SMBCモビットのカードローンを借り換えや一本化に利用するメリットはある?
現在カードローンを利用しているという方や、複数のカードローンを利用しているという方の中には、「カードローンの借り換え」や「カードローンの一本化」を検討している方もいるでしょう。
そこで本記事では消費者金融「SMBCモビット」で借り換えや一本化を利用する時のメリットや注意点などについて、分かりやすく解説します。
この記事で分かること
SMBCモビットを借り換えや一本化に利用するメリット
SMBCモビットでは、借り換えローンや一本化(のための)に関する名称のローンを提供していませんが、通常のカードローンを「借り換え」や「借金一本化」として利用できる可能性があります。
まず、SMBCモビットのカードローンを借り換えや一本化する時のメリットから解説します。
- ①SMBCモビットはSMBCグループならではの安心がある!
- ②SMBCモビットには800万円の高額な限度額がある
- ③WEB完結で申し込むと「電話連絡」を避けられる
上のSMBCモビットを借り換えや一本化に利用する時のメリットをそれぞれ確認しましょう。
①SMBCモビットはSMBCグループならではの安心がある!
SMBCモビットはSMBCグループの三井住友カードのローンブランドです。三井住友カード株式会社は貸金業者である消費者金融会社に分類されます。
消費者金融でありながら銀行に属しているため、安心感を得ながらSMBCモビットのカードローンを「借り換えや借金の一本化」として利用できるでしょう。
「現在利用しているカードローンは中小の消費者金融で、利用時の不満や不安がある…」という方は、SMBCモビットなどの大手消費者金融カードローンへの借り換えがオススメです。
②SMBCモビットには800万円の高額な限度額がある
借り換えや借金の一本化を行う場合、数十万円〜数百万円単位の高額な借入になることが多いです。
SMBCモビットのカードローンの限度額は「800万円」まで対応しているため、借り換えや借金の一本化で利用する時に「限度額が少なくて困る」ということもないでしょう。
③WEB完結で申し込むと「電話連絡」を避けられる
SMBCモビットのカードローンを借り換えや借金一本化に利用する時の大きなメリットとなるのが、「電話連絡ナシでカードローン契約できる」というポイントです。
「WEB完結」ならインターネットだけの手続きでOK
SMBCモビットには、「WEB完結」という名称のカードローンへの申し込み方法が用意されています。このWEB完結を利用すれば、「申し込み〜キャッシング」までインターネット上だけで手続きを完了でき、電話による連絡が一切ありません。
他社金融業者の借り換えローンや借金の一本化ローンを利用する際には、「本人確認のための電話連絡」や「勤務先への電話連絡」がありますが、SMBCモビットのWEB完結は電話連絡がないため、家族や勤務先にカードローンの借り換えの事実がバレる可能性は低いでしょう。
WEB完結を利用するためには条件を満たす必要あり
ただし、SMBCモビットのWEB完結では本人確認や在籍確認は電話ではなく「書類」で行なっているため、WEB完結を利用する際には2つの条件を満たしておく必要があります。
- 三井住友銀行、三菱UFJ銀行、ゆうちょ銀行、みずほ銀行のいずれかの口座を持っている
- 社会保険証または組合保険証を持っている
上記の2つの条件を満たしている方は、SMBCモビットへの借り換え・借金一本化のローン申し込み時に「WEB完結」の申し込み方法を選択できます。
SMBCモビットへの借り換え・一本化の注意点は?
SMBCモビットのカードローンを借り換えや借金の一本化に利用する時の3つのメリットについて解説してきましたが、利用時の注意点もあります。
- SMBCモビットのカードローンには総量規制が適用
- SMBCモビットの公式サイトには「借り換えや一本化」の記載が無い
- SMBCモビットのカードローンは金利が高い!?
- 借り換えや一本化の審査は難易度が高い傾向あり
SMBCモビットのカードローンには総量規制が適用
SMBCモビットは消費者金融カードローンのため、「貸金業法の総量規制」という法律が適用されています。総量規制とは、「貸金業者は申込者の年収3分の1超のお金を貸してはいけない」と決められた法律のことです。
SMBCモビットのカードローンを借り換えや借金一本化に利用する時には、総量規制の影響を受ける点に注意してください。
総量規制をオーバーしてお金は借りられない
例えば、消費者金融カードローンで100万円を借りている年収450万円の方が、SMBCモビットへの借り換えを行うケースについて紹介します。
年収450万円の方は総量規制の適用から、年収3分の1の150万円がSMBCモビットの借入額の上限となります。すでに100万円を借りている場合、
150万円(借入の上限)− 100万円(現在の借入額)= 50万円
となり、新規で50万円を超える金額は借りられないため、借り換えに必要な100万円の借入はできません。
借り換えローンや借金の一本化ローンなどでSMBCモビットを利用する場合、一時的にでも総量規制を超える金額は借りられないという点に、十分注意しておきましょう。
※単純計算では、SMBCモビットで100万円の借り換えを行う場合、100万円(現在の借入額)+100万円(借り換えに使うお金)の3倍の600万円以上の年収が必須です。
一部の借り換えローンや一本化ローンは総量規制の対象外の場合も
ただし、他社の消費者金融が提供している借り換えローンや一本化ローンの場合、「利用者が一方的に有利になる」という理由から総量規制の対象外となるケースもあります。
このような借り換えローンでは、年収3分の1超のお金を借りられる可能性もあるため、「現在借入額の2倍の金額が、ご自身の年収の3分の1を超える」場合は、SMBCモビット以外の他社消費者金融の借り換えローンを検討してみましょう。
SMBCモビットの公式サイトには「借り換えや一本化」の記載が無い
SMBCモビットの公式サイトには、借り換えや一本化の利用について明記されていません(SMBCモビット公式サイト上に記載の商品概要の資金使途欄も見当たりません)。
ただし、SMBCモビットを利用している方の口コミなどを確認すると、「SMBCモビットのカードローンを借り換えローンとして利用している」という声も多く見受けられます。
実際に借り換えローンとしてSMBCモビットを利用する場合は、事前にSMBCモビットの窓口に確認するようにしましょう。
SMBCモビットのカードローンは金利が高い!?
SMBCモビットのカードローンの金利は、実質年率(※)3.0%〜18.0%となっています。
※実質年率とは、借入時の利息の他に、カードローン契約等に関する各種手数料が含まれた年率のこと。
SMBCモビットのカードローンでは、100万円未満の場合は金利18.0%に設定される場合がほとんどです。
このため、金利上限17.8%〜18.0%の他社の大手消費者金融カードローンから、金利上限18.0%のSMBCモビットのカードローンへ借り換えや一本化をしたとしても、「金利面でのメリットはあまり無い」と言えるかもしれません。
借り換えや一本化の審査は難易度が高い傾向あり
借り換えローンや一本化ローンは、「返済に困った方が利用する」ケースがほとんどなので、通常のカードローン利用よりも高額な融資になる場合が多いです。
SMBCモビットでは、希望限度額が高額になるほど「審査難易度が高くなる」傾向があり、審査通過が難しくなる点に注意しておきましょう。
借り換えや借金一本化ならSMBCモビット以外の他社消費者金融の借り換えローンも検討
SMBCモビットのカードローンを借り換えや一本化に利用する場合のメリットや注意点を解説してきました。
SMBCモビットには「大手消費者金融カードローンの安心感」や「高額融資」、「電話連絡無し」「即日融資」などのメリットとなるポイントがあり、優秀なスペックのカードローンと言えます。
しかし、SMBCモビットのカードローンは「総量規制の適用から年収3分の1超のキャッシングが不可」で、「100万円未満の場合は金利18.0%の可能性が高い」などの観点から、借り換えや借金一本化への利用には不向きと言えるかもしれません。
借金の一本化には「プロミス」のおまとめローンもオススメ
ここで、消費者金融プロミスが提供している「おまとめローン」について少し確認しておきましょう。プロミスのおまとめローンは、複数の貸金業者からの借入を一本化する時にしか利用できませんが、金利を抑えてお得にキャッシングできる可能性があります。
プロミス「おまとめローン」はこんな方にオススメ
- 総量規制を超えるローンの一本化をしたい方
- 借金の一本化により金利を圧縮したい方
総量規制を超えるローンの一本化をしたい方
プロミスのおまとめローンのサイトには、「おまとめローンは、総量規制の例外とされる(年収の1/3を超える)お借入れが可能です。」との記載があります。
SMBCモビットのカードローンを一本化に利用する時には「年収3分の1が上限」でした。しかし、プロミスのおまとめローンを利用すれば総量規制を超える借金を一本化できるため 、現在の借金総額が高額になっているという方にオススメです。
借金の一本化により金利を圧縮したい方
プロミスのおまとめローンの金利は6.3%~17.8% (実質年率)となっています。このため、少なくとも他社消費者金融の金利18.0%から一本化する場合は、金利を0.2%以上圧縮できる可能性があります。
このようにプロミスのおまとめローンには、複数のカードローンを金利18.0%で利用している方が確実に金利を下げられる、という大きなメリットもあります。
プロミス「おまとめローン」は追加融資を受けられない点に注意
ただし、プロミスのおまとめローンはカードローンではなく、「目的別ローン」に分類されます。1契約につき1回のみの借入で追加融資を受けられないため、おまとめローン利用前には「借金一本化に必要な金額を計算」し、希望額として申請するようにしましょう。
SMBCモビットは借り換えよりも「通常のキャッシング」がオススメ
本記事では、大手消費者金融カードローンの「SMBCモビット」で借り換えや一本化を利用する時のメリットや注意点を中心に、詳しく解説を進めてきました。SMBCモビットのカードローンは最短即日融資が可能でスピーディーな借入が期待できます(※申込の曜日、時間帯によっては翌日以降の取扱となる場合があります)。
ただし、総量規制や金利の高さから「借り換え」ローンとしての利用にはあまり向いていないと言えるでしょう。
SMBCモビットを借り換えに利用するにはやや金利が高い点に注意
- SMBCモビットはSMBCグループの三井住友カードのローンブランドだから安心して借り換えできる
- SMBCモビットは限度額800万円まであるので「借り換えや借金一本化」に使いやすい
- WEB完結でSMBCモビットへ申し込むと「電話連絡」無く借り換え可能!
- 総量規制の対象なので現在の借入額と今回の借入額が年収の3分の1超になると利用できない
- SMBCモビットでは100万円未満の時は金利18.0%の場合がほとんど
- 借り換えは高額になりやすいため審査難易度が高い傾向あり
- 借金の一本化にはプロミスのおまとめローンなども検討する
「SMBCモビット」はSMBCグループの三井住友カードのローンブランドとなっているため、キャッシング利用時に安心しながらキャッシングが可能です。また、限度額が800万円まであるため、カードローンの借り換え時や借金一本化時に高額な限度額となる場合でも「限度額が少なくて困る」ようなこともありません。
SMBCモビットを借り換えや借金の一本化に利用するメリットは多くない
ただし、SMBCモビットのカードローンには、年収3分の1が借入上限となる総量規制や金利が高い傾向(100万円未満は上限18.0%)があるため、借り換えやおまとめローン利用時のメリットはあまり多くはありません。
このため、借金の一本化を検討している方は、他社消費者金融であるプロミスが提供する「おまとめローン」などの利用も検討してみましょう。プロミスのおまとめローンなら総量規制対象外で、金利を抑えながら借金一本化できる可能性が高いためです。
SMBCモビットは通常のカードローンに使う
SMBCモビットのカードローンには電話連絡がない「WEB完結」や「即日融資」など、一般の方が便利に使えるサービスが多くあります。このため、SMBCモビットのカードローンを借り換えや借金の一本化に利用するのではなく、通常のカードローンとして利用することをオススメします。
※なお、SMBCモビットを借り換えローンとして申し込む前に、SMBCモビットの窓口で事前相談することで「良い条件」で借り換えできる可能性もあるでしょう。どうしてもSMBCモビットへ借金を借り換えたい方は、前もって窓口で相談してみましょう。