海外通販サイトのネットショッピングでクレジットカードが使えない原因
日本では入手困難な商品や、海外独自の商品を購入する際に便利な「海外通販」。
海外通販サイトでの決済手段としては決済手段としては「クレジットカード」や「Paypal(ペイパル)」が便利ですが、場合によっては自分の持っているクレジットカードが使えないことも。どうしても欲しい商品が海外サイトにあるときには、ネットショッピングでクレジットカードが使えないと不便ですよね。
そこで今回は、海外通販サイトでのネットショッピングで自分のクレジットカードが使えなかった場合について、以下のポイントを解説いたします。
・海外サイトで自分のクレジットカードが使えなかった原因は何か
・海外サイトのネットショッピングでクレジットカードを使うコツ
これからクレジットカードで海外サイトのショッピングを楽しもうと考えている方は、ぜひ参考にしてくださいね。
海外通販サイトでクレジットカードが使えない理由
海外通販サイトでクレジットカードが使えないときには、以下の理由が考えられます。
- 入力内容のミス
- 利用限度額オーバー
- 不正利用対策によるセキュリティロック
- クレジットカードの国際ブランドが非対応
- 国内専用のクレジットカードを使っている
- 有効期限切れ
入力内容のミス
意外とよくあるのが、そもそもクレジットカード情報を間違えて入力していたというケース。カード情報が間違っていれば、当然決済はできません。特に間違えやすいポイントを3つご紹介します。
・有効期限
・セキュリティコード
・カード名義
有効期限は月/年。国内とは順序が逆
クレジットカードの有効期限は「月」「年」の並びです。日本では年/月の並び表記が多いため間違えやすいですが、入れ替えて記載しないよう注意しましょう。
海外通販サイトではすべて英語表記のため、分かりにくいかもしれませんが、有効期限入力欄によくある「MM/YY」は、MはMONTH(月)、YはYEAR(年)です。
セキュリティコード(cvv/cvc)のミス
セキュリティーコードとは、CVV、CVCとして表記される、クレジットカードの裏面についている数字のことです。
<VISA、JCB、マスターカード、ダイナース等>
VISA、MasterCard、JCB、Dinersの場合、セキュリティコードは「裏面」に印字されています。カード会社によって表記は若干異なるかもしれませんが、署名欄の横の数字の「末尾3ケタ」です。
<アメリカン・エキスプレス>
アメックスの場合は少し特殊で、表面に4ケタの数字が記載してあります。カード番号とは別にハッキリ書いてありますので、チェックしてみてください。
海外通販サイトでネットショッピングする際は、「SECURITY CODE」「CARD VERIFICATION NUMBER」と表記されていることもあります。英語での表記だと戸惑うかもしれませんが、どちらも「セキュリティコード」を示す言葉です。
この表記が出てきた場合は「セキュリティコード」を正確に入力しましょう。
カード名義はカード通りの大文字で
カードの名義を入力する場合「小文字」の使用はしません。カード名義通りの「大文字」で記載しましょう。
うっかり小文字で入力して、海外でのネットショッピングができないということはよくあります。
利用限度額オーバー
利用限度額をオーバーしていた場合にも、もちろんクレジットカードは使えません。海外サイトでネットショッピングを楽しむときには、送料や関税を加味するとついつい一度の買い物額が大きくなってしまうもの。
ですが、気が付いたら合計額が利用限度額オーバーになっていた! とならないように、事前にいくらまでなら購入OKかをカード会社のマイページなどで調べておくといいでしょう。
不正利用対策によるセキュリティロック
クレジットカードは、不正利用対策としてセキュリティロックされることがあります。たとえば、海外サイトでネットショッピングをする場合には、以下の理由でセキュリティロックがかかってしまうことが考えられます。
・いつもよりも決済額が高額
・海外サイトでの決済が突然増加した
・オンラインでのカード決済に何度も失敗した
「いつもと違う」決済が頻発するとセキュリティロックの対象に
セキュリティロックがかかるひとつの基準として「普段とは決済の回数/場所/金額が明らかに違う」というものがあります。
たとえば、ずっと国内利用だったのに、急に海外サイトでの決済が頻発したら「不正利用」を疑われ、セキュリティロックがかかるケースがあります。
入力ミスが多いのも、カードが手元にない人物があてずっぽうに入力していると判断されやすいため、慎重に入力しましょう。
カード会社で本人確認が取れればロックが解除される
万が一セキュリティロックをかけられてしまった場合には、カード会社に問い合わせをしましょう。本人の意思による決済だった、ただのミスだったとわかれば、ロックを解除してもらえますよ。
クレジットカードの国際ブランドが非対応
買い物をしたい海外サイトが、お使いのクレジットカードの国際ブランドに対応していないケースがあります。
自分のクレジットカードに表記されているブランド(VISA、マスターカード、JCB、アメックス、ダイナース等)と、海外サイトに書いてある対応国際ブランドが一致しているか、確認した上でネットショッピングを利用してください。
国内専用のカードを使っている(ハウスカード・ポイントカード等)
厳密に言えば「国内専用のクレジットカード」は存在しませんが、クレジットカードではなく、国内のある特定のお店でしか使えない「ハウスカード」というものは発行されています。
国際ブランドマークがついていないのでクレジットカードとは明確に区別できますが、そういったハウスカードを海外通販サイトで利用しようと思っても、使えません。
特定国発行のクレジットカードにしか対応していない海外サイトも
また、アメリカの通販サイトの中には、アメリカ国内で発行されたクレジットカードのみ対応していることも少なくありません。
このように、海外からの不正な利用や購入を防ぐために「特定の国で発行されたカードのみ」取り扱いがあり、日本発行のクレジットカードが海外サイト決済には使えないこともあります。
有効期限切れ
初歩的な話ではありますが、クレジットカードの有効期限が切れていてはカードは使えません。前から同じクレジットカードを登録しておいたら、使えなくなっていた……という場合には、まず「有効期限」が切れていないかを確認しましょう。
切れていた場合には、解約していなければ新しい有効期限のカードが届いているはずですので、切り替え手続きをしてくださいね。
海外ネット通販サイトのショッピングにクレジットカードを使う際のコツ
海外通販サイトでのネットショッピングに「クレジットカード」を安全かつ確実に使う際のコツは、以下の2点です。
- Paypalで決済するのが安全
- 二段階認証を利用する
Paypalで決済するのが安全
Paypalとは、インターネット経由の決済サービス。アメリカをはじめとする海外サイトの多くで採用されています。
ペイパル経由での決済では、ユーザーだけではなく事業者もセキュリティー面で安全に守られます。
ペイパルの決済方法としてクレジットカードを登録すれば安心・安全
ペイパルの引き落とし先(決済元)としてクレジットカードを登録すれば、直接海外サイトにクレジットカード情報を送るよりも安全、かつ安心して取引可能。
さらに、「お金を払ったのに商品が届かない」「説明の商品と中身が違う」といったトラブルの際も、補償が受けられます。
ペイパル決済にのみ対応しているという海外サイトもありますので、海外のお店でネットショッピングを楽しむのであれば、登録必須の決済サービスと言えます。
二段階認証を利用する
二段階認証とは、カード情報・セキュリティコードの入力(一段階目)だけではなく、国際ブランドの認証システムにあらかじめ自分で登録しておいた「パスワード」やメール等で本人に送られる「認証キー」を入力(二段階目)しないと決済が完了しない、二段構えの認証システムのことです。
二段階認証システムの加盟店でしか利用できないのがネックではありますが、逆にこの「二段階認証システム」に登録してある海外サイト=安全なサイトとも判断できますので、ペイパルが利用できなかったとしても、二段階認証が利用できれば安心・安全です。
各国際ブランドの二段階認証システムについては、下記リンクを参考にしてください。
国際ブランドの二段階認証サービス
・VISA……Visa Secure
・JCB……本人認証サービス「J/Secure」
・マスターカード……Mastercard SecureCode、Mastercard ID Check(カード発行会社により異なる)
・アメリカン・エキスプレス……American Express SafeKey
まとめ
海外サイトでのネットショッピングは、クレジットカードで決済しようと思ってもきちんと使えないケースや、不正利用被害のリスクにさらされてしまうケースもあります。
そういった事態にならないためにも、クレジットカードを活用する際は、
・海外サイトでの利用前に入力情報・カード情報をしっかり確認
・Paypalの活用
・二段階認証ありの海外サイト利用
といった工夫が必要です。
海外サイトでネットショッピングを楽しむ際は、万が一の際にそなえて、安心してお買い物ができるよう、上手に決済システムを利用してくださいね。
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