実はかんたん!カードローンの審査基準について徹底的に解説してみた!
この記事では、カードローンをはじめて利用する人に向けて、審査基準を徹底解説していきます。「カードローン審査にはどういったものがあるの?」「審査基準は難しいの?」と、カードローンを申し込む前には、誰でも心配になってしまいますよね。
そこで誰でも分かるように、かんたんにカードローンの審査基準について紹介していくので、ぜひカードローンを利用する前にしっかりと確認してみてくださいね。
この記事で分かること
カードローンの審査基準について徹底解説してみた
カードローンの申し込みは、最近ではインターネットからの申し込みが主流となっています。またカードローンの審査とは、申し込み時に入力した本人情報や勤務先の項目を元に審査されます。では早速、カードローンの審査基準について解説していきましょう。
- 年齢
- 年収
- 雇用形態
- 勤続年数
- 勤務先
- 住まい
- 他社カードローンの借り入れ件数、借り入れ総額
これらの項目がカードローン審査に大きく影響してくるのですが、詳細を確認していきましょう。
年齢
カードローンを利用するためには、20歳以上の成人でなければなりません。法律的には20歳未満の未成年でも保護者の承諾があれば、カードローンなどの金融サービスを利用できるのですが、ほとんどの金融機関は未成年に対してカードローンを提供していません。
20歳未満の未成年はカードローンを利用できない
実は未成年が利用する金融サービス(=カードローンなど)は、「利用者が一方的に解約でき、返済の義務が発生しない」と法律で定められているのです。このため、カードローン会社は利用者の未払いというリスクを避けるために、未成年に対して融資を行なっていないのです。
20代後半〜50代が審査で最も評価が高い
また、カードローン審査で有利となるのは、20代後半〜50代となっています。言わば働き盛りの年齢ですね。20代前半の人は、学生の人も多く社会人経験も少ないため、カードローン審査には少し不利となってしまいます。ただし、20代前半の人でも社会人として3年以上で長期的に勤務していれば、良い評価を得られます。
新入社員で勤続年数が1年未満は審査に不利
新入社員の人の評価はどうでしょうか。新入社員は社会人経験も浅く、1年未満の勤務ではあまり良い評価を得られない傾向にあります。まだ年齢が若い人は、少し勤続年数を積み上げてからカードローンを申請する方が得策かもしれませんね。
年収
カードローン審査で最も大きな評価となるのが年収の項目です。もちろん年収が高い人ほど審査に有利となり、年収が低い人ほど審査に不利となります。カードローンは主に消費者金融や銀行が提供しているのですが、審査基準に違いがあります。それぞれに必要となる年収を確認してみましょう。
消費者金融カードローンの通過ラインは年収150万円〜200万円
消費者金融のカードローンは、一般的に審査基準が緩やかです。また、審査には年収150万円〜200万円以上あれば利用できる消費者金融も多く、正社員でなくてもアルバイトやパートの人でも十分にカードローン審査に通過できる見込みがあります。
銀行カードローンは年収250万円以上あれば審査に通過しやすい傾向
また、審査基準が比較的高いと言われている銀行カードローンであれば、年収250万円以上あれば審査に通過しやすい傾向にあります。しかし、カードローン審査には様々な審査項目が関係するので、年収が少し低い人でも銀行カードローンに通過する可能性もあるんです。
雇用形態
一般的には「正社員>契約社員>派遣社員>自営業、アルバイトやパート>無職(カードローン利用不可)」という順で審査に有利となります。つまり、長期的に安定した収入があるかどうかが評価に影響を与えるのです。
自営業の人は評価が難しい
自営業の人は、カードローン会社からしてみると「どのような事業なのか」「安定した収入があるのか」「開業してから年数は経つのか」を把握しにくい状態ですよね。ですから、アルバイトやパートの人のようにステータスが低く評価される傾向にありますが、安定収入を証明できれば良い評価をしてもらえる可能性があります。
無職でも専業主婦は特殊なステータスにある
収入のない無職の人は、カードローンを利用できません。カードローンの申し込みはできのるのですが、必ず審査に落とされてしまうでしょう。無職の人でも専業主婦の人は少し特殊です。消費者金融のカードローンは総量規制(=年収の3分の1までしか借り入れできない)という法律があるため、収入のない専業主婦は利用できません。しかし、銀行のカードローンであれば、総量規制の対象外となるので専業主婦の人でも利用できるんです。
ただし、専業主婦の利用は配偶者に安定した収入がある場合のみ、となっているので注意しておきましょう。
勤続年数
「3年以上>1年〜3年>1年未満」の順で評価されます。つまり、長く勤務すればするほど審査に有利となるのです。もちろんこの勤続年数の審査項目でも、安定した収入を長期的に得られるのかが評価対象となるんです。
勤続年数が3年未満でも問題ないが、あまりにも短い勤続年数ではカードローン通過が難しい
勤続年数が1年以上あれば、そこまでカードローン審査に影響が出ない傾向にあるのですが、半年未満などの勤続年数が短い場合は審査に通過できないこともあるので注意しておきましょう。勤続年数は、「いつ辞めるかの尺度」として評価されるためです。
勤続年数が短い場合は1年以上の勤続年数に積み上げておこう
1年未満の勤続年数が短い人がカードローン審査に確実に通過させるためには、せめて1年以上勤めてからカードローンを申し込む方がおすすめですよ。もしカードローンの審査に落ちてしまうと、「カードローンに否決された履歴」も信用情報に残ってしまい、今後の審査に不利な条件となるためです。
勤務先
「公務員>大手企業>中小企業>零細企業」の順で審査に有利となります。公務員は倒産の危険性がかなり少ないので、カードローン審査では最も高い評価を得られるんです。
中小企業や零細企業でも安定した収入があれば審査に通過できる
また、大手企業勤務であれば審査に高い評価も得られるのですが、中小企業や零細企業でも問題なく審査に通過できます。ただし、先ほど説明したように、安定した収入があってある程度の勤続年数があれば、審査に不利になることはありません。
反社会的勢力の位置付けの人はカードローン審査に通過できません
また、反社会的勢力や反社会的企業に属している(勤めている)人は、カードローンの審査に通過できません。消費者金融や銀行では「反社会的勢力に対する基本方針」を定めており、公式サイト上で公開しています。また金融機関により条件が異なるのですが、反社会的勢力に属していた人は離脱してから5年以上経過しなければカードローンを利用できない場合もあるので、注意しておきましょう。
住まい
「持ち家(マンション)>実家>賃貸>公営団地」の順でカードローン審査に良い評価が得られます。このようにカードローン審査には、住まいの形態も審査に影響してきます。
住まいの項目は大きな影響はありません
しかし、居住形態についてはそこまで大きな影響がありません。持ち家の人でも年収などのステータスが悪ければ簡単にカードローンの審査に落とされてしまいますし、公営団地の人でも最低限の年収があれば十分にカードローン審査に通過できます。あくまでも目安として考えておきましょう。
他社カードローンの借り入れ件数、借り入れ総額
カードローン審査に重要な項目に、他社カードローンからの借り入れ件数、借り入れ総額があります。もちろん他社カードローンを利用していない人は、審査に影響が出ないので安心してくださいね。
他社借り入れ件数が4件以上あると新規カードローンに通過しない
他社のカードローンの利用が多く、すでに4件以上の借り入れのある人は、確実に新規カードローン審査に落とされると言われています。もちろん、カードローンを提供する消費者金融や銀行でも、あまりにも多くのカードローンを利用している人は「多重債務に陥っている」「何かお金の大きなトラブルがあるのでは」と、良い目で見られませんよね。ですから、すでに多くのカードローンを利用している人は、いくつかのカードローンを完済してから新規申し込みを行いましょう。
総量規制ギリギリまで借り入れている人も審査に落とされる傾向
また、総量規制である年収の3分の1ギリギリまで他社で借り入れている人も、新規カードローンに審査しにくい傾向にあります。例えば年収300万円の人が消費者金融ですでに90万円の借り入れを行なっているとしましょう。この人は総量規制にかかるまで10万円となっていますよね。このように総量規制ギリギリまですでに借り入れていて、新規カードローンで総量規制を超える可能性がある場合も新規カードローンに通過しにくいんです。
最近では銀行カードローンも総量規制が目安限度額となっている
銀行カードローンでは総量規制の対象外となっているのですが、近年、自己破産者が増加の傾向にあるので、貸付額を自粛している銀行も多いんです。銀行カードローンでも、年収の3分の1未満を限度額の目安としている場合があるので、他社借り入れ総額についても注意しておく必要があります。
一般的なステータスがあれば、ほぼカードローン審査に通過する
このように、カードローンの審査にはたくさんの項目を総合的にチェックされるのです。しかし、一般的なステータス(=年収や勤続年数など)があれば、間違いなくカードローン審査に通過できるので、全く難しく考える必要はありません。
どういうカードローンが便利でお得?審査基準から紐解くカードローンの選び方!
カードローンの審査項目について詳しく解説してきましたが、どのようなステータスの人がどのようなカードローンを利用するのがベストなのか、紹介していきます。
年収などのステータスが高い人は銀行カードローンがおすすめ
まず、平均的な年収のあるサラリーマンの人には銀行カードローンがおすすめですよ。大手銀行や地方銀行が使いやすいカードローンを提供しています。
銀行カードローンは、利用時に大きな安心感がある
銀行カードローンは、もちろん銀行から提供されています。誰でも知っている大手銀行や地元民から愛されている地方銀行のカードローンの利用は、消費者金融のカードローンを利用するよりも安心感がありますよね。実はカードローン利用時の安心感は、利用者にとってもカードローンの選択基準にもなるぐらい重要な項目と言えるんです。
銀行カードローンは低金利が大きな魅力となる
銀行カードローンと消費者金融カードローンの大きな違いは、金利の高さにあります。消費者金融ではほとんどの場合で金利18%なのですが、銀行カードローンでは13%〜16%程度もなっています。例えば、100万円を1年間借りる場合で5%も金利が違えば、年間5万円もの差額が生まれるんです。このように、少しでも金利を抑えてお得にカードローンを利用したい人は、銀行カードローンがおすすめです。
専業主婦は銀行カードローン一択
専業主婦の人は総量規制の関係から銀行カードローンしか利用できません。ですから、専業主婦のカードローン利用は必ず銀行のカードローンでなければいけないんです。
銀行カードローンでも最近は審査基準が緩やか
銀行カードローンでも「安定した収入があればアルバイトやパートも利用可能」と公表しているものもあり、近年は審査基準が緩やかな傾向があります。ですから、正社員の人でなくてもしっかり安定した収入があれば銀行カードローンの審査通過も可能なので、気になる人は利用を検討してみてはいかがでしょうか。
審査基準の緩やかなカードローンでキャッシングした後には
カードローン審査に無事通過してキャッシングすることだけがゴールではありません。キャッシングしたお金は「金融業者から借りているお金」なので、必ず返済しなければなりません。
カードローンのお金は必ず返済する義務がある
カードローンを利用する前には、必ず返済計画を立てておきましょう。そうすることで、返済が始まった後でもお金の把握がしやすくなるでしょう。返済計画を立てずにお金を借りてしまうと、返済に回すお金がなくなって、支払えないという状況に陥ってしまう可能性もあります。
大きなお金を借りるときには要注意
また、大きなお金を長期的に借りる場合は、毎月ある程度の返済が必要となるので前もってしっかりと計画を立てておきましょう。例えば、消費者金融で100万円を5年間で返済するケースの毎月の返済額を確認してみましょう。
借入金額(60回払い) | 100万円 |
---|---|
毎月の返済額 | 25,393円 |
返済総額 | 1,523,606円 |
このように、長期的に大きな金額を借りるときには返済総額も大きく膨れるので、返済計画を立てた上でしっかりと返済を続けていく必要があるんですよ。
自己破産は長期的にカードローンが利用できなくなる
カードローンを利用した後で、どうしても返済できない…という状況になったとしても、自己破産だけは絶対にやめておきましょう。確かに自己破産すると借金を帳消しにできるというメリットがあります。しかし、自己破産するとブラックリストに載ってしまうので、今後5年〜10年間はカードローン審査やクレジットカード審査、スマホ分割払いなどのサービスを全く利用できなくなるのです。ローンが組めなくなるということは、全て現金払いで生活しなければならないんです。
自己破産後は大きな買い物が一切できない
また、クレジットカードが利用できずに現金払いだけで生活することを考えると、家はもちろん、車も現金で購入する必要があるんです。車が必要な地域に住んでいる人は、車の購入ができないのは生活に支障をきたしてしまう可能性もありますよね。また、近い将来では北欧などのキャッシュレス化の波が日本にも届き、クレジットカード主体の社会になる可能性もあります。今後のことも見据えると、絶対に自己破産はやめておきましょう。
まとめ|カードローンは比較的簡単に利用できるが前もって返済計画もしっかり立てておこう
この記事ではカードローンの審査基準について詳しく解説してきました。カードローンの審査は難しくありませんので、はじめて利用する人でもとても簡単にカードローンを利用できるんですよ。しかし、何も考えずにカードローンを利用してしまうと、返済に困ってしまう場合もあります。ですから、カードローンを利用する前には必ず返済計画を立てた上で、最低限必要な金額だけを借り入れるようにしてくださいね。