クレジットカード初心者が初めて持つべきおすすめクレジットカードは?
クレジットカードを初めて持とうと考えている初心者の方は、世の中に数あるクレジットカードの中でどんなカードが自分に合っているか分からないという方も少なくありません。
今回は、クレジットカード初心者の方が初めてカードを作る際の選び方のポイントや、カードを持つ上での注意点などを解説いたします。初心者の方はもちろん、すでにカードホルダーでも選び方が分からないという方にも役立つ内容ですので、ぜひ参考にしてくださいね。
クレジットカード初心者が初めてのカード選びで重視するポイント
ここでは、クレジットカードを初めて作る際に重視したいポイントをご紹介いたします。
全てのポイントを満たしてなくてはいけない、というわけではなく、あくまでも選び方がわからない時の参考ですので、バランスをみながら自分の納得のいくカード選びに役立ててください。
- カードを作る目的
- サポート体制・信頼度
- 年会費
- サービス・特典内容
- 国際ブランド
1.カードを作る目的
クレジットカードを作ろうと思った時、そこには必ず作る「目的」があると思います。
例えば、単純に現金を持たなくても簡単に決済できるから、という理由はもちろん、カードに付帯する保険を使いたいから、クレジットカードのポイント制度や割引サービスを活用して生活費を抑えたいからなど、人によって様々な目的があります。
自分がカードを初めて作る時には、どんな目的でクレジットカードを作るのか、をしっかりと考え、目的を満たすことができるカードを第一条件にしましょう。
2.サポート体制・信頼度
クレジットカード初心者にとって、カードを使っていく上でわからないことや、困ったことがあった時に頼りにできるのはカード会社のカスタマーサポートです。
どんなクレジットカードであってもお客様窓口はありますが、カード初心者で問い合わせる機会が多い場合には、やはり信頼性が高く実績のあるカードが一番です。
サポート体制はパンフレットなどからはなかなか分からないものですので、実際の口コミや会社自体の実績などを参考にするのがおすすめです。
3.年会費
クレジットカードの年会費は、高いものですと数十万円のものから、安ければ年会費無料まであり、まさに「ピンキリ」です。
クレジットカード選びの際は、年会費が自分の支払える範囲か、また自分の求めているサービスに対して高すぎないか(年会費が安く自分の目的を満たすカードがないか)を確認して選ぶように心がけましょう。
年会費が高額なクレジットカードは、それだけサービスや特典にお金をかけられるということで内容が充実している傾向がありますが、サービスが充実していても自分が利用しないのでは意味がありませんよね。
そういった意味で、年会費とサービス・特典内容は「バランス」が大切だと言えます。
4.サービス・特典内容
クレジットカードについている特典やサービスは、カード選びの重要な要素です。
一般的な内容として、クレジットカードのサービスとしてよくあるのが、旅行傷害保険やショッピング保険などの「保険サービス」や、提携しているお店の割引サービス、空港ラウンジを無料で利用できるというサービスなどがありますが、そのなかで実際に利用するサービスとなると限られているのではないでしょうか。
サービスが良いクレジットカードはそれだけ年会費が高くなる傾向がありますので、無駄にサービスがついているよりも、自分が必要としているサービスがついてさえいればよいという基準で選んだ方が迷わずにすみます。
サービス内容は自分が使いたいものが盛り込まれている、ということを重視して、使わないサービスまでたくさんついているものは基本的に避けるのが無難です。
5.国際ブランド
意外と適当に選んでいる人もいるのではないか、というのが「国際ブランド」です。
国際ブランドは、日本国内では主にVISA、マスターカード、JCB、アメックス、ダイナースクラブなどですが、どの会社を選ぶかによって決済可能な「加盟店」が異なります。
基本的に、クレジットカードは自分の持っているカードの国際ブランドの加盟店でしか使えませんので、例えばVISAは使えてもアメックスは使えない、というシーンも出てきます。
コンビニエンスストアやショッピングモールなどはどの国際ブランドでも決済ができる、という場所がほとんどですが、個人商店などでは特定のブランドとしか契約していないことも少なくありませんので、こだわりがなければ1枚目はVISA、マスターカード、JCBなど国内のほとんどで使えるブランドを選びましょう。
特に、海外旅行に頻繁に行くような方は「VISA」か「マスターカード」なら世界でみても加盟店数が多く、1枚持っていると安心です。
自分の気に入ったカードがアメックスやダイナースなどやや使える場所が限定されてしまうブランドの場合は、サブカードとしてVISAまたはマスターカードを持つなどして工夫すれば問題ありません。
クレジットカード初心者が初めてカードを持つ時の注意点
クレジットカードを初めて持つ時には、使いすぎや不正利用などの心配事はつきものです。
ここでは、クレジットカードを利用するにあたって、できるだけトラブルにならないための注意点を解説します。
- お得に使いたいなら分割払い・リボ払いはできるだけ避ける
- 支払い遅延はしないように心がける
- カードの署名欄に「サイン」をする
- 暗証番号の管理はしっかりと!
1.お得に使いたいなら分割払い・リボ払いはできるだけ避ける
クレジットカードは現金払いと違って後払い式で、「リボ払い」や「分割払い」といった「お金を少しずつ返す」方法も選択できます。
ただし、分割払いやリボ払いといった方法は「手数料」がしっかりとかかってくるので、使い方には注意が必要です。分割払いは単純に利用金額を分割で支払う、といった方法ですが、リボ払いは毎月「自分が決めた金額だけ」返していけばよいという方法です。
分割払いは、10万円を10回払いにすれば10ヶ月かけて毎月1万円+手数料ずつ返済することになり、一度に返済するのが厳しい時には活躍します。
リボ払いは例えば月に5,000円ずつ返済するという設定にしていると、1万円借りても、2万円借りても毎月5,000円+手数料(元金の金額によって変動)を返すことになり、資金計画がより立てやすくなるというメリットがありますが、手数料は分割払いより一般的に割高です。
このように、分割払いやリボ払いにはそれぞれ長所はありますが、ついついいくら使ったかという感覚がなくなり使いすぎてしまう方も多く、使いすぎると手数料が高額になってしまうので、使いどころには注意が必要です。ちなみに、分割払いでも2回払いまでなら手数料は発生しませんので、豆知識としてぜひ覚えておいてくださいね。
2.支払い遅延はしないように心がける
クレジットカードは使ったぶんだけ毎月引き落としされますが、引き落とし口座にうっかり現金が入っていなかった、ということがあると、支払い遅延を起こしてしまい、「信用情報」にその記録がしっかりと残ります。
信用情報とは、クレジットやローンなどの信用取引に関する記録のことで、信用情報機関で管理されていますが、ローンを借りるときも、クレジットカードを作る時も、審査で必ずチェックされる情報です。
支払い遅延は一回だけではそれほど影響がないかもしれませんが、やはり審査上不利になってしまい、信用力が下がってしまうので絶対に起こさないように気をつけましょう。
3.カードの署名欄に「サイン」をする
クレジットカード初心者がやってしまいがちなミスとして、「署名欄にサインをしない」ということがあります。
クレジットカードの署名欄にサインをすることは実はとても重要で、クレジットカードを使う時にサインを求められたとき、署名がなければサインが本人のものなのか確認できません。
それだけではなく、署名のないクレジットカードをなくして不正利用されたとしても、カード会社からの補償が受けられず、泣き寝入りするしかありません。
不正利用を未然に防ぎ、不正利用されてしまった時にもカード会社から補償を受けるためにも、カードが届いたらすぐにサインをしてくださいね。
4.暗証番号の管理はしっかりと!
クレジットカードの暗証番号は、忘れないようにすることも重要ですが、他人に知られないようにすることも非常に大切です。
暗証番号を知られてしまうとクレジットカードを不正利用されてしまい、最悪の場合キャッシングで限度額まで借りられてしまう可能性があります。
暗証番号が知られないようにする対策として、暗証番号をメモして持ち歩く、自分のプロフィールから連想しやすい番号にするなどの行為はやめて、できるだけ推測されにくい番号を選んでください。
キャッシングなど「暗証番号」が必要な行為で不正利用されたときは、暗証番号の管理が甘いとされて補償の対象外になりますので、くれぐれも暗証番号は他人に知られないよう慎重に扱いましょう。
クレジットカード初心者におすすめ!初めてのカードにぴったりの3枚
クレジットカードの選び方や注意点が分かっても、実際に選ぶとなると迷ってしまうという方のために、ここでは初心者におすすめの「初めての1枚」にぴったりのカードを3枚ご紹介します。
三井住友カードデビュープラス
年会費 (初年度) |
無料 | 年会費 (2年目) |
1,375円(税込) |
---|---|---|---|
還元率 | 1.0%~2.5% | 発行日数 | 最短3営業日 |
三井住友カードデビュープラスは、老舗カード会社「三井住友カード」から発行されている、学生や新社会人向けのクレジットカードです。年会費は初年度無料、2年目以降は1,375円(税込)ですが、1年に1回でもカードを利用すれば無料ですので、「実質無料」と言えます。
三井住友VISAデビュープラスカードは特に「初めてカードを作る人」に適しており、カードを初めて作る方が多い18歳から25歳までが対象です。
若者向けカードということで審査はそれほど厳しくないというメリットのほか、一般カードと比べて還元率が常時2倍(1.0%)、さらに入会から3か月間はポイント5倍と、かなり「お得」なカードになっています。
デビュープラスカードのもう一つの魅力が、26歳の更新時に自動的に「三井住友カード プライムゴールド」へランクアップして、ゴールドカードを取得できることです。
サポートもしっかりとしており、初めてカードを持つ方にとっても安心できますので、カード選びで迷った時にはデビュープラスカードがおすすめです。
VIASOカード
年会費 (初年度) |
永年無料 | 年会費 (2年目) |
永年無料 |
---|---|---|---|
還元率 | 0.5%〜1.0% | 発行日数 | 最短翌営業日 |
VIASOカードは、銀行系カード会社の三菱UFJニコスから発行されているクレジットカードで、年会費永年無料かつ「キャッシュバック機能」が人気を集めています。
初めてカードを作るけれど、大手で安心できるカード会社がいい、年会費をかけずにお得に使いたいという方にぴったりです。
VIASOカードの基本的なポイント還元率は0.5%ですが、携帯電話料金やプロバイダー料金などの「通信費」やETCカードの支払いにVIASOカードを利用するとポイント還元率が1.0%になります。
また、ポイントが貯まってもつい利用するのを忘れて失効してしまうという方もいるかと思いますが、VIASOカードなら毎年自動的に指定口座へキャッシュバックされるため、利用するのを忘れるということはありません。
年会費無料なのに最高2,000万円の海外旅行傷害保険が付帯するなど、使い勝手の良さはもちろん、コストパフォーマンスの高いサービスがついているのも魅力です。
最短翌日発行と「欲しい時にすぐ作れる」カードでもあるので、初めてのカードでキャッシュバック機能が欲しい方、急いでカードを発行したい方はぜひ検討してみてください。
JCB CARD W/JCB CARD W plus L【JCB ORIGINAL SERIES】
年会費 (初年度) |
永年無料 | 年会費 (2年目) |
永年無料 |
---|---|---|---|
還元率 | 1.0%〜5.5%※最大還元率はJCB PREMO(or nanacoポイント)に交換した場合 | 発行日数 | 最短3日 通常1週間 |
JCB CARD W/JCB CARD W plus L【JCB ORIGINAL SERIES】は、日本発の国際ブランド「JCB」から発行されているプロパーカードの一つで、年会費無料かつポイント還元率が高いという特徴があります。
入会はWEB限定となっており、年齢も「39歳まで」を対象にしているなど申し込みにはやや制限がありますが、その欠点を差し引いても持つ価値のあるカードと言えます。
JCBオリジナルシリーズのカードは、提携しているお店でカードを利用するとポイント還元率が2倍〜になるといったメリットがあり、Amazonやスターバックスコーヒーなど、だれもが一度は利用した経験のある有名なお店も提携店になっており、とても使いやすくなっています。
基本的なポイント還元率は0.5%ですが、JCBプレモカードへと貯めたポイントをチャージすることで2倍の「実質1.0%」の還元率になるので、JCBのプロパーカードの中では最も高い水準です。
海外デスク「JCBプラザ」の利用が無料、海外旅行傷害保険が2,000万円まで付帯する、ショッピングガード保険がつくなど、充実の保険内容・サポート体制です。
日本ならではの細やかなサービス、国産ブランドという安心感を大切にしたい方には、3枚の中でも最もおすすめできるコストパフォーマンスの良いカードです。
まとめ
クレジットカード初心者は初めてのカードを大切にしよう
クレジットカード初心者が初めてカードを作るときには、選ぶためのポイントをしっかりと把握してからカード探しをすると、後から後悔することが少なくなります。
世の中には魅力的な特典やサービス、デザインなどのクレジットカードがありますが、第一条件として「自分の目的に合っているか」をチェックしながら選択することが大切です。
初めてカードを持つ際には不正利用などの「不安」もつきものだと思いますが、今回記事でご紹介した注意点などをしっかりと守りながら、上手に賢くカードライフを楽しんでくださいね。
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