anew(アニュー)の特徴について徹底解説
事業の運転資金が不足している方の中で、入金待ちで未回収の売掛債権があるという方は、新生銀行とOLTA(オルタ)株式会社が提供する「anew(アニュー)クラウドファクタリング」のサービスの利用を検討してみてはいかがでしょうか。
本記事では、anewクラウドファクタリングの「サービスの概要」、「利用条件や利用対象者」、「審査内容」「即日融資」、「利用時のメリットとデメリット」、「利用者の口コミ評判」などについて、詳しく解説を進めていきます。
この記事で分かること
anewクラウドファクタリングとは?
ファクタリングの限度額 | 上限や下限の金額は設定されていない(1,000万円単位のファクタリングにも対応) |
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手数料 | 2.0%〜9.0% |
資金調達までの最短日数 | 最短即日(通常は1日〜3日ほど) |
ファクタリングの形式 | 2社間ファクタリング |
利用できる対象 | 法人 |
運営会社 | anew合同会社(新生銀行とOLTA(オルタ)株式会社による共同事業) |
anewクラウドファクタリングとは、どのようなサービスなのでしょうか。
anewクラウドファクタリングは新生銀行とOLTAが共同で運営
anewのクラウドファクタリングは、新生銀行とOLTA株式会社が共同で運営する法人専用クラウドファクタリングサービスです。
新生銀行とOLTAは、anewを通じて、既存の金融機能が十分に行き届いていない中小企業・小規模法人事業者のニーズに対応し、そこから得られるデータやノウハウを活用して新たな金融体験の創造に取り組んでいきます。
出典:anewクラウドファクタリング公式サイト
anewは業界最低水準の手数料2.0%〜9.0%
anewのクラウドファクタリングの手数料は、ファクタリング業界最低水準の2.0%〜9.0%となっています。できるだけ売掛債権を高値で売却したいと考えている法人の事業者は、anewのクラウドファクタリングの利用を検討してみましょう。
anewは24時間受付で最短即日入金が可能!
anewのクラウドファクタリングは、手続きが非常にスピーディーで、最短申し込み当日中の即日入金を期待できます。また、anewのクラウドファクタリングはインターネット上で手続きするため、24時間いつでも申し込みOKです。
anewはネットで完結!紙の書類・面談不要のクラウドファクタリングに特化
従来のファクタリングサービスは、「ファクタリング会社に訪問〜面談〜申し込み〜審査」を経て、審査に通過すればファクタリングが実施されます。
anewはインターネットだけで完結できるクラウドファクタリングのため、紙の書類や面談不要で「インターネットで申し込み〜審査」という手軽な手続きで資金調達できるという特徴があります。
anewは2社間ファクタリングで取引先に売掛債権の売却がバレない
ファクタリングには、「利用者ーファクタリング会社ー取引先(売掛先)」間で取引される3社間ファクタリングと、「利用者ーファクタリング会社」間で取引される2社間ファクタリングがあります。
3社間ファクタリングは取引先にファクタリングの利用を伝える必要がありますが、2社間ファクタリングは取引先を介さずに行うため、ファクタリングの利用=売掛債権の売却が取引先にバレません。
anewは「2社間ファクタリング」のサービスを提供しているため、取引先を気にせずに資金調達しやすい、というメリットがあります。
anewは法人向けのファクタリングサービス
このanewクラウドファクタリングは「法人」に提供されています。法人にはなっていない個人事業主の方については、anewのサービスを利用することはできません。
個人事業主の方で未回収の売掛債権があるという方は、以下のファクタリングサービスを利用するようにしてください。
個人事業主ならOLTAのクラウドファクタリングを使える
個人事業主がファクタリングサービスを利用するなら、anewの運営元であるOLTAが提供するクラウドファクタリングがオススメです。
クラウドファクタリングOLTA
審査時間 | 24時間以内 | 融資時間 | 即日入金 |
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利用限度額 | 上限なし | 実質年率 | - |
OLTAのクラウドファクタリングは個人事業主でも利用できる!24時間(1営業日)以内に審査結果の回答があるため、スピーディーな資金調達を期待できます。
anewのファクタリングの利用条件・対象者
続いて、anewのクラウドファクタリングを利用するための条件や利用対象者について紹介します。
- 未回収の売掛債権がある法人
- インターネットで申し込める方
- 銀行の融資を断られた、または返済を延滞中の法人
未回収の売掛債権がある法人
anewのクラウドファクタリングの利用条件は、「未回収の売掛債権がある法人」の方が対象です。売掛債権の回収までの資金繰りに困っている法人は、anewのクラウドファクタリングを便利に活用できるでしょう。
anewは数百万〜数千万の高額な売掛債権の買い取りに積極的
anewは法人専用のファクタリングとして、個人事業主や小規模法人をも対象としたOLTAと比べ、高額な売掛債権の買い取りに積極的です。
数百万円〜数千万円ほどの高額な売掛債権はanew、それより小さい数十万円~数百万円規模の売掛債権はOLTAと、サービス属性をふまえてファクタリングを申し込むのが、スムーズな資金調達のコツです。
インターネットで申し込める方
anewはウェブ上で申し込み〜売掛債権を現金化する「クラウドファクタリング」のサービスです。
anewを利用する際は、スマホやタブレット、パソコンなどからインターネット上で申し込まなければなりません。
銀行の融資を断られた、または返済を延滞中の法人
運営している事業の経営状態が悪く、銀行の融資を断られた…という方でも、借入はファクタリング審査に直接関係しないため、anewのクラウドファクタリングで資金調達できる可能性があります。
事業の資金繰りに困っていて未回収の売掛債権がある方は、anewのクラウドファクタリングを便利に活用できるでしょう。
anewファクタリングサービスの審査
続いて、anewのクラウドファクタリングの審査について解説していきます。
anewの審査はOLTAが行っている
anewは、新生銀行とOLTA株式会社が共同で運営していますが、申し込み者の審査は「OLTA株式会社」が行っています。
審査、及びお問合せ対応は全てOLTA株式会社が行います。審査実績があるのでご安心ください。
出典:anewクラウドファクタリング公式サイト
anewではAIによる自動審査が行われている
OLTAはクラウドファクタリングに特化したファクタリング会社で、ファクタリングの審査はAIによる自動審査が行われています。
このため、anewでもOLTAと同じようにAIによる審査が行われていると考えられます。
anewのクラウドファクタリングは主に売掛先の経営状態を審査される
anewのクラウドファクタリングの審査では、主に「売掛先の経営状態」を審査されます。anewは未回収の売掛債権を回収前に買い取るため、ファクタリングを実施した後に売掛債権が回収できない場合、赤字となるためです。
売掛先の経営状態が良ければ(=売掛金未回収のリスクがなければ)、anewのクラウドファクタリングの審査通過は難しくないと考えられるでしょう。
売掛先の規模により審査難易度は異なる
また、anewの審査は、売掛先の事業規模により審査通過率が異なると言えそうです。
売掛先が大企業であれば、anewの審査に通過しやすく、会社の規模が小さくなるほど審査難易度が高くなる傾向があります。なお、売掛先が個人事業主などの小規模事業である場合は、anewのファクタリングの審査通過は難しいでしょう。
anewクラウドファクタリングは即日で資金調達できる?
anewのクラウドファクタリングは、申し込み〜審査通過〜資金調達にどのくらいの日数が必要なのでしょうか。
anewは即日に資金調達できる可能性もある
anewのクラウドファクタリングへ申し込んだ後、24時間(1営業日)以内に審査結果の回答があるため、最短申し込み当日中に資金調達できる可能性があるでしょう。
通常、anewへの申し込みから1〜3日程度で売掛債権を現金化できるケースが多いようです。
anewのファクタリングへの申込方法
anewのクラウドファクタリングへの申し込みは以下の手順で行います。
- 必要書類を準備してインターネットでanewへ申し込む
- anewの審査
- 指定の銀行口座へ買取金額を振り込み
- 売掛先から入金後、anewへ送金
必要書類を準備してインターネットでanewへ申し込む
anewが提供するクラウドファクタリングへは、インターネットから申し込みます。申し込み時に書類の郵送は不要ですが、以下の書類のデータをオンラインでアップロードする必要があります。
- 本人確認書類
- 請求書
- 法人口座の直近7ヶ月分の入出金明細
- 昨年度の決算書
本人確認書類
anewのクラウドファクタリングへ申し込む時には、運転免許証やパスポートなどの本人確認書類が必要です。
請求書
未入金の請求書(売掛債権)をanewへ提出します。anewのクラウドファクタリングは、この請求書の譲渡・買取のため、請求書の金額が買取金額(※)となります。
※買取金額の2.0%〜9.0%が手数料として必要です。
法人口座の直近7ヶ月分の入出金明細
取引先から定期的に売掛金が入金されているのかを確認するために、「法人口座の直近7ヶ月分の明細書」の提出も必要です。
昨年度の決算書
anewへの申し込み時には、昨年度の決算書も併せて提出します。担当する税理士や会計事務所から決算書を取り寄せておきましょう。
anewの審査
必要書類の提出が完了したあと、審査が始まります。anewではAIによる自動審査が導入されているため、審査スピードが非常に早く、24時間(1営業日)以内に審査結果の回答があります。
なお、審査状況により、電話によるインタビューが行われる場合がある点に注意してください。
指定の銀行口座へ買取金額を振り込み
審査に通過した後にanewとファクタリング契約すれば、指定の銀行口座へ買取金額が振り込まれます。
最短即日振り込みのため、審査が数時間で完了した場合、anewへの申し込み当日中に資金調達ができる可能性もあるでしょう。
売掛先から入金後、anewへ送金
売掛金の支払い期日になり、売掛先から入金された売掛金をanewへ送金すれば、ファクタリングの手続きが完了します。
anewクラウドファクタリングのメリット・デメリット
anewのクラウドファクタリングのメリットとデメリットをまとめてみました。
anewクラウドファクタリングのメリット
- 審査が早く、最短24時間以内に売掛債権を現金化できる
- 他社ファクタリングに比べて手数料が低い
- インターネットで契約完了できるため手続きが簡単
- 取引先にファクタリングの利用がバレない
- 売掛先が倒産しても返済の補償を求められない
審査が早く、最短24時間以内に売掛債権を現金化できる
本記事ですでに解説しましたが、anewのクラウドファクタリングは審査が非常にスピーディーです。
他社のファクタリングであれば申し込み〜売掛債権の買取まで1週間以上かかる場合もありますが、anewでは最短即日で売掛債権を現金化できる可能性があります。
他社ファクタリングに比べて手数料が低い
一般的な2社間ファクタリングは、手数料5.0%〜10.0%ほどに設定されているサービスが多いです。
しかし、anewはファクタリング業界最低水準の手数料2.0%〜9.0%となっていて、手数料を抑えて売掛債権を売却できます。
インターネットで契約完了できるため手続きが簡単
anewへはインターネットで申し込むため、簡単な手続きで売掛債権を売却できます。また、本人確認書類や決算書などの書類もインターネット上でアップロードするだけなので、郵送する必要がありません。
取引先にファクタリングの利用がバレない
ファクタリングを利用する事業者の中には、資金繰りに困っていると思われるため、ファクタリングの利用が取引先にバレたくない方も多いです。
anewが提供している2社間ファクタリングは、取引先に売掛金の売却の事実を伝えなくても良いため、安心して資金調達できるでしょう。
売掛先が倒産しても返済の補償を求められない
anewは倒産リスクを含めて売掛債権の買取を行なっています。このため、売掛債権をanewへ売却した後、売掛先が倒産したとしても返済補償を求められません。償還請求権がない(=ノンリコース)ファクタリングサービスとなっているのは、anewのメリットといえるポイントでしょう。
anewのデメリット
anewのクラウドファクタリングのデメリットについても確認しておきましょう。
審査難易度はやや高い傾向がある?
anewのクラウドファクタリングは、インターネットでの手続きのため、申込者の書類だけでの審査となります。
anewは面談が不要なため、スムーズに申し込みが可能ですが、その反面、面談がなく申込者の人柄は審査されないため、書類に不備や問題があれば審査に落とされやすい傾向があると考えられます。
ただし、取引先の経営が安定している、取引先から期日内の定期的な入金が確認できれば、anewの審査通過はそこまで難しくない、と言えるでしょう。
anew利用者の口コミや評判
実際にanewを利用した方の口コミ・評判について確認してみましょう。
anewは最短即日で資金調達が可能
商品の売れ行きが悪くなり、運転資金が枯渇しそうになって困っていたところ、「anew」のクラウドファクタリングサービスを知り、申し込んでみました。運転資金がなくなりそうなタイミングだったのですが、anewへの申し込み当日中に売掛債権を現金化できました!
(小売、年商2,000万円)
上の事業者の方は、anewのクラウドファクタリングで即日の資金調達に成功したようです。審査の混雑具合や売掛先、売掛債権等により、審査にかかる時間は異なるのですが、最短即日中に売掛債権を現金化できる可能性があるのは、anewのサービスの強みだと言えるでしょう。
売掛先の経営に問題がなければ赤字決済でもanewを使える
他社へ支払う資金が法人口座になかったため、anewへ300万円ほどの売掛債権の売却を申し込みました。経営が悪化していて赤字決済だったのですが、anewへ売掛債権を買い取ってもらえ、大変助かりました。
(IT関連、年商4,000万円)
この事業者の方は、赤字決済にも関わらず、anewへ売掛債権を売却できたようです。anewでは売掛先の経営状況を審査するため、売掛先に問題がなければ申し込み者の事業が赤字でも売掛債権を買い取ってもらえる可能性があります。
anewのクラウドファクタリングに関するよくある質問
最後に、anewクラウドファクタリングに関するよくある質問について紹介します。
- anew利用時に代表者の連帯保証や保証人は必要?
- 新生銀行の口座なしでもanewを使える?
- 売掛先からの入金が遅れることが分かった場合はどうすればいい?
anew利用時に代表者の連帯保証や保証人は必要?
anewの契約時には、代表者の連帯保証や保証人が必要なのでしょうか。
anewは連帯保証や保証人は不要
anewの利用時には、代表者の連帯保証、または保証人などは必要ありません。anewは保証人不要で利用できるため、手軽な手続きで資金調達できるでしょう。
新生銀行の口座なしでもanewを使える?
anewは新生銀行とOLTA株式会社が共同で運営していますが、anewのクラウドファクタリング利用時には、新生銀行の口座が必要となるのでしょうか。
anew利用時には新生銀行の口座は不要
anewクラウドファクタリング利用時には、新生銀行の口座は不要で、普段利用している銀行の法人口座への振り込みが可能です。
売掛先からの入金が遅れることが分かった場合はどうすればいい?
anewへ売掛債権を売却した後、売掛先から入金が遅れることが分かった場合、anewへの連絡は必要なのでしょうか。
anewへ連絡後、通帳のコピーを提出
取引先から売掛金の入金が遅れることが分かれば、速やかにanewへメールで連絡が必要です。
anew利用時に売掛先からの入金が遅れる時の連絡先
support@olta.co.jp
(※クラウドファクタリングの審査はOLTAが行っているため、anewの連絡先はOLTAのメールアドレスとなっています。)
その後、取引先から入金がないことを証明するため、anewへ法人口座の通帳のコピーを提出します。なお、anewはノンリコースのクラウドファクタリングのため、万が一取引先から入金がなかったという場合でも、償還義務は発生しません。
anewのクラウドファクタリングを活用して事業の資金繰りを改善しよう!
本記事では、anewクラウドファクタリングの「サービスの概要」、「利用条件や利用対象者」、「審査内容」「即日融資」、「利用時のメリットとデメリット」などについて、詳しく解説を進めてきました。
anewは最短24時間以内に売掛債権を現金化できる
- anewのクラウドファクタリングは上限や下限の金額は設定されていない
- anewの手数料は2.0%〜9.0%
- anewは新生銀行とOLTA株式会社が共同で運営するクラウドファクタリングのサービス
- anewは取引先にファクタリングがバレない2社間ファクタリングを提供
- anewはネットで手続きが完了するクラウドファクタリングに特化している
- anewは法人しか利用できないので注意
- 個人事業主はOLTAのクラウドファクタリングが便利
- 未回収の売掛債権がある法人がanewを利用できる
- 銀行の融資を断られた方でもanewを利用できる可能性がある
- anewの審査はOLTA株式会社が行なっている
- anewではAIによる自動審査が採用されている
- anewの審査は主に売掛先の経営状態を審査される
- anewは最短24時間以内に資金調達できる可能性がある
- anewは他社ファクタリングに比べて手数料が低い傾向がある
- 2社間ファクタリングだからanewは取引先に売掛債権の売却がバレない
- anewはノンリコースのファクタリングのため、取引先が倒産しても償還請求されない
- 新生銀行の口座不要でanewのファクタリングを利用できる
anewは新生銀行とOLTA株式会社が共同で運営している「クラウドファクタリング」のサービスで、申し込みから最短即日で売掛債権を現金化できる可能性があります。
なお、anewは(主に)売掛債権や売掛先の審査を行うため、申込者が銀行融資を断られた、または、申込者の事業が赤字を出しているというようなケースでも、売掛債権に問題がなければ資金調達できる可能性があります。anewのクラウドファクタリングは償還請求のないファクタリングなので、取引先が倒産しても支払い義務が発生しない、というのも大きなポイントと言えるでしょう。
売掛金の入金待ちの期間中に、運転資金などが不足している法人の事業者は、anewのクラウドファクタリングの利用を検討してみましょう。