ANAダイナースカードの評判と特徴、審査基準を徹底解説
ANAダイナースカードの特徴
ANAダイナースカードは、ANAとダイナースクラブカードが提携して発行しているANAのゴールドカードです。
ANAゴールドカードの優待とダイナースクラブカードの贅沢な優待をダブルで利用できるのが最大の特徴で、有効期限のポイントのためじっくり貯めてからマイルに交換できるのも魅力です。
そんなANAダイナースカードの特徴について解説していきます。
限度額に一律の制限がないから高額なショッピングも楽しめる
ダイナースクラブカードといえば、カード利用限度額に一律の制限を設けていないことでも有名ですが、それはANAダイナースカードも同じです。
高額商品を購入することで、より多くのポイントを獲得することもできます。
「限度額に一律の制限がない」という表現に注意!
ダイナースクラブカードでは、「カード利用限度に一律の制限を設けていないから高額な利用もできる」という表現が使われていますが、これは、「誰でも高額利用ができる」という意味ではありません。
あくまでも、「会員ごとに利用限度額が異なる」ということであり、正確には「人によっては高額利用が可能なケースもある」という意味になります。
最初から利用限度額が設定されていないということではないので、勘違いしないようにしましょう。
ポイント有効期限がなし!好きなだけ貯めて好きなときにマイルに交換
ANAダイナースカードのポイントには有効期限がありません。そのため、好きなだけポイントを貯めてからマイルに交換できます。
ポイントからマイルに交換してしまうとマイルの有効期限(36カ月)が発生してしまいますが、ポイントには有効期限がないので半永久的に貯め続けることが可能です。マイルへ移行する際も上限がないため、必要なマイル数にいつでも交換できるのが魅力です。
毎年のボーナスマイルや搭乗ボーナスでお得にマイルが貯まる
ANAのゴールドカードとして発行されているANAダイナースカードなら、入会ボーナスとして2,000マイル、毎年の継続ボーナスとして2,000マイル、搭乗ごとのボーナスとして通常のフライトマイルの25%分が加算されます。
日常のショッピング以外でも、ボーナスによって効率よくマイルを獲得していけるのは大いに魅力的です。
ダイナースクラブのプレミアムな優待を利用できる
ANAダイナースカードのベースはダイナースクラブカードなので、ダイナースクラブの提供する贅沢な優待特典も利用できます。
付帯保険 | 最高1億円の海外旅行傷害保険など手厚い補償が付帯 ※詳細は後述 |
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空港 | 国内外1,000カ所以上の空港ラウンジを利用できる 手荷物宅配サービス JALエービーシー優待 グローバルWiFi優待 |
トラベル | 国内クラブホテルズ・旅の宿 海外クラブホテルズ 国内外のホテルや旅館で特別優待 国内外のパッケージツアー5%OFF 世界各国でレンタカー特別割引 トラベルデスク 海外現地トラベルデスク 海外緊急アシスタンスサービス 京都 荷物キャリーサービス THE TTHE TOWER LOUNGE CASHIME ホノルル・Lea Leaトロリー |
グルメ | コース料金1名分が優待される「エグゼクティブダイニング」 一人での食事時間を楽しめる「ごほうび予約」 人気店の空席情報サービス「ごひいき予約」 予約困難な名店で食事できる「Wishダイニング」 最高級ビーフを堪能「ビフテキのカワムラからの特別優待」 個性的なレストランを楽しむ「ひらまつからの特別優待」 高級料亭を味わう「料亭プラン」 |
ゴルフ | プリンスゴルフリゾーツ特別優待 名門ゴルフ場予約 プライベートレッスン優待 ゴルフレッスン優待 フィッティングサービス優待 ゴルフ練習場優待 ゴルフコンペ/プレープラン |
上記はあくまでも優待サービスの一部ですが、ざっと挙げただけでもこれだけの優待を利用できます。
ANAダイナースカードはANAとの提携カードではありますが、利用できる優待サービスは原則としてダイナースクラブカードと同じです。もちろん、ダイナースクラブ会員むけのイベントなどにも参加できます。
ANAゴールドカード会員の優待サービス付帯
ANAダイナースカードでは、ANAゴールドカードの優待サービスも利用できます。
空港内免税店割引 | 成田空港・羽田空港・関西空港・那覇空港の対象免税店で10%OFF |
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機内販売割引 | ANA国内線と国際線およびエアージャパン便の機内販売が10%OFF |
ANA FESTA割引 | 空港内店舗「ANA FESTA」で5%OFF |
空港パーキング割引 | 成田空港のセントラルパーキング成田でカード提示すると駐車料金が特別割引 |
A-style割引 | ANAショッピング A-styleで5%OFF |
IHG・ANA・ホテルズグループジャパン 宿泊割引サービス |
予約時にANAカード会員であることを伝えるとベストフレキシブル料金から割引 |
IHG・ANA・ホテルズグループジャパン 朝食無料&ウェルカムドリンクサービス |
ANAカード会員宿泊割引サービスで宿泊すると朝食無料+ウェルカムドリンクサービス |
JRホテルクレメント高松 | 正規料金での宿泊時20%OFF レストラン、バー利用時5%OFF アーリーチェックイン レイトチェックアウト 朝食無料・ウェルカムドリンク |
レンタカー | ニッポン、トヨタ、オリックスの各レンタカーが5%OFF ハーツレンタカーが5%~20%OFF |
ビジネスきっぷ | 搭乗の当日でも変更が可能なANAカード専用の運賃サービス |
ビジネスクラスカウンター | ANA国際線搭乗の際、エコノミークラスでもビジネスクラスカウンターからチェックインできる |
なお、以下の優待サービスは提供が終了しています。
高島屋免税店SHILLA&ANAでの割引 | 2020年10月31日で営業終了 |
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ANAスカイホリデー ANAハローツアー ANAワンダーアース 割引販売 |
2020年3月31日申し込み分をもって廃止 |
ANAビジネスソリューション 公開講座受講料割引 |
2021年3月31日申し込み分までで終了 |
今後も提供が終了してしまう優待サービスがあるかもしれませんし、新たな優待サービスが追加される可能性もあります。定期的なチェックは欠かさないようにしましょう。
ANAダイナースカードは、こんな人におすすめ
ANAダイナースカードは、グルメやトラベル関連の特典が充実しているマイルカードを探している人や、海外旅行好きな人におすすめのANAカードです。
グルメや旅行の優待が充実したカードが欲しいANAマイラーの人
ANAダイナースカードには、ダイナースクラブの提供する豪華な優待サービスが豊富に付帯しています。グルメから旅行まで、多彩なシーンで活躍してくれるトラベル&エンターテイメントカードの真骨頂を味わえます。
もちろん、ANAゴールドカード会員限定のボーナスマイルや優待サービスも利用できますので、効率よくマイルを獲得できますので、優待特典の充実したANAカードが欲しい人におすすめです。
海外旅行が好きで付帯保険にこだわりたい人
ANAダイナースカードは、国内外1,000カ所以上の空港ラウンジが利用できる特典が付帯しますし、最高1億円の海外旅行傷害保険なども付帯します。海外旅行が好きで、付帯特典や付帯保険にこだわりたい人へのおすすめ度が高めです。
また、海外クラブホテルズ、ザ・ペニンシュラホテル特別優待、世界のラグジュアリーホテルが多数加盟している「ザ・リーディングホテルズ・オブ・ザ・ワールドリーダーズクラブ」の特別入会特典など、海外旅行好きにたまらない特別な特典も付帯しています。
ANAダイナースカードのメリット
ANAダイナースカードのメリットを挙げてみますと、
- 旅行関連の優待特典が多彩
- ダイナースクラブの提供するグルメ優待が豪華
- ゴルフ関連の優待サービスが豊富に付帯
- 世界1,000カ所以上の空港ラウンジを利用できる
- 旅先でのアクシデント発生時に頼れるサポートが充実
以上の5点に集約できます。グルメやトラベルなど、ダイナースクラブらしいラグジュアリーな特典や、カード会員向けサポートの高い充実度が最大のメリットです。
国内外のホテル優待などトラベル関連の優待が多彩
先述しましたように、ANAダイナースカードには国内の厳選宿泊施設で優待特典を利用できる「国内クラブホテルズ・旅の宿」や、海外のラグジュアリーなホテルで優待特典が利用できる「海外クラブホテルズ」など、国内外のホテルや旅館などで利用できる宿泊優待が豊富に付帯します。
その他、
- 一休.com特別優待
- ザ・リーディングホテルズ・オブ・ザ・ワールドリーダーズクラブ特別入会優待
- ザ・ペニンシュラホテルズ特別優待
などの特別優待も利用できますし、ローマやニューヨーク、バンコクなど世界の各都市を楽しめる会員向けの厳選トラベルガイドも利用できます。
ダイナースクラブのグルメ優待で贅沢な時間を満喫できる
数あるクレジットカードの中でも、ダイナースクラブの提供するグルメ優待は他を圧倒する豪華さです。グループでの会食から1人だけの時間を楽しめる優待まで、実にバラエティーに富んださまざまな優待サービスを利用できます。
プライベートなひと時を満喫したいとき、ビジネスでのおもてなしをしたいとき、大切な人と特別な時間を共有したいとき――あらゆるシーンでダイナースクラブのグルメ優待を活用できるのが魅力です。
名門ゴルフ場でのプレーやプライベートレッスンなどが可能なゴルフ優待
ステータスの高いクレジットカードにはゴルフに関連する優待が付帯しているケースが多いですが、もちろんANAダイナースカードにも付帯します。
プリンスゴルフリゾーツ特別優待 | ゴルフ場運営の大手「プリンスゴルフリゾーツ」の対象ゴルフ場にて優待価格で予約できる 【対象ゴルフ場】 ・北海道カントリークラブ ・岩手沼宮内カントリークラブ ・軽井沢72ゴルフ ・武蔵丘ゴルフコース ・大箱根カントリークラブ ・川奈ホテルゴルフコース ・瀬田ゴルフコース |
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名門ゴルフ場予約 | 国内屈指の名門ゴルフ場を予約してくれるサービス。由緒や伝統あるコースで至福のプレー時間を堪能できる |
ゴルフ練習場優待 | 対象ゴルフ練習場でさまざまな優待特典を利用できる 【対象練習場】 ・Shonan Golf Resort |
プライベートレッスン優待 | 対象のゴルフスクールでプライベートレッスン最大50%OFF。しかも入会金や年会費、クラブ、レンタルシューズも無料 【対象スクール】 ・Shonan Golf Resort ・GPC恵比寿 ・Habor Golf Studio ・ゴルディア |
ゴルフレッスン優待 (GOLFTEC by GDO) |
米国最大のゴルフレッスンチェーンのGOLFTECで、初回スイング診断を通常料金の半額で提供(税込11,000→5,500円) ※受講当日にレッスンプランに申し込めば無料 |
フィッティングサービス優待 | フィットするクラブの選択&調整を1時間無料で利用可 ※クラブやシャフトなどを購入した場合は10%OFF |
ゴルフコンペ/プレープラン | 名門ゴルフ場におけるゴルフコンペやプレープランに参加できる |
付帯するゴルフ関連優待の充実度でも、他より一歩も二歩も抜きん出ています。
国内・海外空港ラウンジサービスが充実!世界1,000カ所以上が対象
ANAダイナースカードにはダイナースクラブカードの空港ラウンジサービスが付帯しますので、世界1,000カ所以上の空港ラウンジを利用できます。これはクレジットカード付帯の空港ラウンジサービスとしては最大です。
その他、以下のような空港サービスが利用できます。
手荷物宅配サービス | 帰国時、対象空港でのカードと搭乗券提示で対象空港から指定場所までスーツケース等を年間2個まで届けてくれる 【対象空港】 ・成田空港(第1、第2ターミナル) ・羽田空港(第2、第3ターミナル) ・関西国際空港 ・中部国際空港 |
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JALエービーシー優待 | 空港隊苦杯、レンタル携帯電話、海外レンタルWi-Fi、手荷物一時預かり、レンタル音声翻訳機など、 JALエービーシーの優待サービスが利用できる 【対象空港】 ・成田空港(第1、第2ターミナル) ・羽田空港(第2、第3ターミナル) ・関西国際空港 ・中部国際空港 ※羽田第2ターミナルと中部国際空港は手荷物宅配サービスのみ ※羽田第3ターミナルの手荷物一時預かりは出発時のみ |
グローバルWiFi優待 | パケット定額制の海外WiFiをレンタル可。利用料金20%OFFで受取手数料は無料 |
海外旅行など、荷物が多くなりがちな旅には、手荷物宅配サービスなどは非常に重宝できる優待です。
トラベルデスクや海外緊急アシスタンスサービスなど頼れるサポート
トラベル関連の特典が充実しているANAダイナースカードは、万一旅先でアクシデントやトラブルに見舞われた際のサポートも充実しています。
トラベルデスク | 国内外の旅行に関する各種手配や相談などに対応 |
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海外現地トラベルデスク | 日本出国後、渡航先における観光案内やホテルの紹介、レストラン情報の提供、トラブルやアクシデント発生時の対応アドバイスほか、航空券など各種手配などに対応 |
海外緊急アシスタンスサービス | 海外からの緊急医療相談サービスやキャッシュレス・メディカル・サービスなどを利用できる、海外旅行傷害保険に付帯する安心のサポートサービス |
こうしたサービスが付帯していることを事前に知っておけば、渡航先での思わぬトラブルやアクシデント発生時にも落ち着いて対応できます。
ANAダイナースカードのデメリット
ANAダイナースカードには、
- 国際ブランドとしての加盟店数が少ない
- 特典を使いこなさないとコスパが悪い
以上のようなデメリットがあります。
ステータスはあるが加盟店数が少ない
国際ブランドとして加盟店数がもっとも多いのはVISA、次いでMastercardだというのは有名です。VISAとMastercardだけで全体の80%以上を占めており、世界的に使いやすい国際ブランドとして抜群の知名度を誇ります。
一方、ダイナースクラブ、アメックス、JCBなどはシェア率が非常に低い国際ブランドとして知られていて、ダイナースクラブは全体の1%程度のシェア率しかありません。近年はJCBなどとの提携によって利便性向上が図られてはいるものの、圧倒的に加盟店数が少ないというデメリットを解消するまでには至っていません。
コスパをアップさせるには特典の利用が必須
ANAダイナースカードの価値は、ただ単にマイルが貯まりやすいというだけではありません。ダイナースクラブの多彩な優待特典を使いこなしてこそ価値を生かし切ることができます。
そもそもANAダイナースカードは、旅行を中心にメインカードとして活用したいユーザーに向けて発行されているANAカードです。ただマイルを貯めたいだけなら、もっと手軽な年会費で持てるANAワイドゴールドカードで十分ですし、ほとんど優待特典を使わないなら敢えてANAダイナースカードにこだわる必要すらありません。
ANAダイナースカードの評判
ANAダイナースカードの魅力はダイナースクラブの豪華な優待特典です。ANAマイルの貯まりやすさはもちろん、そうした優待特典を評価するユーザーが多いのも特長です。
グルメやトラベルなど贅沢な優待が人気
ポイント有効期限もなく、還元率1.0%でマイルが貯まるANAダイナースカードは、ポイント(マイル)の貯まりやすいマイルカードとして評判の良い1枚です。
もちろん、ダイナースクラブカードとしての豊富な特典への評価が高いのも特徴で、優待特典に対する評価はANAゴールドカードの中でも突出して高いのが魅力です。
ANAダイナースカードの審査
ANAダイナースカードはANAゴールドカードの中でもっとも審査難易度が高めです。審査基準はダイナースクラブカードに準じますので、ある程度社会的な信用性が高い属性であることが望まれます。
ANAゴールドカードの中でもっとも審査難易度が高め
ANAダイナースカードは、27歳以上でなければ申し込めません。そこからも、社会的に成熟した人でなければ申し込めないことが分かります。入会基準は審査難易度とも直結しているので、高めの審査基準が敷かれていることも容易に想像がつきます。
ANAカードには、三井住友カード(VISA/Mastercard)、JCB、アメックスの各社が発行するゴールドカードがありますが、ANAダイナースカードの入会基準がもっとも厳しく設定されています。
信用情報が優良で安定した収入があれば十分に審査通過の可能性がある
ANAダイナースカードの審査基準はたしかに高めですが、だからといってまったく手の届かない審査基準なのか?というとそういうわけでもありません。
ダイナースクラブカードが、もともと士業や医師など社会的にステータスの高い人をターゲットとして発行されてきた歴史があるので、年収面などにおける審査基準がとても高そうにも感じてしまいますが、現在ではそのハードルも随分と下げられています。
ダイナースクラブカードの場合、年収400万円ほどでも審査に通過したという実績もありますので、ANAダイナースカードもそこが一つの目安となるでしょう。もちろん、審査にパスするのに一番重要なポイントは個人の信用情報ですので、まずは、他社で遅延しているなどのネガティブな情報がないということが大事です。
ANAダイナースカードの還元率
ANAダイナースカードは1.0%の高還元率でマイルが貯まります。また、ANA提携店やポイントアップ店舗などで使用すればさらに高還元率な利用も可能です。
ANAマイルへの移行ならマイル還元率1.0%
ANAダイナースカードでは、100円ごとに1ポイントを獲得できます。通常、ダイナースクラブカードの場合なら1ポイントあたりの価値は0.3円程度のため、還元率としては0.3%が基本となりますが、ANAダイナースカードは1ポイント=1マイルに交換できるので、還元率は1.0%です。もちろん、ダイナースクラブカードと同様に貯めたポイントを他の交換先へ使用することもできますが、その際は還元率がダウンしてしまうことを承知しておきましょう。
ちなみに、ダイナースクラブカードでも1ポイント=1マイルのレートでANAマイルに交換できますが、その場合には年間6,600円(税込)のプログラム参加費を負担して、「ダイナースグローバルマイレージ」に登録しなければなりません。ANAダイナースカードなら登録不要でマイルに交換できるのでお得です。
ANAカードマイルプラスで還元率1.5%~2.0%
ANAカード会員向けのサービス「ANAカードマイルプラス」に参加している加盟店なら、通常のショッピングポイントと平行して100円または200円ごとに1マイルを獲得できます。マイル還元率は0.5%~1.0%です。通常のショッピングポイント(還元率1.0%)も貯まるので、ポイントとマイルの二重取りによって計1.5%~2.0%の還元率でショッピングできます。
ホテルやレストランなどのポイントアップ加盟店なら還元率2倍以上
ダイナースクラブにはお得にボーナスポイントを貯められる「ポイントアップ加盟店」があります。ポイントアップ加盟店は、ダイナースクラブの厳選する国内外のホテル、国内の旅館、レストラン、ショップなどが対象になっています。
ホテルや旅館、レストランなら通常のショッピングポイントにボーナスポイントが1ポイント加算されて、合計で還元率2.0%でポイントを獲得できます。また、ショップの場合は利用店舗によってボーナスポイントが異なり、2ポイント以上のボーナスポイントを獲得できる店舗もあります。
ANAダイナースカードのポイント
ANAダイナースカードのポイントは、ダイナースクラブカードと同じポイントプログラムです。ただし、ANAマイルを貯めやすくするため通常とは若干異なる内容になっています。
ポイントプログラムはダイナースクラブ リワードポイント
ANAダイナースカードのポイントプログラムは、「ダイナースクラブ リワードポイント」です。上述しましたように、通常のダイナースクラブカードなら貯めたポイントをANAマイルへ交換するのに別途6,600円(税込)の年会費を負担して「ダイナースグローバルマイレージ」に登録しなければなりませんが、ANAダイナースカードはその必要もなく好きなタイミングでANAマイルに交換できます。しかもダイナースクラブカードではマイル移行に年間40,000マイルという上限がありますが、ANAダイナースカードなら上限なしで移行できます。
ポイントは有効期限なしなので思う存分貯められるのが魅力
ダイナースクラブカードのリワードポイントには有効期限がありませんが、ANAダイナースカードでも同様にポイントの有効期限は設けられていませんので、好きなだけポイントを貯め続けることができます。貯まったポイントは好きな時にマイルと交換できますし、交換の際の移行上限もないので安心です。それだけ大きなポイントでも手軽にマイルと交換できます。
ANAダイナースカードと電子マネー
ANAダイナースカードは、電子マネーとの相性はそれほどよくありませんが、ANAカードなので楽天Edyとの相性は抜群です。楽天Edyのチャージや支払いでマイルが貯まり、最大1.5%の還元率でマイルを獲得することもできます。
Edyのチャージと支払いでマイルが貯まる
ANAダイナースカードに搭載された楽天Edyでショッピングすると、200円ごとに1マイルを獲得できます。還元率にして0.5%です。また、おサイフケータイに設定した楽天Edyを「ケータイ de Edyマイル」に登録して利用する方法でも、同様にマイルを獲得できます。
以前は楽天Edyへのチャージでも200円ごとに1マイルを獲得できましたので、チャージ&利用で合計1.0%の還元率でしたが、現在はチャージでポイントを獲得できなくなっています。ただし、チャージで直接マイルを獲得できますので、チャージ&利用なら1.0%の還元率でマイルが貯まります。
Edyマイルプラス加盟店ではマイルが2倍
「Edyマイルプラス」という加盟店での利用なら、通常200円=1マイルの獲得レートから200円=2マイルにアップします。還元率は1.0%なので、チャージ分の0.5%と合わせれば1.5%の還元率で利用できます。
Edyマイルプラスの加盟店は少ないのがデメリットですが、マツモトキヨシや紀伊國屋書店など日常的に利用できる企業も加盟しているので、できるだけ積極的に利用すると効率よくマイルを獲得できます。
さらに、ANAマイレージクラブの会員向けサイト「ANAマイレージクラブモバイルプラス」に登録(月額330円/税込)すると、楽天Edyでの還元率が3倍の還元率1.5%にアップします。チャージと合わせて2.0%の高還元率です。
モバイルSuicaはポイント付与の対象外
ANAダイナースカードでは、楽天Edy以外でも以下の電子マネーにチャージできます。
- モバイルSuica
- モバイルPASMO
- SMART ICOCA
ただし、チャージ分の利用額に対してのポイント付与は対象外です。
ANAダイナースカードの空港ラウンジサービス
ANAダイナースカードの空港ラウンジサービスも。ダイナースクラブの提供する空港ラウンジサービスが適用されます。対象は、世界1,000カ所以上の空港ラウンジです。
国内外1,000カ所以上の空港ラウンジが利用できる
通常、クレジットカードに付帯する空港ラウンジサービスは、国内の主要空港が対象になっているのが当たり前です。また、海外の空港ラウンジサービスが付帯していたとしても、プライオリティ・パスやキー・ラウンジなど外部のサービスとの連携によるサービスが基本です。
しかしダイナースクラブはそうした外部サービスと連携することなく、カードそのものに付帯する空港ラウンジサービスとして提供しています。利用可能な空港ラウンジは国内外で1,000カ所以上で、プライオリティ・パスやキー・ラウンジにも匹敵する内容になっているのが特長です。
なお、海外空港ラウンジは、年間10回までは無料で利用できます。年間11回からは1回につき3,500円(税込)が必要になるので注意してください。
国内空港ラウンジサービスは34空港が対象
国内空港ラウンジサービスは、以下の空港ラウンジが対象です。
空港名 | ラウンジ名 |
---|---|
新千歳空港 | スーパーラウンジ NORTH LOUNGE |
旭川空港 | LOUNGE大雪(TAISETSU) |
函館空港 | ビジネスラウンジ A Spring |
青森空港 | エアポートラウンジ |
秋田空港 | ロイヤルスカイ |
仙台空港 | ビジネスラウンジEAST SIDE |
成田国際空港 | 【第1ターミナルビル】 KAL Business Class Lounge IASS Executive Lounge 【第2ターミナルビル】 IASS Executive Lounge |
羽田空港 | 【第1旅客ターミナルビル】 POWER LOUNGE NORTH/SOUTH/CENTRAL 【第2旅客ターミナルビル】 エアポートラウンジ(南) POWER LOUNGE CENTRAL/NORTH 【第3旅客ターミナルビル】 SKY LOUNGE SKY LOUNGE ANNEX |
中部国際空港 | プレミアムラウンジ セントレア KAL Lounge |
富士山静岡空港 | YOUR LOUNGE |
新潟空港 | エアリウムラウンジ |
富山空港 | ラウンジ らいちょう |
小松空港 | スカイラウンジ白山 |
伊丹空港 | ラウンジオーサカ |
神戸空港 | ラウンジ神戸 |
関西国際空港 | カードメンバーズラウンジ「六甲」「金剛」「アネックス六甲」 エアロプラザラウンジ NODOKA |
米子空港 | ラウンジDAISEN |
広島空港 | ビジネスラウンジ もみじ |
山口宇部空港 | ラウンジきらら |
出雲空港 | エアポートラウンジ |
岡山空港 | ラウンジ マスカット |
徳島空港 | エアポートラウンジ ヴォルティス |
高松空港 | ラウンジ讃岐 |
松山空港 | ビジネスラウンジ スカイラウンジ |
北九州空港 | ラウンジひまわり |
福岡空港 | ラウンジTIME/ノース KAL Lounge ラウンジTIMEインターナショナル |
大分空港 | ラウンジ くにさき |
長崎空港 | ビジネスラウンジ アザレア |
熊本空港 | ラウンジ「ASO」 |
宮崎ブーゲンビリア空港 | ブーゲンラウンジひなた |
鹿児島空港 | スカイラウンジ菜の花 |
那覇空港 | ラウンジ華~hana~ |
対象は32空港で、対象空港の数はカード付帯の国内空港ラウンジサービスとしては最大です。
ANAダイナースカードの付帯保険
ANAダイナースカードには、最高1億円の旅行傷害保険に年間最高500万円のショッピング保険など充実した補償が付帯しています。
海外・国内旅行傷害保険は最高1億円の補償が付帯する
ANAダイナースカードに付帯する旅行傷害保険の詳細は以下のとおりです。
海外旅行傷害保険 | 傷害死亡・後遺障害 | 最高1億円 (うち利用付帯5,000万円) |
---|---|---|
傷害治療費 | 300万円 | |
疾病治療費 | 300万円 | |
賠償責任 | 1億円 | |
携行品損害 | 1旅行中50万円限度/年間100万円限度 | |
救援者費用 | 400万円 | |
国内旅行傷害 | 傷害死亡・後遺障害 | 最高1億円 (うち利用付帯5,000万円) |
入院保険金 | 10,000円/日 | |
手術保険金 | 最高10万円 | |
通院保険金 | 3,000円/日 |
海外旅行傷害保険も国内旅行傷害保険も、一部利用付帯ながら最高1億円の補償は魅力です。内容としても十分にゴールドカードとしての資質を満たしています。
さらに、有料の「海外旅行保険 プラス」に加入すれば、補償をより充実させられるほか、家族の補償なども付帯できます。
年間500万円のショッピング・リカバリーも付帯
ANAダイナースカードには、ショッピング保険として年間最大500万円の「ショッピング・リカバリー」が付帯します。もちろん、国内・海外どちらのショッピングでも補償対象(自己負担額10,000円/品)です。
通常、ゴールドカードに付帯するショッピング保険は年間最大300万円ほどが主流ですが、ANAダイナースカードの場合は年間最大500万円というプラチナカードに匹敵する高額な補償が付帯します。
ANAダイナースカードの追加カード|家族カードやETCカード
ANAダイナースカードで追加発行できるのは、家族カードとETCカードです。家族カードとETCカードいずれの利用分もポイントを合算できます。
家族カード年会費は6,600円(税込)とリーズナブル
本会員の年会費29,700円(税込)に対し、家族カードは年会費6,600円(税込)です。本会員の4分の1という非常にリーズナブルな年会費で利用できるのは大いに魅力です。
しかも本会員とほぼ同様の優待特典を利用できるのですから、以上に高いコストパフォーマンスを発揮してくれます。
ETCカードは新規発行手数料も年会費も無料
ETCカードは、新規発行手数料不要で発行でき、年会費も無料です。本会員なら最大5枚までの発行に対応してくれます。
もちろん家族カードでも新規発行手数料無料です。ETC利用分もポイントが貯まるので、高速道路等の利用頻度が高い人ならぜひ申し込んでおきたい追加カードです。
ANAダイナースカードの締め日と支払日
最後に、ANAダイナースカードの締め日や支払日についてご紹介します。クレジットカードを計画的に利用するには、締め日や支払日についてしっかりと把握しておくことが大切です。
毎月15日が締め日で支払日は翌月10日
ANAダイナースカードの締め日と支払日は、
締め日 | 毎月15日 |
---|---|
支払日 | 翌月10日 |
以上の組み合わせです。毎月16日~翌月15日までが1カ月のローテーションになっています。
アメックスでは振替口座によって締め日と支払日が3パターンが設けられていますが、ダイナースクラブは1パターンしかないので、混乱することもなく安心です。
ANAダイナースカードの紹介まとめ
ANAダイナースカードの魅力について解説してきました。
今回紹介した魅力をまとめますと、以下のような特長が挙げられます。
- 高還元率でマイルが貯まるANAのゴールドカード
- ポイント有効期限がなくマイル移行上限もなし
- 利用限度額に一律の制限がないので高額な利用が可能なケースもある
- ダイナースクラブのラグジュアリーな優待特典が付帯
- 最高1億円の旅行保険が付帯
- ショッピング補償はプラチナカードレベル
- 世界1,000カ所以上の空港ラウンジが利用できる
以上のように、実に多彩で贅沢なサービスを利用できます。
ANAのマイルを貯めるだけでなく、プライベートの充実した時間をサポートしてくれるサービスや旅先での優待サービスにもこだわりたい人には、ANAダイナースカードが最適です。
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