ANA アメリカン・エキスプレス・カードの評判と特徴、審査基準を徹底解説
ANAアメリカン・エキスプレス・カードの特徴
ANAアメリカン・エキスプレス・カードは、アメックスブランドのANA一般カードです。ショッピングで貯めたポイントをマイルに交換できるほか、ボーナスポイントなどでも効果的にマイルを獲得できます。もちろん、ANAカード会員限定のサービスが利用できますし、アメックス付帯の各種優待も利用できます。
そんなANAアメリカン・エキスプレス・カードの特徴をご紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
ショッピングで貯めたポイントでマイルが貯まる
ANAアメリカン・エキスプレス・カードでは、100円ごとに1ポイントを獲得できます。さらに、ANAグループでのカード利用なら1.5倍のポイントを獲得することもできます。
貯めたポイントは、1ポイント=1マイルに移行することができますが、、ポイントからマイルに移行する場合は「ポイント移行コース(税込6,600円/年)」に登録する必要があります。登録しない場合、マイルに交換することはできません。
また、ANAカードマイルプラスの対象店舗でショッピングすると、クレジットカードのポイントと同時に直接マイルも獲得できます。通常、100円もしくは200円ごとに1マイルが加算されます。つまり、ポイントとマイルの二重取りです。
ボーナスマイルやボーナスポイントで効果的に貯まる
ANA一般カードでは、入会継続ボーナスとして1,000マイル、搭乗ボーナスマイルとして区間基本マイレージ×運賃倍率の10%が積算されますが、ANAアメリカン・エキスプレス・カードも同様のボーナスマイルを獲得できます。
さらに、入会後3カ月間のカード利用ボーナスとして以下のボーナスポイントを獲得できます。
入会後3カ月以内に 10万円のカード利用 |
ボーナスポイントとして2,000ポイントプレゼント |
---|---|
入会後3カ月以内に 30万円のカード利用 |
ボーナスポイントとして6,000ポイントプレゼント |
入会後3カ月以内に 60万円のカード利用 |
ボーナスポイントとして15,000ポイントプレゼント |
入会後の3カ月以内に以上の基準を満たすと、最大で23,000ポイントをプレゼントしてくれます。
それに、入会ボーナスとして1,000マイルが加わるので、あわせて24,000マイル相当を獲得できる計算です。
もちろん、通常のショッピングポイントも獲得できます。仮に60万円であれば100円=1ポイントとして6,000ポイントを獲得できますので、合計で30,000マイル相当を手にできます。
ANAカード会員向けの多彩なサービスでお得
ANAアメリカン・エキスプレス・カードはANA一般カードとしてANAカード会員向けの優待サービスを利用できます。
- 空港内免税店5%OFF
- 高島屋SHILLA&ANAで5%OFF
- 国内線・国際線機内販売10%OFF
- 空港内店舗「ANA FESTA」で5%OFF
- 成田空港パーキング割引
- ANAショッピング A-styleで5%OFF
- ANAビジネスソリューション公開講座受講料15%OFF
- IHG・ANA・ホテルズグループジャパン宿泊割引サービス
- レンタカー割引サービス
- ANAカード専用運賃「ビジネスきっぷ」
- ANA SKYコインへの交換レート優遇
- ANAカード会員限定イベントへの参加
いずれもANAカード会員でなければ利用できない特別な優待です。
空港ラウンジサービスや手荷物宅配サービスが付帯
ANAアメリカン・エキスプレス・カードなら、アメックス・グリーンに付帯する空港ラウンジサービスほか、以下のサービスを利用できます。
- 空港パーキング
- 空港クロークサービス
- 手荷物無料宅配サービス
- 大型手荷物宅配優待特典
- 国内レンタカー割引
- 渡航先での日本語サポート
- 海外用レンタル携帯電話
ちなみにANA一般カードの中で空港ラウンジサービスが付帯するのはANAアメリカン・エキスプレス・カードだけです。
アメックスの場合、同伴者1名まで無料で空港ラウンジサービスを利用できるのも特徴です。また、手荷物無料宅配サービスはスーツケース1個までが対象です。
最高3,000万円の旅行傷害保険付帯
ANAアメリカン・エキスプレス・カードのベースはアメックス・グリーンなので、付帯保険の充実度も他のANA一般カードを圧倒しています。
利用付帯ながら、最高3,000万円の補償を受けられますし、その他の補償も一般カードとしては魅力的な内容です。付帯保険の詳細は後述します。
ANAアメリカン・エキスプレス・カードは、こんな人におすすめ
ANAアメリカン・エキスプレス・カードは、ANAマイルを効率よく貯めたいマイラーや、一般カードでも付帯特典の充実したカードを探している人におすすめです。
ANAマイルを効率よく貯められるカードが欲しい人
ANAアメリカン・エキスプレス・カードなら、日常のショッピングで貯めたマイルを1ポイント=1マイルに交換できるほか、ANAカードマイルプラスの加盟店でポイントとマイルの二重取りができます。より効率的にマイルを貯めたい人におすすめです。
付帯特典の充実したANA一般カードをお探しの人
ANAアメリカン・エキスプレス・カードには、空港ラウンジサービスや各種空港サービスなどが付帯しており、トラベル&エンターテイメントカードのアメックスらしい内容です。
ANA一般カードの中でもっとも付帯特典が充実していますので、「特典の充実しているANA一般カードが欲しい!」という人におすすめです。
ANAアメリカン・エキスプレス・カードのメリット
ANAアメリカン・エキスプレス・カードのメリットは、
- 充実した優待特典はANA一般カードの中でダントツ
- ポイント移行コース登録でポイント有効期限が無期限
- 付帯保険の充実度も他のANA一般カードを圧倒
以上の3点です。
メリットを挙げたらキリがないほどですが、敢えて集約するとしたら上記3つに絞れます。
付帯特典の充実度はANA一般カードの中でダントツ
先にもご説明しましたが、ANAアメリカン・エキスプレス・カードの付帯特典はANA一般カードの中でダントツの内容を誇ります。
トラベル&エンターテイメントカードの代表格とも呼べるアメックスとの提携カードであるため、空港ラウンジサービスなどゴールドカードクラスに迫るほどの特典内容を誇っています。
他のANA一般カードは旅先での活用度が低いですが、ANAアメリカン・エキスプレス・カードなら豊富な特典を旅先で活かすことができます。
ポイント移行コース登録でポイントを無期限に貯められる
ANAアメリカン・エキスプレス・カードでは、貯めたポイントをANAマイルへ交換するためには「ポイント移行コース」に登録する必要がありますが、登録するとポイントの有効期限がなんと無期限になります。
ポイント移行コースに登録しないとANAマイルに交換することすらできませんし、年間6,600円(税込)の参加費が必要ではありますが、これは他のANA一般カードも同じ条件なので、決してANAアメリカン・エキスプレス・カードだけのデメリットではありません。
ポイントの有効期限が無期限になれば、好きなだけポイントを貯め続けてからマイルに交換することができるため、実施質的にマイルを無期限で貯めているのと同じことです。これは大きなメリットです。
ANA一般カードの中でもっとも安心の補償が付帯する
ANAアメリカン・エキスプレス・カードには、最高3,000万円の海外旅行傷害保険が付帯します。また、「傷害治療費」や「疾病治療費」も100万円の補償が付帯しています。
他のANA一般カードでは、最高1,000万円で「傷害治療費」や「疾病治療費」などは一切付帯しておらず、補償としては中身の伴わない内容となっていますので、充実度としてはANAアメリカン・エキスプレス・カードの方が圧倒しています。
ANAアメリカン・エキスプレス・カードのデメリット
ANAアメリカン・エキスプレス・カードのデメリットは、「基本還元率の低さ」と「世界的な加盟店数の少なさ」です。
これらのデメリットは、ANAアメリカン・エキスプレス・カードだけに限らず、アメックス全体のデメリットとしてしばしば取りざたされているほど代表的なデメリットとなります。
入会前には、こうしたデメリットもしっかりと把握した上で検討するようにしましょう。
基本還元率が0.3%と低いのでマイルに交換しないなら損
ANAアメリカン・エキスプレス・カードは、ポイント移行コースに登録すると1ポイントあたり1マイルに交換できますので、1.0%の還元率でポイントを貯めることができます。
一方で、ポイント移行コースに登録せずに利用することもできます。しかし、その場合は通常のメンバーシップ・リワードと同じなので、還元率にして0.3%と低い水準にまで落ちてしまいます。
ポイント移行コースの参加費として年間6,600円(税込)の負担が必要だとしても、せっかくANAアメリカン・エキスプレス・カードを利用するなら、高還元率でしかも無期限でポイントを貯められるポイント移行コースに登録しておかないと損です。
アメックスブランドなので海外での利用シーンが限られる場合もある
ANAアメリカン・エキスプレス・カードだけに限らず、アメックスの最大の弱点が「加盟店数の少なさ」です。世界的な国際ブランドの加盟店数では、VISAやMastercardだけで90%のシェア率を占めます。それに対してアメックスは10%にも満たないシェア率ですので、世界的にみると「使いづらい国際ブランド」となってしまっています。
近年では、JCBなどとの提携によって一部では使いづらさが解消傾向にあるのの、世界的にはまだまだ使えないお店や宿泊施設もたくさんあります。海外へ行く際は、VISAやMastercardなども一緒に携行していかないと不便です。
ANAアメリカン・エキスプレス・カードの評判
ANAアメリカン・エキスプレス・カードは、ANA一般カードを利用するユーザーからも比較的高い評価を獲得しています。
7,700円(税込)という年会費の高さを指摘する声も一部では聞かれますが、マイルの貯まりやすさや付帯サービス全般などを高く評価する声の方が多いです。
陸マイラーやたまに搭乗するユーザーから評価が高い
ANAアメリカン・エキスプレス・カードは、ポイント移行コースでポイントの有効期限が無期限になるため、期限を気にせずじっくりと貯められるメリットを推す声が多いです。
また、同伴者1名まで無料になる空港ラウンジサービスや、手荷物無料宅配サービスなどが付帯する点が高く評価されています。あまりフライトを利用しない陸マイラーからの支持も厚いカードです。
ANAアメリカン・エキスプレス・カードの審査
クレジットカードの発行には審査がつきものなので、世の中に「審査の甘いクレジットカード」というものは存在しません。しかし、独特な審査基準を敷いているため、比較的審査難易度が低めのクレジットカードは存在します。
実は、ANAアメリカン・エキスプレス・カードはそうした「独特な審査基準を敷いているカード」としても知られていて、なかなかクレジットカードの審査に通過できない、いわゆる「クレカ難民」にもおすすめのカードしても有名です。
審査難易度が比較的低いことで知られるカード
実際の審査基準というのは、審査を行う内部の人間以外、誰にも知るすべはありません。しかし、アメックス・グリーンやANAアメリカン・エキスプレス・カードの場合、初めての入会希望者には比較的柔軟性の高い審査を行います。一部では、「アメックスは国内のカード会社ではないから審査基準が異なる」という声もあるほどです。
しかし、だからといって安心するのは禁物です。そんな柔軟性の高い審査を行うANAアメリカン・エキスプレス・カードであっても、審査に落ちる人は落ちますし、あっけなく弾かれてしまう人も少なくありません。「審査が甘い」わけではなく、「門戸は広いが弾かれることもある」のがANAアメリカン・エキスプレス・カードの審査の特徴です。
発行後の対応はシビアなので要注意
門戸の広いアメックスの審査ですが、実は発行後の対応は非常にシビアなことでも有名です。一度でも遅延をしてしまうと、あっけなくカード利用停止→強制解約というケースも多々あります。
入会時は柔軟性の高い審査をしてくれたとしても、発行後こそが本当の勝負だという意識が重要です。
ANAアメリカン・エキスプレス・カードの還元率
ANAアメリカン・エキスプレス・カードの還元率は、アメックスカードとしては低還元率であるものの、ANAカードとしてはまずまずの還元率で利用できます。
ANAカードマイルプラスの加盟店や、アメックスのボーナスポイント・パートナーズなどで高還元率な利用ができるのも魅力です。
基本還元率は0.3%!ポイント移行コースなら1.0%にアップ
ANAアメリカン・エキスプレス・カードの基本還元率は0.3%です。ただしこれはアメックスの「メンバーシップ・リワード」における還元率であり、「ポイント移行コース」に登録することで1.0%にアップさせることができます。
ちなみにポイントは100円ごとに1ポイント獲得できます。メンバーシップ・リワードでは1ポイントあたり0.3円の価値にしかなりませんが、「ポイント移行コース」では1ポイントあたり1マイルに交換できるので、還元率は1.0%です。
ANAカードマイルプラスでポイントとマイルの二重取り
ANAアメリカン・エキスプレス・カードなら、ANAカードマイルプラスの加盟店でショッピングをすると100円または200円ごとに1マイル獲得できます。もちろん、ショッピングポイントも獲得できるため、ポイントとマイルの二重取りが可能です。
ANAカードマイルプラスの加盟店では100円~200円ごとに1マイル獲得なので、0.5%~1.0%の還元率でマイルを獲得できます。上述したとおり、ポイントは還元率1.0%ですから、二重取りによって1.5%~2.0%の高還元率となります。
ボーナスポイント・パートナーズで高還元率
アメックスには「ボーナスポイント・パートナーズ」というプログラムがあります。これは、参加している店舗やサービスなどを利用することでボーナスポイントを獲得できるプログラムのことです。メンバーシップ・リワードが貯まるアメックスカードが対象なので、ANAアメリカン・エキスプレス・カードでも利用できます。
「ボーナスポイント・パートナーズ」を利用すると、100円ごとに2ポイント以上、最大で10ポイントを獲得できます。還元率にして2.0%~10.0%にもなる超お得なプログラムです。
ネット通販でも比較的高還元率でマイルが貯まる
ANAには、「ANAマイレージモール」というネット通販のサイトがあります。メジャーな総合通販サイトをはじめ、様々なジャンルの通販サイトが参加している便利なオンラインモールです。
ANAマイレージモールの特徴は、ショッピングで直接マイルを獲得できる点です。利用先によって還元率は異なりますが、概ね0.3%~1.0%の還元率でマイルを獲得できます。ネット通販好きなマイラーなら、ぜひチェックしておきましょう。
ANAアメリカン・エキスプレス・カードのポイント
ANAアメリカン・エキスプレス・カードはメンバーシップ・リワードを貯めてからマイルに移行するシステムです。
ANAマイルに移行するには「ポイント移行コース」への登録が必須ですが、それによりポイントの有効期限が無期限になるメリットがありますが、「ポイント移行コース」には6,600円(税込)の年会費が必要です。
ポイントプログラムはANAアメックス メンバーシップ・リワード
ANAアメリカン・エキスプレス・カードのポイントプログラムは、「ANAアメックス メンバーシップ・リワード」です。前述のとおり、100円ごとに1ポイントを獲得できます。
貯めたポイントをANAマイルに交換するには、「ポイント移行コース」に登録することで1ポイントあたり1マイルのレートで交換できます。
ポイント移行コースならポイントの有効期限が無期限
貯めたポイントをANAマイルに交換するためには、「ポイント移行コース」に登録しなければ交換することができないルールです。ちなみに、「ポイント移行コース」に登録せずに利用することもできます。
ただし、「ポイント移行コース」に登録するのとしないのとでは、メリットに大きな差が生まれます。
ポイント移行コースに 登録した場合 |
・ポイント有効期限が無期限になる ・1ポイント=1マイルに交換できるので還元率は1.0% |
---|---|
ポイント移行コースに 登録しなかった場合 |
・ポイント有効期限は3年 ・1ポイントあたり0.3円程度の価値なので還元率は0.3% |
以上のように、「ポイント移行コース」に登録した方が明らかにメリットが大きいです。
年間6,600円(税抜)かかるので損益を考慮して利用するのがおすすめ
しかし、「ポイント移行コース」に参加するには6,600円(税込)の年会費が発生します。つまり、この参加年会費を念頭に置いて利用しないと、逆に損してしまう可能性もゼロではないのです。
「ポイント移行コース」に登録することで1ポイントあたり1マイルに交換できるので、1ポイント=1円として計算すると、6,600円分のポイントを獲得するのに66万円分(100円=1ポイントの場合)のカード利用が必要です。
年間66万円のカード利用額を達成して初めて「ポイント移行コース」の年会費の元が取れますので、最低でも年間66万円超のカード利用を見込めるなら「ポイント移行コース」に加入する価値があります。1カ月あたりに換算すると55,000円以上の利用があれば年間66万円をクリアできます。
ANAアメリカン・エキスプレス・カードと電子マネー
ANAアメリカン・エキスプレス・カードでは、搭載した楽天Edyでの決済で200円ごとに1マイル獲得できます。また、おサイフケータイの楽天Edyでも、「ケータイ de Edyマイル」というサービスに登録することで、200円ごとに1マイル獲得できます。
楽天Edy搭載なら還元率0.5%~1.0%で直接マイルが貯まる
カードに搭載した楽天Edy、もしくは「ケータイ de Edyマイル」と紐づけたおサイフケータイの楽天Edyでショッピングすると200円ごとに1マイルを獲得できますので、0.5%のマイル還元率です。楽天Edyの利用頻度が多いマイラーには利便性の高いサービスです。
さらに、「Edyマイルプラス」の対象店舗でショッピングすると、楽天Edyでの支払い200円ごとに2マイルを獲得でき、還元率1.0%でマイルを貯められます。加盟企業は少ないですが、マツモトキヨシやニッポンレンタカー、紀伊國屋書店などが対象店舗になっています。
ANAマイレージクラブ モバイルプラスなら還元率3倍
また、ANAマイレージクラブ モバイルプラスという会員専用のスマホサイトなら、楽天Edyの利用200円ごとに3マイルを獲得できます。
サイトは月額330円(税込)の有料サイトですが、対象航空券を先行予約できたり、マイルからANA SKY コインへの交換レートが1.5倍になるなどの特典が付帯しています。
月額料金の支払いはキャリア決済もできるため、それほど大きな負担にはなりません。ぜひとも加入しておきましょう。
モバイルSuicaなどへのチャージではポイント付与対象外
ANAアメリカン・エキスプレス・カードから楽天Edyへのチャージも可能ですが、残念ながらチャージ分に関してはポイント付与の対象外です。
その他、モバイルSuicaやSMART ICOCA、モバイルPASMOへのチャージが可能ですが、チャージ利用分のポイント付与はすべて対象外になっています。
ANAアメリカン・エキスプレス・カードの空港ラウンジサービス
ANAアメリカン・エキスプレス・カードには、ANA一般カードの中で唯一空港ラウンジサービスが付帯しています。一般カードとはいえ、アメックスブランドは他の国際ブランドよりも頭一つ抜け出たステータスを有しています。
空港ラウンジサービスは国内主要28空港+ハワイが対象!
ANAアメリカン・エキスプレス・カードの空港ラウンジサービスは、もともとアメックスの特典として付帯しているサービスです。
対象空港 | ラウンジ名 |
---|---|
新千歳空港 | スーパーラウンジ |
函館空港 | ビジネスラウンジ「A Spring」 |
青森空港 | エアポートラウンジ |
秋田空港 | ロイヤルスカイ |
仙台国際空港 | ビジネスラウンジ |
羽田空港 | 第1ターミナル「POWER LOUNGE CENTRAL・SOUTH・NORTH」 第2ターミナル「エアポートラウンジ(南)」「POWER LOUNGE CENTRAL・NORTH・PREMIUM」 第3ターミナル「Sky Lounge」 |
成田国際空港 | 第1ターミナル「IASS Executive Lounge1」 第2ターミナル「IASS Executive Lounge2」 |
新潟空港 | エアリウムラウンジ |
富山空港 | ラウンジらいちょう |
中部国際空港 | プレミアムラウンジ セントレア |
小松空港 | スカイラウンジ白山 |
伊丹空港 (大阪国際空港) |
ラウンジオーサカ |
関西国際空港 | カードメンバーズラウンジ「六甲」「アネックス六甲」「金剛」 |
神戸空港 | ラウンジ神戸 |
岡山空港 | ラウンジ マスカット |
広島空港 | ビジネスラウンジ もみじ |
米子空港 | ラウンジDAISEN |
山口宇部空港 | ラウンジ「きらら」 |
高松空港 | ラウンジ讃岐 |
松山空港 | ビジネスラウンジ スカイラウンジ |
徳島空港 | エアポートラウンジ ヴォルティス |
北九州空港 | ラウンジひまわり |
福岡空港 | ラウンジTIME/ノース ラウンジTIME/サウス ラウンジTIMEインターナショナル |
長崎空港 | ビジネスラウンジ「アザレア」 |
大分空港 | ラウンジくにさき |
熊本空港 | ラウンジ「ASO」 |
鹿児島空港 | スカイラウンジ 菜の花 |
那覇空港 | ラウンジ華~hana~ |
ダニエル・K・イノウエ国際空港 (ハワイ・ホノルル/旧ホノルル国際空港) |
IASS HAWAII LOUNGE |
以上のように、対象の空港は国内28空港とハワイの国際空港です。既述のとおり、本会員のほかにも同伴者1名まで無料で利用可能です。
ANAアメリカン・エキスプレス・カードの付帯保険
ANAアメリカン・エキスプレス・カードには、最高3,000万円の海外旅行傷害保険や、年間最高200万円のショッピング・プロテクションが付帯します。いずれも、一般カードクラスとしては抜群の充実度を誇る補償です。
最高3,000万円の海外旅行傷害保険が付帯でしかも家族特約付き
ANAアメリカン・エキスプレス・カードの海外旅行傷害保険は最高3,000万円、国内旅行傷害保険は最高2,000万円の補償が付帯します。
補償の詳細な内容は以下のとおりです。
海外旅行傷害保険 | 傷害死亡・後遺障害 | 最高3,000万円 (家族特約:1,000万円) |
---|---|---|
傷害治療費 | 100万円 (家族特約:100万円) |
|
疾病治療費 | 100万円 (家族特約:100万円) |
|
賠償責任 | 3,000万円 (家族特約:3,000万円) |
|
携行品損害 | 1旅行中30万円限度/年間100万円限度 (家族特約:1旅行中30万円限度/年間100万円限度) |
|
救援者費用 | 200万円 (家族特約:200万円) |
|
国内旅行傷害 | 傷害死亡・後遺障害 | 最高2,000万円 (家族特約:1,000万円) |
入院保険金 | ― | |
手術保険金 | ― | |
通院保険金 | ― |
国内旅行傷害保険については「傷害死亡・後遺障害」しか付帯していませんが、国内であれば健康保険等もあるため、それほど重要視しなくても問題はないでしょう。
付帯保険の特筆すべきポイントとしては、家族特約が付帯している点です。一般カードクラスとしては十分すぎるほどの補償内容が用意されているのは大いに魅力です。
【メモ】海外旅行時は別途保険加入等の対策も大事
ANAアメリカン・エキスプレス・カードの海外旅行傷害保険はたしかに充実度が高いですが、それはあくまでも「一般カードクラスとしては充実している」という程度にすぎません。実際、もっとも重要な「傷害治療費」や「疾病治療費」は100万円の補償しか付帯しておらず、補償面では非常に心細いのが実情です。海外を旅行する際は、保険会社の旅行保険に加入するなどの対策も怠らないようにしましょう。
年間最高200万円まで補償されるショッピング・プロテクション
ショッピング保険に該当する「ショッピング・プロテクション」は、年間最高200万円までの補償を受けられます。一般カードクラスで年間200万円までのショッピング保険が付帯するのもレアです。この辺りもさすがのアメックスという感はぬぐえません。
オンライン・プロテクションでネットショッピングも安心
もし、インターネット上でANAアメリカン・エキスプレス・カードを不正利用されても、オンライン・プロテクションで損害額を補償してもらうこともできます。ネットショッピングを多用する人に安心のプロテクションです。
グローバルホットラインで様々なサポートを受けられる
ANAアメリカン・エキスプレス・カードでは、「グローバルホットライン」というサービスも利用できます。
グローバルホットラインでは、
- 航空機やホテルなど旅行関連サービス(予約・手配等)
- レストランの案内・予約・取消
- ゴルフコースの案内・予約・取消
- 主要都市におけるミュージカル等のチケット案内
- 天気予報
- パスポート、査証、予防接種等の案内
- フラワーデリバリーサービスの手配
- カードに関する各種問い合わせ
- 電話による簡単な通訳サービス(ビジネス不可)
- 通訳派遣のアレンジメント
- 緊急メッセージの伝言サービス
- 医師、歯科医、病院、弁護士の紹介
- 海外旅行傷害保険の保険金請求サポート
いずれも、海外旅行時に心強いサポートが受けられるサービスです。
ANAアメリカン・エキスプレス・カードの追加カード|家族カードやETCカード
ANAアメリカン・エキスプレス・カードでは、家族カードやETCカードの追加発行もできます。家族カードなら本会員の半分以下の年会費でほぼ同様の特典を利用できるのでお得です。
家族カードの年会費は2,750円(税込)!6枚まで発行OK
本会員の年会費7,700円(税込)に対し、家族カードの年会費は2,750円(税込)です。
家族カードは6枚までの発行に対応しており、家族カードで貯めたポイントは本会員にまとめて加算されるのもメリットです。
さらに、家族ごとにカードの利用限度額を設定することもできます。
ETCカードは年会費無料で発行手数料のみ負担が必要
ANAアメリカン・エキスプレス・カードで発行されるETCカードは、アメックスの発行するETCカードです。
ちなみに年会費は無料で利用できますが、新規発行手数料として935円(税込)が必要です。本会員は5枚まで、家族カード会員は1人につき1枚発行できます。
ANAアメリカン・エキスプレス・カードの締め日と支払日
ANAカードは、発行元によって締め日と支払日が異なります。アメックスが発行元になっているANAアメリカン・エキスプレス・カードの場合は、アメックスの定める締め日と支払日が適用されます。
締め日と支払日は3パターン!振替先金融機関により異なる
ANAアメリカン・エキスプレス・カードの締め日と支払日は3パターンに分かれています。
締め日 | 支払日 |
---|---|
1日前後 | 同月21日 |
5日前後 | 同月26日 |
20日前後 | 翌月10日 |
どのパターンが適用されるかは、引き落とし先に指定している金融機関によって異なるため、実際に申し込んでみないと分かりません。
ANAアメリカン・エキスプレス・カードの紹介まとめ
ANAアメリカン・エキスプレス・カードの特徴やメリットなどについてご紹介してきました。
ここでご紹介した魅力ポイントをまとめますと、
- 還元率1.0%でポイントが貯まる(ポイント移行コース登録時)
- ボーナスマイルやボーナスポイントでお得
- ポイント移行コース登録でポイントの有効期限が無期限
- ANAカード会員向けの優待サービスやアメックスの優待サービスが付帯
- 空港ラウンジサービスや手荷物無料宅配サービスなども付帯
- 最高3,000万円の旅行傷害保険付帯で家族特約も付く
- 年間最高200万円のショッピング・プロテクション
以上のような特長を備えます。
何よりも、ANA一般カードでありながらゴールドカードに肉薄する付帯サービスが最大の魅力です。
他のANA一般カードでは内容が不満だという人は、上位カードを検討する前にANAアメリカン・エキスプレス・カードを検討してみるのもおすすめです。
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