公務員はカードローン審査に通りやすい!特に借りやすいカードローン会社は?
公務員の方の中には、「手持ちのお金を使い過ぎてしまい、今月の生活費が足りない…」という方もいるでしょう。少しのお金を手軽に借りるには、消費者金融や銀行が提供している『カードローン』が便利でオススメです。
また、公務員の方は、会社員の方などに比べ、カードローン審査に通りやすい傾向があります。
本記事では、「公務員がカードローン審査に通りやすい理由」や、「審査が有利になりにくい公務員の職種」、「公務員のカードローン審査通過のために押さえるポイント」、「公務員におすすめのカードローン」などについて、詳しく解説を進めていきます。
この記事で分かること
公務員の中にはカードローン利用者も多い?
金融庁委託調査「貸金業利用者に関する調査・研究」によると、ランダムサンプル153名の公務員のうち、約半数の74名の方が「3年以内にカードローンやクレジットカード等でのキャッシングをしたことがある」との調査結果を確認できます。
実は、非常に多くの公務員の方がカードローンでのキャッシングを利用しているのです。
公務員の方がカードローンを利用する理由とは?
また、先ほどの調査結果によると、公務員の方がカードローンを利用する理由は以下のようになっています。
借入の理由 | 全体の割合 |
---|---|
生活費不足を補うため | 35.8% |
欲しい物があったが手元のお金が足りなかったため | 22.4% |
クレジットカードの支払い代金不足を補うため | 19.4% |
遊ぶためのお金が足りなかったため | 13.4% |
ギャンブルの元手が足りなかったため | 11.9% |
公務員の方がキャッシングを利用する理由として、生活費不足を補うためという回答が全体の35.8%と最も多くなっていますが、中にはカードローンで遊ぶお金、ギャンブルのお金を借りる等でカードローンを利用しているという方も多いようです。
このように、近年では公務員の方でもカードローンからキャッシングするのは、あまり珍しいことではないと言えるでしょう。
公務員がカードローン審査に通りやすい理由
公務員の方は、カードローン審査に通過させやすいのですが、審査が有利になる理由から解説していきます。
- 公務員は雇用が安定している
- 民間企業の会社員よりも給料が高い傾向がある
- 公務員はボーナスが必ず支給される
公務員は雇用が安定している
公務員の方は、民間の会社ではなく、公的な機関に勤めているため「会社の倒産」がありません。また、民間企業とは違い、大きな不祥事を起こさない限り、強制的に解雇されることもありません。
つまり、公務員は民間の会社員に比べて長期的な安定収入が見込める=カードローン完済の可能性が高いと判断されるため、カードローン審査が有利になる傾向があります。
職業、勤務先、雇用形態のステータスの優劣
なお、カードローン審査時に有利になる職業や勤務先、雇用形態の優劣の順は以下の通りです。
公務員 > 大企業(上場企業)の正社員 > 中小企業(非上場企業)の正社員 > 契約社員 > 派遣社員・アルバイト・パート
上の順を見ても分かる通り、雇用が安定していると考えられる勤務先・雇用形態のほうが、カードローン審査が有利になります。
近年では大企業の倒産も起こりうるので、大企業勤務の正社員よりも、倒産の可能性がない「公務員」の方が高く評価されます。
民間企業の会社員よりも給料が高い傾向がある
公務員の方は、「民間企業の正社員に比べて給料が高い傾向がある」のもカードローン審査が有利になりやすい理由のひとつです。
職業・勤務先 | 公務員 | 民間企業の正社員 |
---|---|---|
平均月収 | 41万7,230円(※1) | 36万円(※2) |
※1…国家公務員給与の実態|人事院(平成30年8月)
※2…平成29年分民間給与実態統計調査結果について|国税庁(平成30年9月)
上の表から、公務員の平均月収は、民間企業の会社員の平均月収よりも高額になっていることが分かるでしょう。
月収が高い=返済に充てられるお金(余裕金)があると判断されやすく、カードローン審査で有利になりやすいのです。
公務員はボーナスが必ず支給される
毎回ボーナスが支給されていた民間企業の会社員でも、会社の業績が悪化してしまえば、ボーナスが支給されなくなるケースもあります。
しかし公務員であれば、必ずボーナス(期末手当と勤勉手当)が支給されるため、収入に関する評価が高まり、カードローン審査も有利になります。
公務員の職種によってカードローン審査が有利にならない場合も?
公務員の方は収入に関する安定性を高く評価されるため、カードローンの審査通過を目指しやすいのですが、口コミによると、職種により審査が有利にならないケースもあるようです。
公務員でも命の危険に晒される職種は審査が不利になるという口コミも…
カードローンへ申し込んだことがある公務員の口コミを参考にすると、「命の危険がある = 完済してもらえない可能性がある」と判断される公務員の職種は、審査があまり有利にならないこともあるようです。
例えば、自衛隊員の方や警察官の方、消防団員など、職務中に死の危険があると判断されるような職種の場合、審査担当者によっては、マイナス評価を受けてしまうケースもあります。
ただし、そもそもカードローンの審査難易度はそこまで高くないため、公務員の職種が審査に悪い影響を与える可能性は非常に低いと考えられるでしょう。
カードローン審査通過のための公務員が押さえるべきポイント
公務員はステータスが高いためカードローン審査が有利になりやすい傾向がありますが、審査通過を目指すためには必ず以下のポイントを確認しておきましょう。
- 信用情報の滞納履歴の有無
- 他社カードローン借入の有無
- カードローンの在籍確認に注意
それぞれの項目について、解説していきます。
信用情報の滞納履歴の有無
クレジットカードやカードローン、各種ローンなどの金融サービスを利用すると、信用情報に利用履歴が残されます。
クレジットカードやカードローンの期日に遅れずにしっかりと支払い・返済している方は問題ありませんが、過去に「滞納」してしまった方はカードローン審査が不利になる可能性があるので注意してください。
信用情報の滞納履歴はカードローン審査が不利になる
信用情報に複数回の滞納履歴、1〜2ヶ月以上の滞納履歴があると、公務員というステータスの方でもカードローン審査に落とされる可能性があります。
このため、現在クレジットカードやローンを利用している方で、カードローンへの申し込みを検討している方は、絶対に滞納などの金融トラブルを起こさないように気をつけてください。
他社カードローン借入の有無
カードローン審査では、他社からの借入の有無も審査の対象となります。他社借入があっても、カードローンの審査に通過できる可能性はありますが、他社借入が3〜4社以上ある方は、審査が不利になるので注意してください。
複数のカードローンを利用している方は、申し込み先のカードローン会社から「多くのカードローンから借入しているのは、よほどお金に困っていて、大きな金銭トラブルを抱えているのかもしれない」等と見られてしまうためです。
他社借入がある場合は完済した上で新規カードローンへ申し込む
多くの他社借入がある公務員の方が新規カードローンの審査通過を目指すためには、いくつかのローンを完済し、1〜2社以内の他社借入に減らしてから、申し込むようにしてください。
カードローンの在籍確認に注意
公務員の方がカードローンへ申し込む時には、「勤務先」を自己申告しますが、カードローン会社は「申込者が申告した勤務先に勤めているのかどうか(=公務員かどうか)」の確証が取れません。
このため、カードローン会社は直接勤務先へ電話連絡し、「申込者本人を電話で呼び出す」ことで、在籍の確認を行います。
在籍確認が取れなければ、審査に落とされてしまいますが、申込者本人が電話に出なくても、勤務先の同僚が申込者の在籍を証明すればOKです。
在籍確認により勤務先にカードローンがバレる可能性は低い
なお、カードローン会社は申込者のプライバシーをしっかり守ってくれる(※)ため、在籍確認により、勤務先にカードローンの利用がバレる可能性は非常に低いので安心してください。
※在籍確認の電話はカードローン名、金融業者名を出さず、「スタッフの個人名」で行われる場合がほとんどです。
公務員が借りやすい、おすすめのカードローン
ここで、公務員が借りやすい、おすすめのカードローンについて紹介します。
- SMBCモビットがおすすめ!
- 低金利なら住信SBIネット銀行カードローンが使いやすい
- 公務員専用カードローンという選択肢も
SMBCモビットのWeb完結なら電話連絡なしだからおすすめ!
先ほどの項目で「勤務先への在籍確認によりカードローンの利用が職場にバレる可能性は低い」と伝えましたが、公務員の方の中には「どうしても勤務先に電話連絡されたくない」という方もいるでしょう。
SMBCモビットはWEB完結なら電話連絡なしでキャッシング可能
絶対勤務先に電話連絡されたくない、という方は、「SMBCモビット」のカードローンがおすすめです。SMBCモビットでは、以下の2つの条件を満たしていれば、「電話連絡が一切ないWEB完結」契約で、カードローンを利用できます。
SMBCモビットのWEB完結を利用するための条件は、以下の通りです。
- 三井住友銀行、三菱UFJ銀行、ゆうちょ銀行、みずほ銀行のいずれかの口座を持っている
- 全国健康保険協会発行の保険証 (社会保険証)、もしくは組合保険証を持っている
公務員の方の保険証は、「組合保険証(=共済組合保険証)」となるため、保険証の条件を満たしています。このため、三井住友銀行、三菱UFJ銀行、ゆうちょ銀行、みずほ銀行、いずれかの口座を持っている方で在籍確認の電話を避けたい方は、「SMBCモビット」のカードローンへ申し込んでみましょう。
低金利なら住信SBIネット銀行カードローンが使いやすい
少しでも低金利でカードローンを利用したいなら、住信SBIネット銀行のMR.カードローンがおすすめです。
住信SBIネット銀行が提供するMR.カードローンには、「プレミアムコース:金利年1.59%〜年7.99%」、「スタンダードコース:金利年8.99%〜年14.79%」の2つのカードローンのコースがあります。これらのコースは申込者が選べず、審査結果によりどちらかのコースになるかが選択されます。
なお、プレミアムコースは、ステータスが高い方が適用されやすい傾向があり、口コミを参考にすると「公務員」の方の中には、プレミアムコースと契約している方もいるようです。
少しでも利息を抑えてキャッシングしたい方は、住信SBIネット銀行のMR.カードローンへの申し込みを検討してみるのも良いでしょう。
公務員専用カードローンという選択肢も
また、一部の地方銀行や信用金庫のカードローンの中には「公務員専用カードローン」というような名称のカードローンも存在しています。
公務員専用カードローンは大手消費者金融カードローンや都市銀行カードローンでは提供されていないため、気になる方は、お住まいの地域で営業している地方銀行・信用金庫に「公務員専用カードローンがあるかどうか」を確認してみましょう。
公務員というステータスはカードローン審査に非常に有利!
本記事では、「公務員がカードローン審査に通りやすい理由」や、「審査が有利になりにくい公務員の職種」、「公務員のカードローン審査通過のために押さえるポイント」、「公務員におすすめのカードローン」などについて、詳しく解説を進めてきました。
電話連絡に抵抗がある公務員はSMBCモビットが絶対おすすめ
- 公務員はカードローン審査に通過させやすい
- 公務員は雇用が安定しているのでカードローン審査が有利になる
- 公務員でも命の危険に晒される職種は審査が不利になることも
- 信用情報に滞納履歴があると公務員でもカードローン審査に落ちる
- 複数の他社カードローンを利用している方はカードローン審査が不利になる
- 在籍確認が取れなければカードローン審査に落とされる
- SMBCモビットのカードローンのWEB完結なら電話連絡なしということも考慮する
- 低金利カードローンなら住信SBIネット銀行のカードローンが使いやすい
公務員の方は、「雇用の安定性」「高水準の給与」、「確実にボーナスがある」ということから、カードローン審査で高い評価を得られるため、審査通過を目指しやすいでしょう。
ただし、公務員というステータスの方でも「信用情報に傷」があったり、「複数の借入がある」方は、審査通過が不利になる点にだけは注意してください。
公務員の方でカードローンへの申し込みを検討している方は、ぜひ本記事を参考にしながらカードローンへの申し込みを進めてみましょう。