴったりです。
クラブ・オン/ミレニアムカード セゾン
クラブ・オン/ミレニアムカードは西武・そごうとセゾンカードの提携カードです。
年会費は無料で、西武・そごうでクラブ・オン/ミレニアムポイントと永久不滅ポイントが「二重取り」可能です。
西武・そごうなら常時2.5%以上のポイントが貯められて、お買い物の金額に応じたさらなる優待がある、西武・そごうで最もお得なカードです。
マツダm’z PLUSカード《セゾン》
マツダm’z PLUSカードは、マツダとセゾンカードの提携カードです。
通常のショッピングでm’z PLUSポイントが1.0%以上たまるほか、750円という格安のオプションでロードサービスがつけられるのが魅力です。
年会費は無料で、国際ブランドがJCB、MasterCardから選べます。
セゾンカードの審査は厳しい?
セゾンカードの魅力がわかったところで、次に気になってくるのが「審査難易度」ですよね。
いくら魅力あるカードだったとしても、審査が厳しく手に入らないのでは意味がありません。
セゾンカードの審査難易度は、一概に「やさしい」、「むずかしい」とは言いづらいのが本当のところで、提携先や種類によって難易度は大幅に変わります。
例えばパルコ提携のパルコカードなどは「パルコ」で買い物をしてくれるリピーターを増やすことが目的で発行されていますので、審査はやさしめで、学生や専業主婦でも発行されやすくなっています。
一方で、セゾンカードの中でもステータス性やサービス力が高い「セゾン プラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カードは、審査難易度がやや高くなっており、クレヒスがしっかりして収入がある程度安定していないと厳しいと言えます。
ほとんどのカードはクレヒスがきちんとしていればOK
とはいっても、プラチナカードのように審査難易度が高いカードはそれほど多くはありません。
ほとんどのカードは普通、もしくは流通系の提携カードが多数を占めていますので、やや審査が「やさしい」傾向があります。
そのため、セゾンカードの多くはクレヒス(信用情報)に問題がない、つまりクレジットカードやローンを利用してきちんと真面目に返しているような方であれば、収入がそれほど多くなくても、専業主婦であっても審査に通ると言えます。
セゾンカードまとめ
セゾンカードはクレディセゾンが発行するクレジットカードブランドのことで、オリジナルのカードの他にも、提携カードなど種類が豊富です。
大きな特徴としては発行スピードのはやさと「永久不滅ポイント」が挙げられますが、種類が多い分、各カードによって内容は大幅に異なります。
アメックスシリーズをはじめとして良質・コストパフォーマンス抜群なクレジットカードも扱っていますので、カードブランドに悩んだ時には一度視野に入れてみるといいでしょう。
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