借りやすい・即日融資・審査難易度からカードローンを選ぶ
カードローン業者には大手・中小など様々な業者があり特徴も長短ありますが、利用者が賢く選んでいかなくてはカードローンの真価は発揮されません。
そこで、借りやすい・即日融資・審査難易度などの利用目的にあわせて、利用者がカードローンやキャッシングの特徴を有効活用することが大事です。
以下で借りやすい・即日融資・審査難易度の重要な3つの点について、選ぶ上でのポイントをまとめました。
この記事で分かること
特徴を掴んで選ぶカードローン・借りやすい・即日融資・審査難易度
選ぶ上でのポイント
- 大手消費者金融は、借りやすい・即日融資だが審査は厳しい
- 中小消費者金融は、借りやすい・審査は楽だが即日融資は少ない
- 借りてはいけない闇金は、借りやすい・即日融資・審査なし
- 借りやすい・即日融資・審査難易度についてのカードローン選びまとめ
これらについて以下で1つ1つ解説していきます。
大手消費者金融は、借りやすい・即日融資だが審査は厳しい
借りやすく即日融資が期待できるのは大手消費者金融
大手コンビニが進化を続ける様に大手消費者金融会社のカードローンも進化しています。
つまり、審査に問題のない申込者の場合は、WEB完結により最短3分でキャッシュを手にすることができます。この様にシステムに勝る大手消費者金融会社はますます借りやすくなっており、申し込みから融資までの審査スピードは中小より大手の消費者金融会社が早いことは間違いありません。
しかも、大手消費者金融会社はネットワークのシステムが整っており、審査に関するノウハウも豊富です。加えて大手消費者金融会社には自動契約機があるので、土日や夕方以降でも即日融資を受けられる場合があります。更に、振込によるキャッシングを基本に考えている場合、大手消費者金融会社は銀行との提携も幅広く即日振込キャッシングがシステム的に完備されています。
一般的なカードローン審査の基準
審査項目 | 内容詳細 |
---|---|
返済履歴 | 個人信用情報機関に照会し過去のクレジットカードの返済履歴・カードローンの返済履歴・信販ローンの返済履歴・その他金融機関の融資審査全ての返済履歴や他社カードローンの審査結果などの履歴を見た上で、カード会社は融資可能か否かを判断する。また、自社内のデータで過去の返済履歴を確認する場合もある。 |
年齢 | 一般的には20歳以上~70歳未満までが対象となる事が多く、20未満の学生や未成年者は基本的にカードローン審査を通る事はできない。また、最近は上限年齢の引き上げが行われている。 |
住所 | 住所確認は申込者が現在住んでいる場所を確認するためのもので、一般的には持家→社宅・官舎→公団住宅→賃貸マンション→賃貸アパートと言う順番で審査の評価が下がっていくと言われている。 |
勤務先 | 勤務先を申告する理由としては返済能力の確認と、もしもの時の連絡先の確保と言う目的から確認を行っている。在籍確認電話は勤務先に対して行われる。 |
収入 | 申込者の収入の確認は貸金業法で義務付けられている。総量規制は年収の3分の1以上の融資を禁じているので、申込者の年収に応じて借り入れが出来る限度額を計算しておく必要がある。収入の確認は前年度の源泉徴収票・給与明細・納税証明書などで確認される。 |
一方で大手消費者金融会社の審査のハードルは低いとは言えません。大手消費者金融会社の殆どは大手銀行の傘下に入っており、審査の主導権は大手消費者金融会社にあるとは言え審査のハードルは徐々に上がっています。
特に、パート・アルバイト・派遣社員などの非正規社員や主婦など収入に安定性が認められない申込者については、審査をパスするのが難しくなっているのが現状です。只、銀行カードローンが即日融資を自粛している中で、大手消費者金融会社の今後の役割は増すことはあっても減ることはなさそうです。
業者が強調する最短の審査回答時間
アコム | 最短30分 |
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プロミス | 最短3分※お申込み時間や審査によりご希望に添えない場合がございます。 |
アイフル | 最短18分 |
SMBCモビット | 10秒簡易審査 |
レイク | 項目入力後に画面上で結果確認可能 |
銀行カードローンは即日融資を自粛している
2017年4月に日本弁護士連合会が銀行業界に「カードローン過剰融資」を控えるように意見書を出したことをきっかけに、現在、銀行カードローンは即日融資や年収の3分の1を超えるカードローン融資を自粛しています。
もともと、金融庁は銀行のカードローン審査には信頼性を持っていましたが、消費者金融会社カードローン審査は信頼していませんでした。そのため、消費者金融会社などの貸金業者には貸金業法で総量規制を課しましたが、銀行カードローンは対象外にした訳です。ところが、近年の銀行窓口に於いては年金生活者や収入の無い人にカードローン融資を行うなどモラルハザードが目立ち、そのことが2016年からの自己破産者の増加に繋がったと見られました。
その結果、銀行カードローンは即日融資や年収の3分の1を超えるカードローン融資の自粛に至りました。つまり、現在の銀行カードローンは多くの利用者が求める即日融資ができない訳で、即日融資を希望する場合は銀行カードローンではなく大手消費者金融会社カードローンを選ぶということになります。
中小消費者金融は、借りやすい・審査は楽だが即日融資は少ない
中小消費者金融会社の審査は楽
経済の原理から考えてもスケールメリットや広告戦略に劣る中小消費者金融会社は、大手消費者金融会社と比べて顧客獲得力は劣ると考えられます。つまり、中小消費者金融会社は大手消費者金融会社よりも審査のハードルを落とさない限り、継続的にカードローンの利用者を獲得することはできません。
勿論、中小消費者金融会社も貸金業法の枠内で営業している訳ですから、むやみに審査のハードルを引き下げる訳にはいきません。その結果、中小消費者金融会社カードローン審査の落としどころとしては、大手消費者金融会社よりも若干審査を甘くするということになります。
また、大手が融資し難いパート・アルバイト・派遣社員などの非正規社員や主婦などの層や、小口のキャッシングを希望する層をターゲットにすることになります。また、システムで劣る中小消費者金融会社は大手と比べると審査に時間がかかる代わりに、審査基準は少し甘くしなければ大手に太刀打ちできません。
従って、中小消費者金融会社は大手に比べて審査は楽ですが即日融資は受け難いと言えますので、中小消費者金融会社で即日融資を希望する場合は必要書類を持参し午前中に店舗にて申込むなどの対応策が必要です。
借りやすい中小消費者金融会社
アロー | 適用金利15.00%~19.94%・融資上限額200万円 債務整理経験者も相談ができる。金利は高いがWEB完結も可能。 |
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ユニーファイナンス | 適用金利12.00%~17.95%・融資上限額300万円 東海エリアを中心に展開している中小消費者金融会社 |
フクホー | 適用金利7.3%~20.0%・融資上限額200万円 創業45年の老舗消費者金融会社で四国銀行と楽天銀行のネットバンキングを使ったインターネット返済が可能。 |
ライフティ | 適用金利8.0%~20.0%・融資上限額500万円 最短即日審査の中小消費者金融会社 |
借りてはいけない闇金は、借りやすい・即日融資・審査なし
闇金の見分け方
一般的に闇金とは国(財務局)や都道府県に貸金業としての登録を行っていない貸金業者を意味しますが、登録しているものの出資法の制限を超える金利で貸し出す業者も少なくありません。
特に、最近、銀行カードローンの審査が厳しくなったことを受けて、全国で巧妙化した闇金の被害が増えています。銀行カードローンが即日融資を止めたことで、金策にあせった利用者が即日融資の文言に惹かれて闇金業者に騙されることも多いのです。
しかも、闇金に騙されたことを認めたくない被害者が多いので被害届が出されるケースが少ないため、闇金被害の実態は表に表れないことも多いのが現実です。家族に内緒で借りたカードローンが闇金だった場合、どうしても被害届が出されるケースが少ないからです。つまり、闇金から借りるということは法外な金利を取られるだけでなく、家族や周囲からの信頼を失うことにもなるのです。
以下で正規の消費者金融会社と闇金の見分け方を一覧にしてみました。
正規の消費者金融会社と闇金の見分け方
正規の消費者金融会社 | 闇金 | |
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事務所 | 事務所有・固定電話有 | 事務所なし・固定電話なし |
審査 | 審査有 | 審査なし(審査なしと堂々と宣伝している業者は闇金業者) |
適用金利 | 実質年率20%以下 | 実質年率が20%を超える業者も多い |
貸金業者登録番号 | 貸金業者登録番号有 | 貸金業者登録番号が無い場合が多い |
つまり、闇金の見分け方としては「事務所・固定電話があるのか?」「審査があるのか?」「実質年率20%以下なのか?」「貸金業者登録番号が有るのか無いのか?」の4つを確認するだけで十分なのです。
只、正規の消費者金融会社の審査に落ちた直後の申込者は、「審査なし」「激甘審査」や「ブラックOK」「ブラックでも審査に通る」などの甘い言葉に騙されて後々の人生を無駄にすることも多いのです。
借りやすい・即日融資・審査難易度についてのカードローン選びまとめ
消費者金融会社カードローン選びの現実
実際問題として「借りやすい」「即日融資」「審査が楽」という条件が全て揃い、希望した誰もが利用できる消費者金融会社カードローンは存在しません。
勿論、一部のクレジットポイント(クレジットスコア)の高い利用者は銀行カードローンでも消費者金融会社カードローンでも最短30分で審査をパスするでしょうし、最も低い適用金利で最高限度額の融資を受けることができます。
しかしながら、一般の年収700万円以下のサラリーマン・ビジネスマンにとっては、「借りやすい」「即日融資」のカードローンは「審査は厳しい」のが現実なのです。そこで、申込者としても「借りやすい」「即日融資」「審査が楽」となる様な努力をすることが重要となってきます。
例えば、あらかじめ運転免許証やパスポート・住民票・健康保険証などの本人確認書類は用意しておくことや、融資希望額は必要最低限の額に抑えることが大事です。加えて、審査で重視される在籍確認は申込者を知っている同僚が電話に出る様に工夫することや、遅くとも平日の午後2時までに申し込みを終わらせることなどが求められます。
上記の在籍確認に於いてプロミスとSMBCモビットは土曜日・日曜日・祝日・夜間などで勤務先が休みの場合にも対応しています。実際、WEB完結なら電話連絡なしで借入可能という措置を取っています。つまり、土日祝日夜間に於いてはプロミスとSMBCモビットが借りやすいということになります。
「借りやすい」とは審査が甘い訳ではない
最後に「借りやすい」「即日融資」「審査難易度」についてまとめますと、「借りやすい」ということが審査の甘さを意味する訳ではありません。そもそも、闇金以外に審査が甘い業者は無いと考えた方が良いでしょう。
その意味で「借りやすい」とは申込受付時間の長さや審査にかかる時間の短さや必要書類の少なさを意味することになります。また、郵送完結・来店不要・ネット完結など手続きのシンプルさも重要な要素です。
自分自身が希望する条件や、状況に合わせてカードローンを選んで、申し込むようにしましょう。