低金利カードローンの探し方のコツ、選んでいく上でチェックすべき条件
お金を借りたい時にかんたんに利用しやすいのが、銀行や消費者金融から提供されているカードローンです。また、カードローンによって金利が異なるので、どのカードローンを選ぶかで、お得にキャッシングを利用できるかどうかが変わるのです。
この記事では、低金利のカードローンや利用シーンに応じたカードローンの探し方を解説していくので、しっかりと確認してあなたにぴったりのカードローンを見つけてみましょう。
この記事で分かること
利用シーンに応じて低金利カードローンの選び方が異なる
低金利のカードローンを見つける前に、銀行や消費者金融のカードローンの特徴を解説していきます。金利やサービスの特徴を掴んでおくことは、カードローン選びにとても役立つんですよ。
銀行カードローンは低金利が大きな特徴
まず、銀行カードローンの特徴を解説していきます。銀行カードローンは、誰でも知っている大手銀行や地元の人から人気のある地方銀行などから提供されています。
- 銀行カードローンは低金利
- カードローン利用時に大きな安心感がある
- 専業主婦でも借りられる
- 審査基準が高い
銀行カードローンは低金利
銀行カードローンは、消費者金融よりも低金利です。低金利だけで探すのであれば、銀行のカードローン以外の選択肢はないでしょう。
金融業者 | 銀行 | 消費者金融 |
---|---|---|
金利 | 13%〜16% | 18% |
このように、一般的には銀行カードローンの金利は消費者金融のカードローンよりも5%ほど金利が安くなっているんです。
低金利だけの項目で比較するなら、銀行のカードローンよりも低金利のカードローンはありません。しかし、これから解説する様々な利用シーンに応じて、選ぶべきカードローンが異なってくるんです。
低金利の銀行カードローンは利用時に大きな安心感がある
銀行カードローンは大手銀行や地方銀行から提供されています。銀行という大きな信頼感があるので、カードローンを利用する時も安心ですよね。カードローン選ぶ時には、実は安心感も非常に重要視される項目なんですよね。
低金利の銀行カードローンは専業主婦でも借りられる
銀行カードローンでは総量規制の対象外となるため、専業主婦でも利用できます。総量規制とは消費者金融などの貸金業者に対しての法律で「利用者の年収の3分の1超の貸し付けを行ってはいけない」と制限されています。
専業主婦の人は収入がありませんので、総量規制の制限があり年収0円では消費者金融のカードローンは利用できないんです。しかし、銀行は総量規制の対象外となるので、専業主婦がカードローンを利用したい時は銀行カードローンを選びましょう。
低金利の銀行カードローンは審査基準が高い
銀行カードローンを利用する時にデメリットとなるのが、審査基準の高さです。審査基準が緩やかな消費者金融のカードローンの審査通過率と比較すると、およそ20%ほどの違いがあるんです。
最近では銀行カードローンも「安定した収入があればアルバイトやパートの人でも利用可能」としている場合もあるのですが、やはり正社員でしっかりと収入のある人の方が審査に通過しやすい傾向があります。
利用シーンや目的別で見る低金利カードローンの選び方
銀行カードローンや消費者金融カードローンの特徴を確認してきましたが、一体どのようなケースで、どちらのカードローンを選べば良いのでしょうか。利用シーンや利用目的に応じた、おすすめの選び方を解説していきます。
銀行カードローンの利用がお得になる時
まず銀行カードローンを利用すると低金利でお得に利用できる!という状況を確認していきましょう。
大きなお金を長期間借りる時
ズバリ、大きなお金を借りる時は銀行カードローンを選ぶ方がお得です。例えば100万円を3年間借りる場合の、金利10%の銀行カードローンと金利15%の消費者金融カードローンの返済総額を確認してみましょう。
銀行カードローン | 消費者金融カードローン | |
---|---|---|
金利(100万円以上の借り入れで金利が下がる) | 10% | 15% |
返済総額 | 1,161,619円 | 1,247,952円 |
利息 | 161,619円 | 247,952円 |
このように、大きなお金で長期間の借り入れになればなるほど利息に違いが出てくるのです。低金利で利息を抑えてお得に利用したい時は、銀行カードローンから提供されているカードローンを選びましょう。
消費者金融カードローンの利用がお得になる時
続いて、消費者金融カードローンを利用する時に利息を抑えてお得に利用できる場合について確認していきます。もちろん銀行カードローンの方が低金利なのですが、消費者金融の方が低金利で抑えられる場合があるのです。
少しのお金を短期間借りる時
少額のお金を短期間借りる場合は、確実に消費者金融のカードローンがお得に利用できます。消費者金融では初回利用時に30日間の無利息期間が設けられています。この無利息期間をうまく活用することで、銀行よりも低金利でお金を借りられるんですよ。
銀行カードローン | 消費者金融カードローン | |
---|---|---|
金利(平均値) | 14% | 18% |
返済総額 | 30万3452円 | 30万円 |
利息 | 3452円 | 0円 |
このように、一時的にお金を借りる場合で30日間の無利息期間を利用する時では、消費者金融カードローンで利息が発生しないので、お得に利用できるんですよね。
銀行カードローン | 消費者金融カードローン(金利は2ヶ月分となる) | |
---|---|---|
金利(平均値) | 14% | 18% |
返済総額 | 31万356円 | 30万8,876円 |
利息 | 1万356円 | 8,876円 |
3ヶ月お金を借りるケースを比べてみても、消費者金融のカードローンがお得であることが分かると思います。このように、金利の高い消費者金融であっても、利用できるサービスをうまく活用することで利息を抑える裏ワザもあるんです。
一時的な生活費を借りたい時は消費者金融がおすすめ
このように、一時的に少しの生活費を借りたい時は消費者金融のカードローンがおすすめなんですよ。また、消費者金融のカードローンでは、家族や勤務先にバレずに利用しやすいウェブ完結(=インターネットだけで借り入れが完了)のような利用者目線の使いやすいサービスも充実しているんです。
低金利カードローンってどうやって見つける?
消費者金融のカードローンの方がお得に利用できる場合があるとは言え、出来るだけ低金利でお金を借りたいですよね。低金利のカードローンはどのように探せば良いのでしょうか。もしあなたが、カードローンの金利だけで比較している場合に、チェックしておくポイントをいくつか解説していきます。
公表されている金利には幅がある
このサイトでも様々なカードローンを紹介して金利を表記していますし、公式サイトでも金利は公表されています。しかし、金利の項目をよく見ると「5%〜14%」というように表記されていますよね。
100万円以内の借り入れは上限値を確認しよう
このように表記されている金利には幅があるのですが、100万円以内の借り入れの時は、金利の上限値を確認しましょう。基本的に借り入れ額が高くなるにつれて、金利の上限が下がっていきます。利息制限法では10万円未満の金利上限は20%、10万円以上100万円未満の金利上限は18%、100万円以上の金利上限は15%となっています。
さらに、利用者のステータスや利用履歴によっても金利が下がる場合もあるのですが、基本的には設定されている上限値の金利となる場合がほとんどなのです。
金利の最低値でお金を借りられることはほぼ無い
金利の最低値でお金を借りられるという人は、ほぼいないと考えておきましょう。低金利のカードローンを探すのであれば、金利の上限値を比較して検討するようにしてくださいね。
金利から利息を計算する方法とは
利息の計算方法はご存知でしょうか? 実は金利から利息を計算する方法は簡単なんです。毎月の利息の計算方法は「元金(=借りているお金) × 利息 ÷ 365日 × 30日(31日)」で簡単に計算できるんです。分かりやすく100万円を金利15%で借りた時の1ヶ月の利息を計算してみましょう。上記の計算式に当てはめると、この表のようになります。
年間の利息 | 100万円 × 15% = 15万円 |
---|---|
1日の利息 | 15万円 ÷ 365日 = 約411円 |
1ヶ月の利息(30日間) | 411 × 30日 = 12,330円 |
まず、金利から年間の利息を計算します。その後、1年である365日で割ると、1日の利息が計算できます。さらにその利息に1ヶ月(=30日か31日)を掛けると1ヶ月の利息が計算できるわけです。また、100万円を借りた場合、毎月12,330円利息が発生するわけではなく、必ず毎月の支払いにより元金の返済も行われます。元金が減ると同時に少しずつ毎月の利息が少なくなっていくんですよ。
高金利で借りてしまった時に、低金利カードローンへ借り換える方法
カードローン契約をして高額なお金を借りたけど金利が高くて返済が大変…という場合、実は低金利のカードローンへ借り換えする方法もあるんです。この借り換えできるローンは、銀行や消費者金融のカードローンで提供されています。
銀行の借り換えローン名 | 消費者金融の借り換えローン名 |
---|---|
(通常の)カードローン | 借り換えローン、おまとめローン、かりかえMAX、おまとめMAXなど |
このように、銀行のカードローンは通常のカードローンを利用できますし、消費者金融の借り換えローンでは専用のローンが用意されているんです。また、消費者金融の借り換えローンは様々な名称で提供されているんですが、名称内に「かりかえ」や「おまとめ」が入っているので、すぐに分かりますよね。
高金利のカードローンを利用している人は低金利の借り換えローンへ移行させてみよう
たとえば消費者金融でカードローンを利用している人は、ほとんどが金利18%となっているはずです。しかし、金利が高くて返済に困っているという場合は、銀行カードローンへ借り換えると金利を抑えられるので、今までよりも返済負担を下げられるでしょう。
複数のカードローン利用者はおまとめローンがおすすめ
複数のカードローンを利用している人は、おまとめローンがおすすめです。おまとめローンや借り換えローンには厳密な違いがあるわけではないのですが、分かりやすいように「カードローンを別の会社のカードローンへ借り換える場合」と「複数のカードローンを1社へまとめる場合」で、異なる呼ばれ方をしています。
おまとめローンに成功すると返済負担をかなり抑えられる
複数のカードローン利用中の人は毎月何度も返済日が来るので、ゆっくりと落ち着ける暇がありませんよね。また、返済回数が多いことで毎月の返済額も大きく膨らんでいるはずです。そんな時には、おまとめローンを利用することで返済日を毎月1回に抑えられて返済額を減らせるので、返済負担をかなり少なくできるんです。
カードローンでお金を借りる前にはしっかりと返済計画を立てておきましょう
高い金利のカードローンや複数のカードローンを利用してしまって毎月の返済で困ってしまう前に、カードローン利用前にはしっかりと返済計画を立てておくことも非常に大事ですよ。借入れ前から返済の見通しを立てておくことで、返済に困らずにうまくカードローンを活用できるはずです。
銀行カードローンは低金利だが利用目的によっては消費者金融カードローンが有利となる場合もある
この記事では低金利カードローンの見分け方や、利用目的に応じたカードローンの見つけ方などを解説してきました。銀行カードローンは低金利なのですが、一時的な借入れなどの場合によっては消費者金融のカードローンの方がお得に利用できる場合もあります。
あなたの利用目的に合うカードローンを選びましょう
銀行カードローンが一概にお得だとは言えず、あなたの利用目的に合ったカードローンを選ぶ方法がベストです。このサイトでもたくさんのカードローンを紹介しているので、ぜひじっくりあなたの利用シーンに合うベストなカードローンを見つけてみましょう。賢くカードローンを活用してお得にキャッシングができるように、様々なカードローンを比較検討してみてくださいね。