イオン銀行カードローンを借り換えや一本化に使う時のメリットと注意点
現在カードローンを利用している、複数のカードローンを利用している、という方の中には、
「金利が高くて返済が苦しい…、 低金利のローンへ借り換えたい」
「複数のカードローンを利用していて毎月の返済額が大きい…、少しでも返済負担を減らしたい…」
という方も多いと思います。
そこで本記事では、
「低金利のイオン銀行カードローンを借り換えや借金の一本化に利用できるのか」
「イオン銀行カードローンを借り換えや借金一本化に利用した場合のメリット」など、
『イオン銀行カードローンへの借り換え、一本化』について、詳しく解説します。
この記事で分かること
イオン銀行カードローンを借り換えや一本化に利用できる?
まず、イオン銀行が提供しているカードローンのスペックから確認してみましょう。
限度額 | 10万円~800万円 (10万円単位) |
---|---|
金利 | 年3.8%~13.8%(変動金利) |
申し込み対象年齢 | 満20歳以上、満65歳未満 |
申し込める方 | 日本国内に居住している方、外国籍の方については永住許可を受けている方。 本人に安定かつ継続した収入の見込める方。 (※パート、アルバイト、自営業者、専業主婦(夫)の方も申し込める。学生の方は申し込めない。) |
即日融資 | 不可 |
担保・保証人 | 不要 |
資金使途 | 原則自由(事業性資金には利用できない) |
イオン銀行カードローンは金利3.8%〜13.8%となっているため、上限金利17.8%〜18.0%の消費者金融カードローンから借り換え・一本化すれば、4.0%以上も金利を下げられる可能性があります。
また、限度額が800万円まであるため、「借り換えや一本化での借入金が高額になりそう…」という場合でも、イオン銀行カードローンの限度額である800万円以内の借入で収まる方がほとんどでしょう。
イオン銀行カードローンは「他社借入金の借り換えや一本化」に使える
続いて、イオン銀行カードローンを借り換え・一本化に利用できる理由について、イオン銀行カードローンの公式サイトをチェックしながら詳しく解説します。
イオン銀行カードローンの使い道は原則「自由」
イオン銀行カードローンの公式サイト上にある商品概要の資金使途欄を確認すると、「原則自由(事業性資金には利用できない)」と記載されています。
イオン銀行カードローンは「借入金返済資金」として利用できる
さらに、実際にインターネットからイオン銀行カードローンへ申し込みを進めていくと、「利用目的」の選択欄があり、この中には『借入金返済資金』の選択項目があります。
借入金返済資金とは、ズバリ「借り換えローン」や「借金の一本化ローン」のことを指しています。
これらの
・資金使途が決められていない
・申し込み時の利用目的欄に「借入金返済資金」の選択項目がある
という点から、イオン銀行カードローンは「借り換え」「借金一本化」に利用できると考えられます。
イオン銀行カードローンの借り換え・一本化ローンの審査難易度は甘い?
続いて、イオン銀行カードローンの借り換え・一本化ローンの審査難易度について確認していきます。
パートやアルバイトの方も借り換えを利用できる可能性あり
イオン銀行カードローンの公式サイト上の申し込み対象欄には、「本人に安定かつ継続した収入の見込める方であれば、パート、アルバイト、自営業者、専業主婦(夫)の方も申し込める」との記載を確認できます。
サラリーマンなどの正社員の方だけではなく、パートやアルバイトという雇用形態の方もイオン銀行カードローンを借り換えローン・借金の一本化ローンとして利用できる可能性があるため、審査難易度はそこまで高くないと考えられるでしょう。
借り換えや一本化ローンは高額な借入になりやすい点に注意
ただし、借り換えや一本化ローンは、主に「カードローンの借入が膨らみ、返済に困っている方」が利用する場合が多く、借り換えや借金の一本化ローンが高額になるケースが多いです。
高額な借入ほど審査難易度が高まる傾向あり
イオン銀行カードローンに限らず、(借り換えや一本化ローンなどで)借入が高額になるほど、ローンの審査難易度が高まります。
このため、「借り換えや一本化ローンで高額な借入」を希望する方は、イオン銀行カードローンの審査通過が難しくなる可能性がある点に注意してください。
イオン銀行カードローンの審査に通過できる年収の目安
なお、イオン銀行カードローンの審査に通過できる年収の目安ですが、口コミなどを参考にすると、借入希望額の3倍以上の年収が、イオン銀行カードローンでの借り換え・一本化ローンの審査通過のボーダーラインであると言えそうです。
※イオン銀行カードローンは自主規制により貸付限度額を「利用者の年収3分の1程度」に抑えています。
イオン銀行カードローンを借り換えに利用しようと検討している方は、ご自身の年収と借り換え金額(借入金額)のバランスに注意してください。
こんな人はイオン銀行カードローン審査に落とされる?
なお、イオン銀行カードローンはパートやアルバイトというステータスの方でも審査通過を目指しやすいのですが、以下のような方はイオン銀行カードローンの審査に落とされる可能性が高いので注意してください。
- 安定した収入がない
- 過去にカードローンの返済トラブルを起こしている
安定した収入がない
短期バイトや期間工の方などで、短期間の収入しかないという方は、イオン銀行カードローンの審査に落とされる可能性が高いです。必ず長期的に安定した収入を得てからイオン銀行カードローンへ申し込むようにしてください。
過去にカードローンの返済トラブルを起こしている
過去にカードローンやクレジットカードで「滞納」などの返済トラブルを起こしている方も、イオン銀行カードローンの審査が不利になるでしょう。
返済トラブルを起こしてしまった覚えがある方は、返済履歴が消える「5年間」が経過してからイオン銀行カードローンへ申し込む方が審査通過率が高まります。
イオン銀行カードローンへの借り換えや一本化にはどんなメリットがある?
イオン銀行カードローンを借り換えや一本化に利用する場合の、メリットとなるポイントをまとめてみました。
- 金利を下げて返済総額を圧縮できる可能性がある
- 一本化ローンで毎月の返済負担を減らせる
- 一本化成功後は完済計画を立てやすい
金利を下げて返済総額を圧縮できる可能性がある
イオン銀行カードローンは、大手消費者金融カードローンよりも低金利なのが大きなメリットです。消費者金融カードローンからイオン銀行カードローンへの借り換えに成功すれば、4.0%以上も金利を圧縮できる可能性があります。
カードローン名 | イオン銀行カードローン | 消費者金融カードローン |
---|---|---|
金利 | 13.80% | 18.00% |
返済総額 | 69万4,941円 | 76万1,803円 |
上の表のように50万円を5年で完済するケースで考えると、イオン銀行カードローン(金利13.8%)は消費者金融カードローン(金利18.0%)よりも返済総額を6万円〜7万円減らせられるでしょう。
一本化ローンで毎月の返済負担を減らせる
複数のカードローンを利用しているという方がイオン銀行カードローンへの一本化に成功すると、毎月の返済負担を大きく減らせる可能性があります。
例えば3社のカードローンを利用中で、それぞれのカードローンに1万円ずつ返済があるという方は、毎月「3万円」の返済が必要です。
しかし、イオン銀行カードローンへの一本化に成功すれば、毎月イオン銀行1社のみ、1回だけの返済でOKとなるため、毎月「1万円だけの返済」というようになり、毎月の返済負担を大きく減らせるでしょう。
一本化成功後は完済計画を立てやすい
また、複数のカードローンを利用している方の中には、返済期日や借入残高を把握しにくいという方も多いでしょう。
イオン銀行カードローンへ借金の一本化が成功することで、返済期日や借入残高を把握しやすくなるため、完済までの計画を立てやすくなる、というメリットもあります。
イオン銀行カードローンを借り換えに利用する時の注意点
イオン銀行カードローンへの借り換え・一本化には多くのメリットがありましたが、注意しておきたいポイントもあります。
- 融資まで日数がかかる場合がある
- 総量規制が借り換え上限額の目安
融資まで日数がかかる場合がある
イオン銀行のカードローンは「即日融資」ができません。イオン銀行カードローンへの申し込み〜融資まで、「イオン銀行の口座を持っている方は2〜3営業日以上」、「イオン銀行の口座を持っていない方は6営業日以上」かかるため、スピーディーな借り換え、一本化が行えない点に注意してください。
総量規制が借り換え上限額の目安
先ほども解説したようにイオン銀行カードローンでは、貸付額の自主規制により、「総量規制」と同じ、利用者の年収3分の1が限度額の上限の目安であると考えられます。
このため、他社カードローンで年収3分の1以上の借入をしているという方は、イオン銀行カードローンでの借り換え・一本化ローンの審査通過は難しいので注意してください。
総量規制を超える借り換えの場合は消費者金融の借り換えローンも検討
もし、借入が年収3分の1を超えていて、借り換え・一本化ローンを希望しているという方は、消費者金融が提供している「借り換え・一本化専用ローン」への申し込みを検討してみましょう。
借り換え・一本化専用ローンであれば、資金使途は「貸金業者債務の借換え」のみに限られますが、総量規制の例外として扱われるため、年収3分の1超の借り換えが期待できます。
アコムには借り換え専用ローンがある
大手消費者金融のアコムでは、「貸金業法に基づく借換え専用ローン」という名称の、借り換え・一本化専用のローンが用意されています。
限度額 | 300万円 |
---|---|
金利 | 実質年率7.7%~18.0% |
資金使途 | 貸金業者債務の借換え |
アコムの借り換え専用ローンの金利はイオン銀行カードローンよりも高いですが、年収3分の1超の借入が可能です。
アコムの借り換え専用ローンは追加融資できない点に注意
ただし、アコムの借り換え専用ローンは、「借り換え」のみに利用できるため、通常のカードローンのように追加融資できない点に注意しておきましょう。
イオン銀行カードローンは少額の借り換え・一本化ローンとしての利用がオススメ!
本記事では、「低金利のイオン銀行カードローンを借り換えや借金の一本化に利用できるのか」、「イオン銀行カードローンを借り換えや借金一本化に利用した時のメリット」などの『イオン銀行カードローンでの借り換え、一本化』について、詳しく解説を進めてきました。
消費者金融からイオン銀行カードローンへの借り換えは金利を下げられる可能性大!
- イオン銀行カードローンは「借入金返済資金」として利用できる
- パート・アルバイトの方でもイオン銀行カードローンへ借り換えできる可能性あり
- 高額な借り換えほど審査難易度が高まる点には注意
- 借り換え額の3倍以上の年収が審査通過のボーダーライン
- イオン銀行カードローンへ借り換えすることで金利を下げられる!
- イオン銀行カードローンへ一本化すれば毎月の返済負担を減らせられる
- 一本化ローンすることで返済計画を立てやすくなる
- イオン銀行カードローンの審査〜融資まで日数がかかる点に注意
- 総量規制を超える借り換えを希望するなら消費者金融カードローンでの「借り換え専用ローン」の利用もオススメ
イオン銀行カードローンの商品概要には「資金使途が原則自由」、申し込みページ内には「借入金返済資金」の選択項目があるため、イオン銀行カードローンを「借り換えや一本化ローン」として利用できる可能性は非常に高いと考えられます。
ただし、借り換えや一本化ローンは限度額が高額になりやすいため、審査難易度が高まる傾向がある点に注意してください。
イオン銀行カードローンは金利3.8%~13.8%となっているため、金利18.0%の消費者金融カードローンからの借り換えに成功すれば、確実に返済総額を減らせられる可能性があります。
現在利用中のカードローンの返済に困っているという方は、ぜひ本記事を参考にしながら「イオン銀行カードローンへの借り換え・一本化ローン」を検討してみましょう。