カードローンの金利を下げる交渉方法のポイント
現在カードローンを利用している方は、
「できればカードローンの金利を下げて、利息・返済総額を最小限に抑えたい…」
と思う方も多いのではないでしょうか。
実は、カードローン会社(消費者金融や銀行)と直接交渉することで、カードローンの金利を下げてもらえる可能性があるのです。
そこで本記事では、「カードローンの金利を下げるための交渉の事前準備」や、「カードローンの金利引き下げのための交渉方法」、「カードローン増額時に金利を下げる交渉方法」などについて、詳しく解説を進めていきます。
この記事で分かること
カードローンの金利を下げる交渉時に満たしておきたい条件
まず、カードローンの金利を下げる交渉時に満たしたい条件をまとめてみました。
- 長期的な安定収入がある
- カードローンを6ヶ月以上利用している
- 一度も滞納などのトラブルを起こしていない
- カードローンで高額な借入をしている
- 転職などをして収入に関するステータスが向上した
- 過去に利用していたカードローンや他社ローンの滞納履歴がない
上の条件を満たしている数が多いほど、カードローンの金利引き下げ交渉に成功する確率が高まるでしょう。それぞれの項目について確認していきます。
長期的な安定収入がある
カードローン会社に、金利の引き下げ交渉に応じてもらうためには、「長期的な安定収入」が必要です。長期的な安定収入=完済の可能性が高いと判断されると、金利の引き下げ交渉に成功しやすくなるためです。
ただし、カードローン契約時には正社員で長期的な安定収入があったけれど、その後、転職して短期アルバイトで不安定な収入になった…というような方は、カードローンの金利の引き下げに応じてもらえない可能性が高いでしょう。
カードローンを6ヶ月以上利用している
現在契約しているカードローンを長期間利用し、カードローン会社から「優良顧客」として判断してもらえると、金利の引き下げ交渉に成功できる可能性が高まるでしょう。
カードローン会社から良い評価をしてもらうための利用実績を積み上げるためには、少なくとも6ヶ月以上カードローンを利用(=借入・返済)しておくようにしましょう。
一度も滞納などのトラブルを起こしていない
6ヶ月以上のカードローンの利用実績はあるけれど、何度か返済に遅れてしまって「滞納」の履歴がある方は、カードローンの金利の引き下げ交渉に失敗する可能性が高いです。
これは、「滞納する人(=貸し倒れする可能性がある人)の金利を引き下げても、カードローン会社にとって何のメリットもない」からです。
このため、カードローンの金利を下げたい方は、利用中のカードローンを絶対に滞納しないように、十分に注意しておきましょう。
カードローンで高額な借入をしている
また、現在利用しているカードローンで高額な借入をしているという方は、金利を下げてもらえる可能性が高いでしょう。
口コミなどを参考にすると、100万円以上の借入をしている場合、1.0〜3.0%ほどの金利の引き下げ交渉に成功できる場合も多いようです。
一方、10万円〜30万円ほどの少額の借入の場合では、上限金利(17.8%〜18.0%)が適用されるケースがほとんどで、金利の引き下げ交渉に応じてもらえない場合が多いです。
転職などをして収入に関するステータスが向上した
カードローン契約時には年収200万円ほどのフリーターだったけれど正社員に転職して年収500万円になった、というような収入に関するステータスが向上した方は、カードローン会社から「高い返済能力がある=完済の可能性が高い=安心して貸付できる」と判断され、金利を下げてもらえるケースもあります。
過去に利用していたカードローンや他社ローンの滞納履歴がない
また、現在利用中のカードローンだけではなく、過去に利用していたローンや他社ローンの「滞納」の履歴にも注意してください。ローンやクレジットカードの滞納の履歴は「信用情報」に記録され、カードローン会社間、金融業者間で共有されるためです。
「滞納」などの履歴がある方は、カードローンの金利の引き下げ交渉に失敗しやすい点に気をつけておきましょう。
カードローンの金利引き下げのための交渉方法
ここで、カードローンの金利引き下げのための交渉方法について詳しく解説します。
- 他社業者と比較している、または借り換えを検討していると伝える
- 借入を増やす代わりに金利の引き下げを希望する
- 返済が苦しいから金利を下げて欲しいと相談する
他社業者と比較している、または借り換えを検討していると伝える
カードローンの金利を下げてもらうための交渉として、
「他社カードローンと比較検討している。他社カードローンはこちらのカードローンの金利より◯◯%低かった」
などと伝えてみるのもオススメです。
顧客が他社カードローンへの借り換えを検討していることが分かれば、利用中のカードローンの金利を他社カードローンと同じ金利、または、それ以下の金利に設定してもらえるケースもあります。
金利交渉で注意しておきたいポイント
なお、交渉のテクニックとして、検討している他社カードローンの金利は、現在のカードローンの金利より少しだけ低い金利と伝えましょう。
他社カードローンの金利をあまりにも低く伝えた場合、カードローン会社から「金利交渉の駆け引きのための嘘では?」と怪しまれてしまい、金利引き下げの交渉に失敗してしまう可能性があるためです。
借入を増やす代わりに金利の引き下げを希望する
また、「これから50万円を追加借入する予定があるから、現在設定されている金利を少し下げて欲しい」などと伝え、金利の引き下げ交渉をしてみる方法もオススメです。
カードローン会社は貸付が増えるほど「利息による利益を上げられる」ため、高額な借入をする方は金利を優遇してもらえるケースが多いのです。
返済が苦しいから金利を下げて欲しいと相談する
「(高い金利により)返済が苦しいので、金利を下げてもらいたい」などの相談により、カードローンの金利を下げてもらえる場合もあります。
しかし、このような金利の引き下げ交渉はあまりオススメではありません。カードローン会社からは、返済が苦しくて金利の引き下げを懇願される=非常にお金に困っている、と見られてしまい、返済が滞ってしまう恐れのある「要注意顧客」としてマークされてしまうためです。
要注意顧客として判断されると、今後、同じ消費者金融や同系列の金融業者・銀行などのカードローン、ローンの審査が不利になり、審査に落とされる可能性が高まるでしょう。
カードローン増額時に金利の引き下げ交渉をするのがオススメ
カードローンの金利を下げる交渉のタイミングは、「カードローン増額申請時」が良いでしょう。
増額申請時は金利の引き下げ交渉に成功しやすい
カードローン金利の引き下げに成功した方の口コミを参考にすると、カードローンの限度額の増額時には「金利の引き下げ交渉に成功しやすい」傾向があるようです。
増額審査時には、カードローンの利用履歴をしっかりとチェックされるため、借入と返済を繰り返して滞納がない方は「優良顧客」として判断され、金利の引き下げ交渉に成功できる可能性が高まると考えられます。
100万円以上の借入時は必ず金利15.0%以下に
なお、100万円未満の借入から100万円以上の借入へと増額する場合、必ず金利が15.0%以下になります。これは、利息制限法で金利の上限が決められているためです。
借入額10万円未満 … 上限金利20.0%
借入額10万円以上100万円未満 … 上限金利18.0%
借入額100万円以上 … 上限金利15.0%
100万円以上への増額を申請する時には、15.0%より低い金利に設定してもらえるように、金利の引き下げ交渉をうまく成功させてみましょう。
金利引下げ交渉が難しいなら金利が低いカードローンへの申し込む
カードローンの金利を下げる交渉が難しい、交渉に失敗してしまった…という方は、そもそも金利が低いカードローンへ申し込むのもオススメです。
低金利カードローンなら住信SBIネット銀行がオススメ!
低金利でオススメなのは、住信SBIネット銀行が提供しているカードローンの「MR.カードローン」です。
カードローンのコース名 | プレミアムコース | スタンダードコース |
---|---|---|
限度額 | 1,200万円まで | 300万円まで |
金利 | 年1.59%〜年7.99% | 年8.99%〜年14.79% |
住信SBIネット銀行のカードローンには「プレミアムコース」、「スタンダードコース」の2つのコースがあり、プレミアムコースでは金利1. 59%〜年7.99%という非常に低い金利が設定されています。
ただし、これらの2つのコースは申込者が選べず、カードローンの審査結果により、住信SBIネット銀行によりコースが決められる点に注意してください。
※口コミを参考にすると、年収300万円〜400万円以上の方の中には「プレミアムコース」の契約をしている方も多いようです。
条件を満たせばさらに0.6%金利を引き下げられる!
また、住信SBIネット銀行では、以下の条件を満たしている方は、最大0.6%金利を引き下げてもらえます。
- ミライノ カード(JCB)を保有し、住信SBIネット銀行を引落口座に設定(0.1%優遇)
- SBI証券口座保有登録済または、住信SBIネット銀行の住宅ローン残高がある(0.5%優遇)
これらの条件を満たしている方は、住信SBIネット銀行MR.カードローンで金利を引き下げてもらえるため、条件に合う方は一度申し込みを検討してみましょう。
住信SBIネット銀行MRカードローン
審査時間 | 最短即日審査 | 融資時間 | 最短即日融資 |
---|---|---|---|
利用限度額 | 1,200万円 | 実質年率 | 0.99%~14.79% |
プレミアムコース(+金利の優遇)なら金利0.99%〜7.99%でキャッシングできる! スタンダードコースでも14.79%以下の低金利でお金を借りられるのは「MR.カードローン」の大きな魅力です。
カードローンは条件により金利引き下げ交渉に成功できる可能性あり
本記事では、「カードローンの金利を下げるための交渉の事前準備」や、「カードローンの金利引き下げのための交渉方法」、「カードローン増額時に金利を下げる交渉方法」などについて、詳しく解説を進めてきました。
金利の引き下げ交渉ができなかった人は金利の低いカードローンへの新規申し込みを
- カードローンの金利を下げるためには長期的な安定収入が必須
- 6ヶ月以上カードローンを利用している方は、金利の引き下げ交渉に応じてもらいやすい
- 金利を下げてもらうにはカードローンの滞納を絶対に起こさない
- 高額な借入をしている方ほど金利を下げてもらいやすい傾向がある
- 交渉時に他社業者と比較検討していると伝えてみるのもオススメ
- 借入を増やす代わりに金利の引き下げを希望する
- 増額審査時は金利の引き下げ交渉に成功させやすい
- そもそも金利が低いカードローンを利用するという方法も
利用中のカードローンは、交渉することで適用されている金利の引き下げを行ってもらえる場合があります。また、「長期的な安定収入」や「6ヶ月以上の利用実績」、「高額な借入をしている」等のいくつかの条件を満たしているほうが、金利の引き下げ交渉に成功しやすい傾向があります。
ぜひ本記事を参考にしながら、少しでもカードローンの金利を抑えてお得にキャッシングできるよう、金利の引き下げ交渉に成功させてください。
金利の引き下げ交渉に失敗した・できなかったという方は、本記事で紹介した低金利の「住信SBIネット銀行MR.カードローン」などの利用も検討してみましょう。