ブラックカードを持ちたい方必見!取得条件・メリットなど徹底解説
ブラックカードと聞くと、雲の上の存在、一部の大金持ちしか所持することはできないというイメージしかないという方も少なくないと思います。
最高クラスのステータス性を誇るカード群ですから取得条件は易しいとは言えませんが、持っていることで普通では得られない様々なメリットが受けられ、最終目標として目指す価値のあるカードです。
今回は、実はあまり知られていないブラックカードについて、メリットや取得条件、種類などを徹底解説します。ブラックカードに憧れのある方はぜひ参考にしてください。
ブラックカードとは?
ブラックカードとは、簡単に言うとクレジットカードをステータス性でランク付けした際にゴールドカード、プラチナカードを超える「最上位」に位置するクレジットカードのことです。
年会費は10万円以上するものが多く、高いものでは30万円を超えるブラックカードも存在します。
日本でのブラックカードの始まりは、そもそもアメリカン・エキスプレスがプラチナカードを超えるステータスの最上位カードとして「アメックス・センチュリオンカード」を発行したことで、この券面が「黒色」だったことから、プラチナカードを超えるランクの最上位カードを「ブラックカード」と表現するようになったと言われています。
そのため、券面がブラックだからといって、どんなカードでも「ブラックカード」と呼ばれるわけではありません。
カード会社によっては、最上位カードをゴールドカードという名称にしている会社もあり、見た目もゴールドではありますが、実際の内容は「ブラックカード」相当であるというケースもあります。
日本で発行されているブラックカードは4種類!
ブラックカードは具体的にどんなものがあるかが気になっている方も多いと思いますが、現在日本で発行されている「ブラックカード」と呼べるカードは、代表的なものが4種類あります。
このほかにもブラックカードに位置するカードは存在しますが、入手条件が特殊な場合もありますので、今回は一般的な入手ルートのカードのみ4種類簡単にご紹介します。
代表的なブラックカード
- アメックス・センチュリオンカード
- ダイナースクラブプレミアム
- ラグジュアリーカード Mastercard Gold Card
- JCB THE CLASS
1.アメックス・センチュリオンカード
アメックス・センチュリオンカードは、まさに「ブラックカードの代表」と言えるカードで、このカードからブラックカードという言葉が生まれたと言っても過言ではない存在です。
年会費は30万円以上と他社のブラックカード年会費と比較しても非常に高額ですが、それでも持っていたいという方が絶えないほどステータス性・希少性・サービス力ともに抜群です。
特にコンシェルジュのサービスは高い評価を受けており、専属のコンシェルジュがつくため、持っているだけで「秘書」を雇ったような便利さがあります。
インビテーションを受けるには月間に数百万円の決済が必要とも言われており、名実ともに最高のブラックカードです。
2.ダイナースクラブプレミアム
ダイナースクラブプレミアムは、アメックス・センチュリオンカードと並び国際的に有名な2大ブラックカードの1つです。
年会費は143,000円(税込)とセンチュリオンカードと比べると低めに設定されていますが、そもそも富裕層をターゲットにしている「ダイナースクラブカード」の最上位カードということで、ステータス性はアメックスセンチュリオンと同等と言えます。
こちらも招待制となっているカードですので、取得するには、まずダイナースクラブカードを発行し、地道に高額決済を続けていくことが必須です。
3.ラグジュアリーカード Mastercard Gold Card
年会費 (初年度) |
220,000円(税込) | 年会費 (2年目) |
220,000円(税込) |
---|---|---|---|
還元率 | 1.5% | 発行日数 |
ラグジュアリーカード Mastercard Gold Cardは、日本初「申込制」で持てるブラックカードでMastercard最上位World Eliteに属する特別な一枚!金属製カードを採用し、予約困難店のお席の確保やリムジン送迎サービス、名医紹介サービス、ハワイアン航空エリート会員ステータスの提供など、下位Mastercardチタンカードに勝る、高いステータス性とラグジュアリー特典を兼ね備えたカード!
ラグジュアリーカードは、日本では2016年よりサービスが開始されたカードですが、最上位のブラックカード相当に位置するカードが「ゴールドカード」という名称で、券面も金属の「金」が使われており、金色に輝いているのが特徴です。
マスターカードと提携しているカードの中でも最高峰の「ワールドエリート マスターカード(World Elite Mastercard)」で、日本国内で名乗れるのはこのカードシリーズのみです。
また、一般的なブラックカードのほとんどは招待制なのに対し、現時点では唯一「直接申し込み」が可能になっているため、審査に通る自信がある方はいきなりブラックカードを取得できる可能性があります。
お金で買えない価値を提供する、をコンセプトにしている、比較的新しくてもステータス性・サービス力ともに申し分のないブラックカードです。
4.JCB THE CLASS
JCB THE CLASSは、日本発の国際カードブランドである「JCB」から発行されている最上位のカードです。
ブラックカードとしては破格の年会費55,000円で、毎年会員だけのプレミアムなギフトがもらえる(2〜3万円相当)ことから、最高のコストパフォーマンスを誇るブラックカードでもあります。
国際的な知名度は先にご紹介した「アメックスセンチュリオン」や「ダイナースクラブプレミアム」と比較すると劣るものの、国内ではしっかりと認知されており、ブラックカードとして恥じない最高のステータス・サービスです。
もちろんブラックカードとして備わっている機能やサービスは高額な年会費のカードと遜色ないので、国産のブラックカード、コスパの良いブラックカードを好む方に人気があるカードです。
ブラックカードを持つメリット
ブラックカードを持つメリットは、大きく3つあります。
ブラックカードを持つ4つのメリット
- 最上級のステータス性がある
- 普通では受けられないサービス内容
- 利用限度額が大きい
メリット1.最上級のステータス性がある
ブラックカードを持つ理由として大きく影響するメリットが、「最高のステータス性」です。
ブラックカードは基本的に発行するカード会社の中での「最高峰」のクレジットカードを指していますので、持っているだけで一目置かれるというシーンも考えられます。
また、海外ではクレジットカードが身分証明書がわりになるという文化もあるため、やはり一般カードよりも「ブラックカード」を提示した場合の方がインパクトも大きく、失礼なふるまいをされずに済む可能性も高くなります。
メリット2.普通では受けられない最高のサービス内容
ブラックカードは、やはり一般的な方でも持つことができる「ゴールドカード」や「プラチナカード」と比べて、サービス内容・質ともに全く異なります。
例えば、上級カード向けのサービスの代名詞と言える「コンシェルジュサービス」については、カードによっては1人1人に専任のコンシェルジュがつくため、まさに「秘書」を抱えているような利便性があります。
旅行の手配や予約、気になるレストランの情報など基本的にカード決済が絡むような案件であればなんでも調べ、予約が難しい場合でも対応してくれることがあるのが魅力です。
また、対象となるレストラン利用時には自宅からレストラン、もしくはレストランから自宅を無料でリムジン送迎してくれるサービスがついてくるカードもあり、カードごとにサービス内容は異なりますが、いずれも「お金だけではなかなか体験できない」サービスが盛り込まれていることは間違いありません。
非日常の、普通では受けられない最高のサービスを受けたい方は、プラチナカードよりも上位のブラックカードを目指すといいでしょう。
メリット3.利用限度額が大きい
アメックスやダイナースはブラックカードでなくても利用限度額が個別設定となっていますが、一般的にはカードランクが上がれば上がるほど「利用限度額」は高く設定されています。
そのため、よほど高額の買い物でなければ利用限度額に悩まされて買い物ができなくなるということはありません。
中には特別「限度額」を提示されていることもなく、一千万円以上する高級車を一括払いで購入できるケースもあるようです。
ブラックカード自体の最高利用限度額は発行会社のウェブサイトでも明示されていることはほとんどなく、「個人の信用力・支払い能力」によって変動すると考えておいた方がいいでしょう。
とはいえ、数千万円などの大きな買い物をする際は、あらかじめカード会社に連絡し、確認をとっておかなくてはいざという時に決済不能だったとなりかねませんので、注意が必要です。
ブラックカードのデメリット
メリットが非常に多いブラックカードですが、人によってはデメリットとなることもあります。
ここでは、ブラックカードを持つ上でのデメリットを2つ解説します。
ブラックカードのデメリットとは
- 年会費が高額
- サービスをしっかり使わない人には無駄なカード
デメリット1.年会費が高額
ブラックカードを持てる方にとってはデメリットと感じないかもしれませんが、やはり「年会費」が一般的なカードと比べて非常に高額なのはデメリットの1つでしょう。
一般的なクレジットカードが年会費無料〜2,000円程度のものが多いことを考えると、単純に年会費だけの比較ではブラックカードに興味のない人にとって、持つのはただの無駄です。
とはいっても、付帯サービスなどをガンガン使っていくタイプの方にとっては年会費を支払っても十分に価値のあるサービス(コンシェルジュなど)が揃っていますので、デメリットと感じない方もいるでしょう。
デメリット2.サービスをしっかり使わない人には無駄なカード
ブラックカードをいざ発行したが、ただ持っているだけで決済にしか使わない、しかも高額決済はしないというタイプですと、まさに宝の持ち腐れ状態となりブラックカードを持つメリットがありません。
そのため、サービスをしっかり使いこなせない方にとっては「年会費」が高額なだけのカードになってしまいます。
ブラックカードを取得するような方の多くは、サービス内容に魅力を感じて申し込みをするケースが多くこのような状態にはあまりならないとは思いますが、インビテーションを送り返す前に一度「本当に必要か」を冷静に考えてみるのがおすすめです。
ブラックカードの取得方法、取得条件は?
ブラックカードに興味のある方が最も気になるのが「どんな条件で、どのようにブラックカードを取得するのか?」という点ではないでしょうか。
ここでは、一般的なブラックカードを取得する方法、取得している方に多い条件・属性などを解説します。
- ブラックカード取得には「招待 (インビテーション)」が必須
- 取得条件は「年収」や「利用状況」が重要!
ブラックカード取得には「招待 (インビテーション)」が必須
ラグジュアリーカードMastercard Gold Cardといった一部のカードを除き、基本的には各社ブラックカードを取得するには、カード会社から選ばれて「招待(インビテーション)」を受けることが必須です。
そのために、ブラックカードを取得する前に、プラチナカード相当の、ブラックカードよりもワンランク下のカードを所持し、着実に利用実績を積むことが大切です。
いくら年収が高くて支払い能力があっても、プラチナカードの利用実績が全くない状態ではインビテーションを受けることは難しいと言えます。
プラチナカード自体も招待制になっている場合は、申し込みが可能なカードから取得し、そこから利用実績を積んでステップアップしていくことでブラックカード取得へと繋がります。
JCBカードの例を挙げると、まず「ゴールドカード」に申し込み利用実績を積み、プラチナカード相当の「JCBゴールド ザ・プレミア」の招待を受け発行、さらに利用実績を積めば「JCB ザ・クラス」の招待が受けられるという流れですので、ブラックカードを取得するにはそれなりに利用実績を積む年月が必要になることが多いということを覚えておきましょう。
取得条件は「年収」や「利用状況」が重要!
ブラックカードの取得条件は各社バラバラで、しかも明確に発表されているわけではありませんが、共通して言えるのが「ある程度の年収」と「決済金額の多さ」です。
年収はカードにもよりますが、最低でも400〜500万円以上、基本は1,000万円程度が一つの目安になると考えましょう。
ただし、自営業で経費利用での決済が非常に多く、経費を除いた所得が300万円台になってしまうようなケースはまた評価が異なります。
インビテーションを受ける前にプラチナカードで利用した決済金額は、年間300万円以上使っている方が多く、センチュリオンカードなどは月間で200〜300万円決済していたら招待が受けられたという方もいます。
JCBやダイナースクラブなどのブラックカードでは取得した方の多くが「年間200〜300万円以上」使っているケースが多いので、一つの目安として「年収1,000万円程度」、「年間決済金額300万円程度」の方はインビテーションを受けやすいと判断できます。
年収が1,000万円に満たなくても、決済をしっかりカードで行なっていれば招待を受けられたという事例も多数見かけますので、最重要なのは「メインカードとして固定費を含むまとまった金額を決済し続けること」と言えるでしょう。
まとめ
ブラックカードは誰もが一目置く「最強のステータスカード」
ブラックカードは一般の方にもよく浸透している「ステータスシンボル」の一つであり、持っているだけで一目置かれる、最上級のサービスが受けられるという特別なカードです。
ブラックカードは発行されている種類もプラチナカードなどに比べて少なく、さらにカード会社から認められた一部の人しか持てないカードということもあり、憧れを持って目指す方も少なくありません。
取得条件も普通のカードと比較してかなり厳しくはなっていますが、利用実績などによってはサラリーマンの方でも招待を受けられる可能性は十分にあります。
ブラックカードの種類によってサービス内容や特徴は異なりますので、興味のある方はぜひ目標とするカードを見つけ、まずは「申し込みができる」ランクのカードからこつこつと実績を磨いていきましょう。
すぐにブラックカードを手にいれたいというニーズを満たす「ラグジュアリーカード」なども人気がありますので、どのカードが自分に合っているか、必要かを吟味し、じっくり検討してくださいね。
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