クレジットカードが有効期限切れ!誰でもわかる更新方法まとめ
クレジットカードには、有効期限があることはご存知でしたか?既にクレジットカードをお持ちで数年間利用している人は、当たり前の情報かもしれませんね。
また、クレジットカードの有効期限が切れてしまった場合や、同じクレジットカードを引き続き支払いに利用する方法、クレジットカードの更新手続きについてなど、クレジットカードの有効期限に関する情報を詳しく解説していきます。
更新方法をご存知の方も、新しい発見があるかもしれないので、じっくりと確認してみましょう。
クレジットカードの有効期限の確認方法
まずはクレジットカードの有効期限を確認する方法を説明していきます。クレジットカードの表面には、エンボス加工(凸凹印字)された数字がたくさん並んでいるのはご存知でしょうか。
クレジットカードの表面にある4桁の数字を確認する
クレジットカードの表面を注意深く確認すると、有効期限と印字されている隣に「01/19」や「07/23」などのスラッシュ(/)を挟んだ4桁の数字が見つかると思います。これがクレジットカードの有効期限を表す数字となります。
4桁の数字の読み方
上記のように「01/19」や「07/23」であった場合、「1月19日」「7月23日」と読んでしまいそうなのですが、英語圏の書き方で表記されているので、日本の読み方とは異なります。
しかし読み方は簡単です。「月/年」のように表記されていて、日本のものとは反対に表記されているだけなんです。また、スラッシュを使わずに、ハイフン( – )で表記されるクレジットカードもあります。実際にみてみましょう。
数字の表記 | クレジットカード有効期限 |
---|---|
01/19 | 2019年1月末まで |
07/23 | 2023年7月末まで |
10-25 | 2025年10月末まで |
このように、英語由来なので西暦での表記となります。日本の暦ではないので、くれぐれも注意してくださいね。ちなみに日本の暦を採用しているカードは「運転免許証」などですよね。
なぜ有効期限は、分かりにくい表記になっているのか?
ではなぜ、クレジットカードの有効期限はこのようにわざわざ書き方を反対にして、分かりにくい表記になっているのでしょうか。
答えは2つの理由があります。まず、「クレジットカードは世界中で利用できる国際的なカード」だからです。また、「クレジットカード自体は英語圏であるアメリカで発明された」ので、英語圏の日付表記となっているのです。
クレジットカードは英語基準で表記されている
今お持ちのクレジットカードも、国際ブランドのマークが入っていると思います。代表的な国際ブランドは「VISA」や「MasterCard」、「JCB」などです。世界的に利用できる国際ブランドは現在7種類あり、例外を除いて通常はいずれかのロゴが記載されています。
現在世界で最も利用頻度の高い言語は、もちろん英語です。そのため、利用期限の日付表記も最も読まれている英語が基準となっているのです。
クレジットカードは英語圏のアメリカで誕生した
クレジットカードは、1950年にアメリカでダイナースクラブが初めて発行しました。英語圏での発祥なので、英語表記の日付が現在も使われているのです。また、現在日本でもクレジットカード事業に関する業務内容も、英語で呼ばれることが多いです。
例えばカード発行会社である「イシュアー」やカード加盟店管理会社である「アクワイアラー」などの言葉も、そのままカタカナ英語として使われています。
クレジットカードの有効期限が切れてしまった場合は?
それでは、クレジットカードがその有効期限の日付を越えてしまった場合は、どうなるのでしょうか。
有効期限を越えたクレジットカードは2度と使えない
残念ながら、有効期限が切れてしまったクレジットカードを、再び利用できるようにする方法はありません。念のため説明すると、有効期限の月の末日までしか利用できないので、「01/20」と書いてある場合は、2020年1月31日までの利用となり、2020年の2月以降は使えません。必ず注意してチェックしましょう。
なぜクレジットカードに有効期限があるの?
クレジットカード発行時にしっかりと審査されて、やっとの思いで取得できたのに、「なぜ有効期限があるの?」と考えたことはありませんか?これは、概ね3つの要素が考えられます。
セキュリティ上の懸念
クレジットカード自体の仕組みは、カードの磁気ストライプに個人情報が保存されていて、クレジットカード決済に利用されます。この磁気内のデータは、コンピューターのプログラムのようなものです。
犯罪者によるデータ改ざんを防ぐため
このデータが古くなると、IT技術の発達により、犯罪者によってデータを改ざんされる可能が高まってきます。このようなセキュリティ上の懸念から、定期的にクレジットカードを再発行するために有効期限が設けられています。
物理的な要因
2つ目の理由として、老朽化や汚れ、摩擦などによる磁気データの損傷を防ぐためです。何年も使い続けていると、カード自体が傷みデータが破損する恐れがあります。磁気も永久的に使える訳ではなく、少しずつ磁力も弱まります。磁力が弱まるとデータの維持ができなくなるので、利用期限を設けて、利用者に新しいクレジットカードを発行させる目的もあります。
再審査のため
上記のような理由もあるのですが、クレジットカード会社は「再審査」のため、利用期限を設定していると言えます。もちろんカード会社も、クレジットカードの支払い履歴が良くなく滞納や未納が多い人には、引き続き利用してもらいたくないですよね。
そのため、利用期限を設けることで、再審査しやすくしているのです。クレジットカードの利用履歴が悪い人にはクレジットカードが更新されない可能性があるので、十分注意しましょう。
クレジットカードを利用していない人も再審査で落とされます
また、クレジットカードを全く利用していない人も、再審査には通らないでしょう。カード会社もクレジットカードを発行するのにはお金がかかります。利用してもらわなければ利益を得られないので、利用していない人も審査落ちしてしまうんです。
クレジットカードを更新する方法
さて、本題であるクレジットカードの更新方法を説明していきます。初めてクレジットカードを持つ人には、利用期限が近づいてきて「カードが止められそう…」と心配かもしれません。
クレジットカードは自動更新される
利用期限間際になって、カード会社の再審査にも無事通過した人には、自動的に新しいクレジットカードが発行されます。通常の使い方をしている場合は、ほぼ間違いなく更新されるので安心してくださいね。
更新後のクレジットカードはセキュリティコードと有効期限が変更されるだけ
また、更新後のクレジットカード番号も以前のまま引き継がれるので、同じ番号となります。しかし、裏面に記載されているセキュリティコードに変更があるはずです。支払い登録時にセキュリティコードが必要だった場合は、更新手続きが必要な場合があるので注意しておきましょう。
なお、有効期限も更新されるので4桁の年月表示も変わります。しっかりと確認しておきましょう。
登録住所へ新しいクレジットカードが届く
利用期限の1ヶ月ぐらい前には、新しいクレジットカードが登録住所へ郵便で送られてきます。また、「本人限定受取郵便」という郵便で届くので、本人以外は受け取れないので、他人の手に渡る事もありません。
本人限定受取郵便は家族ですら受け取れない
必ず気をつけておきたいのは、この本人限定受取郵便は家族であっても「本人ではない」ので、受け取りができないのです。また、転送する事も許可されていません。
仕事が忙しく平日は受け取る時間がない人は、夜間に郵便窓口で受け取るか、土日祝のタイミングで必ず受け取りましょう。郵便の保管期限内で受け取れなければ、カード会社へ返送され、クレジットカードの更新ができなくなりますよ。
引っ越し時には要注意
また、引越しをした際の「住所変更」も必ず行いましょう。郵便では転送サービスを受け付けているので、引越し前の住所に届く郵便は引越し先へ転送されます。しかし、本人限定受取郵便では転送サービスを受け付けていないので、カード会社へ返送されてしまいます。
返送されるとカード会社からも、引越ししても住所変更を行わない「いい加減な顧客」として見らてしまうので、クレジットカードの更新も難しくなる可能性があります。引越し時には、すぐに住所変更の届出を行う方がベストと言えます。
光熱費などをクレジットカードで支払っていた場合、登録の更新が必要?
光熱費や携帯電話料金、インターネット回線費など、毎月かかる料金にクレジットカードの自動支払いを利用している場合、登録の更新は不要です。
自動支払いではクレジットカード再登録は基本的に不要
更新された新しいクレジットカードは、カード番号が同じため、特に再登録する必要はありません。継続してそのまま支払いに利用できます。
ネットショッピング利用などは、更新が引越しとなる
ただし、「楽天市場」や「Amazon」などのネットショッピングは、継続利用できません。有効期限とセキュリティコードが変更になるためです。ネットショッピング利用時にお手元に新しいクレジットカードを用意しておき、新しい有効期限とセキュリティコードの入力を行います。特に難しい作業ではありませんので、すぐに済ませられます。
更新のタイミングで上位ランクのカードへ切り替えるのもおすすめです
クレジットカードは普通に利用していると、何も問題なく更新されるのですが、利用期限が切れる直前のタイミングで、上位ランクのクレジットカードへ切り替えるのもおすすめです。
これには理由があります。クレジットカードの有効期限の幅はカード会社により1年〜6年程度あります。クレジットカードの有効期限が来る人は、最低でも数年間は利用しているはずです。
長く利用すると、そのクレジットカード会社から良い評価をもらえる
数年間、良いクレヒスを残せば、そのカード会社から良い評価をもらえて、ステータスカードなどと呼ばれるランクの高いカードの取得も容易となるんです。
例えば『JCBゴールド【JCB ORIGINAL SERIES】』(年会費11,000円(税込)※オンライン入会で初年度無料/還元率0.5%:1,000円で1ポイント=5円相当)は、審査基準が高くて有名なのですが、下位のランクのクレジットカードを利用する事で審査基準を緩やかにし、取得を狙う方法もあるんです。
ちなみにこの場合の下位ランクのクレジットカードは『JCB一般カード【JCB ORIGINAL SERIES】』(年会費1,375円(税込)※オンライン入会で初年度無料/還元率0.5%:1,000円で1ポイント=5円相当)になります。この切り替えのタイミングで上位ランクのゴールドカードなどを検討してみるのもおすすめです。
年会費 (初年度) |
無料 | 年会費 (2年目) |
1,375円(税込) |
---|---|---|---|
還元率 | 0.5%〜5.0%※最大還元率はJCB PREMO(or nanacoポイント)に交換した場合 | 発行日数 | 約1週間でお届け |
自動更新されない場合もある
自動更新されない場合は、もちろん先ほどお伝えした「再審査」に落ちた場合です。また、クレジットカードの利用期限が近づいているのに、新しいクレジットカードが来ないという人は、下記の項目を確認してみましょう。
本人情報の変更がなかったか
先ほど解説したように、引越し後の「住所変更」など、クレジットカード発行時の本人情報に変更がなかったか確認しましょう。住所だけではなく、「登録電話番号」や「勤務先」「苗字」が変わった場合も、本人情報が変更されているのでクレジットカードが更新されない場合があります。
ただし通常の利用をしていれば、引越しをしても、登録電話番号に確認の電話がかかってくる場合もあります。しかし、本人情報変更時は速やかに情報の更新を行なう方が良いでしょう。本人情報の変更届けは、クレジットカードの会員ページからすぐにできるので、変更があった場合は届出しておきましょう。
クレヒスの履歴にトラブルがなかったか
本人情報の更新もなく、新しいクレジットカードが届かない場合は「クレヒス履歴」が影響して、審査落ちしている可能性があります。クレヒスとは信用情報のことで、過去のクレジットカード利用履歴や、ローンなどの利用履歴が残されています。
クレヒスに大きな傷があれば、クレジットカード更新が否決される
過去のクレジットカード利用時に、支払いに延滞や未納などのトラブルが確認されれば、審査ハードルが極端に高くなります。
もしクレジットカードが自動更新されない時は、有料で自分の信用情報を確認できる方法があるので、調べてみましょう。
インターネットから信用情報を開示する方法
信用情報は3つの機関によって管理されているのですが、クレジットカードの履歴管理は「CIC」という信用情報機関が管理しています。
このCICのウェブサイトから「信用情報の開示」申請が行えますので、クレヒスが気になる方は是非過去の履歴を確認してみましょう。また、ネットからの開示手数料は1,000円と高くありません。たったの1,000円で原因を突き止められる可能性があるので、是非利用してみてくださいね。
新しいクレジットカードが届いたらしておくこと
無事に新しいクレジットカード更新されて、お手元に届いたら裏面に「サイン(署名)」をしておきましょう。サインを書かなくても利用できる場合は多いのですが、サインがないためにトラブルになる場合もあります。
クレジットカード裏面にサインが無くて店舗利用できない場合もある
サインが無くても、ほとんどの店舗では問題なく利用できるのですが、一部の店舗で利用できない場合もあります。受け取ったらすぐにサインしておく方が、支払い時にトラブルになる危険性もないので安心ですよ。
有効期限切れのクレジットカードは裁断して処分しよう
有効期限の切れたクレジットカードはもう使えません。処分する必要があるのですが、捨てる前には必ずハサミで裁断してから捨てましょう。
クレジットカードをハサミで切ってデータを破壊しておく
ハサミで切ることで、中にある個人情報のデータを破壊する効果があります。そのまま捨てると犯罪者に拾われて、中のデータを犯罪に使われてしまう恐れがあります。こうした危険から身を守るために、必ず裁断してから処分しましょう。
まとめ
クレジットカードは自動更新される
このように、クレジットカードの有効期限が切れた後は、自動で更新されて郵送でお手元に届きます。自らが更新手続きを行なう必要はありません。
普通に利用している方は、有効期限が近づいてきても、心配しなくて大丈夫ですよ。また、クレジットカードを更新したということは、それだけしっかりと長い期間利用したことにもなります。
現在、年会費無料のようなお手軽なクレジットカードをお持ちであれば、ステップアップとしてランクの高いクレジットカードを狙ってみてもいいでしょう。このサイトでもたくさんのクレジットカードを紹介しているので、楽しみながら色々参考にしてくださいね。
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