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家族カードの引き落とし口座は誰の口座になる?家族ごとに口座を別にすることは可能?

更新:2022年8月15日

ノートパソコンを見る家族三人

家族カードをいざ作ろうと思った時、引き落とし口座は誰の口座になるのか疑問に思う方もいるはず。

今回は、新たに家族カードを作ろうとしている方のために、引き落とし口座はどこになるのか、家族ごとに引き落とし口座を設定することは可能なのかなどをまとめて解説していきます。

家族カードでの引き落とし口座を分ける方法やメリットを知りたい方は、ぜひ参考にしてくださいね。

家族カードの引き落とし口座は誰の口座になるの?

おすすめのクレジットカードを持つ女性

家族カードの引き落とし口座は、原則本会員の口座です。

例えば、夫が本会員、妻が家族会員の場合、引き落とし口座は「夫の口座」となっています。家族会員の利用金額と、本会員の利用金額を合算して、一括で夫の口座から引き落とされる、ということですね。

家族カードの引き落とし口座を別々にすることも可能

基本的には家族カードといえば引き落とし口座は本会員の口座、となっていますが、実は口座を「別々に分ける」ということも可能です。

やり方は簡単。家族カードで引き落としを分けられるクレジットカードへ、「支払いを分ける専用の家族カード」として申し込むだけです。一般的な家族カードの申し込みとは、やり方が異なる点にご注意ください。

支払いを分ける家族カードに対応しているカード会社のカードデスクに、親会員から問い合わせてみるのが一番分かりやすいでしょう。

家族カードで引き落とし口座を分けられるクレジットカード

家族カードで引き落とし口座を分けられるクレジットカードは、以下の通りです。

POINT

  • JCBゴールド
  • 三井住友カード ゴールド

JCBゴールド

年会費
(初年度)
無料 年会費
(2年目)
11,000円(税込)
還元率 0.5%〜5.0%※最大還元率はJCB PREMO(or nanacoポイント)に交換した場合 発行日数 約1週間でお届け

JCBゴールドは、日本発の老舗カードブランド「JCB」から発行されている正統派ゴールドカードです。手厚い付帯保険に、高いサービス力で人気があります。

こちらは、引き落とし口座が本会員と一緒になるタイプの家族カード(1枚目年会費無料、2枚目以降1,100円/税込)とは別に、引き落とし口座を分けられる家族カードにも対応しています。

1

引き落とし口座を分ける場合は「利用者支払い型家族カード」を選び、申し込むことになります。年会費は1枚目より3,300円(税込)。それでも、ゴールドカードを自分名義で申し込むよりもお得です。

ちなみに、ポイントやスターメンバーズ(ポイントアップ制度)の集計も、支払いと同じく別になりますので、そこは注意が必要です。

三井住友カード ゴールド

年会費
(初年度)
無料 年会費
(2年目)
11,000円(税込)
還元率 0.5%〜1.0% 発行日数 最短3営業日

三井住友カード ゴールドは、年会費11,000円(税込)で発行されている、こちらも老舗銀行系ブランドのゴールドカードです。年会費は条件次第で、4,400円(税込)まで割引があります。

家族カードの年会費は基本的に無料。2人目以降は1,100円(税込)かかりますが、支払いを別にする「パーソナルアカウントタイプ」でも待遇が変わりません。

1

JCBカードと比較すると、年会費の面でメリットが大きく、正統派のゴールドカードを年間4,400円で(税込)……というのはなかなかないサービスです。

やはりその分付帯保険の内容などはややJCBよりは控えめですが、ゴールドカードとして十分な水準です。コストパフォーマンス重視で家族カードを引き落とし口座別に持ちたいご家族におすすめです。

家族カードで引き落とし口座を分けるメリット

二枚のクレジットカード

家族カードで引き落とし口座を分けるメリットは、次の通りです。

POINT

  • 本会員と引き落とし口座・請求が分けられて干渉されない
  • 家族カードを使いながらクレヒスが磨ける
  • 格安の年会費で本会員に近い特典が受けられる

1.本会員と引き落とし口座・請求が完全に分けられる

本会員に引き落とし金額や請求内容を見られたくないなら、家族カードでも「請求を分ける」のがおすすめです。やはり、家族間であっても、いつ、何にいくら使ったのかは知られたくないシーンはあると思います。

例えば、こっそりプレゼントを準備しておくつもりでも、家族カードで購入したら全てバレていた……となるのは悲しいですよね。本会員と引き落とし口座や請求を分けることで、そういったトラブルも防ぐことができるようになるのです。

2.家族カードを使いながらクレヒスが磨ける

家族カードは、一般的に引き落とし口座が本会員になるため、クレヒスも支払い者=本会員にしかつきません。実質返済にお金を出していても、家族にクレヒスがつかないのはデメリットです。

クレヒスを積んでおけば、いざ新たな車を購入するのにローンを組むといったシーンでも、信用力があるため審査に通りやすいです。自分にもクレヒスをつけておきたい方は、ぜひ引き落とし口座が別の家族カードを検討してみましょう。

3.格安の年会費で本会員に近い特典が受けられる

今回ご紹介した2枚のゴールドカードともに、家族カードは無料〜3,000円と、ゴールドカードを自分で申し込むよりはかなり格安で持つことができます。それでも、基本的には本会員とほぼ同じ待遇が受けられる。これが家族カードの嬉しいところですね。

引き落とし口座を分けてしまうのであれば、個人でカードを申し込むのも同じ! と考える方もいるかもしれませんが、こうした「コスト面」をみると、やはり家族カードで支払いを分ける意義はありそうです。

家族カードで引き落とし口座を分ける注意点

預金通帳を持つ女性

家族カードで引き落とし口座を分ける際は、次のことに注意しましょう。

  1. 申し込みには審査がある
  2. ポイント、利用金額の合算はできない

1.申し込みには審査がある

家族カードとは言っても、引き落とし口座が家族名義になるのであれば、責任者は家族です。

支払い能力があるのか、真面目に返済できるのかという「審査」は行われます。そのため、支払い口座を分けないタイプのカードとは異なり「専業主婦」での申し込みはできません。支払いを分けるのであれば、原則、家族カードの所有者が自分で収入を持っている必要があります。

また、クレヒスもチェックされるため、基本的には「家族カード」でありながら、審査は「個人用カード」と同じように行われると覚えておいてくださいね。

クレヒスや支払い能力に不安がある方は、一般の家族カードを利用する方が無難です。

2.ポイント、利用金額の合算はできない

引き落とし口座を分けるということは、請求の内容も別となります。そのため、家族カードという名目でありながら、実際は「個人カード」のような扱いです。

ポイントを合算して効率よく貯めることも、利用金額を合算してポイントアップ制度を上手に利用することもできません。ここが、引き落とし口座を分ける最大のデメリットでしょう。

家族カードの良さを生かし、ポイントや利用金額を効率よくアップさせたい方は、口座を分けない一般の家族カードが向いていますので、最終的にどのタイプの家族カードがいいかはじっくり検討が必要です。

家族カードの引き落とし口座は分けられるケースも!

家族カードを作るクレジットカードは、メリット・デメリット比較して決めよう

家族カードの引き落とし口座は、クレジットカードの種類によっては分けることができます。ただし、それも一部のゴールドカードに限られてしまい、選択肢はあまりありません。

引き落とし口座を分けることで、一般の家族カードとは異なるメリット・デメリットがあります。家族カード本来の良さ(ポイントが合算できるなど)を生かしたいのであれば、一般的な「家族カード」のほうが向いているでしょう。

どちらも比較した上で、家族全体にとって最良の選択肢を選べるようにしてくださいね。

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