クレジットカード審査の流れを徹底解説!
今回はクレジットカード審査の流れについて、徹底的に解説してみたいと思います。はじめてクレジットカード審査を受けられる方は、審査の流れが分からず不安な場合もあるかもしれませんが、必要書類を揃えて申請さえすれば後はクレジットカード発行会社が自動的に審査を行なってくれます。オンライン申し込みなら、30分かからずに申請できます。
また、実際にクレジットカード発行会社で行われている審査の流れを理解することで、希望するクレジットカードの申請もカンタンになり審査可決への手助けとなるでしょう。ぜひ本記事を読んで、今後の役に立ててみてくださいね。
まずはクレジットカード申請に必要な書類を揃えよう
では実際クレジットカードの申請をする前に、必要な書類を用意しましょう。基本的に必要となるのは下記の書類です。
- 本人確認書類
- カード代金引き落とし先の銀行口座
- 銀行口座の印鑑
本人確認書類
この本人確認書類はカード会社により若干の違いがありますが、通常様々な種類の書類が認められています。
本人確認書類として認められるもの
- 運転免許証、運転経歴証明書
- 国民年金手帳
- 健康保険証
- 母子健康手帳
- パスポート
- 住民基本カード(氏名、生年月日、住所の記載があるものに限る)
- マイナンバーカード
- 印鑑登録証明書
- 戸籍謄本や戸籍抄本
- 住民票の写し
- 在留カード
- 特別永住者証明書
主に上記のようなものがあります。たくさんあって悩んでしまいそうですが、「運転免許証」や「健康保険証」が、提出書類としては定番になっています。
当たり前ですが、クレジットカードの発行の為だけに利用される身分証明書になるので、どれを提出してももちろん悪用されることはありません。この中からあなたの用意しやすいものを選びましょう。
カード代金引き落とし先の銀行口座
クレジットカード利用の仕組みは、「利用者がクレジットカードを利用すると、クレジットカード発行会社が代金を立て替えて店舗へ料金を支払い、その後利用者がカード発行会社へ代金を後払いする」という流れになっています。
その際、カード会社への後払いは「銀行引き落とし」となります。このため必ず「引き落とし先の銀行口座」が必要になるんです。もし銀行口座を持っていない場合は、まず「銀行口座」を作る必要があります。
しかしながら、「三井住友銀行の三井住友カード」「楽天銀行の楽天カード」、「住信SBIネット銀行のSBIカード」など、銀行系が発行するクレジットカードは銀行口座同時申し込みのサービスもありますので、カンタンにクレジットカード発行手続きに進められます。
(※正確にはクレジットカードの発行は、銀行の子会社やグループ会社が行なっており、三井住友VISAカードであれば、グループ会社である三井住友カード株式会社がクレジットカードの発行業務を行なっています。)
銀行口座の印鑑
もちろんクレジットカード代金引き落とし先銀行口座の登録印のことを指します。インターネットで申し込みをする場合は、基本的に印鑑は必要ありません。後日書類に捺印し送り返したり、銀行口座を設定する際に必要となるカード会社もあるので、お手元に準備しておく方がベターです。
店頭での申し込みをする場合は、必ず印鑑が要ります。持参する際は特に忘れやすいので、準備する時にご自身で忘れ物チェックシートを作って必要書類の管理をしてみるのも良いですね。
申し込みからクレジットカードが手元に届くまでの流れ
ではクレジットカード審査の流れを見ていきましょう。昔は銀行窓口などでの店頭申し込みが多く「申し込み用紙」が必要だったのですが、現在はインターネットでのオンライン申し込みが一般的となっています。このオンライン申し込みは、申し込む際に窓口スタッフとのやりとりが発生しないので受付けの時間も早く済み、実際にカードが発行されるまでの日数もかなり短縮されます。
今までの店頭申し込みの場合はクレジットカード発行まで「平均1ヶ月程度」日数が必要でしたが、オンライン申し込みの場合は「平均1週間程度」が目安となっています。せっかく発行するのですから、早く手元に届くオンライン申し込みがおすすめです。
オンライン申し込みからクレジットカード発行までの主な流れ
- インターネット上でクレジットカードの申し込み
- 本人確認書類をオンラインで提出
- クレジットカード発行会社が審査
- クレジットカードが郵送(本人限定受取郵便)で手元に届く
カード会社によってはカード受け取り後に必要書類を送り返す場合もあるのですが、基本的にはこのような流れでクレジットカード審査が進んでいきます。
1.インターネット上でクレジットカードの申し込み
まず「クレジットカードの発行を希望する会社のサイト」で申し込み手続きを行います。このサイトにも「様々なクレジットカードを紹介しているページ」や、「クレジットカード発行会社へのリンク」があるので、発行してみたいカードを見つけてみましょう。
希望するカードの申し込みページへ進むと「本人情報の入力画面」になります。早速申し込みを進めていきましょう。この画面では下記の情報を入力していきます。
本人情報の入力画面
- お名前
- 生年月日
- 性別
- 住所
- 電話番号
- メールアドレス(審査の可否結果が送られてきます)
- ご家族の人数
- 年収
- 職業
- 勤め先
- 住まい
- 居住年数
- 銀行口座の指定
などの本人情報の入力をしていきます。気をつけておきたいのは、各項目は任意で入力や選択できるのですが、絶対に虚偽申請はしないことです。
虚偽申請は必ずバレます
虚偽で申請をすると、その後の厳しい審査で必ず「否決」される上、最悪の場合は「詐欺罪」などで訴えられる場合もあります。実際に「職業」や「年収」、「住まい(持ち家か賃貸か)」の欄などで見栄を張って虚偽申請する人もいるようですが、「嘘は必ずバレる」と思っておいて間違いはありません。必ず「真面目に申請をすること」がクレジットカード発行までの最短の道のりとなります。
オンラインの銀行口座設定がベター
引き落とし先の銀行口座を設定する際に、オンラインで設定するか、後日設定するのか、2種類のパターンがあります。
オンラインで銀行口座を設定した際は、銀行により指定した口座が即座にチェックされるのですが、その際に「24時間で対応している銀行」と「営業時間が決まっている銀行」があります。平日の日中はどの銀行も対応していますが、土日や深夜の時間帯に営業しているかどうかは、各銀行によって違いがあります。
銀行の種類 | 営業時間 |
---|---|
都市銀行(三井住友銀行、三井住友銀行、みずほ銀行、りそな銀行、イオンなど)とネット銀行など | 24時間営業(ただし日曜深夜など、特定の時間はシステムメンテナンスのため、営業外となる場合がある) |
主に地方銀行など | 8時から21時、土日が休日になるなど、時間や曜日が設定されている場合が多い |
基本的には「都市銀行やネット銀行」の場合は、土日深夜の時間帯でも即座に銀行口座がチェックされるので、審査がスムーズに進みます。もしいくつか銀行口座があり、都市銀行やネット銀行の口座があれば、そちらを優先的に選択してみるのも、クレジットカード発行を早めるための手段のひとつですね。
また、オンラインで銀行口座の指定ができない銀行もあり、その場合は「郵送」にて申し込みが必要になります。その場合はもちろん手続きに少し日数がかかります。後日銀行口座を設定する場合も同じで、手続きが増えるため発行まで最短とならず、少し日数がかかります。
これらのことから、オンラインでチェックできる銀行口座の設定をおすすめします。
2.本人確認書類をオンラインで提出
本人情報の入力が終われば、続いて「本人確認書類」を提出します。「本人確認書類」の準備ですが、「カメラ(やスマホ)で撮影した画像」もしくは「スキャナーで取り込んだ画像」が必要になります。
画像を準備する際の注意点は、以下のようなものになっています。
カメラやスマホで撮影する場合 | スキャナーで取り込む場合 |
---|---|
・フラッシュは利用しない ・ピンぼけを起こさない ・確認書類全体を写す |
・カード会社が指定する画像サイズやファイル形式に注意すること ・確認書類全体を写す ・カード会社が指定する画像サイズやファイル形式に注意すること |
注意点に気をつけながら「本人確認種類の画像」の準備をしましょう。もし、カード会社の規定外の画像を提出してしまうと、審査前に再度「本人確認種類の画像」の提出が必要になり余計な日数がかかりますので、確実に規定されている条件の画像を提出するように気をつけましょう。また、撮影やスキャナー取り込みは意外に時間がかかるものです。申請を始める前に準備しておくことも良いでしょう。
3.クレジットカード発行会社が審査
ここまでの手続きを済ませれば後はクレジットカードが審査を行い、カードが手元に届くのを待つだけです。でもクレジットカード会社って、どのような審査を行っているのか気になりますよね。内部で行われている審査項目をチェックしてみましょう。
- 年齢
- 年収
- 職業
- 勤め先
- 住まい
- クレジットヒストリー
このクレジットカード会社側での審査は、上記のような申し込んだ人の本人情報やクレジットヒストリーがチェックされます。
各項目の審査基準は、「クレジットカード発行会社」によって様々に設定されています。
クレジットカードの種類 | 審査基準 |
---|---|
年会費の安い一般カード | 安定した収入があり、20歳以上であれば問題ない場合が多い。勤め先や住まいについてもあまり重要視されない。 |
年会費の高いステータスカード | 年収400万円以上で30歳以上など、一定の基準が設けられている。勤め先や住まいについては、カード会社の基準によって有利に働く場合が多い。 |
年会費の安い一般カードの発行を希望する場合は、安定した収入さえあれば、ほぼ条件はクリアできるでしょう。ただし、ステータスカードを発行する際には、年収、年齢、勤め先などに関して高いステータスが必要になることがほとんどです。
勤め先に電話で確認が入らない場合が多い
今まではよく、記載内容が正しいかどうか勤め先に「電話確認」されるのが一般的な審査として認知されていましたが、最近では電話確認を取らない場合が増えてきました。
ただし、申請者が少しでも怪しいと感じた場合は電話確認される可能性があります。ですから、入力事項を誤りなく正確に進めていく必要があります。
見落としがちなクレジットヒストリーには要注意
通称クレヒスと呼ばれるクレジットヒストリーですが、これは「信用情報」とも呼ばれています。クレヒスは対象者の過去のカード利用履歴や、分割払いの履歴が残されていて、クレジットカード発行会社は自由に閲覧できます。
もし過去のカード利用履歴に、延滞や滞納、未納など何かしら重大なトラブルがある場合は、クレジットカード審査が否決されてしまう可能性が高くなります。発行会社もクレヒスの事故情報には注意深くチェックしている、というのが現状です。真面目な正しいカードの使い方をして、クレヒスに傷がつかないように日頃から注意することが大切と言えます。
またこのクレヒスですが、直近2年間の支払い履歴が残ります。支払いトラブルに記憶がある方は、事故から2年以上経ってから申請する方が賢明です。
4.クレジットカードが郵送(本人限定受取郵便)で手元に届く
本人情報を滞りなく入力し、本人確認書類をオンライン提出し、銀行口座の設定が終われば後はお手元に届くのを待つだけです。
インターネットに慣れている方であれば、申請終了まで30分もかからず申し込みができるでしょう。オンライン申し込みは申請をスムーズに終えることがあるので、本当にとても便利です。あまりにも簡単なので何枚も申し込みしたくなるかもしれませんが、短期間で複数回申し込むと「多重申し込み」と判断され、クレヒスに悪い評価が付く場合があるので、ゆっくりと時間をかけてあなたにピッタリ合うカードを「1枚だけ」見つけ出すようにしましょう。
審査が可決されれば、郵送の「本人限定受取郵便」で送られてきます。これは名前の通り、「受取人本人」しか受け取れないので、絶対に他人の手に渡りません。また、この本人限定受取郵便は規定が厳しく、たとえ本人の家族であっても受け取れず、郵便転送も禁止されています。
夜遅くまで仕事をしていて普段ご自宅で受け取れない方には不利な条件になりますが、郵便局窓口での受け取りも可能なので時間を見つけて必ず受け取りに行きましょう。
たったこれだけの手続きで希望するクレジットカードが発行できる
さて、クレジットカードの審査の流れを見てきましたが、本当に発行まで手間もかからずスムーズに発行できますね。しかもカンタンなので、頭を悩ませる必要もありません。もし希望するクレジットカードがまだ見つかっていない人は、このサイトでもカードをたくさん紹介しているので、探してみてくださいね。
審査に必ず通るクレジットカードを選びましょう
申請に時間がかからずスムーズに審査ができるからとは言っても、ステータスの高いカードであれば審査に落ちてしまう可能性もあります。
初めてクレジットカードを発行する人は、審査基準が甘く必ず通りそうな一枚を選びましょう
クレジットカード初心者の方は、「ステータスカード」よりも、比較的審査基準の低い一般カードからの申請、取得をおすすめします。もちろんステータスカードは、カードフェイスもカッコよくて素晴らしい付帯サービスもたくさん付いています。その反面、年会費の高さや審査基準のハードルの高さもあり、生活にある程度余裕が出てきた頃に狙ってみることをおすすめします。
もし仮に審査が通ったとしても、そのカードを維持するのに生活に困ってしまっては、元も子もありませんよね。まずは使いやすいクレジットカードを保有し、生活が安定してから次のステップアップをしてみましょう。
どうしてもステータスカードが欲しい人はヤングゴールドカードを狙うのも良し
どうしてもステータスカードを希望する方には、「ヤングゴールドカード」というお得なカードもあります。ゴールドカードのステータスと付帯サービスを保持しながらも、比較的安い年会費が特長です。ただし、名前の通り20代へのみにしか発行を行なっておりません。もしあなたが20代であれば、審査基準もそこまで高くないので手が届きやすく、付帯サービスも充実しているのでかなりおすすめです。
まとめ
さて、本記事ではクレジットカードの審査の流れについても詳しく説明してきました。最後にもう一度振り返る意味で、カンタンに要点だけ押さえていきます。
クレジットカード審査の流れ
- お手元に免許証や健康保険証の画像、銀行口座の番号、印鑑をまず準備する
- 希望のクレジットカード会社のサイトからオンライン申し込みを行う
- 本人情報の入力、本人確認書類の提出、引き落とし銀行口座の設定を行う
- クレジットカード発行会社が申し込み内容を審査する
- 郵送でお手元にクレジットカードが届く
本当にカンタンな手続きでクレジットカードの発行できるので、所有してみたいと思う良いカードを見つけて、ぜひこの記事を参考にしながら発行の検討をしてみてはいかがでしょうか。
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