共済組合貸付制度とは公務員が低金利でお金を借りられる仕組み!申し込み方法、借入方法なども紹介
公務員の方の中でお金に困っている方は、共済組合貸付制度で借入できる可能性があります。この共済組合貸付制度は民間のローンよりも低金利で借入できるため、公務員の方は便利に活用できるでしょう。
本記事では、「公務員が利用できる共済組合貸付制度の概要」や、「共済組合貸付制度の種類」、「共済組合貸付制度の手続き方法や借入方法」、「公務員が審査に通過させやすいカードローン」などについて、詳しく解説を進めていきます。
この記事で分かること
公務員が利用できる共済組合貸付制度の概要
はじめに、公務員が利用対象となる「共済組合貸付制度」の概要から解説していきます。
共済組合貸付制度は加入する共済組合から借入できる制度
共済組合貸付制度は、公務員の方が加入する「共済組合」から提供されている貸付制度です。例えば、地方職員に該当する方は「地方職員共済組合」が貸付制度を提供しています。
共済組合貸付制度の金利は?
共済組合貸付制度の金利は、加入している共済組合や貸付の種類により異なりますが、例えば「地方職員共済組合や公立学校共済組合の普通貸付では金利1.26%」となっています。
加入している共済組合によって金利が異なるケースがあるため、利用前に加入する共済組合へ金利の確認をしておきましょう。
共済組合貸付制度の種類
続いて、共済組合が提供している貸付制度の種類について解説します。この項目では、例として「地方職員共済組合」が提供している貸付制度について紹介します。
- 普通貸付
- 住宅貸付
- 一般災害貸付
- 住宅災害新規貸付
- 住宅災害再貸付
- 医療貸付
- 入学貸付
- 修学貸付
- 結婚貸付
- 葬祭貸付
- 高額医療貸付
- 出産貸付
出典元:地方職員共済組合公式サイト
普通貸付
共済組合貸付制度の普通貸付は、臨時のお金が必要な時に利用できる貸付制度で、月給の6ヶ月以内(限度額200万円以内)までのお金を金利1.26%借りられます。
普通貸付は、主に生活に必要な商品を購入する費用、例えば家電製品や自動車などの購入費用として利用できます。
住宅貸付
住宅貸付は、共済組合に加入して1年以上経過する方が利用できる制度で、住宅の新築、増築、改築、修理の費用として限度額1,800万円、金利1.26%で利用できます。
一般災害貸付
一般災害貸付は、火災や水害、震災などの災害や、盗難などの損害を受けた時に利用できる貸付制度です。一般災害貸付は、限度額が給与の6ヶ月分(または200万円以内)、金利0.93%で借入が可能です。
住宅災害新規貸付
住宅災害新規貸付は、火災や水害、震災などの災害による被害を受けた方で、住宅の5分の1以上の損害がある方が利用できます。
住宅災害新規貸付の限度額は1,800万円、金利0.93%です。
住宅災害再貸付
住宅災害再貸付は、住宅貸付や住宅災害新規貸付の利用中に火災や水害、震災などの災害による被害を受けた方が利用できます。
住宅災害再貸付の限度額は1,900万円、金利0.93%となっています。
医療貸付
医療貸付とは、療養の資金が必要な時に利用できる貸付制度で、月給の6ヶ月以内(限度額100万円)、金利1.26%で借入可能です。
入学貸付
入学貸付は、入学・進学にかかるお金を借りられる貸付制度で、月給の6ヶ月以内(限度額200万円以内)、金利1.26%のスペックです。
修学貸付
入学貸付は入学にかかるお金を借りられる制度でしたが、修学貸付は修学・修業にかかるお金を借りられる制度です。
修学貸付は修学している期間、月額最大15万円の借入が可能です。なお、修学貸付は入学貸付と同じように金利1.26%となっています。
結婚貸付
結婚費用の借入ができるのが「結婚貸付」です。結婚貸付は組合員だけではなく、組合員の子や孫、兄弟や姉妹の結婚のお金が不足している時に借入できる制度です。
この結婚貸付も月給の6ヶ月以内(限度額200万円以内)、金利1.26%です。
葬祭貸付
葬儀費用として利用できるのが「葬祭貸付」です。組合員が配偶者や子、父母、配偶者の父母、兄弟などの葬儀の資金を借入できます。
結婚貸付と同じく、月給の6ヶ月以内(限度額200万円以内)、金利1.26%のスペックです。
高額医療貸付
高額医療貸付とは、「高額療養費」が支給対象となる支払いのための資金が必要な時に利用できる制度です。
貸付額の上限は、「高額療養費の範囲内」で無利息で借入できることが特徴です。
出産貸付
出産により必要なお金を借りられる制度です。支給される出産費等の範囲内のお金を無利息で借入できます。
共済組合貸付制度には、さまざまな種類の貸付があり、「利用目的」により使える貸付制度が異なっているので注意してください。
共済組合貸付制度への申し込み〜借入方法
続いて、共済組合貸付制度への申し込み方法、借入方法について紹介します。
- 臨時で資金が必要になる
- 必要書類を用意して共済組合へ提出
- 共済組合の審査に通過した後、指定の銀行口座へ振り込みが行われる
臨時で資金が必要になる
前項でも解説したように、共済組合貸付制度で借りたお金は利用目的が限られています。このため、共済組合貸付制度で借入できる「臨時の資金が不足した場合」しか、共済組合貸付制度へ申し込みできません。
必要書類を用意して共済組合へ提出
共済組合貸付制度の申し込み条件に合う場合、必要書類を用意して加入する共済組合へ提出します。また、共済組合貸付制度を利用するためには、以下のような書類が必要です。
- 普通貸付申込書
- 借用証書(普通・医療・入学・修学・結婚・葬祭)
- 印鑑登録証明書
- 見積書または契約書
- 貸付確認事項申告書
- 借入状況等申告書
- 他の金融機関からの借入状況および弁済状況を確認できる書類
共済組合貸付制度の利用には、申し込み用紙に加えて、借用証書や印鑑登録証明書、購入予定の商品の見積書や金融機関・金融業者からの借入を確認できる書類などが必要です。
共済組合の審査に通過した後、指定の銀行口座へ振り込みが行われる
共済組合への申し込みが完了した後、貸付制度の審査が行われます。審査に通過すれば、指定の銀行口座(給与の振込先銀行口座)へ入金されます。口コミなどを参考にすると、申し込みから入金までには1週間〜2週間以上かかるケースが多いようです。
共済組合から借入した後、返済期間は利用する共済組合貸付制度の種類により異なりますが、一括返済や複数年かけて分割返済していきます。
公務員はカードローンの審査にも通過させやすい
公務員の方は、低金利で共済組合貸付制度を利用できるのですが、「提出時に多くの書類が必要」、「借入まで日数がかかる」点に注意が必要です。
このため、公務員の方で借入を急いでいる…という方は、銀行や消費者金融などが提供しているカードローンの利用もオススメです。借入を急ぐ公務員の方にカードローンをオススメする理由は以下の通りです。
- カードローンの使い道は原則自由
- 公務員は審査で有利になるため、カードローンの審査通過を目指しやすい
- 共済組合貸付制度よりも少ない書類で申し込める
- 最短申し込み当日の借入が可能
- 無利息期間内に完済すれば実質利息0円
カードローンの使い道は原則自由
共済組合貸付制度は、資金の使い道が限定されていて、申し込み時には「購入予定商品の見積書」なども提出しなければなりません、
しかし、銀行や消費者金融が提供しているカードローンは、事業性資金以外であれば、何に利用してもOKです。
このため、「欲しい商品があるけれど、給料日まで待てない…」、「お金を使い過ぎて家賃を払えない…」というような方でもカードローンを利用できます。
公務員は審査で有利になるため、カードローンの審査通過を目指しやすい
公務員は「倒産の可能性がほぼない」、「公務員を辞める人は非常に少ない(※)」傾向があり、長期的な安定収入を得られる可能性が高いという点から、銀行や消費者金融のカードローン審査が有利になります。
※3年以内に公務員を離職する人は民間企業の10分の1ほどと言われています。
共済組合貸付制度よりも少ない書類で申し込める
また、共済組合貸付制度では多くの提出資料が必要でしたが、カードローン申し込み時には、本人確認書類の「運転免許証」だけで申し込み〜借入できる可能性があります。
銀行や消費者金融が提供しているカードローンは、共済組合貸付制度よりも少ない書類で借入できるため、非常に手軽に利用できます。
最短申し込み当日の借入が可能
共済組合貸付制度は申し込みから融資まで1〜2週間以上の日数がかかります。しかし、消費者金融カードローンであれば、最短申し込み当日の即日融資が可能なため、急いでお金を借りたい方が便利にキャッシングできます。
無利息期間内に完済すれば実質利息0円
また、消費者金融カードローンには、「30日間の無利息期間」が用意されています。30日間の無利息期間とは、カードローンの契約の翌日、またはカードローンの借入の翌日から30日間は利息0円でお金を借りられるサービスです。
この無利息期間内に完済すれば、実質金利0円で借入できるため、低金利の共済組合貸付制度よりもお得にお金を借りられる可能性があるでしょう。
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「アコム」のカードローンは公務員の方にオススメ! 30日間の無利息期間や申し込み当日の即日融資が可能なので、お得にスピーディーな借入ができるでしょう。
共済組合貸付制度は公務員が利用できる低金利な貸付制度
本記事では、「公務員が利用できる共済組合貸付制度の概要」や、「共済組合貸付制度の種類」、「共済組合貸付制度の手続き方法や借入方法」、「公務員が審査に通過させやすいカードローン」などについて、詳しく解説を進めてきました。
資金調達までの時間に余裕がある人は共済組合貸付制度を利用しよう
- 公務員の方は共済組合貸付制度で借入が可能
- 共済組合貸付制度には資金の用途によって様々な種類がある
- 共済組合貸付制度の普通貸付は生活に必要なお金などの借入に利用できる
- 共済組合貸付制度の住宅貸付は住居取得のために利用できる制度で最大1,800万円まで借りられる
- 一般災害貸付は住居が被害を受けた時に利用できる貸付制度
- 共済組合貸付制度を利用する時には申込書の他にも借用証書や印鑑登録証明書などが必要
- 公務員の方は長期的な安定収入を得られる可能性が高いためカードローン審査が有利になる
- 共済組合貸付制度はカードローンの資金使途が決められているがカードローンは事業制資金以外なら何にでも利用できる
- カードローンは運転免許証だけで申し込めるケースもある
- 消費者金融カードローンなら申し込み当日の即日融資を期待できる
公務員の方は、加入先の「共済組合貸付制度」でお金を借りられる可能性があります。
共済組合貸付制度の金利は1%〜4%前後の設定となっているため、低金利で借入できるというメリットがあります。ただし、共済組合貸付制度への申し込み〜融資までには日数がかかるため、融資までに時間の余裕がある方が便利に利用できるでしょう。
融資を急ぐ方や、資金使途が限定されない借入をしたい方は、銀行や消費者金融カードローンなどへの申し込みを検討してみましょう。なお、消費者金融カードローンであれば、申し込み当日の即日融資を期待できるため、急いでお金を借りたい方にオススメです。
お金に困っている公務員の方は、ぜひ本記事を参考にしながら共済組合貸付制度やカードローンなどでの資金調達に成功させてみましょう。