クレジットカードやローンの審査落ち履歴は6ヶ月残る!期間中の対処法も紹介
カードローンに申込みをしても、必ず審査に通るということはありえません。審査に落ちてしまうこともあるでしょう。
審査に落ちた場合、個人信用情報に審査落ちの履歴が残ることになります。このような履歴がある状態では他社カードローンに申込みをしても審査で不利になりますし、そもそも審査落ちした理由を把握しなくては何度も審査に落ちてしまいます。
この記事では審査落ち履歴ができたときに、何をすれば良いのか、カードローンに再挑戦するときに心がけることなどをご紹介します!
この記事で分かること
クレジットカードやローンの審査落ち履歴は6ヶ月残る!
クレジットカードやカードローンの審査に落ちてしまったという履歴は6ヶ月残ります。この履歴を消す方法はありません!
審査に落ちている人は信用度が下がっていますから、新たに申込んでも、「審査に落ちても落ちても、何度も申込をしている人」「かなりせっぱつまっている可能性がある人」と捉えられて審査に落とされてしまいます。
自身が審査に落ちた理由をきちんと考えて、まずは そこをクリアにする努力をすると良いでしょう。
申込者の半数は審査落ちをしている
カードローンの審査に落ちてしまい個人信用情報機関に「審査落ち」の履歴が残ってしまったときに、そのことを重く受け止めがちな人もいるようです。しかし、実は審査落ちは決して珍しいことではないのです!
アコム | 44% |
---|---|
プロミス | 45% |
アイフル | 46% |
上記は、各カードローン会社が公開している審査通過率をまとめた表です。これをみれば一目瞭然のように、一番審査通過率が高いアイフルですら50%を切っているのです。
つまり、二人に一人は審査落ちを経験しているのが、カードローン審査の実態なのです。ですから、審査落ちしたからといっても過度に落ち込んだり悩んだりする必要はありません。
すぐに審査を受けられるオススメの人気カードローン
-
審査時間 最短60分 融資時間 ー 限度額 10万円~800万円 実質年率 2.9%~17.8% -
審査時間 24時間以内 融資時間 即日入金 限度額 上限なし 実質年率 -
クレジットカードやカードローンの審査落ち履歴とは
信用情報機関に登録される情報のこと
カードローンやクレジットカードを利用したすべての記録は信用情報機関に個人信用情報として記録されることになります。
この記録は、お金を借りたり返済しなかったりした場合にのみ残ると誤解をされている方もいるようです。しかし、カードローンを申し込んだり、審査に落ちたりしただけでも個人信用情報機関にその情報が登録されるのです。
信用情報機関と個人信用情報とは?
信用情報機関とは、その人が信用できる人か否かを判断するための情報を登録管理する機関のことです。
カードローン会社や銀行は、お金を誰かに融資したりしたときに、その情報を信用情報機関に報告します。それらの報告が集まった情報が個人信用情報です。
カードローン会社や銀行は、利用者からお金を借りたいという要望があったときに、その人がきちんとお金を返してくれる人かを判断するために、個人信用情報を取り寄せて審査をします。
おおよその個人情報が履歴に残る
銀行や消費者金融に申込を行った場合、CIC、JICC、KSCといった信用情報機関に申込をしたデータが記録されます。登録される情報は以下の5点です。
信用情報機関に登録されるデータ
- 申込先のカードローン名
- 氏名
- 生年月日、年齢
- 電話番号
- 申込日
これらに加えて、審査に落ちたという結果も記録されることになります!
クレジットカードやカードローンの審査落ち履歴が残るデメリット
他社のクレカやローン審査でも不利になる!
カードローンの審査に落ちてしまった場合、当然、他のカードローンへの申込みを検討することになるでしょう。しかし、審査落ちの履歴は他社カードローンの審査時に不利な要素として働くことになってしまいます。
審査落ちの履歴は、個人信用情報に残ります。他社が審査で落とした人にすんなりと融資を行うカードローン会社はまずありません。
「なぜ、この人は審査に落とされたのだろうか?」と徹底的に審査落ちの原因を追求されますし、電話でいろいろと質問をされることもあるのです。
住宅ローンなどにも影響する
カードローン審査の際に、「複数の会社に同時で申込みをすればいいのではないか」「そうすれば他社の審査落ち情報を確認されることもないのではないか」と考える方が少なからずいるようです。
確かに、金融機関が「申込みがあった」「審査に落とした」といった情報を個人信用情報機関に登録するのには、2、3日の時間がかかります。
このタイムラグを利用して複数のカードローンに申込めば、他社カードローンに審査落ちの履歴を照会されることなく、審査をしてもらうことができます。
そのため、この方法を勧めるサイトなどもあるようです。しかし、発覚した場合に審査担当者の心証を著しく害します。
加えて、カードローンの申込・利用履歴は、住宅ローンなどの各種ローンの審査においても照会されますから、その際の審査で、このようなズルをしたことが知られて、審査で不利になってしまう可能性もあるのです。
大きなローンを組まなくてはならないときに、困ることになりますから、複数同時申込は絶対に止めましょう!
参考:お金を借りたいけど審査に通らない!そのまま再申込や複数カードローンに申込は絶対NG
クレジットカードやカードローンの審査落ち履歴が残った時の対処法
借りすぎていないかを確認する
貸金業法というものにより、貸金業者は「利用者の年収の1/3」以上のお金を貸してはいけないと決められています。たとえば、年収が300万円の人は100万円以上は借りることができないのです。これを総量規制といいます。
一方、銀行は貸金業者ではないので総量規制に従う必要はありません。しかし、銀行も年収の1/3をある程度の目安として活用しています。
ですから、まずはクレジットカードのキャッシングや既に消費者金融から借入している金額を合計してみて、年収の1/3を既に借りてしまっていないかを確認しましょう!
希望限度額が年収に見合っているかを確認する
希望限度額が高すぎて、年収との釣り合いが取れていなかった場合は「かなりお金に困っている人なのではないか?」と警戒されて、審査に落とされてしまいます。
せいぜい年収の1/3を希望限度額とするようにし、申込に落ちた際に、かなり高い希望を出していなかったかを確認しましょう!
信用情報に事故情報が残っていないかを確認する
信用情報には、今までの延滞情報や債務整理の記録が残っています。信用情報に金融事故情報が残っている間は、審査に通ることが難しいといえます。
仮に、自分で事故情報が残っているかが分からず不安な場合は、信用情報機関に開示請求をして信用情報に傷がついていないかを確認しましょう!
信用情報開示報告書の見方
個人信用情報の開示請求をしても報告書が煩雑すぎて何がどうなっているのか分からないという方も少なからずいると思います。開示報告書の記号が意味しているものをまとめると以下の表のようになります。
P | 請求額の一部が入金された,事情により入金がなかった |
---|---|
A | 本人の事情により、期日までに入金されなかった |
× | 請求額の入金がなかった |
△ | 請求金額の一部を入金された |
R | 本人以外から入金された |
$ | 請求どおり(請求額以上)入金された |
B | 本人の事情とは無関係の理由で入金されなかった |
C | 入金されておらず、その原因も不明 |
ー | 請求も入金もなかった、請求はないが入金があった |
〇 | 請求された金額またはそれ以上の入金された |
これらのうち、注目して欲しいのは「P」「A」「△」「×」です。この記号は支払い日までに請求額の全額あるいは一部の支払いがなかったという意味です。報告書にこれらの記号があれば、「支払いをする意思がない人!」と見なされます。
さらに、お支払の状況という項目に「異動」と記載されている場合も、代位弁済や破産があったことを意味しますから、やはり、審査で落とされてしまいます。
申込ブラックになっていないかを確認する
信用情報にはカードローンに申込をしたという情報も記載されています。この申込情報が一件や二件ならば問題はないのですが、短期間に何件も申込をしているような人は「申込ブラック」と呼ばれて警戒されます。
「短期間に何件も申込をしている人は何らかの問題がある人なのではないか」という見方をされてしまうからです。基本的に、1ヶ月に三社を超える申込みがあると、申込ブラックとして警戒されます。
社内ブラックになっていないか確認する
カードローン会社はそれぞれに社内データベースというものを持っています。利用者が延滞をしたり破産をしたりすれば、その情報を社内データベースに記録していきます。
さて、個人信用情報に記録されている延滞や任意整理をした情報は一定期間が経てば削除されます。しかし、社内データベースに記録されている情報は、その会社がつぶれない限り、残り続けます。
そして、過去に自社で延滞や破産をした利用者が申込をしてきた場合、自動的に審査で落とすようにしているようです。審査落ちしてしまったカードローン会社で、過去に延滞をしていないかを確認してみましょう!
スーパーホワイトの可能性を確認する
信用情報に事故記録どころか利用履歴すらない人のことをスーパーホワイトと呼びます。事故記録がないのは、良いことのように見えますが、実はこのような状況だと、過去にブラックだった人ではないかと疑われてしまうのです。
自己破産などをしてブラック入りしてしまった人は、ブラック情報が残っている間は融資を受けることができません。その結果、ブラック情報が抹消された後は、信用情報には事故記録はもちろん利用履歴すらないまっさらな状態になります。
そのため、スーパーホワイトの方は、「過去にブラックだったのかもしれない」と怪しまれて審査に落とされてしまうのです。自身がスーパーホワイトならば、まずは スマートフォンなどの購入を分割払いにするなどして、何らかの履歴を作ると良いでしょう!
上記に当てはまらないなら独自審査基準にひっかかった可能性も
上記のすべてに当てはまらないなら、審査落ちした会社の「独自審査基準」にひっかかっている可能性が高いです。
勘違いされがちなことですが、一社のカードローンの審査に落ちたからといって、他社の審査にも通らないということはありません。
カードローンの審査は各社で大きく異なり、その会社の独自の審査基準などが設けられているケースもあるのです。
ですから、仮にその会社の独自の審査基準にひっかかって落ちたのならば、他のカードローン会社に申込をしたら審査に通過する可能性がかなり高いのです。
もしも、上記の確認項目にひっかかっていないのならば、独自審査によって落ちた可能性が高いですから、積極的に他社のカードローンに申込をしてみましょう。
参考:クレジットカードで審査に落ちた!審査に通らない7つの理由
クレカやカードローンで審査落ち履歴が残ったけど再申込はできる?
審査落ちから6ヶ月後なら再申込可能
審査落ちの情報は半年間は信用情報に記載されています。そして、半年が過ぎた時点で自動的に消してもらえます。
ですので、カードローン審査にリベンジするならば、半年が過ぎるまで待つのがベストです。
カードローン会社の中には、他社審査落ち履歴のある人を自動的に落とすシステムがある会社も中にはあるからです。
一度落ちたカードローンには申込をしない
一度、審査に落ちたカードローンとは、独自審査の相性の関係から審査落ちしている可能性が高いです。また、過去に申込があったという情報はカードローン会社の記録に残っています。この記録は個人信用情報の情報と違って、半永久的に残ることになるのです。
一度審査落ちした人がもう一度申込をしてきた場合「どうしてうちのカードローンに拘るのか? 何か悪用をするつもりではないか?」といったあらぬ疑いを受けてしまいます。
「このカードローンを使いたい」という気持ちがあったとしても、そこは妥協して、他社のカードローンに申込をするようにしましょう。仮に、理由があって、審査落ちしたカードローンに再度申込をしたいならば、1年は期間を置いてみると良いでしょう。
すでにある借金を整理する
カードローン審査において、既に他社から借入を受けていたり何らかのキャッシングを受けていたりすると、たとえ少額でも警戒されて審査に落ちやすくなります。
また、キャッシング枠が付いているクレジットカードを複数持っていると審査に悪影響を及ぼすことがあります。借金を整理して、使っていないクレジットカードを解約することで審査通過率はあがりますから、可能な限りで絞り込むようにしましょう。
変えられる属性は変えるようにする
どこに勤めているか、住環境や家族構成はどのようなものか、といった申込情報を属性といいます。これらの属性のうち、良い方に変えられるものは変えておくようにしましょう。
たとえば、一人暮らしよりも実家暮らしの方が高く評価されますから住所を移動させたり、無職ならば派遣会社に登録したりするのです。そうすると、審査に通る可能性がかなり高まります。
決算期前の審査に通りやすい時期を狙う
すべてのカードローンには、審査に通りやすい時期というものが存在します。それは、決算期である3月の直前である1月2月です。決算に向けて少しでも業績をあげるために普段ならば、落とすような人を通過させる傾向にあるのです!
もちろんあまりにも状況が悪い人は決算期に関わりなく、審査に落ちます。ですが、あと少しならば審査に通過できるような人は、審査に通してくれるようです。
自身と相性の良いカードローンを探す
カードローンの審査においては、カードローン会社との相性も大きく関わってきます。ですから、時間があれば自分と相性の良いカードローンを探してみましょう。
カードローン探しでポイントとなるのは、口コミ情報です。大手のカードローンは、会社名で検索をすると、そのカードローンを利用したことのある方の口コミが大量に出てきます。これらの口コミには利用者の年収や借入金額といった個人情報も一緒になって出てきます。
仮に、職業・年収・借入状況・希望限度額などが自分と一致する人が審査に通ったと口コミを書いていれば、そのカードローンはあなたも通過する可能性が高いのです!莫大な口コミから、同等あるいはやや劣るような状況の人が多く通過しているカードローンを見つけることができれば、それはあなたと相性が良いカードローンということになります。
前回よりも念入りに申込書類を記載する
カードローンに一度落ちてしまったのならば、申込書類の書き方がまずかった可能性もあります。前回、下記の3つの内、いずれかをしてしまっていないかを考えてみましょう。
チェックポイント
- 申込書類で申告できることはすべて書く
任意の項目も記入することが、審査の点数にプラスに働くこともあります。 - 申込内容に誤りがないようにする
大切な書類に誤りがあると、それだけで信用できない人と判断されます。 - 申込書類で見栄をはったり情報を盛ったりしない
必ずバレて審査が厳しくなります。
再申込に際しては、年収などの情報を見直して、正しい情報を盛ったりせずに記入していくようにしましょう。
クレカやカードローンの審査落ち履歴がある人におすすめのカードローン
カードローンの審査落ちの履歴がある方でも、以下のようなカードローンなら審査に通過できる可能性があります。
- 銀行カードローンよりも審査基準が緩やかな「消費者金融カードローン」
- 一度審査落ちしたカードローンとは別のカードローン
銀行カードローンよりも審査基準が緩やかな「消費者金融カードローン」
カードローン審査に落ちた履歴がある方は、審査難易度が高い傾向がある銀行カードローンよりも、審査基準が緩やかな傾向がある消費者金融カードローンへの申し込みがオススメです。
消費者金融カードローンはサラリーマンなどの正社員以外でも、アルバイト、パートの方でも安定した収入があれば、審査通過を目指しやすいためです。
一度審査落ちしたカードローンとは別のカードローン
また、過去に審査に落とされたカードローンへは申し込まないようにしましょう。
カードローンの申し込み履歴や審査に落ちた履歴は信用情報機関に6ヶ月間残されますが、カードローン会社は申し込み履歴を6ヶ月間以上管理している可能性があります。
このため、過去に審査に落ちたカードローンへ再び申し込んでも、カードローン会社から「当社のカードローン審査に落ちた顧客」として見られるため、審査が不利になりやすく、再度審査に落とされてしまう可能性もあるでしょう。
カードローンの審査に落ちた履歴がある方は、過去に申し込んだカードローンではなく、別のカードローンへ申し込むようにすれば、審査に通過できる可能性を高められます。
プロミスとSMBCモビットは同じ系列の消費者金融なので注意
なお、「SMBCモビット」は「プロミス」と同じSMBCグループとなっており、同系列の消費者金融カードローンです。SMBCモビットとプロミスの2社間で顧客の情報を共有している可能性もゼロではないため、どちらかの審査に落ちた方は、もう一方のカードローンへは申し込まない方が良いでしょう。
SMBCモビット
審査時間 | 10秒簡易審査 | 融資時間 | 最短即日 ※申込の曜日、時間帯によっては翌日以降の取扱となる場合があります。 |
---|---|---|---|
利用限度額 | 800万円 | 実質年率 | 3.0%~18.0% |
SMBCモビットはアルバイトやパートも審査通過を期待できる!審査もスピーディーで申し込み当日の借入も可能です。
アイフル
審査時間 | 最短18分 ※申込状況によっては、18分を超える場合もございます。 |
融資時間 | 最短18分 ※申込状況によっては、18分を超える場合もございます。 |
---|---|---|---|
利用限度額 | 500万円 | 実質年率 | 4.5%~18% |
銀行カードローンへ落ちた方はアイフルのカードローンへの申し込みも検討しよう!アコムには銀行カードローンには無い30日間無利息キャッシングの便利なサービスがあります。
アコム
審査時間 | 最短20分 | 融資時間 | 最短20分 |
---|---|---|---|
利用限度額 | 最大800万円 | 実質年率 | 3.0%~18.0% |
アコムは消費者金融業界最大手! 三菱UFJ銀行系のカードローンですが、審査難易度は緩やかな傾向があるのが特徴です。
クレジットカードやローンの審査落ち履歴の期間まとめ
カードローンの審査落ち履歴についてまとめると以下の通りになります。
- 審査落ちした履歴も個人信用情報に記録される
- 審査落ち履歴のある状態での他社申込は不利になる
- 審査落ち履歴は六ヶ月後に自動的に削除される
- 申込者の半数は審査落ちをしているので過度に気にしないでよい
また、審査落ち履歴が残ってしまったら、自身に何らかの問題がある可能性が高いです。次の審査に備えて、以下を確認しましょう。
- 借りすぎていないか?
- 借りたい金額は年収に見合っているか?
- 信用情報に事故情報が残っていないか?
- 申込ブラック、スーパーホワイトになっていないか?
上記を確認すると良いでしょう。