クレジットカード暗証番号の基礎知識|忘れた時の確認方法など解説!
クレジットカードの暗証番号は普段何気なく使っているものですが、カードのセキュリティを守るために重要な役割があります。
今回は、そんなクレジットカードの暗証番号についての基礎知識を中心に解説いたします。クレジットカードの暗証番号を忘れた時の対処法や気をつけたいこと、確認方法など、困った時に役立つ知識もありますので、ぜひ参考にしてくださいね。
クレジットカードには「暗証番号」が必須
クレジットカードを利用する際は、「暗証番号」が必要になるシーンが多いと思います。
暗証番号はセキュリティを強化するには必須のツールで、暗証番号ではなくサインで対応するお店ももちろんありますが、やはりサインは「真似されたらカードが使えてしまう」ことから、決済手段としては暗証番号のほうがより安心と言えます。
日本ではサイン対応のお店も多いですが、海外ではクレジットカードのIC化が進んでいるので、サインでとお願いしてもセキュリティの面から拒否される場合があります。
海外旅行に行かなくても、キャッシングや自動券売機では暗証番号が必ず要求されますので、うっかり「暗証番号」を忘れてしまった際には放置せずにきちんと確認しておくと良いでしょう。
こんな暗証番号はNG!会社によっては設定ができないことも
クレジットカードの暗証番号は、一般的に他人に推測されやすいものは禁止されています。
例えば、自分の誕生日や生まれた年、現在の電話番号、住所など特定の個人情報から推測できるものはもちろん、「0000」や「1234」など簡単すぎる暗証番号も設定ができなくなっています。
他人に暗証番号が漏れてしまった場合、キャッシングなど「暗証番号が必要な」不正利用の被害にあっても、「管理の甘さ」を問われてクレジットカード会社からの補償が受けられません。
たとえ推測しにくい暗証番号に設定したとしても、「カードと一緒に暗証番号のメモを保管する」など管理面が悪ければ不正利用の原因になりますので、管理も十分に注意するようにしましょう。
クレジットカードの暗証番号を忘れたらカードは使えない?
クレジットカードの暗証番号を忘れる、というのは誰にでもあるトラブルです。
では、日本国内において、クレジットカードの暗証番号を忘れてしまった場合は全くカードが使えないかというと、それは「NO」です。
お店でカード決済をする際、暗証番号を忘れてしまっても、「サインでお願いします」とこちらからサインでの決済を要求すれば、たいていの場合は暗証番号ではなくサインで対応してもらえます。
ただし、自動券売機など一部では暗証番号がないと全く利用できないケースもありますので、忘れてしまった場合は速やかに確認することをおすすめします。
クレジットカードの暗証番号を設定していない場合はどうする?
クレジットカードの暗証番号を設定した記憶がない、設定していない……という方もいると思いますが、原則、暗証番号は「クレジットカードへの申し込み時」に設定しています。
クレジットカードの暗証番号は申し込み時に設定している
よって、暗証番号を設定していないことはまずありませんので、一度クレジットカード会社に照会してみましょう。
「4桁の番号ならこれだ!」という暗証番号があるなら一度くらいは試してみても良いですが、数回間違えるとロックがかかってしまいます。
暗証番号がわからない場合は「サイン」での決済もOK!焦らず確認を
暗証番号が不明な場合はひとまず「サイン」での決済を求めれば大丈夫です。「暗証番号を忘れた時の対処方法」の章を参考にして、きちんと確認を行い、必要であれば変更手続きをしてくださいね。
クレジットカードの暗証番号を忘れた時の確認・対処方法
暗証番号は自分で設定しても、つい忘れてしまうこともあると思います。そんな時焦らずに対処できるよう、ここでは対処方法や暗証番号の確認方法を解説していきますね。
暗証番号を忘れた場合の対処方法
- まずは暗証番号を適当に打ち込まないように気をつける
- どうしても使いたい場合はサインで対応する
- できるだけ早めにクレジットカード会社に確認(電話・インターネットなど)
- 忘れにくい暗証番号へと変更する
1.まずは暗証番号を適当に打ち込まないように気をつける
暗証番号を忘れた時についやってしまうのが、「うろ覚えで適当に番号を打ち込んでみる」という行為です。
暗証番号が2種類のうちどちらかというのは分かっているなど、特殊な場合を除いて、基本的に「適当に入れてみる」のはNGです。
クレジットカード会社の多くは、暗証番号を連続で「3回」間違えるとカード自体にロックがかかってしまい、サインでも使えなくなってしまいます。ここでいう連続とは、「間に正しい暗証番号を挟まない」という意味ですので、たとえ時間をおいたとしても、暗証番号を間違えた3回目でロックがかかってしまいます。
間違えた回数をリセットするためには、正しい暗証番号を打ち込めばよいのですが、連続で3回以上間違えると、それ以降正しい暗証番号を打ち込んだとしてももう使えません。この場合は、クレジットカード会社に依頼して再発行が必要になってしまい、非常に手間と時間がかかるので、くれぐれも「連続で間違える」ことのないようにしましょう。
2.どうしても使いたい場合はサインで対応する
暗証番号を忘れても、暗証番号を忘れたクレジットカードをメインカードとして使っている場合などは「決済に使いたい」シーンも出てくると思います。その場合は、暗証番号を忘れても「サイン」で決済ができますので、お店でその旨を伝えましょう。
初めは抵抗があるかもしれませんが、中には「他人の前で暗証番号を打ち込みたくない」という方もいるので、店員さんも意外と対応には慣れているものです。
見栄を張って暗証番号を適当にうちこみ、ロックがかかるという最悪のパターンを回避するためにも、確認がとれるまでは素直に「サイン」で決済をするようにしてください。
3.できるだけ早めにクレジットカード会社に確認(電話・インターネットなど)
クレジットカードの暗証番号を忘れてしまった場合、何よりもきちんと「確認」しておかなければ、いざという時に使えない、もしくは間違えてしまい困った事態になるということも考えられます。
忘れてしまったことに気がついた時点で、できるだけ早くクレジットカード会社に暗証番号の確認をするようにしましょう。
暗証番号の確認・照会はクレジットカード会社によって申し込み方法が異なりますが、ほとんどの場合は「電話」もしくは「インターネット」から申し込むことができます。
クレジットカード会社によっては電話しか対応していないこともありますので、まずはクレジットカード会社のホームページで詳細を確認してみてください。
また、照会の際には、該当するクレジットカード以外に、支払い口座番号が分かるもの(通帳やキャッシュカードなど)が必要になることもありますので、連絡をする前にチェックしておきましょう。
なお、家族カードの場合、本会員が登録しておいた情報(電話番号など)を確認しておかなくては手続きがスムーズにいきませんので、ご注意ください。
4.なんども忘れるなら、忘れにくい暗証番号へと変更する
クレジットカードの暗証番号を何度も忘れてしまうような場合は、思い切って「忘れにくい」番号へと変更するのも良い対策です。
暗証番号の変更は、クレジットカードと提携しているATMなどで簡単にできることもありますので、どういった方法で変更できるかは各カード会社に確認が必要です。
一例を挙げますと、JCBの場合は「電話での依頼」もしくは「セブンイレブン銀行ATM」で変更が可能です。
前者の場合は、ICカード搭載のカードの場合、再発行が必要になりますので、変更までに時間がかかります。
後者の場合はその場ですぐに変更可能で、同じカードが使えますので簡単です。
変更するためにも、当たり前ですが暗証番号が必要になりますので、忘れてしまって変更したい場合はまず「暗証番号の照会」を先にする必要があります。
忘れた時の対処法というよりも、あくまで「どうしても忘れてしまう場合の対処法」として覚えておいてください。
まとめ
普段何気なく使っているクレジットカードの暗証番号ですが、きちんと管理をしておかなくては、最悪の場合大きな損害が出ることになってしまいます。
暗証番号が他人に知られにくいものにするのはもちろん、管理面にも十分注意し、万が一自分で暗証番号を忘れてしまった場合は、速やかに「確認」するようにしましょう。
どうしても忘れてしまう場合などは、変更ももちろんできますので、自分が忘れない番号にして、しっかりと管理するように心がけてくださいね。
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