国民年金はクレジットカード支払い可能!前納制度とポイント還元でお得に納付
国民年金の支払い方法は口座振替や納付書により現金で支払いを行うのが一般的となっていますが、しっかりと手続きを行えば、クレジットカードでも支払いが可能です。
クレジットカードを使った国民年金の納付は、メリットが多く、国民年金を支払うのであれば、ぜひ活用したい納付方法となっています。
この記事では、クレジットカードで国民年金を支払う方法をはじめ、メリット・デメリット、注意点を解説しています。
国民年金をクレジットカード支払いで便利・お得にしたい、という方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
クレジットカードで国民年金を支払う方法!ポイント還元でお得
国民年金の支払い方法は、口座振替を始め4種類の納付方法があります。
ここでは、国民年金の4つの支払い方法をそれぞれ解説しています。また、おすすめの納付方法であるクレジットカードで国民年金を支払う方法について、具体的に解説していますので、参考にしてみてくださいね。
国民年金の納付方法4つ
・納付書による現金払い……届いた納付書を使い金融機関やコンビニ、ATMなどから納付する方法
・口座振替…銀行・金融機関口座からの引き落としで納付する方法
・電子納付……事前に申し込み手続きを行い、インターネットバンキングなどを利用して納付する方法
・クレジットカード払い……クレジットカードを利用して納付する方法
上記4つの納付方法の中から好きな方法で納付することができます。中でも、おすすめはポイント還元も受けられるクレジットカード納付。ここでは、クレジットカードを使った国民年金の支払い方法について解説して行きますね。
最もおすすめ!クレジットカードで国民年金を支払う方法
クレジットカードで国民年金を支払うためには、申し込み手続きが必要となります。ここでは、クレジットカードで国民年金を支払うための手続きを解説します。
今後、国民年金をクレジットカードで支払いたい、という方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
国民年金をクレジットカードで支払うための申し込み手続き
- 国民年金機構ホームページから「国民年金保険料クレジットカード納付(変更)申出書」のPDFデータをダウンロードする
- ダウンロードした申出書を印刷する
- 必要事項を記入し、年金事務所へ提出
申し込み手続きは上記の3ステップで完了します。国民年金保険クレジットカード納付(変更)申出書は、下記ページからダウンロードできます。
参考リンク:国民年金機構ホームページ|国民年金保険料クレジットカード納付申出書
国民年金のクレジットカード支払い申し込み完了から、クレジットカードでの納付開始までには1〜2ヶ月程度かかります。開始までの期間においては、納付書にて納付する必要があります。
ちなみに、一切手数料は必要ありません。また、申し込み手続きも3ステップと簡単にできますので、国民年金をお得にしたい! という方は、ぜひ申し込みをして、クレジットカードによる国民年金の納付を始めましょう。
国民年金をクレジットカードで支払うメリット
ここでは、クレジットカードで国民年金を支払うメリットを解説しています。
現在現金払いや口座振替などで国民年金の納付をしている方、国民年金の支払いにクレジットカードの利用を検討している方は参考にしてみてくださいね。
国民年金をクレジットカードで支払うメリット
- 支払い忘れを防げる
- 家計の管理がしやすくなる・キャッシュフローが安定する
- 前納を利用すれば割引が受けられる
- ポイント還元が受けられる
1.払い忘れを防げる
納付書が届いてはいるものの、つい支払いを後回しにしてしまう、うっかり期日を過ぎて払い忘れてしまう、という方もいるのではないでしょうか。
未納が続くと、まとめて納付する際の負担が増えるだけではなく、未納期間が長くなれば、差し押さえなどの法的措置が取られる場合もあります。クレジットカードで支払えば、自動的に支払いが行われるため、払い忘れを防げるようになります。
2.家計の管理がしやすくなる・キャッシュフローが安定する
光熱費や公共料金、携帯電話料金などの固定費の支払いに利用しているクレジットカードで国民年金の支払いに利用すれば、固定費の管理がしやすくなります。
また、引き落とし日が統一され月に何度もお金の移動がないため、現金の取り扱いが減るだけでなく、家計のキャッシュフローの安定が図れます。家計管理がスムーズに行えるようになると、ストレスや負担軽減になりますね。
3.前納を利用すれば割引が受けられる
国民年金には、事前にまとめて納付をすませることができる「前納制度」があります。
毎月の支払いはもちろん可能ですが、前納制度を利用すれば、前納期間により割引を受けられるため、国民年金納付額がお得になります。前納制度により受けられる割引は下記の通りです。
<前納期間ごとの割引額(2019年度の例)>
・半年……810円
・1年……3,520円
・2年……1万4590円
前納期間が長くなればなるほど、大きな割引を受けられます。
また、口座振替でも前納制度による割引が受けられますが、クレジットカードのポイント還元(1.0%と仮定)を考慮して比較した場合、クレジットカードの方が総合して割引を受けられる金額が多くなります。
4.ポイント還元が受けられる
クレジットカードを利用して国民年金を納付すると、カード会社ごとのポイント還元が受けられます。
カードごとに還元率は異なるため一概には言えませんが、1.0%の還元率のクレジットカードを使えば、国民年金納付においてもポイント獲得が可能になりますよ。
ポイント還元は、現金払いや口座振替では得られない、大きなメリットと言えますね。
国民年金をクレジットカードで支払うデメリット・注意点
ここでは、国民年金をクレジットカードで支払う際のデメリット・注意点を解説しています。
お得に国民年金を支払いたい、という方は、事前にデメリットや注意点も把握しておきましょう。
国民年金をクレジットカードで支払うデメリット・注意点
- 申し込みにはタイミングがある!割引を受けたい際は注意
- 利用限度額に余裕があるかを確認しておく
- 手続きには時間がかかる!余裕を持った申し込みを
- クレジットカード支払いの「リボ払い」などは利用できない
1.申し込みにはタイミングがある!割引を受けたい際は注意
国民年金をクレジットカードで支払う際、申し込みが必要となります。この申し込みは、前納制度を利用して割引を受けたい場合、申し込み期間中の手続きが必要となります。
前納期間ごとの申し込み期限は下記の通りです。
<前納期間ごとの申し込み期間>
・2年・1年・6ヶ月(4月分から9月分)……2月末まで
・6ヶ月分(10月分から翌年3月分)……8月末まで
期間ごとの申し込みのタイミングを逃してしまうと、次の申し込み期間まで待たなければなりません。国民年金の支払いをお得にしたい、という方は、タイミングを逃さないように気をつけましょう。
2.利用限度額に余裕があるかを確認しておく
クレジットカードで国民年金の支払いをする場合、前納制度を利用するのであれば、支払う金額は必然的に大きくなりますよね。
例えば、2年分を前納制度で納付する際の納付額は、40万円近くとなっています。そのため、利用限度額に余裕がない場合には、決済できなくなってしまうケースがないとは言い切れません。
高額となる前納制度を利用する場合には、事前に利用限度額に余裕があるか確認しておきましょう。
3.手続きには時間がかかる!余裕を持った申し込みを
国民年金をクレジットカードで支払うための手続きには、1〜2ヶ月ほどの期間が必要となります。そのため、急にクレジットカード支払いに切り替えたい! と思ってもすぐの切り替えはできません。
クレジットカード納付を開始したい月の2ヶ月前には、余裕をもって申し込み完了しておくようにしましょう。
4.クレジットカード支払いの「リボ払い」などは利用できない
国民年金をクレジットカードで支払う場合、クレジットカード特有の支払い方法である「リボ払い」や「分割払い」には対応していないため、利用できません。
前納制度を利用する場合は一度の負担は大きくなりますが、ポイント還元などを考慮すると、その価値は十分にあります。
前納制度を利用してクレジットカードで国民年金を納付する場合も、支払い方法は「一括払いのみ」ということを覚えておきましょう。
国民年金の支払いにおすすめのクレジットカード
国民年金の支払いでも、よりお得にクレジットカードを活用したいですよね。
ここでは、国民年金の支払いにおすすめのクレジットカードをご紹介します。国民年金の支払い用クレジットカードを探している、という方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
1.三井住友カード(クラシック)
年会費 (初年度) |
無料 | 年会費 (2年目) |
1,375円(税込) |
---|---|---|---|
還元率 | 0.4%~1.0% | 発行日数 | 最短3営業日 |
三井住友カード(クラシック)は、三井住友カードが発行するクレジットカード。VISAカードの代表ともいえる1枚です。
年会費はオンライン入会で初年度無料、次年度以降も利用金額等の条件を満たせば年会費無料に。
三井住友カード(クラシック)のポイント還元率は、0.5%とクレジットカードとしては一般的な還元率であり、特別高いわけではありません。
しかし、「ココイコ!」やポイントUPモールの活用や年間利用金額に応じたボーナスポイントシステムがあるため、活用次第でしっかりポイントを貯められます。
安心と信頼の銀行系クレジットカード!年会費もお得に利用できる
国民年金支払いにクレジットカードを利用して、2年前納した場合、2019年度の場合、約38万円を一度に支払うこととなり、年間利用金額を大幅にあげることができます。
日常利用に加えて、38万円の支払いが加われば、年会費割引や、ボーナスポイント獲得となる金額をクリアしやすくなりますね。
また、三井住友カード(クラシック)は、高いセキュリティを誇り、安心してカードの利用ができます。
三井住友カード(クラシック)は、年会費を抑えつつ安心して利用できる国民年金支払い用のクレジットカードを探している、という方におすすめの1枚です。
2.JCB CARD W/W plus L
年会費 (初年度) |
永年無料 | 年会費 (2年目) |
永年無料 |
---|---|---|---|
還元率 | 1.0%〜5.5%※最大還元率はJCB PREMO(or nanacoポイント)に交換した場合 | 発行日数 | 最短3日 通常1週間 |
JCB CARD W/W plus Lは、JCBが発行する年会費永年無料のプロパーカード。
ポイント還元率は常時1.0%と高還元率となっており、お得に利用できる1枚です。
申し込み対象が18歳〜39歳までと制限があるものの、39歳までに申し込めば40歳以降も同条件で使い続けられますよ。
国民年金の支払いにJCB CARD W/W plus Lを利用した場合、納付額の1.0%(2年前納であれば、2019年度の場合約3,800ポイント)を獲得できます。
高還元率ならではの高額ポイント獲得は、JCB CARD W/W plus Lを利用する大きなメリットですね。
ポイント還元率1.0%!年会費も無料でお得に納付ができる
そのほか、海外旅行傷害保険、ショッピング保険(海外)が付帯し、海外利用においても1.0%の還元率は健在。
国民年金の支払いはもちろん、お得にデイリー使いできるクレジットカードを探している、という方におすすめの1枚です。
3.セゾンパール・アメリカン・エキスプレス・カード
年会費 (初年度) |
永年無料 | 年会費 (2年目) |
永年無料 |
---|---|---|---|
還元率 | 0.5%〜1.0% | 発行日数 | 最短即日発行 |
セゾンパール・アメリカン・エキスプレス・カードは、クレディセゾンとアメリカン・エキスプレスの提携により発行されているクレジットカード。
年会費は、初年度無料、年1回以上のカード利用で次年度以降の年会費も無料となります。
アメックスは、世界的にも高いステータスを誇るカードとして高く認知されており、人気も高いクレジットカード。アメックスブランドを格安で持ちたい、という方にもおすすめです。
セゾンパール・アメリカン・エキスプレス・カードのポイントシステムは、「永久不滅ポイント」。名前の通り有効期限がなく、しっかりじっくりポイントを貯めることができます。
無期限でしっかり貯められるポイントシステム!アメックスで国民年金を納付したい方に
ポイント付与は1,000円の利用につき1ポイント(1ポイント=5円相当)が付与となっており、基本還元率は0.5%と一般的な還元率となっています。
さらに、セゾンパール・アメリカン・エキスプレス・カードでは、クレディセゾンの優待、アメリカン・エキスプレスの優待の双方を利用できます。
セゾンパール・アメリカン・エキスプレス・カードは、国民年金の支払いでポイント還元を受けるだけでなく、様々なシーンにおける優待が受けられる、コストパフォーマンスの高い1枚。
国民年金の支払いに利用するクレジットカードを探している方は、検討してみてくださいね。
国民年金はクレジットカード払いを活用すればお得になる!申し込みのタイミングを逃さないように手続きをしよう
国民年金の一般的な納付方法は、口座振替または銀行振込となっていますが、クレジットカードを活用した2年前納制度を利用すれば、約15,000円の割引を受けることができます。
累計すれば大きな金額を支払うのであれば、少しでもお得に支払えたら良いですよね。
国民年金をクレジットカードで納付する場合には、決められた期日までに申し込みをしておく必要があります。手続きには通常1〜2ヶ月程度必要となりますので、期限ギリギリにならないように、余裕を持って計画的に手続きをするようにしましょう。
また、クレジットカードごとに設けられている、利用限度額を確認することや、分割払いやリボ払いには対応していない点には、注意が必要です。
誰しもが必ず支払う国民年金を、ぜひクレジットカードでお得に納付しましょう。
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