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学生キャッシングの審査基準と注意点~カードローンとクレジットカード、学生におすすめはどっち?

更新日:2024年5月29日 2,399 view

カネがない学生

学生でもキャッシングを利用することはできる

大前提として、学生でもキャッシングを利用することは可能です。

詳細については後述しますが、学生が利用できるキャッシングには、大きく分類して3種類あります。

  • カードローン
  • 学生ローン
  • クレジットカードのキャッシング枠

そして、それぞれの学生キャッシングを利用するための条件は以下のようになっています。

  • 満20歳以上の成人であること。(未成年の場合は親の同意が必要)
  • 安定した収入があること。(継続収入)

この2点を満たしていれば、学生でもキャッシングを利用することができます。

ちなみに未成年者の場合は、申込に際して親の同意が必要です。これは民法によって定められています。親の同意が得られなかった場合は、それぞれのキャッシングを利用することはできません。また、高校生の場合は融資の対象外です。

学生キャッシングでは即日融資も可能

学生キャッシングを利用すれば、即日融資も可能も可能です。ただし、それぞれのキャッシングで、即日融資ができる条件が異なります。消費者金融のカードローンの場合は、申込み当日に審査・契約を完了させることができるため、即日融資を受けられる可能性が一番高くなります。

次に、学生ローンの場合、提供している業者によっては即日融資が可能な場合があります。ただし、消費者金融と違って営業時間が短いため、申込み時間には注意が必要になります。

そして、クレジットカードのキャッシング枠は、他のキャッシングと体裁が異なります。クレジットカードのキャッシングを利用するためには、以下の2つの方法があります。

  • キャッシング機能が付いたクレジットカードを手に入れる。
  • 既に持っているクレジットカードにキャッシング利用を希望することを申請する。

なかにはキャッシング枠の審査からキャッシングまで当日中に完結する業者や、クレジット機能付きローンカード、キャッシング機能のついたクレジットカードを即日発行する業者もあるので、即日でのキャッシングも可能です。

それ以外の場合には、審査には3営業日程度時間が掛かると思っておきましょう。事前にどちらかの方法でキャッシングを利用できるように準備しておくことが無難といえるでしょう。

学生が利用可能なキャッシングの種類

次に、学生が利用可能なキャッシングの方法について、詳しく解説していきたいと思います。先述しましたが、学生が利用できるキャッシングには3種類あります。

  • カードローン
  • クレジットカードのキャッシング枠
  • 学生ローン

それぞれの詳細について見ていくことにしましょう。

カードローン

カードローンとは、銀行や消費者金融、信販会社などが提供しているキャッシングができるローン商品のことをいいます。このうち、消費者金融系カードローンと、信販会社系カードローンは学生でも安定した収入があればキャッシングを申し込みことができ、場合によっては即日融資も可能です。

一方で、銀行カードローンの場合、学生や専業主婦といった収入が少ない人、または収入がない人に対しての貸し付けを行っていないケースが多いのが現状です。また、銀行カードローンでは即日融資を受けることはできず、申込み翌日から数日後にキャッシングができるようになります。

クレジットカードのキャッシング枠

クレジットカードのキャッシング枠とは、クレジットカードに付随した機能のことで、運営する信販会社からお金を借りることができます。

キャッシング枠を利用するためには、キャッシング機能が付いたクレジットカードを入手するか、すでに持っているクレジットカードでキャッシング機能を利用したいことを申請しなければなりません。

学生ローン

学生ローンとは、学生を対象に提供されているキャッシングサービスや、サービスを提供している業者のことをいいます。ちなみに、銀行で教育支払いに特化したローン商品が販売されていますが、これは教育ローンと呼ばれるもので、学生ローンとは違うものです。

学生におすすめなのは消費者金融のカードローン

3つのキャッシングのうち、学生におすすめなのはカードローンです。なかでも、消費者金融のカードローンが最もおすすめです。おすすめする理由は、以下の通りです。

  • 満20歳以上で安定したアルバイト収入があれば利用できるから
  • 親権者や周りにバレないよう配慮してくれるから
  • 無利息期間サービスがあるから
  • 利便性が高いから

では、それぞれについて詳しく解説していきましょう。

満20歳以上でアルバイト収入があれば利用可能

大手消費者金融のカードローンは、学生であっても満20歳以上で安定したアルバイト収入があれば利用可能です。

社会人と比較して、学生は収入が少ないため、借りられる金額は低い可能性が高いですが、学生だからと言って利用ができないわけではありません。

周りにバレないように配慮してくれる

大手消費者金融のカードローンなら、お金を借りていることが周りにバレにくいのもおすすめしたい理由の一つです。現在では、多くの消費者金融で、インターネット上で申込みを完結できますし、自動契約機や店頭に出向いてローンカードを受け取れるので、自宅に郵便物が届くこともありません。

また、審査の最後に行なわれる勤務先への在籍確認も、相談次第で電話連絡以外の方法で行ってくれます。できれば、周りに知られることなく、キャッシングを利用したいもの。そんな願いを叶えてくれるのが消費者金融―ドローンなのです。

無利息期間サービスを利用できる

一部の消費者金融カードローンでは、初回のキャッシングに限り、無利息期間が設けられています。消費者金融のカードローンでは、契約から30日間金利が掛からないため、1ヶ月以内の全額返済することができれば、全く利息を払わずにキャッシングを利用することができます。

月々定額を返済する場合でも、初回の金利は掛かりませんから、その分お得になります。このようなサービスがあるのは、消費者金融だけですので、利用しない手はないでしょう。

利便性が高い

大手消費者金融のカードローンでは、キャッシングや返済がしやすい利便性の高さというのも特徴の一つです。特にコンビニや提携ATMからキャッシング・返済を行うことが可能なので、近場でどちらも済ませることが可能。どこか遠くまで足を運ぶ必要はありません。

また、インターネットバンキングを利用すれば、24時間好きな時に返済をすることができます。トレンドや利便性に敏感な学生にとって、消費者金融カードローンはうってつけのキャッシングサービスといえるでしょう。

学生がキャッシングを利用するための流れ

次に、学生がキャッシングを利用するための流れについて紹介していきます。それぞれのキャッシングを利用できるようにするためには、以下のような流れを踏むことになります。

  • 申込み
  • 審査
  • 契約完了の後、キャッシング
  • 返済

それでは、各手順について解説していきます。

キャッシングの申込み

学生キャッシングを利用する場合は、まず申込みを行います。申込みをする方法には、以下のようなものがあります。

  • インターネットからの申込み
  • 店頭での申込み
  • 電話での申込み
  • 郵送での申込み

一番簡単に申込みをしたいなら、インターネットから申し込む方法をおすすめします。インターネットなら24時間365日好きな時間に申し込みができるうえ、申込みに掛かる時間を節約することができるからです。

利用する業者によって対応している申込み方法が異なりますので、事前に確認しておくことが大切です。

クレジットカードのキャッシング枠の申込み

クレジットカードのキャッシング枠を申請する場合は、クレジットカードを発行するタイミングか、クレジットカードが手元に来た後に申請を行う2つのパターンがあります。発行のタイミングで申請を行う場合は、申込み情報に必要事項を記載するだけでOKです。

一方、後から申請する場合は、インターネットの会員専用サイトでの申込みか、コールセンターに連絡したのちに、必要書類を郵送する方法があります。こちらもインターネットから申込みをするほうが、手続きが簡単で早く済みますのでおすすめです。

学生キャッシング申込み時に必要となる書類

学生キャッシングの利用を申込む際には、本人確認書類の提出が求められます。本人確認書類とは、以下のようなもののことをいいます。

  • 運転免許所証
  • パスポート
  • 健康保険証
  • マイナンバーカード
  • 住民票
  • 公共料金の領収書
  • 社会保険料の領収書  など

このうち、運転免許証やパスポートといった顔写真付きの書類は、1つだけ提出されば本人確認書類として扱ってもらえます。しかし、その他の顔写真がない書類については、2種類の提出を求められることが多くなります。

学生証は本人確認書類としては使えないことがほとんど

また、学生証については、本人確認書類として扱う業者は少なく、それだけでは申し込みができないケースがほとんどです。さらに、学生の場合は本人確認書類+学生証の提出が求められることもありますので、確認と準備を怠らないようにしましょう。

審査の実施

申込みが受理されたら、キャッシングの是非や借入額を決定するための審査が行われます。

審査の際に検討される項目は、各業者とも公表していないため、詳細を知ることはできません。しかし、一般的には以下のことについて審査が行われるといわれています。

  • 現在の収入の状況(月給・年収)
  • 勤務先への勤続期間
  • 信用情報の確認(金融事故の記録があるかどうか)

これらの項目に問題がなかった場合、勤務先への在籍確認が行われます。確認が取れれば審査を完了し、契約・キャッシングという流れになります。

在籍確認については、借入額や収入が少ない場合は行われなかったり、電話以外の方法で行われたりすることがあります。申込み先の対応方法についてしっかり確認しておきましょう。

キャッシングの利用方法

審査に通過して契約となったら、晴れてキャッシングを利用することができるようになります。実際にキャッシングを行う方法には、以下のようなものがあります。

  • 指定口座に振込まれたお金を引き出す
  • ローンカードを使ってコンビニATMからお金を引き出す
  • ローンカードを使って専用ATMからお金を引き出す
  • 店頭に出向いてお金を受け取る

キャッシング方法は申込み時に指定できたり、業者によって対応方法が異なったりしますので、確認しておきましょう。後は、引き出したお金で目的を果たすだけです。

キャッシングの返済方法

キャッシングを利用した後は、当然のことながら返済を行う必要があります。キャッシングの返済方法には、以下のようなものがあります。

     

  • 各ATMから指定口座に返済金額を振り込む
  • 専用ATMから指定口座に返済金額を振り込む
  • インターネットバンキングを利用して返済金額を振り込む
  • 店頭に出向いて直接返済する

また、返済では借入金額を一括で返済する方法や、返済期間に応じて定額を返済していく方法があります。キャッシングを希望する場合は、返済方法も考えて利用することが大切です。

学生キャッシングのメリットとデメリット

ここからは学生キャッシングの利用するにあたって、知っておいたほうがいい情報について紹介していきたいと思います。まずは、学生キャッシングを利用するにあたってのメリットとデメリットから解説していきましょう。

お金が足りない時には、たいへん便利な学生キャッシングですが、長所と短所の両方を理解しておくことで、キャッシング利用の是非や、どのキャッシングサービスが自分に合っているのかなどについて、しっかり判断することができます。

学生キャッシングのメリット

まずは学生キャッシングのメリットについてです。主に以下のようなメリットがあります。

  • お金の悩みを自分で解決できること
  • すぐにお金が手に入ること
  • 就職活動に影響しないこと
  • 海外旅行で為替が手軽にできる

それぞれについて解説していきます。

お金の悩みを自分で解決できる

学生キャッシングのメリットの一つに、お金の悩みを自分で解決することができる点が挙げられます。各キャッシングサービスを利用する場合、申込みから返済まで自分一人で行うことになります。未成年ではない限り、親への同意は必要ありませんし、連帯保証人を立てることもありません。

カードローンでは在籍確認のために、自分以外の人間がかかわる場面もありますが、家族や友人に頼ることなく、自分の力で解決の手段を取れるため、人に気を遣う必要がないのです。

すぐにお金が手に入ること

学生キャッシングを利用することで、すぐにお金を手に入れることができます。お金のことで悩んでいる時間は、精神的に落ち込んだり、前向きな気持ちになれなかったりことがあります。

すぐにお金が手に入ることで、お金の悩みをすぐに解決することできるので、くよくよ考え事をする時間を過ごす必要はありません。時間を無駄にしなくて済むということも、学生キャッシングの大きなメリットといえるでしょう。

就職活動に影響しない

仮に学生キャッシングを利用したとしても、就職活動に影響しないということもメリットといえます。就職活動において、個人の信用情報を調べることがないからです。

キャッシングを適切に利用している限り、キャッシングのことがバレることもなければ、それについてとがめられることもありませんので心配しないでください。

海外旅行で為替が手軽にできる

クレジットカードのキャッシング枠を利用できる場合、海外旅行で為替が簡単かつお得に行えるというのも、メリットの一つです。夏休みや卒業旅行などで海外に出向く場合、その国の通貨に両替(為替)を行う必要があり、その際に両替手数料が発生します。

例えば、ドルに両替をする場合は1ドルあたり約3円、ユーロなら1ユーロ約6円、ポンドなら1ポンド約12円の手数料が掛かります。それ以外のいわゆるマイナー通貨と呼ばれる通貨の場合は、10%を超える手数料が掛かることもあります。

このように外貨への両替手数料は高くついてしまいがちなのですが、クレジットカードのキャッシングを利用することで、どの国でも30日間950円程度の手数料で済むため、お得に外貨両替をすることができます。

また、クレジットカードによっては、現地のATMから現地通貨でキャッシングすることが可能なため、銀行や両替所を探す必要もありません。キャッシングを利用することで、お得かつ手軽に海外旅行や短期留学を楽しむことができるというわけです。

学生キャッシングのデメリット

次に、学生キャッシングを利用するデメリットについて紹介していきます。

期間内に必ず返済しなければならない

学生キャッシングを利用する際のデメリットとしては、期間内に必ず返済をしなければならないということです。社会人と比較して、学生は収入が少ないことの方が多いと思います。借入額やそれに対する月々の返済額が少なかったとしても、学生にとっては大きな金額となることも少なくありません。

また、期間内にきちんと返済できなかった瞬間から、信用情報には延滞の記録が付くことになり、しばらく消えることはありません。そうなると、今後キャッシングを利用したり、ローンを組んだりするときに、審査に通過できない可能性も出てきます。

返済のためにバイトを増やしてお金を稼ぐなど、キャッシングを利用した責任を果たすための行動が求められますので、肝に銘じておきましょう。くれぐれもしっかり返済計画を立ててからキャッシングを利用するようにしてください。

意外と厳しい?学生キャッシングの審査基準

ここからは、学生キャッシングの審査基準について解説していきます。一般的に、キャッシングを利用する際の審査は厳正に行われるものですが、こと学生に関しては、やや厳しめに審査が行われる傾向にあるようです。

学生ならではの審査基準や、審査に落ちてしまう原因について解説していきますので、参考にしてみて下さい。

一般的に審査に落ちるといわれている条件

まずは、学生に関わらず申込者の誰もが審査に落ちてしまう条件に付いて見ていきましょう。これから紹介する項目に当てはまっている場合は、キャッシングを利用することが難しいかもしれません。

過去に金融事故を起こした経験がある

これまでに何らかの金融事故を起こしている経験があり、信用情報に記録されている場合は、審査を通過することはできません。金融事故というのは、お金に関わるトラブルのことをいい、借入の残高を法律によって減額または免責する債務整理などがそれにあたります。

これらの記録は以下の3つの信用情報機関によって保管されることになります。

金融事故情報を記録する信用情報機関
信用情報機関 加盟している金融機関
KSC(全国銀行個人信用情報センター) 銀行・信用金庫・信用組合・農協・労金など
JICC(日本信用情報機関) 貸金業者・クレジット会社・リース会社・
保証会社・その他の金融機関など
CIC クレジット会社・信販会社・リース会社・
消費者金融・携帯電話会社など

そして各情報機関で金融事故等の記録が残る期間は以下の通りです。

各信用情報機関・記録内容ごとの記録機関
記録内容 KSC JICC CIC
契約内容についての記録 5年 5年 5年
長期延滞 5年 1年 5年
任意整理 5年
個人再生 10年 5年
自己破産 10年 5年 5年

利用するキャッシング業者によって紹介する情報は異なりますが、債務整理(任意整理・個人再生・自己破産)の場合は5年~10年は記録が継続されます。

過去に身に覚えがある場合は、各情報機関に情報の開示を請求して、記録について確認しておいた方がいいでしょう。

過去にローンの返済やクレジットカードの支払いを延滞したことがある

これまでにローンやクレジットカードの支払いを延滞したことがある場合も、審査に落ちる可能性が高くなります。

特に、支払いが2ヶ月以上遅れている長期延滞の場合は、高い確率で審査に落ちます。長期延滞の場合も1年~5年は信用情報機関に記録が残りますので、その間はキャッシングのもうしこみを避けたほうが賢明かもしれません。

また、長期延滞ではなくても、数日だけ延滞したことがあるという場合は、ローンやクレジットカードを契約している会社によって扱いが異なります。連絡をしておけば数日の延滞は記録しないという会社もあれば、10分でも遅れたら記録するという会社もあります。

どちらにしろ、延滞をすることはいけないことですから、気を付けるようにしましょう。

他社からの借入が多い

申込みをする以外の業者からの借入が多い場合も、審査に落ちる可能性があります。これは、貸金業法という法律によって定められた総量規制によるもので、貸金業にあたる金融機関が貸付けを行う場合、年収の3分の1を超えた額を融資してはいけないと決まっているからです。

今回紹介しているキャッシングを行う消費者金融やクレジットカード会社は貸金業ですので、すべてこの規制を受けるということになります。

短期間に他社にもキャッシングを申込んでいる

申込みをする直前に、他社のキャッシングにも申込みをしている場合、審査に通過しにくくなります。短期間のうちに複数の会社に借入を申込むと、申込者がお金に困っていると判断し、金融機関からマイナスの評価を受けてしまうためです。

信用情報には、申込みをしたことも記録されていますので、審査の段階で必ず判明します。このような状態を申し込みブラックと言い、6ヶ月間は記録に残ることになりますので、注意が必要です。

安定収入がない

申込者に安定した収入がない場合も、審査に通過することは難しくなるでしょう。各キャッシングの利用条件には、安定した収入があること(=継続収入)が明記されている場合がほとんどです。

安定収入がない申込者に貸付けを行うのは、貸し倒れのリスクが高いため、どこの金融機関でも行っていません。

勤続期間が短い

申込者が所属する勤務先への勤続期間が短い場合も、審査に落ちる可能性が高くなります。勤続期間が短い場合、会社を退職してしまうケースがあり、返済ができなくなるかもしれないからです。

そのため、新しいアルバイト先に勤務して間もない場合などは、期間を空けてからキャッシングの申込みを行うようにしましょう。

学生に厳しい審査基準

学生がキャッシングを申込む時、一般の審査基準よりも少し厳しく判断される場合があります。具体的にどのように厳しくなるのか紹介していきましょう。

他社から1件でも借入をしていると審査に落ちやすい

学生の場合、他社から1件だけでも借入をしている場合、審査に通過することが難しくなります。これは、学生の収入の少なさが関係しています。収入の少ない学生にとって、複数の業者から借入をしたときの返済は、非常に負担の大きいものになるからです。

ちなみに、携帯電話の分割払いについては、借入としてカウントされません。もちろん、収入が多い場合はこの限りではありませんが、一般的には新たな借入は難しいと考えたほうがいいでしょう。

過去1年間に支払いを1週間以上延滞したことがあると審査に落ちる

過去1年の間に、1週間以上ローンやクレジットカードの支払いを延滞したことがある学生も審査に通過に落ちやすいといわれています。収入が少ないうえに、返済について計画的な考えを持っていないと判断され、審査のマイナスの評価につながってしまうからです。

一般の条件からすると、厳しいように感じるかもしれませんが、学生は社会人よりも信用がないため、仕方のないことなのかもしれません。

最低でも月収が5万円無いと審査に落ちる

キャッシングを申込む学生の月収が5万円を切ってしまうような場合は、審査に通過することはできないでしょう。これも、収入が少ないために、返済能力が低いと判断されてしまうことが原因です。

学生キャッシングで審査を有利に進めるには?

ここからは、学生がキャッシングの審査を有利に進めるための条件ついて紹介していきます。キャッシングの審査では、信用情報などとともに属性がチェックされることになります。属性とは、年齢、年収、勤務先など、申込者がどのような人なのかを示す個人情報のことです。

信用情報と属性によってはプラスの評価が加わるので、審査に通過しやすくなるといわれています。それでは、どのような場合に審査に通過しやすくなるのでしょうか?詳しく見ていきましょう。

一人暮らしより実家が有利

学生キャッシングの審査では、一人暮らしをしているケースよりも、実家に住んでいるケースの方が審査に通過しやすくなります。

実家に暮らしていることで、所在が確認しやすくなり、家賃や食費など支出が少なくて済むため、返済能力が高く、信頼できると判断されるためです。

アルバイトの勤続期間が1年以上あると有利

アルバイトの勤務先への勤続期間が1年以上ある場合も、審査には有利に働きます。勤続期間が長いということは、それだけ安定した収入が見込めるということになります。特に大手消費者金融では、属性によるスコアリングで審査を行うため、かなり有利に働くことになります。

一方で、最低でも3ヶ月程度の勤続期間がないと審査には通過しにくくなります。勤続期間が長ければ長いほど、キャッシングの審査に好影響となることを覚えておきましょう。

初めてキャッシングを利用する場合は有利

キャッシングを利用するのが初めてで、借入のための条件をすべて満たしている場合は、審査に通過しやすくなります。このようなケースでは、信用情報が登録されていないことがあります。これをスーパーホワイトと呼び、一般的には審査に不利に働くといわれています。

しかし、学生の場合は事情が異なり、信用情報機関に情報がない場合でも、特に問題視されません。ただし、審査に通りやすくても、その後の返済で延滞をしてしまった場合は、後々苦しむことになってしまいますので注意して下さい。

借入れの理由が明確で健全なら審査に有利

キャッシングを利用する目的が明確であり、なおかつ健全である場合は金融機関も前向きに審査を行う傾向にあります。

何らかの資格を取得するための資金としてのキャッシングや、勉強やサークル活動などに必要なものを購入するためのキャッシングである場合は、印象的にも健全な理由があると判断できます。

一方で、遊ぶための資金としてキャッシングを申込めば、業者は貸し付けを行うのにリスクを感じやすくなるため、審査には通過しにくくなるでしょう。

卒業間近の大学4年生ですぐに社会人になる場合は有利

大学4年生で社会人になることが決まっているような申込者の場合でも、審査に通過しやすくなります。社会人になるということは、学生の時よりもさらに安定した収入を見込むことができます。そのため、返済能力は十分にあると判断されるため、審査に通過しやすくなるのです。

一方、大学を留年している学生の場合は、自己管理能力に欠けると判断されてしまうことがあります。業者によっては留年していることで審査に落ちるケースもあるようです。

親権者に安定した収入がある場合は有利に働くことも

申込者の親権者に安定した収入がある場合も、審査には有利に働きます。満20歳未満の学生の場合、キャッシングの利用には親の同意が必要になります。子どものキャッシングについて親が認識しているため、万が一返済に延滞が発生した場合でも、貸し付けを回収できる可能性が高くなるのです。

また、クレジットカードの家族カードを作る場合も、親権者が申込者となるため、親権者の収入状況が審査の対象となります。

学生キャッシングを利用する場合の注意点

次に、学生キャッシングを利用する場合の注意点について解説していきたいと思います。キャッシングを利用するということは、責任ある行動が必要となります。知らなかったでは済まないようなこともありますので、以下に解説する注意点についても確実に把握しておきましょう。

利用限度額が低い

学生キャッシングの場合、キャッシングの利用限度額は低くなるということを覚えておきましょう。基本的に学生の本分は勉学であり、安定収入といってもアルバイトで10万円程度稼ぐのが限界です。そのため、社会人と比較して、申込者や返済能力などについて、どうしても信用度が低くなってしまうのです。

そのため、例え審査に通過できキャッシングができたとしても、10万円から高くても30万円程度しか借りることはできません。もちろん、確実に返済をすることで利用限度額を増額できる場合もありますが、最初はこんなもんだと、腹をくくっておいたほうがいいでしょう。

親からの仕送りは安定収入として認められない

毎月親から決まった金額の仕送りを受けていたとしても、キャッシング利用時の条件である安定収入としては認めてもらえません。これは、貸金業者が遵守する貸金業法に関係しています。貸金業法においては、年収、つまり所得を証明する書類として、源泉徴収票や所得証明書、納税証明書などが有効であると記載されています。

つまり、これらに記載される数字こそが所得ということになるわけです。親からの仕送りはこれらの書類に記載されることは一切ありません。そのため、安定収入としては認めてもらえないのです。仕送りはあくまで親の収入ですから、学生キャッシングを利用したい場合は、アルバイトなどで安定した収入を得ていることが条件となります。

借りすぎや返済遅延は絶対にしてはいけない

キャッシングを利用する場合は、借りすぎや返済遅延は絶対にしてはいけないということを覚えておきましょう。これは、学生に限らず、すべてのキャッシング利用者に言えることでもあります。

そもそも、お金に困った理由があるからキャッシングを利用したいと思うのであり、その問題を解決するための金額は、初めからわかっているはずです。しかし、借りられるのであればと必要以上の金額を借りることで、後々返済に追われてしまうことになってしまう可能性があります。

そんな状態で利息が膨らんでいき、返済が遅れてしまうと最悪です。自分の信用情報に延滞の記録が付いてしまい、今後あらたにクレジットカードを発行することやローンを組むことが難しくなってしまうかもしれません。

さらに、長期にわたって返済が滞ると、差し押さえが行われる可能性もあります。こうなるとバイト代が差し押さえられることになるほか、口座を凍結されるため内定をもらっている企業にも影響を及ぼす可能性があります。最悪の場合、内定取り消しとなることも感がられるでしょう。

キャッシングは計画的に利用しないと、後で痛い目を見ることになりますので、慎重に慎重を重ねるくらいの心を持って行動することが大切です。

学生キャッシングでよくある質問

最後に、学生キャッシングでよくある疑問について、答えていきたいと思います。

大学生がキャッシングを利用することは危険なことなの?

答えは、ノーです。ただし、キャッシングの利用や返済についてしっかり計画を立てている場合に限ります。何らかの理由があってお金に困っている場合、キャッシングを利用すれば自分の力で解決することが可能です。

そのためには、何のために、いくらのお金を借りて、どのように返済していくのか、ということについて事前にしっかりと考えておくことが大切になります。借りる目的も金額も返済方法も「何となく」で借りようと考えている場合は、間違いなく危険ですのでやめておきましょう。

車の運転と一緒で、使い方をしっかり学んでおけば決して危険なものではありませんので安心してください。

バイトしていない学生でもキャッシングは利用できるのか?

答えは、ノーです。キャッシングを利用する場合は、申込者本人に安定した収入があることが利用の条件となっています。

そのため、アルバイトをしておらず収入がない場合や、不定期で働いているため、収入が安定していない場合は、キャッシングの利用は難しいでしょう。また、先述した通り、親からの仕送りは安定収入とは認められませんので注意して下さい。

キャッシングを利用するとバイト先への在籍確認は行われるの?

答えは、イエスです。在籍確認は、審査の最終段階で行われるものであり、申込み情報に記載した勤務先に在籍していることを確認できないと、審査が完了しないため、キャッシングを利用することができません。

在籍確認が取れない状態が続くと、審査に落ちてしまうので注意が必要です。

キャッシングを利用したら親へ連絡されるの?

利用者が満20歳以上の場合は、親に連絡がいくことはありません。ただし、未成年の場合は、キャッシングの利用に親権者の同意が必要となりますので、連絡はいかずとも、必ず親と話をしなければならなくなります。

また、未成年者のキャッシング利用に対して、親権者の同意が必要であることは、民法で定められていることです。同意書の偽造などは法律違反となりますので、絶対にやってはいけません。

学生でもキャッシングは利用可能!おすすめは消費者金融カードローン

今回は、学生キャッシングに関する情報について解説してきました。学生でも満20歳以上で安定したアルバイト収入があれば、キャッシングを利用することができます。具体的にはカードローン、クレジットカードのキャッシング枠、学生ローンを利用可能ですが、一番のおすすめは利便性の高い消費者金融カードローンです。

学生キャッシングを利用するためには、申込みをした後に審査を受ける必要があります。審査を通過できれば、晴れてキャッシングを利用できるようになります。

また、学生キャッシングにはお金の悩みを解決できる、就職活動に影響しないといったメリットや、必ず返済をしなければいけないというデメリットがあるため、利用についてはよく検討する必要があります。

さらに、学生キャッシングは、社会人のキャッシングと比較して審査基準が厳しいことが多いのが特徴です。ただ、申込みや審査の条件に加え、審査に通過しやすくなる条件もありますので、自分がどんな状況にあるのか確認することが大切になります。

そして、キャッシングを利用する場合の注意点は、今後のあなたに影響する可能性もありますので、必ず把握しておくようにしましょう。学生キャッシングは、正しく利用すれば怖いものではありません。お金について悩みを抱えているなら、一歩前に踏み出してみてはいかがでしょうか?

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