銀行カードローンを郵送なしで利用する方法とそのポイント3つ
カードローンの利用を考えている人で、できれば家族にバレずに利用したいと思っている人は多いことでしょう。
実際、銀行でも郵送物なしで利用できるカードローンは存在します。ここでは、郵送物をなしにする方法と、選ぶポイントについて解説していきます。
この記事で分かること
郵送なしの銀行カードローンを調べる前に、届くことの多い郵送物を知っておこう
銀行・消費者金融を問わず、できればカードローンを利用していることを家族に知られたくないと思うものではないでしょうか。
しかし、契約するところまでは運よく家族にバレなかったとしても、契約後に何らかの理由で家族に知られてしまうことがあるかもしれませんね。そうなったら、家庭内で大問題になって離婚まではいかなくても、何らかの家庭不和につながらないとも限りません。
そうならないためにも「最初から内緒にするのであれば、何が何でも知られないようにする」という覚悟が必要です。
実際、カードローンを利用していることを家族に知られる理由には何があるのでしょうか。これには、いろいろな理由があると思いますが、もっとも多いのは「郵送物が見つかる」というケースです。
銀行カードローンで届く可能性のある書類は6種類
それでは、銀行カードローンを契約した際、契約後に郵送される書類には何があるのでしょうか。
銀行カードローンで送られてくることが多い郵送物
契約時・契約前
- ローンカード
- 契約確認書
- カードローンの利用案内
利用開始後
- 利用明細書
- 利用限度額増額の案内
- 督促状
銀行カードローンで郵送なしにできないのは督促状
上記であげた書類のうち、郵送なしにできない書類は督促状です。督促状というのは、何らかの理由で返済が滞った際に返済を催促するために送られてくる書類になります。
最初のうちは、銀行から電話でかかってきます。しかし、いつまでも改善が見られない場合は郵送物として自宅に送られます。普通郵便で届くので、不在時に届くことで家族に見られ、カードローンの利用がバレるというわけです。
銀行カードローンでは、その他の書類については郵送なしにできる
その他の書類については、郵送なしにすることもできます。
例えば、まだ銀行カードローンを契約していない時に勧誘目的で送られる「カードローン利用の案内」や限度額が増額できそうな時に送られる「利用限度額増額の案内」については、事前に銀行へ電話して伝えておくことで郵送を止めることが可能です。
契約確認書やローンカードについても、同じくいろいろな方法で郵送以外の手段を使うことができます。
銀行カードローンを郵送なしで利用する方法は3通り
銀行・消費者金融を問わず、返済を遅滞した時に届く督促状については、郵送を避けることはできません。なので、前にも書いたとおり、返済を滞りなく行うことしか方法がありません。しかし、その他の書類については、郵送なしにすることができます。
銀行カードローンで郵送物をなしにする方法は、以下の3つです。
銀行カードローンで郵送物をなしにする方法
- ネットで申込み後、店頭で契約を行う
- テレビ窓口・ローン契約機を利用する
- キャッシュカード兼用型にする
ここからは、上記の方法について解説していきます。
郵送物なしで銀行カードローンを利用する方法1. 店頭で契約を行う
銀行カードローンの多くは、専用のローンカードを使う方式です。ネット上で契約することもできるものの、そのままネットで契約を勧めてしまうとローンカードや契約書は自宅に郵送されることに。
専用カードを使う銀行カードローンで、郵送物をなしにしようと思ったら、店頭で契約を行うしかなくなります。
郵送物なしで銀行カードローンを利用する方法2. テレビ窓口・ローン契約機を利用
この方式を採用している銀行カードローンは多くありませんが、契約機を設置しているところもあります。
「テレビ窓口」については、三菱UFJ銀行カードローンバンクイックの契約を行う時に使う契約機で、一部の三菱UFJ店舗に設置されています。テレビ窓口であれば、運転免許証を提示することで、その場でローンカードを受け取ることが可能です。
ただし、運転免許証をお持ちでない場合は後日郵送になるので注意してください。
一方、「ローン契約機」は三井住友銀行の店舗に設置されています。このローン契約機では、三井住友銀行カードローンとともに、プロミス(SMBCコンシューマーファイナンス)の申し込みが可能です。
消費者金融では「無人契約機」と呼ばれていますが、銀行ではあまり普及しておらず、こうした自動契約機が設置されているのは、メガバンクの2行のみとなります。
郵送物なしで銀行カードローンを利用する方法3.キャッシュカード兼用型にする
銀行カードローンは、自行ATMもしくはコンビニATMなどを利用して借入を行います。基本的には、カードを使って取引を行うのですが、そのカードには2種類あります。
- 専用カードを使った借入
- キャッシュカードを使った借入
専用カードというのは、先にも説明したとおりカードローン専用のカードのことを指します。一方、キャッシュカード兼用型(一体型)とは、キャッシュカードにカードローン機能をつけたものをいいます。
銀行カードローンの場合、自行口座の開設を求められます。WEBページでは、「持っていなくても申込可能」と謳っているところもあるものの、実際には同時申し込みの形で口座の開設を行っているところが見られます。
なので、口座を持っていない場合であれば、キャッシュカードが郵送されることになります。しかし、すでに口座を持っていれば、キャッシュカードはすでにお手元に持っているはずです。
キャッシュカードをすでに持っているのであれば、「キャッシュカード兼用型」になっている、もしくは申し込み時に選択できる銀行であれば「キャッシュカード兼用型」を選ぶことで、カードローン契約時の書類郵送を避けることができます。
キャッシュカード一体型(兼用型)の銀行カードローン
- みずほ銀行カードローン
- 三井住友銀行カードローン
- ソニー銀行カードローン
- 住信SBIネット銀行 Mr.カードローン
キャッシュカード一体型の場合は、利用明細書についてもネットバンキングで確認することになります。なので、借入残高や利息について確認したいときは、ネットバンキングの契約が必要です。
また、みずほ銀行の場合は契約確認書の郵送は必須となります。銀行の場合は、郵送物の宛名も銀行名です。そのため、「〇〇銀行の口座を作った」もしくは「クレジットカードの申し込みをした」などの理由を作ることもできます。
それでも、銀行カードローンの契約時に郵送物がないに越したことはありませんし、何かが送られてくることを避けたい人もいることでしょう。どうしても気になるという人は、申し込みを避けた方が無難です。
ここで紹介した銀行以外でも、「郵送物なし」を謳っている銀行カードローンもあるものの、場合によっては何らかの郵送物がある可能性もあります。事前に確認を行うようにしましょう。
郵送なしの銀行カードローンにも家族バレのリスクはある!そのリスクを減らすポイント3つ
銀行カードローンを利用するなら、できるだけ家族にわからないように利用したいものですね。特に最初から内緒にするのであれば、バレた時点で確実に家庭内不和の原因になりかねません。
郵送なしの銀行カードローン~使っているのがバレるのはどんな時?
「できれば銀行カードローンの利用を知られたくない」と思っていても、日頃のちょっとしたことでバレてしまうリスクも。もちろん、郵送物がなかったとしても、そのリスクはつきまといます。
ここでは、カードローンを使っていることを知られてしまう理由についてまとめていきましょう。
- 契約書を見られた時
- 利用明細書を見られた時
- 返済を滞納した時
- ローンカードを見られた時
銀行カードローンの中には、WEB上で手続きができる場合でも契約書だけは郵送されるものがあります。申込時の設定によっては、借入時に利用明細書が郵送されてしまう可能性もないとは言えないでしょう。
その他にも、返済が滞ってしまうと督促状が自宅に送られることがあります。また、ローンカードを見られることでバレてしまうことが考えられる理由です。
郵送物なしの銀行カードローン~利用していることがバレないようにするポイント3つ
郵送物なしの銀行カードローンであっても、バレてしまうリスクはつきまとうものです。それでも、ほんの少し気をつけることで知られてしまうリスクを減らすことができます。
そのポイントを3つ紹介していきましょう。
- 契約書・利用明細書はネットバンキングで確認
- 返済は滞りなくしっかりと
- キャッシュカード兼用型のものを使う
郵送物なしの銀行カードローンでバレないようにするポイント1.書類はWEB上で確認
契約書や利用明細書といった書類は、ネットバンキングで確認するように設定しておきましょう。
ただし、自宅のPCで見る時に共用のもので確認をしていると、どこかでわかってしまうリスクはつきまといます。なので、自分のスマホや自分専用のPCなど、自分しかアクセスしないもので確認するようにしてください。
郵送物なしの銀行カードローンでバレないようにするポイント2.返済はきちんと行う
銀行カードローンは借金なので、借りたのであれば必ず返済しなければなりません。ごく当たり前のことですが、それでも返済を延滞してしまう人がいらっしゃるようです。
返済を延滞してしまうと、最初は銀行から「返済はいつ行っていただけますか?」という確認の電話が入ります。ここで返済をしておくと何も起きません。しかし、返済が間に合わなかった場合や連絡を無視した場合は、郵送で督促状が送られることに。
督促状は普通郵便で届くので、自宅のポストに入っていたら家族が開ける可能性が高いでしょう。実際、督促状を見られたことで、銀行カードローンを利用していることがバレたというのは意外と多くあります。
できれば督促状を送られることのないように心がけたいものですね。督促状を送られずに済む方法は、たった1つ。絶対に返済を遅らせることなく行うことです。これだけしかありません。
それでも、転職して給料日が変更になったなどの理由によって、どうしても返済できなくなる時が出てくる可能性があります。その場合は、わかった時点で銀行に電話をしましょう。それまできちんと返済をしていたのであれば、待ってもらえる可能性があるので、必ず電話で連絡をすることを忘れないでください。
郵送物なしの銀行カードローンでバレないようにするポイント3.キャッシュカード兼用型のものを選ぶ
銀行カードローンの場合、専用のローンカードを使うものとキャッシュカードにローン機能を組み込む兼用型(一体型)の2つがあります。
どちらを選んでも、同じようにATMから現金を引き出して借りることに変わりはありませんが、可能であればキャッシュカード兼用型(一体型)のものを選んでおくと安心です。
理由としては3つ。
キャッシュカード兼用型(一体型)であれば、カードが1枚で済むのでかさばりません。もう一つは、見た目はキャッシュカードなので、万が一聞かれたとしても「これはキャッシュカード」と言い切ることができるためです。
最後の理由は、自動貸越機能が使えることです。自動貸越機能というのは、電気料金の引き落としがある際にどうしても残高が不足している時、銀行カードローンの利用枠から不足分を補填する機能のことをいいます。
引き落としの時点でお金を借りたことにして、給料などが入った時点で返済する方式なので気軽に利用できますね。気づかないうちに借りすぎるリスクこそあるものの、普段からチェックしておけば、その点は安心です。
まとめ~銀行カードローンでも郵送なしにすることはできる。ただし、金融機関によっては事前確認が必要。
郵送物なしのカードローンといえば、消費者金融の代名詞のように思われがちですが、銀行カードローンでも数こそ少ないものの、そのようなものが増えてきています。それでもわかってしまうリスクはあるものの、しっかりとポイントを抑えておきさえすればバレる危険性を減らすことができます。
また、「郵送物なし」を謳っている銀行カードローンは、他にもあります。ただし、現在は何らかの理由で郵送する書類がある場合も。ホームページなどで郵送物がないと明記されている場合を除いて、事前の確認を忘れないようにしてください。