アリバイ会社にカードローンや消費者金融の在籍確認代行はかなり危険!
本記事では、「アリバイ会社が行なうサービス」、「アリバイ会社の在籍確認代行がバレたときのリスク」、「アリバイ会社を利用せずに電話の在籍確認を避ける方法」、「カードローンの電話連絡から職場にカードローンがバレる可能性」などについて、詳しく解説していきます。
この記事で分かること
アリバイ会社にカードローンや消費者金融の在籍確認代行はかなり危険!
アリバイ会社を通じて虚偽の内容でカードローンへ申し込むことは「犯罪」なので絶対にしてはいけません。
「勤め先にカードローンへの申し込みがバレたくないから、アリバイ会社に電話の在籍確認代行を頼みたい…」など、勤務先へカードローンがバレないか心配…という方の中には、アリバイ会社へ「在籍確認の代行」などの依頼を検討している方もいるかもしれません。
しかし、犯罪行為になるのでバレないためにやった結果、バレた上に仕事を解雇になることを考えると割に合わないでしょう。
アリバイ会社とは
そもそもアリバイ会社とは、どういったサービスを提供する会社なのでしょうか。
利用者に対し、ペーパーカンパニーの名義で、利用者がその会社に勤務していないにもかかわらず、源泉徴収票や給与明細などを発行するサービスをする。無職の人、あるいは風俗産業に勤務する女性のように勤務先を知られたくない人がよく利用する。出典元:アリバイ会社|ウィキペディア
アリバイ会社とは、「利用者が会社(=事業実態のないペーパーカンパニー)で働いているようなアリバイを作成する」サービスを提供している会社のことです。
また、アリバイ会社では「IT関連」、「広告代理店」、「リフォーム・設計事務所」「化粧品販売や美容関連」など、さまざまな職業のアリバイ(書類や社員証などの偽造)が用意されています。
カードローン等の審査を代行してくれる
アリバイ会社が提供するサービスには、主に次の2種類があります。
- 在籍確認の代行
- 偽造書類の発行
それぞれの「サービス(=アリバイ)」について、紹介します。
在籍確認の代行
アリバイ会社は、「カードローンやクレジットカードなどの審査時の在籍確認の代行業務」を行っています。
※在籍確認…申込者が本当に勤務先で働いているのかを直接電話で確認すること。
例えば、カードローンへの申込者が「勤務先にカードローンの利用がバレたくない…」というような場合、アリバイ会社に在籍確認の電話対応の代行を依頼することで、勤務先への電話連絡を避けられます。
実際にカードローンへの申し込み時にアリバイ会社を利用した場合の、電話のやりとりの例について紹介します。
カードローン会社「(スタッフ名)と申しますが、(申込者)様はいらっしゃいますか?」アリバイ会社「(申込者)はただいま外出しております。」カードローン会社「それでは、(申込者)様へはメールにてご連絡いたします。失礼いたしました。」
アリバイ会社を利用した場合、上のような流れで在籍確認が行われます。在籍確認は本人が電話に出なくても第三者が申込者の在籍を証明すればOKなため、「申込者が不在」であっても問題はありません。
なお、アリバイ会社は、在籍確認の電話に対して「外出」として答えるケースが多いですが、事前相談しておくことで「休み」や「出張」と答えてもらうことも可能です。
偽造書類の発行
また、アリバイ会社では以下のような(偽造の)書類を作成するサービスも行っています。
- 源泉徴収票
- 給与明細書
- 住宅手当証明書
- 内定通知書
- 在籍証明書
- 社員証
- 就労証明書
- 勤務証明書
- 雇用証明書
アリバイ会社へこのような書類の作成を頼むのは、無職で雇用形態に不安がある、または、安定収入があるように見せたいというような方がほとんどでしょう。
しかし、偽造した書類で、カードローン審査などに利用して契約を交わした場合は「詐欺罪」などの罪に問われるため、カードローン申込時には、絶対に偽造書類を提出してはいけません。
※アリバイ会社を利用した場合のデメリットや刑罰については、後の項目で詳しく解説します。
アリバイ会社に在籍確認を代行する際の利用料金の目安
アリバイ会社の利用料金の目安を確認してみましょう。
アリバイ会社のサービス内容 | 価格 |
---|---|
アリバイ会社への入会・登録 | 5,000円〜8,000円 |
在籍確認の対応 | 5,000円〜3万円(※対応期間により異なる) |
源泉徴収票の作成 | 5,000円〜5万円(※年収の設定金額により異なる) |
給与明細書 | 3,000円〜5,000円 |
住宅手当証明書 | 5,000円〜1万円 |
在籍証明書 | 8,000円 |
社員証 | 8,000円〜1万円 |
就労証明書 | 5,000円 |
上の表は一例となりますが、在籍確認の電話の対応をしてもらうだけで(入会金を含めて)1万円〜、偽造書類を1部作成してもらうだけで1万円〜の料金が発生します。
アリバイ会社の利用料金は非常に高額なものになっていることが分かるでしょう。
アリバイ会社の在籍確認の代行がバレた時のリスク
カードローン会社にアリバイ会社の利用(=在籍確認代行や書類の偽造)がバレた場合のリスクについて紹介していきます。
- 会社を解雇される
- カードローンの強制解約と一括返済を要求される
- 信用情報もブラックになる
- 法律違反として逮捕される
それぞれの項目について、詳しく解説します。
会社を解雇される
アリバイ会社を利用して書類の偽装などをした場合、複数の犯罪を犯していることになるので今の会社は余裕で解雇になります。
会社にバレずにカードローンを使いたいからアリバイ会社を利用したと思うのですが、肝心の会社から追い出されるので完全に本末転倒です。
カードローンの強制解約と一括返済を要求される
アリバイ会社での在籍確認代行や、偽造した書類でカードローン契約したことがカードローン会社にバレてしまうと、カードローンの利用規約違反により「カードローンが強制解約」されます。
また、強制解約後には、カードローンの借入を一括で返済する必要があります。
返済できない場合は財産の差し押さえなどに発展するリスクもあるでしょう。
信用情報もブラックになる
さらにカードローンを強制解約された場合、信用情報機関(CICやJICC、全国銀行協会)が管理する信用情報に強制解約の履歴(=ブラック履歴)が残されてしまいます。
信用情報がブラックになれば、ブラックが解消されるまでの5年間はカードローンや各種ローン、クレジットカード、スマホの分割払いなどが利用できなくなるので、ブラック履歴を残さない(=アリバイ会社を利用しない)ように十分注意してください。
法律違反として逮捕される
また、アリバイ会社を通して勤務先や職業などを偽りカードローン契約したことがバレると、法律違反として訴えられ、罰せられることもあります。
罪名 | 処罰の対象となる行為 | 実際の行為 | 処罰の内容 |
---|---|---|---|
詐欺罪 | 人を欺いて財物を交付させたり、財産上不法の利益を得たりする行為 | 偽装会社を利用してカードローンへ申し込む | 10年以下の懲役 |
偽造私文書等行使罪 | 事実証明に関する文書や図画を偽造、または変造したりする行為 | 源泉徴収票や社員証などを偽造してカードローンへ申し込む | 3月以上5年以下の懲役、または1年以下の懲役又は10万円以下の罰金(※実際に利用した、または未遂等により異なる) |
アリバイ会社はインターネットから簡単に見つけられますが、アリバイ会社を利用してカードローン契約したことがバレると罪に問われる(=処罰の対象となる)ため、絶対に利用しないでください。
そもそも在籍確認で職場にカードローンがバレる可能性はどれくらい?
在籍確認でカードローンがバレる確率は低い
カードローンの在籍確認ですが、そもそも社名(サービス名)でなく「スタッフ名で勤務先に電話をする」、「勤務先へカードローンの申し込みの事実を伝えない」という点から、在籍確認の電話により勤務先にカードローンの利用がバレてしまう可能性は非常に低いと考えられます。
カードローンへの申し込み後に行われる在籍確認の内容について紹介します。
在籍確認の内容
カードローン会社「(スタッフ名)と申しますが、(申込者)様はいらっしゃいますか?」勤務先の同僚「(申込者)は、ただいま外出しております。」カードローン会社「それでは(申込者)様へはメールでご連絡いたします。」
カードローンの在籍確認は、カードローン会社のスタッフ名で行われます。また、カードローン会社は申込者のプライバシー保護の観点から、勤務先にカードローンの申し込みの事実を伝えることはありません。
アリバイ会社を利用せず在籍確認や審査を通過する方法はある?
WEB完結のカードローンを利用する
在籍確認による電話連絡を避けるためにアリバイ会社を利用しようと考えている方の中には、「勤務先に絶対カードローンの申し込みがバレたくない」という方もいるでしょう。
つまり勤務先に電話が来るというシチュエーションだけに困っているわけですので、WEB完結で電話連絡なしに契約できるカードローンを使いましょう。
代表的なのがSMBCモビットで、電話連絡なしでカードローン契約できる可能性があります。
アリバイ会社なしのカードローンならSMBCモビット
SMBCグループの「SMBCモビット」はSMBCグループの三井住友カードのローンブランドです。「SMBCモビット」のカードローンには、特定の条件を満たせば電話連絡なしでカードローン契約できる「WEB完結」という申し込み方法が用意されています。
Web完結を利用すれば勤務先への電話連絡なしでSMBCモビットでカードローン契約できるため、職場への電話連絡を避けたいだけの方は、リスクを冒してまでアリバイ会社を利用する必要はありません。
SMBCモビット
審査時間 | 10秒簡易審査 | 融資時間 | 最短即日 ※申込の曜日、時間帯によっては翌日以降の取扱となる場合があります。 |
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利用限度額 | 800万円 | 実質年率 | 3.0%~18.0% |
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アリバイ会社に在籍確認を代行するリスクまとめ
本記事では、「アリバイ会社が行なうサービス」、「アリバイ会社の在籍確認代行がバレたときのリスク」、「アリバイ会社を利用せずに電話の在籍確認を避ける方法」、「カードローンの電話連絡から職場にカードローンがバレる可能性」などについて、詳しく解説を進めてきました。
アリバイ会社では、IT関連会社、広告代理店、リフォーム・設計事務所、化粧品販売や美容関連など、様々な職業が用意されていて、ご自身が選んだ職業へのなりすましが可能です。
しかし、アリバイ会社で職業や勤務先を偽り、カードローンへ申し込み〜契約することは犯罪になるので、絶対に利用しないでください。SMBCモビットのカードローンは電話連絡なしのWEB完結で利用できます。
また、そもそも在籍確認をされてもカードローンを利用しているとほぼバレませんので、アリバイ会社の利用は二重の意味でやめておきましょう。