家やマンションはクレジットカードで買える?住宅のクレカ購入の予備知識
家やマンションなどの住宅購入を検討している方の中には、クレジットカードを利用して購入できたら……と思う方もいるかと思います。人生で大きなお買い物、クレジットカードを活用して少しでもお得にできたらいいですよね。
この記事では、クレジットカードを使った家やマンションの購入について、メリットや注意点、おすすめのクレジットカードなどを紹介しています。
いつか一戸建てを一括で買いたい!という方や、家やマンションをクレジットカードで購入したい、とお考えの方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
クレジットカードで家やマンションの購入はできる?
結論から言うと、クレジットカードを利用した家やマンションの購入は可能です。しかし、どこでも購入が可能かと言うとそうではありません。
不動産会社やクレジットカード会社によっては、購入できないケースも多くあります。
ダイナースクラブカード×タマホームなら可能
現在、クレジットカードで家の購入が可能なハウスメーカーは、大手ではタマホームが有名です。使用できるクレジットカードは「ダイナースクラブカード」と限定されています。
JCBカードやVISAカードなどの他のクレジットカードでは、タマホームの支払いには使えません。一戸建てをクレジットカード決済で購入をしたい、という方は、ぜひダイナースクラブカードを発行しましょう。
注意点として、ダイナースクラブカードを利用して、家やマンションを購入する場合、「支払いは一括払いに限定」されています。リボ払いや、分割払いは利用できませんので、購入時には銀行口座に十分な現金が必要となります。覚えておきましょう。
住居購入費用をクレジットカードで決済する場合は、タマホームスタッフへの相談・カード会社の事前承認が必要となりますので、事前準備はしっかりしておくようにしましょう。
クレジットカードでのマンションの購入は…?
クレジットカードを利用したマンションの購入については、不動産会社により異なります。
検索サイトでマンション(クレジットカード購入可)というカテゴリーがあっても、取り扱い件数が極端に少なく、地域によっては1件もないというケースが多いのが現状なようです。
家やマンションの購入ができるおすすめのクレジットカード
タマホームで一戸建て住宅の購入ができるクレジットカードは、先述した通り、ダイナースクラブカードに限定されています。
ここでは、タマホームで住宅購入費用の決済ができる「ダイナースクラブカード」をご紹介します。
ダイナースクラブカード
年会費 (初年度) |
24,200円(税込) | 年会費 (2年目) |
24,200円(税込) |
---|---|---|---|
還元率 | 0.40%〜0.416% | 発行日数 | カード到着まで2~3週間ほど |
ダイナースクラブカードは、国際的なハイステータスカード。カードブランド自体のイメージは、アメックスよりもハイクラスです。
年会費は少々高めとなっていますが、ワンランク上のサービスが受けられる、ステータス性抜群のコストパフォーマンスの良いカードです。
一律の利用限度額がないため、他のカードのように「限度額」を気にする必要が無く、快適に利用できます。また、先述した通り、ダイナースクラブカードは、タマホームの住居購入費用の決済も可能。
事前にサポートセンターへの電話が必要となりますが、手元に住居購入費用があれば、ダイナースクラブカードを利用できます。
もちろん、住居購入のみならず、自動車の購入にも利用できますよ。
ダイナースクラブカードは、手厚い保険も付帯。国内外ともに最高1億円の旅行傷害保険の付帯や、ショッピング保険、海外においてはキャッシュレス診療の利用も可能となっています。国内外問わず旅行が好き、という方は、旅先の保証があるダイナースクラブカードがあれば、安心して旅行へいけますね。
その他付帯特典も充実しており、空港ラウンジサービスやホテルの優待、レストランコース料金1名分無料など、質の高いサービスの利用ができますよ。
マイホームや自動車など、高額決済が可能で、利用限度額のないおすすめの1枚です。
家やマンションをクレジットで購入するメリット
家やマンションをクレジットカードで購入することで、得られるメリットは2つあります。
家やマンションをクレジットカードで購入するメリット
- ポイントが貯まる
- 振込手数料がかからない!手間いらず
1.ポイントが貯まる
クレジットカードといえば、支払額に応じたポイントが貯まるのが魅力。家やマンションをクレジットカードで購入すると、大量のポイントを貯めることが可能です。
例えば、2,000万円の住居購入費用であれば、還元率が0.5%〜1.0%と仮定すると、10万〜20万円分のポイント獲得ができますよね。
ポイント利用して家具や家電を購入することもできますので、生活用品を買い揃える費用の節約にも。一切ポイントの貯まらない住宅ローンや現金での購入に比べ、お得度の高いメリットです。
2.振込手数料がかからない!手間いらず
家やマンションの購入費用となると、かなり大きな金額となりますよね。高額な金額の引き出しは、手続きに時間がかかったり、振込の際には手数料がかかったりします。
クレジットカード決済を利用すれば、振込手数料も手続きをする必要もなく、簡単でスマートな決済が可能になりますよ。
ただし、事前にカード会社と住宅メーカーには根回しが必要ですので、そこだけが少し面倒かもしれませんね。
家やマンションをクレジットカードで購入する際の注意点
家やマンションをクレジットカードで購入するには、いくつかの注意点があります。タマホームのカード購入を参考に、注意点をまとめてみました。
家やマンションをクレジットカードで購入する際の注意点
- 手元に現金がない場合は使えない
- カードで購入することは最後まで伝えない
1.手元に現金がない場合は使えない
先述した通り、家やマンションのクレジットカードでの購入は、基本的に一括払いのみ対応となっており、住宅ローンやリボ払いのように分割して支払うことができません。
そのため、手元に住宅購入費が手元にない、という場合には、家やマンションをクレジットカードでの購入は不可能です。
2.カードで購入することは最後まで伝えない
クレジットカードでの購入を最初から伝えてしまうと、見積もりに手数料などが含まれてしまう可能性があり、ポイント還元を受けてもお得にならなくなってしまいます。
これは、不動産会社・住宅メーカー側にとって、カード払いでの購入は利益の圧迫にも繋がってしまうためです。
クレジットカードで家やマンションの購入をする際には、見積もりを全て終えてからカード払いの旨を伝えるのがベターでしょう。
家やマンションの購入ができるクレジットカードの条件は、利用上限金額がないもの!
家やマンションの購入は、数千万円もの多額の決済となるため、一般的に利用されているクレジットカードでは、上限金額内で支払うことができず、購入ができません。
そのため、家やマンションをクレジットカードで購入する場合には、利用上限金額がなく支払えるスペックを持つクレジットカードである必要があります。
上限金額のないクレジットカードというと、アメックスやダイナースクラブのようにかなり限られたクレジットカードとなりますが、家やマンションをクレジットカードで購入したい、という方は、上限金額のないカードの発行が必須と言えるでしょう。
カード会社・不動産会社ともにクレジットカードでの住宅購入は否定的
購入者にとっては、メリットが多く、現金の用意ができれば活用したいクレジットカード決済ですが、クレジットカード会社や不動産会社はどちらかといえば避けたい印象です。
クレジットカード会社にとってはハイリスク
クレジットカード会社にとって、家やマンションをカード決済されるというのは、非常にハイリスクな案件。
数千万円もの金額をカード会社が一旦立替える必要があり、万が一回収できなかった場合、巨額の負債を抱えることとなります。
クレジットカード会社にとって、住居購入費用は非常に大きな金額となるため、ハイリスクな家やマンションのカード決済にどちらかといえば肯定的ではありません。よほどの信用が積み上げられていない限り、難しいと言えるでしょう。
不動産会社は負担が増える
家やマンションのクレジットカード決済は、カード会社同様に不動産会社にとってもメリットのある決済方法ではありません。
手数料が不動産会社側になるなど、負担が増えるため、カード決済による住宅購入には否定的となっています。
このような理由から、マンション購入などにクレジットカード決済が利用できる会社がほとんどないのですね。
クレジットカードでの住宅購入は、上限金額のないクレジットカードを使った一括払いのみ可能!
家やマンションをクレジットカード払いできるかというと、タマホーム×ダイナースクラブカードの例をみると、「一括購入であればできるケースもある」といえます。
ただし、基本的にはクレジットカードで巨額の決済をすることは難しく、対応していない不動産会社、クレジットカード会社ということがほとんど。
とはいえ、もし利用できるのであれば大量のポイントが還元されるので、非常にお得ですよね。クレジットカードで購入できるおすすめの不動産会社とクレジットカードの組み合わせは、タマホーム×ダイナースクラブ。むしろ、大手メーカーではほかに対応しているところを探すのは現状では難しいでしょう。
どうしてもクレジットカードで住宅購入したいと考えている方は、ぜひダイナースクラブカードなど「利用限度額が設定されていないカードブランド」を検討してみてくださいね。
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