家族カードは年齢制限がある?何歳からOK?
家族カードをいざ作ろうかと思った時、子供の年齢制限が何歳からなのかは知っておきたいところです。カードによっては、本会員の年齢が30歳以上となっているものもあり、家族会員にも適用されるのかが気になりますよね。
今回は、家族カードの年齢制限について、原則は何歳からOKなのか、実際に発行するメリット・デメリットは何かを解説していきます。家族カードの年齢制限について気になる方は、ぜひ参考にしてくださいね。
家族カードも年齢制限はある!基本は18歳以上が原則
家族カードは本会員と異なり審査がないので「年齢制限」がないと思っている方もいるかもしれませんね。ですが、実はほとんどのカード会社で「18歳以上」かつ「高校生不可」が原則になっています。
本会員の年齢制限が30歳以上などでも、家族会員には当てはまりません。18歳以上であればOKですから、大学生のお子さんなどにハイステータスなカードを発行してあげることだって可能です。
家族カードの年齢を含めた申し込み条件は?
家族カードの申し込み条件は、大手カード会社JCBでは以下のようになっています。
お申し込み対象は、本会員と生計を同一にする配偶者・親・子供(高校生をのぞく18歳以上)の方です。
出典元:https://www.jcb.co.jp/ordercard/family_card/family_card.html
多くのクレジットカード会社はこの基準と同じで、1親等の家族、かつ生計を同一としていることが条件となります。
アメリカン・エキスプレスなど一部カード会社は「内縁の妻」にもカード発行OKなケースもあるようですが、アメックスでも原則は同じ条件です。
どうしてもこの条件以外に当てはまる彼女や内縁の妻などに家族カードを発行したい場合は、アメックスに問い合わせてみましょう。
家族カードの年齢制限、留学なら高校生からOKになることも
家族カードの年齢制限は、実は留学やホームステイといった特殊な事情があれば「15歳以上」の高校生でも発行できます。
子供が留学する、ホームステイに行く時などは、クレジットカードを持たせてあげると安心です。不正利用などいざという時でも、盗難・紛失補償があるため現金よりも安全なのもポイントが高いですよね。
高校生でも発行できるケースがあることは覚えておき、お子さんが留学に行く際はぜひこのシステムを活用してくださいね。
家族カードを発行するメリット
家族カードの年齢制限が原則18歳以上だとわかったところで、ここでは、実際に大学生以上の家族に家族カードを発行してあげるメリットをご紹介します。
- 審査がほとんどない
- 家計管理がしやすい
- ポイントが貯めやすい
- 本会員とほぼ同じサービスを受けられる
1.審査がほとんどない
家族カードは、基本的に本会員の信用情報や支払い能力に基づいて発行される「追加カード」です。
そのため審査はなく、発行元のカード会社で家族が金融事故を起こした経験がある……といったことがなければ、まず発行はされるでしょう。
一般的なクレジットカードを作ろうと思うと、審査が必要です。そんな中、審査なしで家族がクレジットカードを持てるのは便利だと言えます。
2.家計管理がしやすい
家族カードは原則本会員への請求と一緒になって明細表に載ってきます。カードごとに明細が書かれているため、誰が、いつどこでカードを使ったかはすぐに分かります。
家族カードと本会員のカードで家庭内の買い物を全て決済していけば、家計簿をつけなくてもクレジットカード明細でチェックできるため、家計管理がしやすくなるのがメリットです。
3.ポイントが貯めやすい
家族カードを使うと、カード利用で貯めたポイントは家族で合算され、付与されます。そのため、一人でクレジットカードを使うよりも、ずっと効率よくポイントを貯めることができます。
JCBカードなどの一部カードでは、年間利用額に応じてポイント還元率がアップするしくみを採用しているところもあります。家族カードを発行していれば、利用金額が合算されるので達成も早いですよね。ポイントをどんどんためたいなら、ぜひ家族カードを活用しましょう。
4.本会員とほぼ同じサービスを受けられる
クレジットカードには、種類によっては手厚いサービスや付帯保険がついていることがあります。家族会員は、基本的に本会員とほぼ同じ特典が受けられます。
例えば、留学の際に飛行機利用をするとなったら、カード付帯のサービスで空港関連のお得なサービスを活用できます。
そのほか、付帯保険も同じ条件で受けられるケースが多いため、同じ条件でサービス・付帯保険をお得につけたい方は、ぜひ家族カードを発行しましょう。
特に、ゴールドカード以上のプレミアムカードだと、1枚目の年会費無料といったサービスがありおすすめです。クレジットカードの種類によっては、一部のサービスが家族会員では制限されることもあります。どのサービスが共通なのかはよくチェックしておきましょう。
家族カードの注意点
家族カードを利用する際は、気をつけたいことがあります。
- 本人のクレヒスは育たない
- 利用明細は本会員がチェックできてしまう
- 支払いは原則「本会員」の口座から
本人のクレヒスは育たない
家族カードは原則「本会員の信用力」を担保に発行されるものですから、どんどん使っても支払っているのは「本会員」ということで、家族会員のクレヒスには一切記録が残りません。
そのため、学生のうちからコツコツとクレヒスを積んでおきたい、という方には家族カードよりも「学生カード」がおすすめです。クレヒスは、信用情報のことです。信用情報は、クレジットやローンなどの信用取引に関する履歴。カード審査などでは必ず照会されます。
社会人になった時、学生時代に積んでおいた信用は、新たに自分の希望カードを作りたい時に役立ちます。クレヒスを重視したい場合は、家族カードの他に自分専用カードを発行しておき、どちらもいいとこ取りをして使い分けが理想です。
利用明細は本会員がチェックできてしまう
これは家族会員の立場からのデメリットですが、請求は本会員に一括で行われるため、いくらお金をつかったのか、どこで使ったのかは全て本会員に見られてしまいます。
ちょっと使い過ぎてしまった時なども、全てチェックされてしまうので、人によっては嫌だと感じることがあるかもしれません。
気になる場合は別で現金決済をするか、特別な支払い用で自分専用のクレジットカードを持つようにしましょう。
支払いは原則「本会員」の口座から
家族会員がいくら使ったとしても、原則、支払いは本会員の口座からです。
18歳で初めてクレジットカードを持った子供がついつい使い過ぎても、支払い義務は本会員である保護者であることは忘れず、使い過ぎないように子供や家族に注意をしておくことが必要です。
また、支払いを分けたいと思っても、一般的な家族カードではできません。どうしても分けたい場合は、支払い分けに対応しているカード会社・クレジットカードを選んで契約するようにしましょう。
家族カードの年齢制限は原則「18歳以上」!
家族カードの年齢制限は、原則「18歳以上」です。ホームステイや留学などの特殊な事情がある場合は15歳以上(高校生以上)でもOKですが、そういった特殊な事情がない限りは18歳以上(高校生不可)ということは覚えておきましょう。
また、家族会員になるにはほとんどのカード会社で配偶者、両親、子供に限るといった「条件」もありますので、自分が家族カードを発行しようと思っているカード会社が掲げる条件をよく確認しておいてください。
家族カードのメリット・デメリットをよく理解し、ぜひその上で家族の使い方にあったものを発行・活用してくださいね。
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