アメリカン・エキスプレス・グリーン・カード(アメックスグリーン)|年会費や審査難易度は?
アメリカン・エキスプレス・グリーン・カードの特徴
アメリカン・エキスプレス・グリーン・カードは、国際ブランドのアメリカン・エキスプレスが発行しているプロパーカードです。「T&Eカード(トラベル&エンターテイメント カード)」の代表格として、充実した付帯特典を利用できるのが特徴です。
アメリカン・エキスプレス発行のプロパーカードには、本頁でご紹介するスタンダードカード(一般カード)のアメリカン・エキスプレス・グリーン・カードの他にも上位カードとして、アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カードなどがあり、すべてがステイタスカードとして有名です。
ステイタスが高いことで知られるアメリカン・エキスプレスの場合、スタンダードカードであってもゴールドカードなみのステイタスがあると言われています。事実、他のクレジットカード会社が発行する一般カードクラスと比較しても特典なども充実度が高く、圧倒的な存在感を放ちます。
ちなみに、一般カードのアメリカン・エキスプレス・グリーン・カードは、カードフェイスの色にちなんで以前から「アメックス・グリーン」という愛称で親しまれてきました。そんなアメリカン・エキスプレス・グリーン・カードの特徴についてご紹介していきます。
アメリカン・エキスプレス・グリーン・カードは月額1,100円!年間費用13,200円!
アメリカン・エキスプレス・グリーン・カードは月会費1,100円(税込)のクレジットカードです。2022年秋からアメックス・グリーンは年会費制ではなくなりましたが、年間の総費用は13,200円(税込)で以前と変わりません。
家族カードの月会費は550円(税込)。こちらも年間費用は総額6,600円(税込)で以前と同じです。
スタンダードカードで13,000円ほどの年間費用がかかるのですから、そのステイタスの高さがわかります。
スマートフォン・プロテクションで安心の補償!ひび割れや盗難の被害をカバー!
従来の年会費制から月会費制に変更されたアメックス・グリーンですが、同時にスタートしたのが、スマートフォン・プロテクション特典です。2022年9月28日からサービスが開始されました。
下記のような、破損、火災、水濡れ、盗難で力を発揮します。
- スマートフォンで電話中に手が滑って落としてしまい画面にひびが入った。
- 旅先で盗難にあいスマホを買い換えることとなった
アメックス・グリーンのスマートフォン・プロテクションは、うっかり落としてスマートフォンの画面にひびが入ったときや水濡れしたとき、火災にあったときの修理代金や、盗難にあったときの購入代金を補償するサービスです。
保険金の請求はオンラインで手続きができます。
支払限度額は保険期間中通算3万円まで。1万円が免責なので、最大2万円を補償してもらえます。
アメリカン・エキスプレス・グリーン・カードならアメックス会員だけの特典や優待プログラムが満載!
アメリカン・エキスプレス・グリーン・カードには、T&Eカードとしての充実した特典や優待サービスが付帯しています。
特典・優待サービス | 内容 |
---|---|
アメリカン・エキスプレス・トラベル オンライン | 国内や海外のホテル、航空券、レンタカー等のオンライン予約ができるサイト。旅を自由にアレンジできる |
H.I.S. アメリカン・エキスプレス・トラベル・デスク | パッケージツアーやクルーズ、日本発着の国際線および国内線、海外ホテルや国内ホテル、レンタカー、JRチケット等の予約サービス |
カーシェアリングサービス タイムズカープラス | タイムズカープラスで24時間カーシェアリングサービスを利用できる。AMEXのウェブサイト経由での申し込みで会員カード発行が無料(通常1,650円) |
グローバル・ホットライン | 海外旅行先にてレストラン予約や医療機関紹介など、日本語サポートを受けられる |
海外用レンタル携帯電話 | 海外用の携帯電話レンタルが、日額250円のところ半額になる。通話料も10%OFF |
国内レンタカー割引 | オリックスレンタカー、トヨタレンタカー、日産レンタカー、ニッポンレンタカー、タイムズカーレンタルを、国内利用に限り基本料金5%OFF |
トラベル・サービス・ロケーション | 海外渡航先のアメックスサービス拠点で受けられるサポートの詳細を確認できる |
ざっと挙げただけでもこれだけの特典が利用できます。
アメリカン・エキスプレス・グリーン・カードには空港ラウンジサービスが付帯!プライオリティ・パスまで付帯するから旅行がもっと楽しくなる!
上記の特典以外にも、アメリカン・エキスプレス・グリーン・カードをお持ちの方は、国内外30カ所の空港ラウンジが無料で利用できます(※同伴者については有料)。
家族カード会員も無料で利用できるので、海外出発前にくつろぎの時間を過ごせます。
また、アメリカン・エキスプレス・グリーン・カードをお持ちの方は、世界のVIP空港ラウンジが使える「プライオリティ・パス」の年会費(通常US$99)が無料となります(※ ただし、利用料は有料。本会員・同伴者ともに1回につきUS$32でVIPラウンジが利用できる)。
その他の空港関連の特典は2023年2月28日をもってほぼ終了。空港ラウンジサービスやプライオリティ・パスの詳細については後述します。
アメリカン・エキスプレス・グリーン・カードには最高5,000万円の旅行傷害保険とショッピング保険が付帯
アメリカン・エキスプレス・グリーン・カードには、国内・海外ともに最高5,000万円の旅行傷害保険保険が付帯します。旅行傷害保険は基本「利用付帯」となっており、カードにて旅行代金の一部(航空券やツアー代金など)を支払うことで、保険による補償対象となります。
このほか、アメリカン・エキスプレス・グリーン・カードには最高500万円のショッピング・プロテクションが付帯しており、カードで購入した商品の破損や盗難を90日間(購入日より)補償してもらえますし、購入後に店舗にて返品を受け付けてもらえない場合にアメックスが代わりに返品を受け付けてくれるリターン・プロテクションも付帯します。
こうした付帯保険の充実度だけでみても、もはやスタンダードカードとしての域を超えています。スタンダードカードとしては非常に充実度の高いスペックですから、ゴールドカードなみのステイタスがあると言われるのも十分に納得できるというものです。
アメリカン・エキスプレス・グリーン・カードは、こんな人におすすめ
ここでは、アメリカン・エキスプレス・グリーン・カードのおすすめポイントとあわせて、どんな人におすすめできるのかなどについて解説していきます。
アメリカン・エキスプレス・グリーン・カードはアメックスのカードを初めて取得される方におすすめ!上位カードも狙える
アメリカン・エキスプレス・グリーン・カードは、AMERICAN EXPRESS CARD社が発行する最もベーシック(=基本)となるカードです。このため、アメックスで初めてカードを申し込まれる方におすすめできます。また入会特典キャンペーンが行われていることもあるため、そうしたタイミングで申し込んで1年間お試し感覚で使ってみるのもおすすめです。
また、アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カードやアメリカン・エキスプレス・プラチナ・カードなどの上位カード取得を検討中の方にも、ステップアップのための「最初の一歩」として、アメリカン・エキスプレス・グリーン・カードの取得がおすすめできます。
海外旅行がお好きな方に!アメリカン・エキスプレス・グリーン・カードはT&Eカードとして豊富な特典が付帯!
アメリカン・エキスプレス・グリーン・カードは、「旅行に強いアメックス」にふさわしい、充実した特典が魅力のカードです。年間費用は13,200円(税込)かかりますが、年会費分の価値を遥かにを超えるお得な優待プログラムや特典が受けられるなど、「コストパフォーマンスの高い」カードとして人気があります。
まず、アメリカン・エキスプレス・グリーン・カードは、計15社のマイレージプログラムと提携しているほか、旅行保険や空港での優待プログラムも適用されます。そして、旅行傷害保険については海外・国内ともに最高5,000万円まで補償。また、ショッピング・プロテクションも付帯しており、カードで購入した商品の破損や盗難を「90日間」に渡り、最高500万円まで補償してくれるので安心です。
このほかにも、国内外30カ所の空港ラウンジが無料利用でき、海外旅行時の荷物を往復無料で配送してくれるサービス、空港クロークの無料預かり、年2回までタクシーによる無料送迎サービス(空港まで)、旅行予約サイトでの優待、通常年会費US$99のプライオリティ・パス年会費が無料になるなど、「旅先で快適に過ごせる」サービスが満載です。
ワンランク上のステイタスカードが欲しい方に!アメリカン・エキスプレス・グリーン・カードは会員向け優待も充実
アメリカン・エキスプレス・グリーン・カードは、ワンランク上のカードが欲しいという方に、ピッタリのカードです。アメリカン・エキスプレスは、国際的に「ステイタスが高いカード」として知られています。このため、渡航先でカードを使用すれば「アメックス会員」として質の高いサービスや手厚いサポートが受けられます。
実際、アメリカン・エキスプレス・グリーン・カードには、会員限定の「アメリカン・エキスプレス・コネクト」などの優待特典が適用され、国内外でのホテルやレストラン、ショップにて特別なサービスが受けられます。
アメリカン・エキスプレス・グリーン・カードのメリット
ここまでの内容を踏まえ、アメリカン・エキスプレス・グリーン・カードのメリットをまとめてみました。
アメリカン・エキスプレス・グリーン・カードのメリット
- アメックスの最もスタンダードなカード
- 年会費を上回るワンランク上のベネフィット!会員だけの優待・特典が受けられる
- 主要空港ラウンジの無料利用、プライオリティパス年会費が無料
- 旅行傷害保険は海外・国内ともに最高5,000万円、ショッピング保険は最高500万円まで補償
- アメックスの優待プログラム付帯!国内外のホテルやレストラン等で優待・特典が受けられる
また、アメリカン・エキスプレス・グリーン・カードは15社のマイレージプログラムと提携しており、カードで貯まったポイントをマイルに移行できます。詳細は後述します。
アメリカン・エキスプレス・グリーン・カードのデメリット
アメリカン・エキスプレス・グリーン・カードのメリットに続いて、デメリットについても取り上げておきます。
- ポイント還元率は低い
- 年間費用が13,200円(税込)
- 旅行先の決済用カードとしては心細い
では、以下に詳細をチェックしていきましょう。
アメリカン・エキスプレス・グリーン・カードは低還元率!ポイント目当てで持つカードではない!
アメリカン・エキスプレス・グリーン・カードは高還元率カードではありません。そのため、ポイントを貯める目的だけで選ぶべきカードではありません。
ポイント還元率については後ほど詳述しますが、通常、高還元率カードの目安となるのは還元率1.0%以上からですので、アメリカン・エキスプレス・グリーン・カードの還元率は遠く及びません。
というよりも、アメリカン・エキスプレス・グリーン・カードの醍醐味はそのステイタスと上質な優待特典が付帯するT&Eカードとしての魅力ですので、ある意味でポイントプログラムはおまけのようなものです。最初から還元率重視で選ぶべきカードとして設計されているわけではありません。
アメリカン・エキスプレス・グリーン・カードの年間費用は高額!特典を使いこなさなければ無駄になる
アメリカン・エキスプレス・グリーン・カードはスタンダードカードではありますが、中身は完全にゴールドカードクラスです。月会費1,100円(税込)ですが、年会費換算で13,200円(税込)となるので、ゴールドカード水準と言えます。
維持費が高いのは、言うまでもなく付帯する特典の質が高いためです。もし付帯特典をフル活用することができるなら、13,200円という年間費用以上のベネフィットがあります。
月会費1,100円(税込)は、アメックスの会員証としての費用として捉えるのが正しいと言えます。
逆に、せっかくアメリカン・エキスプレス・グリーン・カードを所持しているのに、付帯特典をまったく利用できていないのであれば月会費をドブに捨てているようなものです。せっくのアメックスカードなのですから、特典を使いこなすことに意味があります。
ステイタスはあっても使えないシーンも多々ある!加盟店数が少ないので海外旅行では結構不便!特典を使うためだけに持ち歩くのがベスト
海外旅行に強いアメックスとも言われますが、旅行先での決済用としてはアメックス1枚では不便です。アメリカ発祥のアメックスではあるものの、アメリカ国内やカナダでの使い勝手もそれほど高くないのが実情です。大都市や有名観光地などならともかく、そこから離れてしまうととたんに使えるお店が激減します。もちろんヨーロッパも例外ではなく、大都市にあるお店であっても使える店舗が少ないです。
海外旅行へ行くのであれば、やはりVISAやMasterCardといった国際ブランドを所持していくのが一番おすすめです。ただし、アメックスカードも所持していけば、プライオリティ・パスや手荷物無料宅配サービス、付帯保険など贅沢な特典を活用できますので、それだけでも持っていく意味があります。また、アメックスはJCBとも提携しているので、日本国内だけであればJCB加盟店で利用できます。日本国内においてはJCB加盟店が圧倒的に多いので、非常に使いやすいです。
アメリカン・エキスプレス・グリーン・カードの評判
アメリカン・エキスプレス・グリーン・カードを利用しているユーザーの実際の口コミから、アメリカン・エキスプレス・グリーン・カードの評判を探ってみました。
アメリカン・エキスプレス・グリーン・カードは海外旅行時の使いやすさで評判が良い!
アメリカン・エキスプレス・グリーン・カードの付帯サービスに関しては、ユーザーからの評価も上々です。豊富な特典は海外旅行時にも大いに活用できるようですし、そうした面での評判は非常に良いです。海外旅行前に電話すれば利用限度額をアップしてもらうこともできますし、「海外旅行のためのカード」といった点では高い評価を得ています。
アメックスの加盟店数が少ないからVISAやMasterCardのような利便性がないという声も多い
ただし、豊富な特典が魅力だという声が多い一方で、「使えないお店がある」といった声も少なくありません。先述したように、世界の加盟店数ではVISAとMasterCardには遠くおよびません。海外旅行にはVISAやMasterCardを持っていくのがもはや常識となっていますし、アメックス1枚ではやはり不便です。国内であればJCB加盟店で利用できるので利便性は高いです。
アメリカン・エキスプレス・グリーン・カードの審査
次に、アメリカン・エキスプレス・グリーン・カードの気になる審査基準や審査難易度についてみていきましょう。
アメリカン・エキスプレス・グリーン・カードはアメリカ発の国際ブランド!審査基準が日本とは異なる!
アメリカン・エキスプレス・グリーン・カードの審査でも個人属性は重要です。そのため、申し込み時に記載した内容や信用情報を照会することでカードの発行可否を判断します。ただし、アメックスはアメリカ発の国際ブランドということもあり、日本で発行されている他のクレジットカード会社とは異なる審査基準を設けています。
申し込み時に記載する内容や信用情報機関への照会などは確かに行われますが、アメックスの場合は申し込み者の過去はあまり気にしない傾向にあります。日本国内で発行されるクレジットカードであれば過去に債務整理や滞納などの履歴があると審査に著しく悪影響を及ぼしますが、アメックスは「現在の属性」を重視しています。審査が甘いわけではありませんが、「他のクレジットカードの審査には落ちたけどアメックスは通過した」という声も、実際に多いのです。
アメリカン・エキスプレス・グリーン・カードの審査難易度と審査落ちしないための目安
アメリカン・エキスプレス・グリーン・カードの審査通過の目安となるのは年収300万円以上です。もちろん、安定した収入を得られる職業であることが大事なのは言うまでもありませんが、自営業者や個人事業主でも収入が安定していれば審査通過も難しくありませんし、専業主婦でも配偶者に安定した収入があれば申し込めます。。
しかし、いくら安定した収入があったとしても、アルバイトやパートでは申し込むことができませんので注意しましょう。審査通過の目安は年収だけでなく、確実に安定収入を確保できる属性に限られているわけですので、この点から考えてもアメックスの審査が甘いわけではないことがよくわかります。
アメリカン・エキスプレス・グリーン・カードの還元率
デメリットの項でもお話しましたが、アメリカン・エキスプレス・グリーン・カードは100円で1ポイント貯まりますが、ポイントの実質還元率は低く、0.3%~0.4%ほどしかありません。そもそもがポイント目当てで持つクレジットカードではないのでデメリットまではいかないにしても、他の高還元率カードと比較しても魅力がありません。あくまでもアメリカン・エキスプレス・グリーン・カードの魅力は優待特典にあります。
アメリカン・エキスプレス・グリーン・カードのポイント還元率は低い!高還元率で利用する方法とは?
それでもせっかくポイントが貯まるのであればなるべく高還元率でポイントが貯まった方がお得感は高いですよね。例えばアメックスの場合、ホテルやレンタカー、国内航空券などを「アメリカン・エキスプレス・トラベル・オンライン」経由で予約するとポイント還元率が2倍になります。
また、「ボーナスポイント・パートナーズ」の提携店舗でアメリカン・エキスプレス・グリーン・カードを利用すると、2倍~10倍のポイントが貯まります。ボーナスポイント・パートナーズは、「メンバーシップ・リワード・ボーナスポイント(MEMBERSHIP rewards Bonus Points)」という専用サイトからエリアやカテゴリなどの条件指定で検索することができますので積極的に利用しましょう。
アメリカン・エキスプレス・グリーン・カードのポイント
アメリカン・エキスプレス・グリーン・カードのポイントプログラムは「メンバーシップ・リワード」です。上でもご説明したとおり、100円ごとに1ポイントが貯まります。1ポイントあたりの価値はポイントを何に交換するかによって異なりますが、標準で0.33%ほどとなっています。
アメリカン・エキスプレス・グリーン・カードのポイントは実質無期限!有効期限なしで利用することもできる
アメリカン・エキスプレス・グリーン・カードのメンバーシップ・リワードは通常「入会後3年目」の時点で失効しますが、一度でもポイントを交換・使用すれば、有効期限が無期限になります。
また、「メンバーシップ・リワード・プラス」へ登録すると、ポイント自体の有効期限が無期限になります。つまり、途中でポイントを交換しなくても好きなだけ貯めることができるわけです。ただし、メンバーシップ・リワード・プラスの登録には3,300円(税込)の年会費が別途必要です。
アメリカン・エキスプレス・グリーン・カードのポイントは移行先が豊富!提携15社のマイレージにも移行できる
ポイントの最低交換単位は1,000Pで、貯まったポイントをアメックスが厳選したアイテム(雑貨・家電・グルメ・その他)のほか、提携ポイントプログラムやギフト券などへ移行できますし、計15社のマイレージとも交換可能です。
ただし、「メンバーシップ・リワード・プラス」に加入しているかしていないかでマイルの移行レートが変わりますので注意が必要です。また、ANAマイルに限り、「メンバーシップ・リワード ANAコース」への登録(別途5,500円/年)が必要です。
航空会社名 | マイレージプログラム |
---|---|
ANA | ANAマイレージクラブ |
チャイナエアライン | ダイナスティ・フライヤー・プログラム |
デルタ航空 | スカイマイル |
ヴァージン アトランティック航空 | フライングクラブ |
タイ国際航空 | ロイヤルオーキッドプラス |
キャセイパシフィック航空 | アジア・マイル |
シンガポール航空 | クリスフライヤー |
ブリティッシュ・エアウェイズ | エグゼクティブ・クラブ |
スカンジナビア航空 | SAS ユーロボーナス |
アリタリア-イタリア航空 | クラブ・ミッレミリア |
フィンランド航空 | フィンエアー・プラス |
エティハド航空 | エティハド ゲスト |
エミレーツ航空 | エミレーツ・スカイワーズ |
カタール航空 | プリビレッジクラブ |
エールフランス/KLM航空 | フライングブルー |
メンバーシップ・リワードから各マイルへの移行レートは以下のとおりです。
ANAのマイル | 【メンバーシップ・リワード・プラスに登録している】 1,000P→1,000マイル 【メンバーシップ・リワード・プラスに未登録】 2,000P→1,000マイル ※ANAマイル移行の場合は別途「メンバーシップ・リワード ANAコース」への登録必須(年間5,500円(税込)) |
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ANA以外のマイル | 【メンバーシップ・リワード・プラスに登録している】 1,250ポイント→1,000マイル 【メンバーシップ・リワード・プラスに未登録】 2,000ポイント→1,000マイル |
「メンバーシップ・リワード・プラス」は年間3,300円かかりますが、無期限でガッツリとポイントを貯められるのに加えてマイル移行レートがアップするのでお得です。ただし、ANAマイルに関してはさらに年間5,500円の「メンバーシップ・リワード ANAコース」に登録しなければならないため注意が必要です。
年会費13,200円のほか、「メンバーシップ・リワード・プラス」の3,300円で計16,500円、ANAマイルへの移行を希望するならさらに年間5,500円が必要なので合計22,000円(税込)です。マイルを貯めるためだけにこれだけの年会費を払う必要があるかといえば恐らく答えは「NO!」ですよね。マイル目当てなら、航空系クレジットカードを中心に選ぶのがおすすめです。
例えばANAマイルを貯めるなら、ANAアメリカン・エキスプレス・グリーン・カードを選べば年会費は7,700円(税込)ですし、ANAマイルへ移行するためには「ポイント移行コース」への登録が必須ですが、ポイントの有効期限も無期限になりますし、年間6,600円の登録料だけで済むので、実質的な年会費は14,300円となり、アメリカン・エキスプレス・グリーン・カードよりもお得です。用途にあわせて選ぶカードはしっかりと考えましょう。
その他、貯まったポイントをカードの利用代金へと充当できたり、他の共通ポイントへの移行も可能ですが、「メンバーシップ・リワード・プラス」へ加入しているかどうかで移行レートが異なります。もちろん、加入している方がレートは高いので、多くのポイントを移行するなら年間3,300円を払ってでも「メンバーシップ・リワード・プラス」に加入した方がお得です。
アメリカン・エキスプレス・グリーン・カードと電子マネー
ここでは、アメリカン・エキスプレス・グリーン・カードと電子マネーについて触れておきます。クレジットカードと電子マネーというと、「三井住友カード+iD」や「JCBカード+QUICPay」など、クレジットカードに搭載できる電子マネーも多く知られていますが、アメックスの場合は搭載できる電子マネーはありません。以前は、おサイフケータイ搭載のスマホで「AMEX QUICPay」というサービスを利用できましたが、現在は終了しています。
アメリカン・エキスプレス・グリーン・カードでチャージ可能な電子マネーはある!
アメリカン・エキスプレス・グリーン・カードに搭載できる電子マネーはありませんが、チャージ可能な電子マネーはあります。
- 楽天Edy
- Apple Pay(QUICPay)
- Apple Pay(モバイルSuica)
- SMART ICOCA
上記のうち、Apple Pay(QUICPay)では利用分のポイントもしっかりと貯めることができますが、その他のチャージ分に関してはポイント付与対象外となります。最近のクレジットカード業界では、電子マネーチャージ分のポイント付与が対象外になっていく傾向にありますが、アメリカン・エキスプレス・グリーン・カードに関しても、その点は他のクレジットカードと同じです。
アメリカン・エキスプレス・グリーン・カードの空港ラウンジサービス
スタンダードカードでありながらゴールドカードクラスのステイタスを誇るアメリカン・エキスプレス・グリーン・カードは、空港ラウンジサービスやプライオリティ・パスなども付帯します。こうした空港ラウンジ関連の特典に関しては、プラチナカードに準ずるほどの充実ぶりです。
アメリカン・エキスプレス・グリーン・カードの空港ラウンジサービスは国内外30空港!プライオリティ・パスはスタンダードプランが無料付帯!
アメリカン・エキスプレス・グリーン・カードは、国内28空港+海外2空港を利用できる空港ラウンジサービスが付帯しています。空港ラウンジサービスといえばゴールドカードクラス以上にしか付帯していませんので、この点からみてもアメリカン・エキスプレス・グリーン・カードはゴールドカードクラスのクレジットカードと言われるのも頷けます。
空港名 | ラウンジ名 |
---|---|
新千歳空港 | スーパーラウンジ |
函館空港 | ビジネスラウンジ「A Spring」 |
青森空港 | エアポートラウンジ(有料待合室) |
秋田空港 | ロイヤルスカイ(Royal Sky) |
仙台空港 | ビジネスラウンジ |
羽田空港 | 国際線ターミナル「Sky Lounge」 第1ターミナル「エアポートラウンジ」「POWER LOUNGE」 第2ターミナル「エアポートラウンジ」「POWER LOUNGE」 |
成田国際空港 | IASS EXECUTIVE LOUNGE IASS EXECUTIVE LOUNGE 2 |
新潟空港 | エアリウムラウンジ |
富山空港 | ラウンジらいちょう |
中部国際空港 | プレミアムラウンジ セントレア |
小松空港 | スカイラウンジ白山 |
大阪国際空港(伊丹空港) | ラウンジオーサカ |
関西国際空港 | カードメンバーズラウンジ「比叡」 ラウンジ「六甲」 アネックス六甲 ラウンジ「金剛」 |
神戸空港 | ラウンジ神戸 |
岡山空港 | ラウンジマスカット |
広島空港 | ビジネスラウンジ もみじ |
米子空港 | ラウンジDAISEN |
山口宇部空港 | ラウンジ「きらら」 |
高松空港 | ラウンジ讃岐 |
松山空港 | ターミナルビル2階「ビジネスラウンジ」 ターミナルビル3階「スカイラウンジ」 |
徳島空港 | エアポートラウンジ ヴォルティス |
北九州空港 | ラウンジひまわり |
福岡空港 | くつろぎのラウンジTIME ラウンジTIMEインターナショナル |
長崎空港 | ビジネスラウンジ「アザレア」 |
大分空港 | ラウンジくにさき |
熊本空港 | ラウンジ「ASO」 |
鹿児島空港 | スカイラウンジ 菜の花 |
那覇空港 | ラウンジ華~hana~ |
ダニエル・K・イノウエ国際空港 (旧・ホノルル国際空港) |
IASS HAWAII LOUNGE |
さらに、アメリカン・エキスプレス・グリーン・カードには、世界1,200ヶ所以上の空港VIPラウンジを利用できるプライオリティ・パスまで付帯します。通常US$99の年会費が必要なスタンダードプランを年会費無料で利用できます。ただし、無料となるのは年会費だけで、ラウンジ利用時はUS$32の利用料金が必要です(同伴者も同じくUS$32で利用することができます)。ちなみにゴールドカードクラスでもプライオリティ・パスが付帯するカードは希少です。通常はプラチナカードクラスでなければ付帯しません。
アメリカン・エキスプレス・グリーン・カードの付帯保険
既述のとおり、アメリカン・エキスプレス・グリーン・カードは付帯保険の充実度も高いです。付帯保険の詳細について解説していきましょう。
アメリカン・エキスプレス・グリーン・カードの付帯保険は充実度が高い!利用付帯ながら家族特約も付帯する!
アメリカン・エキスプレス・グリーン・カードには、最高5,000万円の海外旅行傷害保険、同じく最高5,000万円の国内旅行傷害保険が付帯します。利用付帯ではありますが、海外旅行傷害保険にも国内旅行傷害保険にも最高1,000万円の家族特約が付帯しています。
保険内容 | 補償内容 | 家族特約 |
---|---|---|
傷害死亡・後遺障害 | 最高5,000万円 | 最高1,000万円 |
傷害治療費 | 最高100万円 | ― |
疾病治療費 | 最高100万円 | ― |
賠償責任保険 | 最高3,000万円 | ― |
携行品損害保険 | 1旅行中最高30万円 年間最高100万円 |
― |
救援者費用 | 最高200万円 | ― |
保険内容 | 補償内容 | 家族特約 |
---|---|---|
傷害死亡・後遺障害 | 最高5,000万円 | 最高1,000万円 |
国内旅行傷害保険に関しては「傷害死亡・後遺障害」のみの補償となっており、入院給付金や通院給付金などは付帯していません。
また、航空便遅延費用補償に関しては、アメリカン・エキスプレス・グリーン・カードには付帯していません(AMEXゴールドカードに付帯)。
アメリカン・エキスプレス・グリーン・カードのショッピング・プロテクションは最高500万円!リターン・プロテクションも付帯する
さらに、アメリカン・エキスプレス・グリーン・カードには年間最高500万円のショッピング・プロテクションも付帯します。スタンダードカードで最高500万円というショッピング保険が付帯するのはアメックスだけです。このあたりにもさすがのステイタス性を感じます。
また、購入した商品を返品したい場合、もし購入店舗から返品を拒否された際にアメックスが返品を引き受けてくれる「リターン・プロテクション」も付帯しています。「リターン・プロテクション」を利用する場合の条件としては、「商品が未使用でかつ故障や損傷がない場合」に限ります。
アメリカン・エキスプレス・グリーン・カードの追加カード|ETCカードや家族カード
アメリカン・エキスプレス・グリーン・カードで発行可能な追加カードは、家族カードとETCカード、そしてJR東海エクスプレス予約サービスの「プラスEXカード」です。
アメリカン・エキスプレス・グリーン・カードの年会費は6,600円!ETCカードは年会費無料で利用できる!
先述しましたが、アメリカン・エキスプレス・グリーン・カードで家族カードを追加発行する場合は、年会費は6,600円(税込)です。本会員と同様のサービスを年間6,600円で利用できるのは大いに魅力的です。
もちろん、アメリカン・エキスプレス・グリーン・カードはETCカードの発行もOK。年会費は無料で利用できますが、新規発行手数料として1枚935円(税込)必要です。
アメリカン・エキスプレス・グリーン・カードならJR東海エクスプレス予約サービスで東京~博多間が便利でお得!
アメリカン・エキスプレス・グリーン・カードは東海道・山陽新幹線をお得&便利に利用できる「JR東海エキスプレス予約サービス」が付帯します。追加カードとして発行される「プラスEXカード」を改札にタッチするだけで乗車できます。
アメリカン・エキスプレス・グリーン・カードと紐付けて利用できるので、利用代金分のポイントも貯まります。チケットレスで改札を通過できるという利便性もあり、旅行だけでなく、出張などにも大いに活用できる質の高いサービスです。
アメリカン・エキスプレス・グリーン・カードの締め日と支払日(引き落とし日)
アメリカン・エキスプレス・グリーン・カードの締め日と支払日(引き落とし日)は引き落とし口座のある金融機関によって異なっています。
アメリカン・エキスプレス・グリーン・カードの締め日と支払日は3パターン!金融機関によって異なるので注意
アメリカン・エキスプレス・グリーン・カードの締め日と支払日の組み合わせは3パターンあります。
- 19日前後締め/翌月10日払い
- 3日前後締め/21日払い
- 7日前後締め/26日払い
もっとも多いのは「19日前後締め/翌月10日払い」のようですが、指定した金融機関によっては異なるパターンによる支払いになる可能性もありますので、上記3パターンが存在することは認識しておきましょう。
アメリカン・エキスプレス・グリーン・カードの紹介まとめ
アメリカン・エキスプレス・グリーン・カードは、AMERICAN EXPRESS CARD社が発行する最もスタンダードなカードですが、ゴールドカードクラスのステイタスを誇るカードです。月会費制で月会費は1,100円(税込)。年間費用は13,200円(税込)です。
アメリカン・エキスプレス・グリーン・カードは、アメックスに申し込むのが初めての方や、今後、アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カードなどアメックスの上位カードを目指される方におすすめできます。
アメリカン・エキスプレス・グリーン・カードは海外旅行に強いカード!魅力的な特典が豊富
アメリカン・エキスプレス・グリーン・カードは「旅行に強いアメックス」という評価にふさわしく、旅行傷害保険は海外・国内ともに5,000万円まで補償、最高500万円のショッピング・プロテクションも付帯しています。
また、国内外30カ所の空港ラウンジが無料で利用できるほか、スマートフォン・プロテクションなどの特典も付いています。
海外旅行先ではアメックスに対応していない店舗も少なくありませんので、VISAやMasterCardを別に携行していくことをおすすめしますが、決済用のカードではなく特典を使うための贅沢な1枚として携帯していくことをおすすめします。
アメックスグリーンよりゴールドの方がランクは上なのにグリーンの方が人気ある