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クレジットカードで貯めたマイルを家族と合算する2つの方法!貯まりやすい家族カードも紹介

更新:2022年2月10日

空港で電話するビジネスマン

マイルを貯めようと思うと、一人で貯めていては意外とたくさん貯めるのは難しいですよね。

今回は、クレジットカードで貯めたマイルを「家族」で合算する方法や、方法別のデメリットなどを解説します。

上手にマイルを貯めて、航空機でお得に旅行に行けるようにしましょう。

クレジットカードに貯まったマイルを家族で合算する方法

クレジットカードで貯めたマイル、つまりクレジットカードでお買い物などの決済を行い、利用料金に応じて還元されたマイルを貯めるには、やはり1人よりも複数人で貯める方が効率はよくなります。

クレジットカードに貯まったマイルを家族で合算するには、次の2つの方法があります。

POINT

  • 家族でマイルを合算するサービスを利用する
  • マイルカードの「家族カード」を発行する

1.家族でマイルを合算するサービスを利用する

家族でマイルを合算するサービスとは、JALマイルならJALカード家族プログラム(JALカード会員向けの、家族が貯めたマイルを合算するサービス)、ANAマイルならANAカードファミリーマイル(ANAカード版の、家族のマイル合算サービス)といった、クレジットカードで貯めたマイルを始めとして、フライトマイルまで「家族で貯めたマイル」を合算・共有できるサービスのことです。

このサービスは、家族にマイルカード(ANAカード、JALカードなど)会員がいれば、クレジットカードでは無いマイレージ会員であっても、「家族」のマイルなら合算できるという優れものです。

本気でマイルを貯めるなら、何倍も早く貯められる「家族でマイルを合算できるサービス」は使わない手はありません。

2.マイルカードの「家族カード」を発行する

もう一つの方法は、マイルカードの本会員が、家族向けに「家族カード」を発行するというものです。

家族カードは、マイルカードの種類によっては1枚目無料などのサービスもあり、全員が本会員にならなくても格安でカードが手に入るので、マイルを積極的に貯めたい方はよく利用しています。

家族カードを発行すれば、マイルカードの「家族カード」を使って貯められたマイルが全て本会員のマイルとして集約されますので、わざわざ合算プログラムに入らなくても簡単にマイル合算ができます。

家族でマイルをお得に貯められるクレジットカード6選!

家族でマイルをお得に貯める際におすすめのクレジットカードを、特徴別に6枚ご紹介します。

ANAマイルを貯めやすいクレジットカード

ANAマイルを貯めやすいクレジットカードは、下記の2枚です。

ANAワイドゴールドカード

年会費
(初年度)
7,975円(税込) 年会費
(2年目)
7,975円(税込)
還元率 0.5% 発行日数 最短3営業日

1

ANAワイドゴールドカードは、家族でANAマイルを貯めたい方にぴったりのクレジットカード。家族会員は年会費1,650円(税込)かかりますが、

  • フライトマイルが25%アップ
  • 1.0%のマイル還元率
  • ポイント→マイル移行手数料無料

これらの特典が共有できます。もちろん、ANAカードならではの航空会社系サービスも充実。さらに、入会・継続時には毎年2,000マイルのボーナスポイントが加算される、メリット盛りだくさんの1枚です。

空でも、陸でもANAマイルを効率よく貯めたいご家族にはぴったりの選択肢と言えます。

楽天カード

年会費
(初年度)
永年無料 年会費
(2年目)
永年無料
還元率 1.0%〜4.0% 発行日数 最短3日

1

楽天カードは、楽天グループから発行されているクレジットカード。家族も年会費無料です。一般的には「楽天スーパーポイント」のイメージが強い楽天カードではありますが、実は、2ポイント→1ANAマイルへ変更できます。常時マイル還元率0.5%です。

さらに、楽天経済圏で利用すれば3.0%~のポイント還元率となるため、マイルに交換すると1.5%~という高還元率に。使い方次第では本家マイル系カードを超えるパフォーマンスを発揮します。

JALマイルを貯めやすいクレジットカード

JALマイルを貯めやすいクレジットカードは、下記の2枚です。

JAL CLUB-Aカード

年会費
(初年度)
11,000円(税込) 年会費
(2年目)
11,000円(税込)
還元率 0.5%~1.0% 発行日数 約4週間

11

JAL CLUB-Aカードは、家族会員年会費3,850円(税込)で利用できるクレジットカード。JALマイルを効率よく貯められる、以下の特典が利用できます。

  • 入会搭乗ボーナス5,000マイル
  • 毎年初回搭乗ボーナス2,000マイル
  • フライトマイルの25%プラス
  • 最高常時1.0%マイル還元率(ショッピングマイル・プレミアム加入時)

純粋な陸マイラーよりは、「フライトマイル」もしっかり貯めたいご家族におすすめのカード。年会費は安くありませんが、搭乗ボーナスをしっかりと貯めていけば、普通カードよりもコストパフォーマンスに優れた1枚です。

JCB CARD W

年会費
(初年度)
永年無料 年会費
(2年目)
永年無料
還元率 1.0%〜5.5%※最大還元率はJCB PREMO(or nanacoポイント)に交換した場合 発行日数 最短3日 通常1週間

1

JCB CARD Wは、家族も年会費無料でJCBから発行されているクレジットカード。常時1.0%~の還元率を誇る、高還元率カードです。

貯めたOkiDokiポイントはJALマイルに交換可能。交換率は1ポイント=3マイルなので、還元率としては常時0.6%~です。

JCBオリジナルパートナーズなどを活用すればポイント還元率が大幅にアップするため、1.0%越えのマイル還元率も実現可能。汎用性とマイルの貯めやすさを両立したい方におすすめです。

汎用性が高くマイルも貯めやすいクレジットカード

汎用性が高くマイルも貯めやすいクレジットカードは、以下の2枚です。

マイル高還元率×旅を楽しめるアメックスSPG

年会費
(初年度)
34,100円(税込) 年会費
(2年目)
34,100円(税込)
還元率 1.0%〜3.0% 発行日数 約1〜3週間

1

アメックスSPGは、マイルを貯めながら「旅行」を楽しみたい方にぴったりのクレジットカード。世界最大手のホテルグループマリオットボンヴォイの上級会員になれるカードです。

年会費は高額ですが、ホテル優待やカード更新時に「ホテル無料宿泊特典」が付与されるので、実質年会費はほぼかかりません。選ぶ宿泊先によっては、年会費以上の価値となります。

マイルはポイントをまとめて交換することで、ボーナスマイルが付与されて最大マイル還元率1.25%です。ANA、JALをはじめとする多数の提携航空会社のマイルに交換できます。はっきり言って、マイル系クレジットカードよりも高還元率です。

家族カードはお得感・無料宿泊特典がありませんので、家族ごとに本会員となり、とにかく旅行を楽しみながらマイルをためるのがおすすめです。

気軽にマイルが貯めやすいアメリカン・エキスプレス・ゴールド

年会費
(初年度)
31,900円(税込) 年会費
(2年目)
31,900円(税込)
還元率 0.33%〜0.40% 発行日数 約3週間

1

アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カードは、富裕層向けクレジットカードとして人気の1枚。旅行にぴったりの特典が多数ついています。家族カードは1枚目無料。

貯めたポイントは、JAL、ANAマイルのほか、提携航空会社15社のマイルへ交換可能です。それぞれの会社の最大マイル還元率は、メンバーシップ・リワード・プラス加入者の場合、以下の通り。

アメリカン・エキスプレス・ゴールドカードの最大マイル還元率(メンバーシップ・リワード・プラス加入時)
ANAマイル 1.0%
JALマイル 0.4%
提携航空会社15社マイル 0.8%

ANAマイルに最も親和性の高いクレジットカードではありますが、その他の会社のマイルにも気軽に交換可能な、汎用性の高いクレジットカードと言えます。

マイルカードの家族カードを作るメリット・デメリット

マイルを家族で合算する方法のうち、「家族カード」でマイルカードを持つにはどんなメリット・デメリットがあるのか、それぞれ解説いたします。

マイルカードの家族カードを作るメリット

ポイントを示唆する女性

マイルカードの家族カードを作るメリットは、次の通りです。

POINT

  • 年会費が安く済む
  • クレジットカードの利用代金・マイルが本会員に集約される
  • 本会員と同じサービスを受けられる

1.年会費が安く済む

マイルカードの家族カードは、本会員よりも格安に発行することができます。

例えば、JALカードの家族会員は、本会員の約半分の年会費でカードが発行されますが、サービス内容は本会員とほぼ同等です。

マイルを貯めたいということは、少しでもお得に旅を楽しみたい方が多いとお思いますが、家族カード会員なら本会員よりも年会費が安いので、各自で本カードを持つよりも効率的です。

2.クレジットカードの利用代金・マイルが本会員に集約される

クレジットカードのマイルは、それぞれが本会員として登録していると、基本的にはそれぞれが貯めたマイルはそれぞれの所有物です。

家族会員は、基本的に支払先は「本会員」と同じになるので、マイルも同じように本会員のマイルとして合算されます。

家族でマイルを共有するプログラムに参加するとなると、少し手間がかかってしまいますが、家族カードは発行さえしてしまえばあとは自動で本会員が貯められるのでおすすめです。

3.本会員と同じサービスを受けられる

家族会員カードは一般的に本会員よりも年会費が「安く」設定されていますが、年会費が安いからと言って、必ずサービスの質が落ちるとは限りません。

それどころか、多くのカードは年会費が安いのにかかわらず、本会員とほぼ同じサービス内容が提供されています。

同じ年会費を支払って本会員になるのとは、更新時のボーナスマイルなどは異なるかもしれませんが、できるだけお得にマイルを貯め、サービスもしっかり受けたいという方は、本会員に「サービスの良い」マイルカードを作ってもらい、家族カードを安く発行してもらうのが最もおすすめです。

マイルカードの家族カードを作るデメリット

マイルカードの家族カードを作る際のデメリット・注意点は次の通りです。

POINT

  • フライトマイル・マイレージモールボーナス等は合算されない
  • 個人的な買い物が本会員に見られてしまう
  • 利用者登録なしでは家族はマイルを使えないケースも

1.フライトマイル・マイレージモールボーナス等は合算されない

基本的に、家族でマイルを共有するプログラムに参加していない場合は、クレジットカードの純粋な利用料金に応じて貯まる「マイル」以外の、航空機に搭乗し、距離や座席のグレードによりもらえる「フライトマイル」、もしくはいわゆる「ポイントモール」として使えるマイレージモール経由で増えたポイントを、本会員にそのまま集約することはできません。

そのため、家族がフライトマイルを大量に貯めていたとしても、合算でできませんので、「取りこぼし」が出てしまう可能性があります。

フライトマイルを貯めていない、もしくは家族一人で十分に大量のフライトマイルを貯めているといった場合なら特にデメリットにはなりませんが、家族でコツコツボーナスマイル・フライトマイルを集めたい方には不向きです。

2.個人的な買い物が本会員に見られてしまう

マイルカード(マイルがたまるクレジットカード)の家族会員は、支払先が全て本会員となっているので、どこでいくら使ったかが全て本会員に把握されてしまいます。

特に隠したいことがなければ実害はありませんが、例えば本会員である父親に誕生日プレゼントをこっそり購入した、といった記録は、本人にはあまり見せたくないものですよね。

もちろん、現金で購入すればそういった心配もありませんが、上手にマイルを貯めながらショッピングしようと家族カードを決済に使うと必ず見られてしまうので、特別な買い物には注意が必要です。

3.利用者登録なしでは家族は航空券などにマイルを使えないケースも

最後のデメリットとしては、家族カードのマイルが本会員に付与される、つまり家族がマイルを自由に使うことは基本的にできないケースがある、ということです。

例えば、ANAマイルなどは、「利用者登録」、つまりマイルを使って交換した航空券などを誰が使うかと言った登録をすれば家族の特典航空券も手配できますのでそれほど困らないかもしれませんが、それでも登録無しに家族向けの航空券などが発行できないのは少々不便ですよね。

自分で貯めたフライトマイルなどは自分で使いたい派の方なら、家族カードは作りつつも、家族でマイルを共有するプログラムには参加せずにいれば、家族カード支払い分は合算しても、フライトマイルは自分のもの、といった分け方も可能ですので、ぜひ、家族のマイル利用方法に合った貯め方をしてくださいね。

家族でマイルを共有するサービスのメリット・デメリット

おすすめする女性

家族でマイルを共有・合算する「ANAカードファミリーマイル」などに登録すれば、クレジットカードで貯めたマイルだけではなく、フライトマイルなども合算可能です。
ここでは、マイルを家族で合算できるサービスのメリット・デメリットを簡単に解説します。

メリットは「フライトマイル」なども合算できること

家族でマイルを共有するサービスは、基本はマイルカード(マイルがたまる航空会社から発行されているクレジットカード)を持っている方がいないと使えません。

JALカード、ANAカードなどのマイルカードを持っている方がいる家族は、家族カードを作らずに家族それぞれが本会員としてカードを持っていても、合算サービスによってマイルを合算できます。

家族に本会員がいる場合は、家族カードを作ればクレジットカードで貯めたマイルを本会員に集めることはできますが、先に解説したようにフライトマイルは合算することができず、それぞれの会員に付与される形になります。

家族でマイルを共有するプログラムに参加すれば、こうした本来は合算できない「フライトマイル」だけではなく、ポイントモール(マイレージモール)で付与されたボーナスマイルも共有して使えるようになるので、効率よくマイルが貯められて、有効期限が来る前に特典航空券などに交換しやすくなります。

デメリットは「マイルの種類によっては特典交換に制限がつく」こと

家族でマイルを合算できるサービスにはメリットが盛りだくさんですが、ANAなどの一部マイルサービスでは、特典交換時に制限がつくケースもあります。

例えば、マイルを合算した場合は一部のクーポン券への交換はできない、といったこともあるので、全ての交換先をフルに使いたい場合はメリット・デメリットを両方考慮した上でプログラムに参加する必要があります。

家族カードを作らず、合算プログラムを利用したい場合は、自分が利用したい合算サプログラムにデメリットがないかをよくチェックしておきましょう。

まとめ|クレジットカードで貯めたマイルは家族で共有しよう

クレジットカードでマイルを貯めている方は多くいると思いますが、家族でマイルを合算できるサービスを活用できていない、もしくは家族カードを作ればその必要がないと考えているのであれば、一度家族でマイルを合算できるプログラムの検討をしてみましょう。

家族カードと家族でマイルを合算できるサービスには、それぞれメリット・デメリットがありますが、お互いに利用明細を見られたくないなどの理由があれば、個々に本会員としてカードを作り、合算プログラムを利用するのがおすすめです。

自分たち家族に合ったマイルの貯め方を検討し、ベストな方法を見つけてくださいね。

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