カードローン(キャッシング)は経費で落とせる?利息を経費で落とす方法も紹介
事業を営んでいる個人事業主や自営業者の中には、事業資金の借入をしている、または借入を検討している、という方もいるでしょう。
借りたお金を事業用に利用すれば「事業の経費」として計上できますが、借入にかかる「利息」も経費として計上できるのでしょうか。
本記事では、「カードローンの利息が経費として計上できるケース」や「利息を経費として計上できないケース」、「利息を経費で計上できるカードローン以外の借入」、「確定申告時に利息を経費として申告する方法」、「個人事業主にオススメのビジネス用カードローン」などについて、詳しく解説を進めていきます。
この記事で分かること
カードローン(キャッシング)は経費にできる?
結論から言うと、事業に伴うカードローン(キャッシング)であれば経費にすることができます。
- キャッシングで会社の備品を購入した
- キャッシングで接待をした
- 事務所の家賃や光熱費をキャッシングした
- その他、足りなかった事業費用をキャッシングした
上記に当てはまるキャッシングであれば、経費にできるケースが多いです。
ただし、一般人向けのカードローンだと規定により経費とならないこともあるので注意しましょう。
カードローン(キャッシング)を経費にできないケース
- 自宅の家賃や光熱費をキャッシングした
- 接待でなく自分の食費をキャッシングにした
基本的に事業でなく、自分のために使ったキャッシングは経費にできないと考えて下さい。
自宅兼事務所の場合は、家賃は経費として認められる
ただし、自宅を事務所、事業所として利用している場合、「家賃や水道ガス光熱費」を「経費」として計上できます。
事業のためにマイカーを利用している方は「駐車場代」などに使う借入の利息も経費の対象となります。なお、地代家賃や水道ガス光熱費、駐車場代などの経費は、自分用と仕事用での按分比率により計算する必要があります。
家事按分で経費を計上する考え方
例えば家賃や水道ガス光熱費、駐車場代などを合わせて20万円の支払いがあり、借入だけで全ての支払いをする場合、借入にかかる利息の一部が「経費」として計上できます。
家賃や水道ガス光熱費、駐車場代の、仕事とプライベートの利用率が50対50の場合、20万円の50%である10万円分が経費として認められます。
さらに20万円の借入に対して1万円の利息が発生した場合、50%である5,000円分の利息を経費として計上できます。
カードローン(キャッシング)の利息は経費にできる?
結論から言うと、カードローンの利息も経費として計上することができます。
ただし、キャッシングを経費に計上するのと同様にいくつかの条件を満たす必要があります。
カードローンの利息が経費として計上できるケース
- カードローンで借りたお金を事業の設備費用に利用した
- キャッシングしたお金で事務所の備品を購入した
- カードローンのお金を事業所の家賃や光熱費に支払った
- 借りたお金を出張費用として利用した
上の項目について、詳しく解説します。
カードローンで借りたお金を事業の設備費用に利用した
ビジネス用のカードローンでキャッシングしたお金を事業所のエアコン設置のために利用した、個人事業主の方がパソコン購入費に利用した、飲食店経営者が椅子やテーブル、キッチン用品などの設備の購入費に利用した等、借りたお金を事業の設備費用などに利用した場合、設備費用のお金だけではなく、借入により発生した利息を「経費」として計上できます。
キャッシングしたお金で事務所の備品を購入した
また、キャッシングしたお金で事務に使うペンやノートの購入費用に充てた等、会社の備品として利用し利息が発生すれば、その分の利息を「経費」として計上可能です。
カードローンのお金を事業所の家賃や光熱費に支払った
事業所や店舗の家賃、光熱費の支払いのお金をカードローンで借りた場合も、「家賃と、借入により発生した利息」を経費として計上できます。
借りたお金を出張費用として利用した
出張のために必要な費用(交通費や宿泊費)をカードローンでキャッシングした場合も、出張費用とキャッシングの利息を経費として落とせます。
このように、事業に使うお金を借りた時に発生する利息は「経費」として落とせます。
事業資金を借りた個人事業主や自営業者の方で「利息」を経費に計上していない方は、経費に計上することで支払う税金を抑えられるため、必ず計上するようにしてください。
カードローンの利息が経費として認められないケース
一方で、カードローンで借りたお金にかかる利息が経費として認められないケースについて紹介します。
- キャッシングのお金を自宅の家賃、光熱費の支払いに利用した
- 借入のお金で友人達と食事会を開いた
- 借りたお金で海外旅行に行った
キャッシングのお金を自宅の家賃、光熱費の支払いに利用した
キャッシングしたお金を自宅の家賃や水道ガス光熱費などの支払いに充てた場合は、自宅の家賃や光熱費・借入により発生した利息については「経費」として認められません。
事業のためではなく、自分のために利用するお金に関しては、「事業の経費」の対象外なので注意してください。
借入のお金で友人達と食事会を開いた
借りたお金を利用して友人達と食事会をしても、プライベートの費用なので、経費として落とせません。
営業活動であれば借入の利息は経費として落とせる
友人達との食事会であっても、それが営業活動であれば、食事費用や接待費用が「経費」として認められます。
借りたお金で海外旅行に行った
カードローンで借りたお金で海外や国内旅行へ行った場合も、プライベートの旅行であれば、旅費や借入の利息は経費として計上できません。
ただし、旅行中に取引先で打ち合わせ予定がある、出張中のついでに旅行する、などの場合であれば、按分計算により一部の費用を経費として計上できるでしょう。
確定申告時にカードローン(キャッシング)の利息を経費に計上する方法
続いて、確定申告時には「利息」をどのように経費として計上するのかを解説します。
借入の利息は「利子割引料」として計上する
借入に対する利息を経費として記帳する場合は、勘定科目「利子割引料」で計上します。
「利子割引料」とは、主に借入に対する利息を経費として計上するために利用する勘定科目であると考えておきましょう。
利子割引料は消費税が非課税
また、利子割引料は消費税の課税対象として「なじまない」と考えられているため、消費税区分は非課税となっています。
事業性資金を借入していて利息を経費に計上していない方は、忘れず記帳して確定申告するようにしてください。
確定申告ソフトや確定申告のクラウドサービスなどを利用すれば、簡単に利息を「利子割引料」として計上し、確定申告に必要な書類を用意できます。確定申告の手続きが苦手な方は、このようなサービスもうまく活用してみましょう。
カードローン以外の借入でも「利息」は経費として計上できる
借りたお金の利息を経費として計上できる可能性があるのは、ビジネス用のカードローンだけではありません。
ビジネス用カードローン以外にも、事業性資金として利用した借入に対する「利息」は、経費として計上できます。
利息を経費として計上できる可能性がある借入
事業性資金を借りられるサービスを以下にまとめました。
- 日本政策金融公庫からの借入
- 銀行融資で事業性資金を借りる
それぞれの借入について解説します。
日本政策金融公庫からの借入
個人事業主や自営業者、会社経営者は、公的な事業性資金の融資である「日本政策金融公庫」からの借入を利用できます。
- 一般貸付
- 経営環境変化対応資金
- 金融環境変化対応資金
- 取引企業倒産対応資金
- 新事業育成資金
- 女性、若者/シニア起業家支援資金
- 新事業活動促進資金 など
日本政策金融公庫が提供している事業者向けの融資には上のように様々な種類があり、利用目的や利用者の年齢・性別などにより、申し込める融資制度が異なります。
また、融資の種類により数千万円〜数億円までの高額な限度額があり、金利1.0%〜2.0%で非常に低金利で借入できることがメリットと言えるポイントでしょう。
もちろん日本政策金融公庫で借りたお金を事業に利用すれば、発生する利息は「経費」として計上できます。
銀行融資で事業性資金を借りる
また、事業者の方は、日本政策金融公庫の公的融資だけではなく、大手銀行や地方銀行が提供している「銀行融資」も利用できる可能性があります。
銀行融資も日本政策金融公庫の貸付と同じように数千万円〜数億円までの融資が期待でき、金利2.0%〜5.0%以内である場合が多いです。
公的融資や銀行融資は借入まで日数が必要
公的融資や銀行融資は、高額・低金利でお金を借りられるのですが、申し込み〜融資までには1ヶ月ほどの日数が必要となる場合が多い点に注意しておきましょう。
キャッシングを経費にしたい人にオススメのカードローン
アイフルビジネスファイナンスのカードローン
スピーディーな借入をしたい個人事業主の方へオススメなのは、「アイフルビジネスファイナンス」のカードローンです。
アイフルビジネスファイナンスのカードローンには以下のような特徴があります。
- 個人事業主でも借入できる
- 赤字決算でも融資を受けられる
- 融資まで非常にスピーディー
個人事業主でも借入できる
アイフルビジネスファイナンスのカードローンは、売上があまり多くない個人事業主の方でも審査に通過できる可能性があります。
赤字決算でも融資を受けられる
銀行融資の場合は赤字決算を出している(=経営が不安定である)と審査に落とされる可能性が非常に高いのですが、アイフルビジネスファイナンスのカードローンは赤字決算でも「今後の事業」についてしっかりと計画を立てていれば、融資を受けられる可能性があります。
事業が不安定であっても融資の審査通過を目指せるのは、アイフルビジネスファイナンスのカードローンのメリットだと言えるポイントでしょう。
融資まで非常にスピーディー
アイフルビジネスファイナンスのカードローンは、申し込み〜融資まで非常にスピーディーです。
アイフルビジネスファイナンスのカードローンは早ければ3日ほどで借入が可能なので、急いでお金を借りたい事業主にオススメです。
AGビジネスサポート
審査時間 | 最短即日審査 | 融資時間 | 最短即日 |
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利用限度額 | 1,000万円 | 実質年率 | 3.1%~18.0% |
事業性資金の調達を急いでいる方はアイフルビジネスファイナンスのカードローンがオススメ! 限度額以内なら何度でも借入できるのは大きな強みです。
カードローンの利息は経費で落とす方法まとめ
本記事では、「カードローンの利息が経費として計上できるケース」や「利息を経費として計上できないケース」、「利息を経費で計上できるカードローン以外の借入」、「確定申告時に利息を経費として申告する方法」、「個人事業主にオススメのビジネス用カードローン」などについて詳しく解説を進めてきました。
ビジネスローンや公的融資、銀行融資により事業性資金を借入し、事業のために利用したのであれば、借入により発生した利息を「経費」として計上できます。
また、事業性資金の借入には日本政策金融公庫や銀行融資などが低金利でオススメですが、融資まで日数が必要となります。
そのため、急いで事業性資金を調達したい方は、アイフルビジネスファイナンスが提供しているカードローンへの申し込みを検討してみましょう。