カードローンの審査期間を早めるためのコツ5つ
緊急で現金が必要になった経験を持つ人も多いでしょう。そんな人にとって気になるのが、カードローンの審査期間だと思います。
そこで、審査から融資開始にかかる時間の目安について、少しでも早くお金を用立てるためにできることをまとめていきましょう。
この記事で分かること
銀行カードローンと消費者金融では、審査・融資までにかかる期間はこれだけ違う!
カードローンに申し込みを検討している方にとって、最終的に選択肢として検討することが多いのは次の3つではないでしょうか。
- 大手消費者金融
- 中小消費者金融
- 銀行
カードローンは、どの業者もネットや自動契約機などからの申し込みを経て、審査を行います。審査が終わったら審査で決まった借入限度額の連絡があり、カードを受け取ってから利用開始となります。
消費者金融と銀行カードローン各社の最短審査・期間について、一覧にしてまとめてみました。候補先選定の参考にしてみてください。
会社名 | 最短審査期間 | 最短融資開始期間 |
---|---|---|
アコム | 最短30分 | 最短1時間~即日 |
プロミス | 最短3分※お申込み時間や審査によりご希望に添えない場合がございます。 | 最短3分※お申込み時間や審査によりご希望に添えない場合がございます。 |
SMBCモビット | 最短30分 | 最短即日 |
アイフル | 最短18分 | 最短18分 |
セントラル | 最短即日 | 最短即日 |
アロー | 最短45分 | 最短即日 |
レイクALSA | 最短25分 | 最短25分 |
三菱UFJ銀行 | 最短翌日 | 最短翌日 |
三井住友銀行 | 最短翌日 | 最短翌日 |
住信SBIネット銀行 | 最短翌日 | 最短翌日 |
ジャパンネット銀行 | 最短翌日 | カード到着後 |
最短審査期間・融資開始までの期間について、もっとも早く利用できるのはやはり大手消費者金融です。中小消費者金融がこれに続き、銀行カードローンはどの銀行も最短で翌日(翌営業日)となっています。
次からは、それぞれについて理由を見ていきましょう。
カードローンの審査期間がもっとも短いのは、大手消費者金融
一番審査期間が短いのは、やはり大手消費者金融カードローンです。どの会社に問い合わせても、「審査結果が出るまで最短で30分、自動契約機でカードを受け取るまでの時間も含めて、融資開始まで最短で1時間程度」という回答でした。
今は、自動契約機でカードを受け取る他、アコム以外の多くの消費者金融では、スマホアプリを使ってセブン銀行ATMよりカードレスでの取引ができるので、セブンイレブンが近所にあれば1時間以内で必要なお金を用意できる可能性もあります。
大手消費者金融の場合、どの会社でも土・日・祝日に関係なく審査を受け付けており、同じように審査期間は最短30分。融資開始までの期間も最短1時間です。これについては、希望限度額が50万円を超える場合でも同様で、同じ審査期間で利用できます。
消費者金融の場合、どの業者も30年以上カードローン業務を扱っているため、審査のノウハウが蓄積されていることも原因にあげられるでしょう。
ただし、土・日・祝日や平日の午後~夜間、比較的空いていることの多い平日の午前中でも連休明けであれば、審査が混雑している可能性があり、審査結果が出るまで時間がかかることもあるので、余裕を持って申し込むようにしてください。
中小消費者金融カードローンも審査期間は最短即日。ただし、条件がある
中小消費者金融会社のカードローンの審査期間も、最短で45分~1時間もしくは即日となります。また、融資開始までの期間も条件さえ整えば、最短で即日融資が可能です。大手と同じく、セブン銀行など提携ATMからカードを使って引き出す方法や振込融資などの方法があります。
ただし、中小消費者金融の場合は、大手と異なり店舗数が少ないことが特徴です。そのため、振込融資は平日の14時までに手続きをしないと即日融資できないという問題があります。また、直接現金を受け取る場合も、直接来店する必要があるなど、大手と比べるとやや利便性に欠けることがあるなど、注意しなければならない点も。
審査については、最初から担当者の手で行われるので、信用情報に問題がある場合でも審査に通過する可能性があります。
銀行カードローンの審査期間は、最短で翌営業日。即日融資はできない
銀行カードローンは、消費者金融と違って低金利というメリットがあります。大手消費者金融の金利は約18%、中小消費者金融は約20%と利息制限法ギリギリの金利設定であることに対し、銀行は14%台後半あたりで設定されています。
これが地方銀行や信用金庫のカードローンになると、もっと低金利に設定されていることも多く、申し込みも殺到しやすいようです。
審査期間については、どの銀行カードローンも各銀行のサイト上では「審査期間は最短翌日」と謳われていますが、電話で問い合わせたところ「あくまでも平日の午前中に受け付けが完了し、状況が空いている場合に最短翌日」とのことでした。
実際は申し込みが混雑していることも多いため、審査期間は最短で約2~3営業日程度、GWや年末年始など長期連休の時期になると、1週間~10日前後かかることもあるようです。
これは、過剰貸付が問題となった時に、「審査基準を見直そう」という声が高まったことも理由にあります。また、同時期に反社会的勢力(暴力団など)関係者への融資が社会問題となったこともあり、警察庁のデータベース照会が義務づけられたことも大きな理由です。
以前は、キャッシュカード一体型であれば審査期間が最短即日、融資開始も最短即日という銀行カードローンもあったものの、現在は最短で翌営業日です。また、銀行の場合はローンカードを簡易書留で郵送されるため、カード受け取り後の利用開始となり、その分利用開始も遅れることになります。
こうした理由によって、銀行カードローンは即日審査・即日融資ともに不可能となりました。
銀行カードローンは、メガバンクだけでなく地方銀行やネット銀行・地域にある信用金庫などでも提供されています。この中でも、信用金庫は貸付最大限度額こそ抑えられているものの、地域密着の強みを活かし、金利もかなり低く抑えられている商品も。
一般的には、希望限度額が高額かつ設定金利が低くなればなるほど、審査も厳しくなります。信用金庫の個人向けカードローンも例外ではなく、審査回答があるまで少し時間がかかりやすいようです。
あくまでも目安ですが、特に混雑していないときでも1週間~10日、連休明けであればそれ以上かかることも珍しくありません。
カードローンは専用のカードを使って引き出す方式が多く採用されています。実際に利用開始となるのは、専用のローンカードが届いてからとなります(一部例外あり)。そのため、実際の利用開始まで1ヶ月以上かかることもあるかもしれません。
カードローンの審査期間について
- 消費者金融の審査期間は、大手・中小ともに最短30分~即日
- 銀行カードローンの審査期間は最短翌営業日、信用金庫などはさらにかかる
審査期間が長くかかっているみたい~考えられる原因
先にも書いたように、消費者金融は大手・中小ともに最短で30分~即日審査です。特に、希望借入限度額が少なく、かつ信用情報に問題がなければ驚くほどすんなりと審査に通過する可能性もあります。
一方、銀行カードローンは審査時に警察庁のデータベースに照会するなどの手間が発生するため、即日融資というわけにはいかず最短で翌日(翌営業日)、実際は2~3営業日以上かかってしまいます。
ただし、これはあくまでも一般的なカードローン審査における審査期間の目安であり、ここで書いている期間は各社が最短期間として示しているものです。
実際は、様々な要因によって審査期間が長引いてしまうこともあります。その原因として考えられるのは5つ。5つの理由のいずれかに当てはまってしまうと通常より長くなるため、いくら急いでいたとしてもどうしようもなくなる可能性も。
ここでは、審査期間が長くなる原因を説明しながら、その対応策についても合わせて解説していきましょう。
カードローンの審査期間が長引く理由5つ
カードローンの審査期間が長引く理由は、下記の5つです。
- 入力内容に誤記載・偽りがある
- 提出書類の内容に不備があった
- 審査が休みの時に申し込んだ
- 混雑しやすいタイミングで申し込みを行った
- 信用情報にマイナスとなる問題があった
申告(入力)した内容に誤り・嘘がある
最初に書いたように、カードローンの審査期間は消費者金融であれば最短30分。実際にかかる時間はそれぞれ異なるものの、緊急で現金が必要になって申し込みを行ったとしても、多くの人が最短ではないにしろ、その日のうちに審査結果を確認して借入を行っています。
しかし、申込時に入力した情報に誤り(記載ミス)・嘘があった場合は、その確認で時間が取られるため、その分審査結果が出るまで時間がかかります。そして、入力ミスや虚偽申告は意外と多く見られる項目です。
申込時には、住所・氏名・勤務先・年収・他社借入件数、金額などを入力しますが、これらの情報は本人確認書類と信用情報からすべて裏取りすることができます。
特に、最近はスマホアプリから申し込む人も多くいます。スマホはキーボードが小さいので、誤って隣の文字を押してしまい、そのまま送信してしまうということがよくあります。こうした単純なミスは、事前に確認しておけば防げるもの。確認を怠らないようにしましょう。
次によく見られるのが、年収を多く見せかけたり、他社借入件数・借入額を少なく申告したりすることです。
例えば、「転職後より前職の方が高収入だった」という理由で、前職の収入で申告する人は意外と多くいます。また、他社借入件数・借入額を実際より少なく記入するという方も意外と多くいらっしゃいます。
年収は源泉徴収票を見ないと実際の収入は分かりませんが、勤続年数や勤務先からある程度の推測は可能です。また、他社借入(件数・借入額)については、信用情報に借入額や返済状況が記録されているので、これも簡単に見破ることができます。
年収や他社借入について虚偽申告を行った場合、「悪質な嘘」とみなされることで即審査落ちということにもなりかねません。
正直に申告するようにしてください。
提出した必要書類の不備
カードローンの審査で必要な書類は、本人確認書類と収入証明書類の2種類があります。
本人確認書類には運転免許証や健康保険証、マイナンバーカードなどを提出するはずです。契約機で申し込む場合は、その場でスキャンするので問題ありませんが、最近はWEBから申し込む人も増えています。
WEBから申し込む場合は、スマホなどで撮影した画像を送信します。この画像が不鮮明な場合、再提出を求められます。
収入証明書類には、源泉徴収票や給与明細などがあります。これについては、源泉徴収票であれば最新年度のもの、給与明細であれば直近2ヶ月のものが必要です。つい間違えて、最新でないものを提出してしまう人がいますが、最新のものでない場合は再提出となります。
収入証明書類も本人確認書類と同じく、WEBから申し込んだ場合は撮影した画像を送信します。同じく画像が不鮮明であれば再提出を求められるでしょう。
このときにすぐ対応すれば、大きく審査期間が延びることはないでしょう。しかし、気づかずにいると再提出までは審査が止まってしまいます。
急いでいるときに再提出が遅れると、審査期間がさらに延びるので希望した日時に融資が受けられないということにもなりかねません。申し込みを行い、審査結果が出るまではどのような事態にも対応できるようにしておいてください。
審査が休みのタイミングで申し込みを行った
消費者金融であれば、年末年始を除いて基本的には土・日・祝日問わず毎日営業を行っています。審査についても同様で、業者によって異なりますが、21時~22時まで審査を行っています。
なので、提出書類の不備や虚偽申告、審査可能時間ギリギリでの申し込み、信用情報に問題があるなどの特別な理由がない限りは、高い確率でその日のうちに審査結果を確認することが可能です。
しかし、銀行カードローンは銀行によってまちまちです。三菱UFJ銀行のように土・日・祝日問わず審査を行っているところもありますが、それはまだまだごく一部にすぎません。
多くの銀行、地方銀行・信用金庫などでは、銀行の休業日である土・日・祝日はカードローンの審査も同じく休みとなります。当然ですが、土・日・祝日の審査を行っていないカードローンに申し込んだ場合、休業日と重なってしまうとその分審査結果が出る期間も延びてしまうのです。
特に急いでいない場合、「金利が有利だから」という理由で銀行カードローンに申し込む方も多くおられますが、その場合は土・日・祝日に審査を行っているかを確認した上で申し込むようにしましょう。
連休前後など混雑しやすいタイミングで申し込みを行った
消費者金融・銀行カードローンに共通することですが、混雑しやすいタイミングで申し込みを行うと、審査結果が出るまでの期間も延びてしまいます。
例えば、GW前はレジャー資金を用立てるために申し込む人が多いので、どうしても混雑してしまうでしょう。他にも連休明けの申し込みは、消費者金融も混雑しやすい傾向にあります。
先にも書いたように、土・日・祝日の審査が休業となる銀行カードローンに申し込んだ場合、休業期間分の申し込みについて、営業再開から申込順に審査を行います。早く申し込めばその分早く審査してもらえるかもしれませんが、遅くなればその分審査開始も遅れることになるわけです。
その他、一般的には平日の夕方、土・日・祝日は、消費者金融も混雑しやすい傾向にあります。必要になった時は、できるだけ速く申し込むようにしてください。
信用情報で引っかかった
カードローンの審査期間が長くなる原因として意外と多く、かつもっとも厄介な理由となるのが、信用情報で引っかかった場合です。銀行・消費者金融に関係なく、カードローンやクレジットカードの申し込みがあった際には、どの業者も必ず信用情報を参照して審査を行います。
この信用情報に何か引っかかる(マイナスとなる)情報があった場合、カードローンの審査結果が出るまでの期間が長引きやすいだけでなく、審査に落ちやすくなるようです。
審査上マイナスになりやすい主な信用情報について
審査上マイナスになりやすい主な信用情報には、下記のようなものがあります。
- 申込件数
- 他社借入件数・借入額
- 長期間の返済滞納履歴
- 強制解約
- 過去の債務整理履歴(任意整理・自己破産)など
金融事故履歴の保管期間
事故履歴 | 掲載期間 |
---|---|
申込情報 | 審査結果が出てから半年 |
返済滞納履歴 | 滞納・延滞解消後1年~5年 |
強制解約・代位弁済 | 事実発生から5年 |
債務整理(任意整理・自己破産など) | 5年~10年 |
金融事故が発生すると、上記表の通り一定期間その事実が記載されます。期間は事象によって異なりますが、申込情報は半年、返済滞納は1年~5年、債務整理・自己破産は5年~10年情報が保管されます。
金融事故を起こした履歴があると、この保管期間内はまず審査に通過することはできません。ただし、中小消費者金融であれば、現在の信用状態が良ければ保管期間を経過していれば審査に通過できる可能性があります。
信用情報機関は日本には3社ありますが、機関同士で情報共有をしています。どの機関に加盟しているかは会社によりますが、どこに申し込んでも信用情報は必ず見られていることを覚えておいてください。
審査期間を少しでも早めるために必要な5つのポイント
消費者金融は、最短で30分~その日のうちに審査結果が出るので、急いで借りたい場合には特におすすめです。ただし、ネットから申し込んだ場合は、基本的に申込順に審査を行うので、どうしても急ぐ場合には直接電話をすると優先してもらえます。
この他にも、審査時間を少しでも早めるために大切なポイントは5つ。ここでは、そのポイントを紹介していきましょう。
カードローンの審査期間を短くするポイント5つ
- 連絡先を正確に記入する
- 連絡が確実に取れるようにしておく
- 必要書類はきちんと提出する
- 限度額は必要最小限に
- 借入件数・借入額は正直に申告
連絡先の記入は正確に
本人確認や審査結果連絡のために、本人連絡先を正しく記入することが大切です。しかしながら、それでも間違えたまま送信してしまう人が多いのも確かです。
どの業者でも、連絡先として携帯・自宅・勤務先・メールのいずれかが選択できるようになっていますが、最初に選んだ連絡先でつながらないもしくは間違っていた場合は、その他の連絡先に電話するもしくはメールを送ることになります。
もし、連絡先すべての入力に間違いがあったら、その時点で永遠に連絡が取れないことになりかねないでしょう。基本的には、一定期間本人に連絡がつかなければ審査落ちになる可能性も出てきます。
最近はスマホから申し込む人が増え、フリック入力で記入ミスする人も多いので、申込前は必ず確認するようにしてください。
連絡は確実に取れるように
カードローンの審査において、結果が出るまでの期間がかかる要因となりやすいのが在籍確認です。
銀行・消費者金融を問わず、原則として電話にて在籍の確認を行います。平日の営業時間内であれば、よほどのことでもない限りほぼスムーズに進むはずですが、土日祝日や平日の夕方など営業時間外になると確認が進まず、時間もかかりやすくなります。
基本的には電話で行われるものの、最近は「私用電話は取り次がない」と定めている会社も増えていることから、源泉徴収票や社会保険証など勤務先が記載されている書類を使っての在籍確認で代替しているところもあるようです。
例えば、SMBCモビットであれば条件を満たせば、WEB完結申込に限り電話確認はありません。また、その他の消費者金融でも、事前に相談しておくと電話以外での在籍確認に応じてもらえる可能性があります。
不安であれば、事前に相談してから申し込むようにしましょう。
必要書類はきちんと提出
カードローンの審査期間が延びる要因として、多く見られがちなのが提出書類の不備です。不備があれば再提出となりますが、不備となる主な原因としては次のようなことがあります。
- 有効期間内でない本人確認書類を提出した
- 最新年度でない収入証明書類を提出した
- 文字が判別しにくい画像を送信した
- 住所変更を行っているのに、裏面を撮影していない
主な原因としては、上記の4つがあります。たかが必要書類の提出ですが、審査担当者は書類提出時の態度も見ているもの。雑な手続きを行うと、やはり心象としては良くありません。
何より、書類の確認に手間取りますし、再提出を求められるため、連絡の確認が遅れてしまうことでそれだけ審査が長期間に渡ることにもつながってくるでしょう。
申込限度額は必要最小限
銀行・消費者金融を問わず、個人向けのカードローンは基本的に担保・保証人なしで借りることが可能です。そのため、審査時には信用情報を見て融資するかどうかを決定します。
消費者金融であれば最短30分~1時間程度、銀行であれば最短翌営業日が審査期間です。ただ、これはあくまでも最短であり、希望限度額が大きければ結果が出るまでの期間もそれだけ長くなるかもしれません。
基本的には限度額が50万円を超える場合、消費者金融であれば他社借入分との合計が100万円を超えれば、収入証明書類を提出しなければならないため、収入面も厳しく見られることになります。
あくまでも一般的な傾向ですが、公務員や上場企業の正社員で希望借入限度額が低ければ、審査期間も短くなりやすいと言われています。公務員でない場合でも、返済能力があると判断されれば、よほど信用情報に問題がない限り審査に通過しやすくなります。
あまり欲張りすぎないようにしましょう。
他社借入件数・借入額は正直に申告
この項目は、消費者金融の総量規制に関係してきます。基本的には、銀行カードローンの借入や住宅ローンなど、総量規制の対象外となるものについては申告する必要はありません。なので、消費者金融での借入がないのであれば、「0件・0万円」でいいわけです。
とはいっても、信用情報を見れば住宅ローンなどの借入・返済実績もわかってしまうので、申告した借入残高と信用情報での借入残高に違いがあれば、審査期間が延びやすいのは確かです。
もちろん、総量規制対象となる借入がなければ申告する必要はないものの、返済がきちんと行われず金融事故が発生していると、それだけで落ちる確率が高くなってしまうので、返済は誠意を持って行うよう気をつけてください。
審査期間についてよくある質問2つ
審査期間が短くなるカードローンは何ですか?
審査結果が出るまでの期間が短いのは、プロミスなどの大手消費者金融カードローンです。
申込内容や審査状況などによっては、多少かかる場合もあるものの、多くのケースでその日のうちに審査結果を受け取り、即日融資が受けられます。また、土・日・祝日も審査を行っているので、急いでいる時は消費者金融一択です。
銀行カードローンは、なぜ審査期間が長くなりやすいのですか?
2016年に自己破産件数が増加したことで、銀行カードローンの過剰貸付が社会問題になったため、自主規制を行うようになった点が大きな要因です。
その他、反社会的勢力や不正利用しようとしている人を取り締まるため、警察庁のデータベースへのアクセスが義務づけられるようになりました。審査手順に、この項目が入ったことでどうしても1営業日以上かかるため、最短で翌営業日となります。
金利面で見ればお得なものの、急いでいる場合は消費者金融のように即日融資ができないことを頭におく必要があるでしょう。
まとめ~審査結果がわかるまでの期間は最短30分~翌営業日。優先順位を考えて選ぼう
カードローンに申し込んで審査結果がわかるまでの期間は、消費者金融で最短30分~1時間程度。銀行カードローンでは、最短でも翌営業日です。平日であれば翌日ですが、土・日・祝日や連休中であれば、連休が続く分日数もかかりやすくなります。
消費者金融であれば最短でその日のうち、遅くても翌日には融資を受けられます。銀行は審査までに1週間程度、融資開始までとなると数週間かかることもあるようです。
消費者金融は借入までのスピードが早い分、最終的な支払総額が高くなりやすい。一方、銀行カードローンは金利が低い分、最終的な支払総額も低くなりやすい反面、審査・融資開始までの期間は長くなる傾向にあります。
借入までのスピード(すぐに借りられるかどうか)を重視するか、金利を重視するかの違いなので、どの条件を優先するのかを考えた上で選んでください。